近年、健康志向の方が増え注目されているグルテンフリーですが、何をどのように調理すれば良いのかわからないという方も多いのではないでしょうか。 グルテンフリーとは、グルテニンとグリアジンの2種類のタンパク質が結びついた「グルテン」を含まない食生活のことをいいます。簡単そうに思えますが、小麦粉などグルテンを含む食材は多く、避けるのはなかなか難しいですよね。また、グルテンを含む食材の代わりに何を使えば良いのかわからないという方も多いかと思います。 本記事ではグルテンフリーの基本的な情報や、初めての方でも参考にしやすいグルテンフリーのレシピ本を紹介します。
グルテンフリーとは、グルテンを含む食材を避ける食生活のことをいいます。
グルテンとは、弾力に富むが伸びにくいグルテニンと弾力は弱いが伸びやすいグリアジンの2種類のたんぱく質が、水分によって結びついたものです。例えば、パンなどのふわふわやモチモチとした食感はこのグルテンによってもたらされます。
グルテンは食品に食感や美味しさをプラスする成分ですが、人によっては健康上の問題を引き起こすことがあります。特に、セリアック病(グルテンに対する自己免疫反応)を持つ人にとってグルテンの摂取健康上のリスクを伴います。セリアック病とは、小麦、大麦、ライ麦に含まれるグルテンに対して免疫系が異常に反応する自己免疫疾患です。セリアック病の患者がグルテンを摂取すると、免疫システムが小腸の内壁を攻撃し、腸絨毛(小腸の壁にある栄養素を吸収するための小さな突起)が損傷を受けます。
グルテンフリーは、もともとセリアック病患者の食事療法として生まれました。しかし、近年では健康志向の高まりにより、セリアック病患者の方以外にもグルテンフリーの食事を選ぶ人々が増えています。例えば、ノバク・ジョコビッチ選手や大谷翔平選手などもグルテンフリーの食生活を送っていることで有名です。
グルテンフリーの効果は下記の3つです。
腸内環境の改善
ダイエット
疲労感の軽減
以下詳しく解説していきます。
セリアック病とは異なり、自己免疫反応を伴わないまでも、グルテンに敏感な人は消化不良や腹痛、腸内ガスなどの症状が出ることがあります。特にグルテン過敏症の方がグルテンを摂取すると腸内で炎症が起きることがあり、この炎症が腸内環境を悪化させる原因となります。
特に大きな症状が見られず自覚症状がない方も多いです。しかし、実際にグルテンフリーの食事を取り入れると腸内の炎症を抑えることができるため、腸内環境が改善する効果が期待できます。腸内の炎症が抑えられることで、下痢や便秘、アトピーなどが改善したと感じる方が多いです。
また、頭痛がなくなり体調が良くなったと感じる方も多くいらっしゃいます。さらに、腸内環境が整うことで肌トラブル改善の効果も期待できます。
セリアック病では、グルテンが小腸の絨毛を破壊し、栄養素の吸収が大幅に阻害されます。これにより、体が必要とするビタミンやミネラル、特に鉄分やビタミンB12の不足が起こり、これが慢性的な疲労感を引き起こしていると考えられています。
また、セリアック病ではなくても消化に時間がかかるグルテンを摂取することで、腸内環境が乱れてしまいエネルギーを消費することが疲労感に繋がります。
グルテンフリー食を取り入れると、腸内の絨毛が修復され栄養吸収が正常化します。これにより、鉄分やビタミンB12の吸収が改善され、体全体のエネルギー生成能力が向上。その結果、疲労感が軽減されエネルギーレベルが向上するといわれています。
グルテンを多く含む食品は、食べることで一時的に満足感や快楽感をもたらし、タバコに含まれるニコチンやコーヒーなどに含まれるカフェインと同様に神経を刺激します。そのため、過剰摂取することでさらに食欲をかき立て、過食につながりやすくなるので注意が必要です。
グルテンフリーの食生活は、依存性のあるグルテンを控えることで、食欲を抑えられることも大きな効果といえます。
また、グルテンフリー食は血糖値の急上昇を抑える効果も期待できます。血糖値が急上昇すると、インスリンが大量に分泌され、余分な糖が脂肪として蓄えられやすくなります。また、血糖値も急上昇は急降下にも繋がるため腹持ちも悪くなりますが、グルテンを含む食材の代わりに低GI値の食材を選ぶことで血糖値の上昇が抑えられ、腹持ちが良くなるのでダイエットにぴったりです。
GI値とは、グライセミック・インデックス(Glycemic Index)の略で、食後の血糖値の上昇度を表す値です。食品の炭水化物を50g摂取した際の血糖値の上昇度合いを、ブドウ糖(グルコース)を100とした場合の相対値で表します。55以下を低GI、56〜69を中GI、70以上を高GIと分類し、GI値が高ければ高いほど血糖値が急上昇します。急激な血糖値の上昇は血糖値の急降下に繋がり空腹を感じやすくなるだけではなく、体に負担をかけるため緩やかな上昇が理想的です。
グルテンフリーの食事を始めた場合、その効果が現れる時期は個人の体質や健康状態によって異なりますが、一般的には1週間〜2週間で効果が現れるといわれています。
セリアック病やグルテンに敏感な人は、グルテンフリー食を始めてから数日以内に、消化器症状(腹痛、下痢、ガス、膨満感など)が改善し始めることが多いです。
セリアック病やグルテンに敏感ではない方にとっては変化を感じにくい場合もありますが、徐々に変化が出てくることも多いので、根気よく続けることが大切です。
グルテンを含む主な食材は下記の4つです。
小麦
大麦
ライ麦
食品添加物
詳しく解説します。
グルテンを含む食品の中で最も一般的なのは、小麦です。小麦には豊富なグルテンが含まれており、さまざまな食品に利用されています。
小麦のたんぱく質にはグルテニンとグルアジンが含まれているため、水分を加えるとグルテンが形成されます。小麦を原料に作られる小麦粉のグルテンの含有量は小麦の品種によって異なります。
薄力粉のグルテンの含有量は6.5~8%(原料小麦によって違いがあります)で小麦粉の中で最も少なく、強力粉のグルテン含有量は11.5~13.5%と最も多いです。中力粉のグルテン含有量は8~9%で薄力粉と強力粉の中間です。
そのため、小麦粉を使って作られるパンや麺、焼き菓子などにはグルテンが多く含まれています。
大麦は、イネ科の植物で、穀物として利用されることが多いです。古代から栽培されてきた作物で、現在でも多くの地域で食用や飼料用に生産されています。
大麦の主成分である「ビルゴ(hordein)」というタンパク質は、グルテンに似た性質を持っており、小麦のグルテンと同様のアレルゲンとして働くことがあります。そのため、グルテンフリーの食生活を送る場合は大麦を含む食品も避ける人が多いです。
大麦を原材料に使った食品には、ライ麦パンやビール、麦茶などがあります。
ライ麦もイネ科の穀物で、小麦や大麦と同じく、主に食用や飼料用として利用されます。ライ麦は寒冷地に強く、比較的厳しい気候条件でも育つため、特に北ヨーロッパや北アメリカで広く栽培されています。
ライ麦のグルテンは「セカレイン(secalin)」と呼ばれるタンパク質で、小麦のグルテンと同様に、パン生地を膨らませる役割を果たします。ライ麦に含まれるグルテンも、セリアック病やグルテン過敏症の人にとっては問題となる可能性があるため、グルテンフリーの食生活を送る場合は避けるべきです。
食品添加物である「増粘剤」や「安定剤」は、原料に小麦を使用していることが多いため、グルテンフリーの食生活を来る場合には注意が必要です。
気になる場合は、商品の裏面に記載されている食品添加物をチェクするようにしましょう。
それでは、おすすめのグルテンフリーレシピ本を紹介します。
おかず
お菓子
パン
ダイエット向け
など、幅広く紹介するので、ぜひ参考にしてください。
「スイーツも料理も。グルテンフリーでおいしいを叶える 米粉のレシピ帖」は、美味しいだけではなく作りやすさもしっかり追求されたグルテンフリーのレシピ本です。
お米と米粉の専門料理研究家である鈴鹿梅子さんで、出版社はKADOKAWAです。
鈴鹿さんは、管理栄養士として日本の食文化とお米の未来を守るべく米粉の魅力を広める活動をし、自国で自給できる数少ない食材であるお米の消費量減少の問題に取り組んでいます。
この本は、鈴鹿さんの長年の研究と実践から生まれた、グルテンフリーでも楽しめるおいしいレシピが満載です。小麦粉から米粉へのシフトにより、体調不良が改善された経験を持つ鈴鹿さんが、米粉を使ったドーナツやシフォンケーキ、シュークリーム、バースディケーキなどの絶品スイーツから、餃子、唐揚げ、パンケーキ、シチュー、ピザなどのお食事系レシピまで幅広く紹介しています。
わかりやすさはもちろんのこと、材料もシンプルで作りやすいと人気です。
「グルテンフリーのひと皿ごはん」は、著者たかせさと美さんによるレシピ本です。
たかせさんは料理人であり、食育活動家としても知られています。調理師専門学校で基礎を学び、その後外資系ホテルや個人オーナー店、ナチュラルフレンチ店で経験を積んできました。自身の体調不良を契機にグルテンフリーのレシピ研究に取り組み、薬膳食の学びも深めたたかせさんは、「食で人を助ける」ことに強い使命感を抱き、グルテンフリーのケータリング「kizagisu」を主宰。また、地域の子どもたちに食文化を伝える食育料理教室「écolle ocatte」を開講し、具体的には高校3年生に土鍋ごはんの炊き方やみそ汁、簡単な野菜おかずの作り方を教える食育授業を実施しています。
本書「グルテンフリーのひと皿ごはん」は、たかせさんの豊富な経験と知識をもとに、グルテンフリーでありながらも美味しく、心温まるひと皿ごはんのレシピを紹介。食事を通じて健康を支え、食育を促進するためのヒントが詰まった一冊で、すべてグルテンフリー&白砂糖カットのレシピとなっています。グルテンフリーの食生活を取り入れたい方にとって、心強いガイドとして活躍してくれること間違いなしです。
たかせさんは、「グルテンフリーのひと皿ごはん」の他にも、「新しい体を作る料理~「いつも疲れてだるい」からやる気に満ちた明るい体へ」も出版しています。
「クックパッド×波里 米粉で作るほうがおいしい料理」は、レシピサイトのクックパッドと国内NO1米粉のリブランドともいえる波里が共同で監修し誕生した一冊です。宝島社から出版されています。
本書のタイトル「米粉で作るほうがおいしい」には、アレルギー対応のパンやお菓子の材料として認識されがちな米粉のイメージ変えたいという思いが込められています。クックパッドと波里が主催した「米粉で作るほうがおいしいレシピコンテスト」の応募レシピから厳選された約1,000レシピが収められています。
米粉を使うと味が落ちると思われがちですが、多彩な使い方や利便性、美味しさを発見できる一冊となっているのが特徴です。購入者からも「失敗することなく美味しく作れる」と高い評価を得ています。
冨井聖子さんの「はじめてのグルテンフリー グルテンフリーBOOK」は、グルテンフリー初心者にぴったりの一冊です。
著者の富井さんはアレルギーを持つ2児の母であり、栄養士です。アレルギーに配慮しながらも美味しく楽しいグルテンフリーの料理やスイーツを提供することを目指しています。
本書では、グルテンフリーの食生活を始めたいけれども、その方法が分からない方々に向けて書かれています。冨井さんは「子どものお料理教室 おうちシェフ」を主宰。インストラクター養成講座や通信講座も提供するなど、グルテンフリーの普及に努めています。この本では、米粉の使い方から実際に役立つレシピまでを詳しく紹介しており、グルテンフリーの生活を簡単に始めるための指南書となっているのが特徴です。
「グルテンフリーを始めたけれど、米粉の使い方がわからない」という声に応えるべく、日常的な食事に役立つレシピを集められています。
「家族みんなを元気にする グルテンフリーレシピ」は、食物アレルギーを持つお子さんを育てる親御さんや、ご自身や家族の健康を大切に考える方々に最適なレシピ本です。
著者の伊藤ミホさんはアレルギー対応料理研究家であり、国際薬膳師でもあるため、健康とおいしさを両立させたレシピが詰まっているのが特徴です。
小麦、卵、乳製品、大豆、ナッツなどを一切使わず、食物アレルギー対応かつグルテンフリーのパンやお菓子、料理を紹介。伊藤さん自身、出産した長男の食物アレルギーやアトピー、喘息に悩まされた経験から、アレルギー対応の料理を研究し始め、その成果をこの本に凝縮されています。
また、東日本大震災をきっかけに、被災地への支援活動の一環としてアレルギー対応料理のレシピを教える活動も行ってきた伊藤さんのレシピは、単なる料理の枠を超えて、家族への深い愛情が感じられると評判です。
この本は、食物アレルギーを持つ方だけでなく、体調管理に気を使う方や、家族みんなが安心して食べられる健康的な料理を探している方にもおすすめです。
今別府靖子さんの「毎日使える! 米粉レシピ - 料理編: グルテンフリー料理でココロもカラダもヘルシーに」は、米粉を使った84品のグルテンフリー料理を紹介する一冊です。
著者の今別府靖子さんは、娘さんの小麦アレルギーをきっかけに、1999年から米粉レシピに取り組んできました。以来、書籍や雑誌、テレビ出演や講演などで、健康とおいしさをテーマにした料理を紹介してきました。この本ではそんな著者が長年にわたって培ってきた米粉レシピの集大成が詰まっており、焼く・揚げる・煮る・茹でる・蒸す・炒めるといった多彩な調理法のレシピを紹介。各章では、これらの調理法に加えて、市販の米粉麺を使ったレシピも取り上げています。
ぜひ、この本を通じて、米粉を日常の食材として取り入れ、ココロもカラダもヘルシーな食生活を手に入れてください。
「米粉さえあれば、主食からスイーツまで自由自在〜グルテンフリー生活も、米粉なら簡単〜」は、米粉を使った様々な料理のレシピを紹介する一冊です。
著者は、米粉活用のスペシャリストであるサカイ優佳子さんと田平恵美さん。彼女たちが提案するレシピは、米粉の持つ特性を生かし、普段の食事をより簡単で美味しくするためのものとなっています。
サカイ優佳子さんは、サスティナブル料理研究家として、米粉の可能性を広げる活動をしています。食べ物と環境の関係に深い関心を持ち、娘のアトピーをきっかけに食事療法を始めました。彼女の料理教室では、海外の家庭料理を学びながら、食育にも力を入れています。田平恵美さんは、乾物の利便性に着目し、食品ロスの削減や省エネ、時短料理の研究を行っています。彼女は「DRYandPEACE」の共同代表として、乾物を現代のライフスタイルに合わせて活用する方法を提案しています。
本書では、米粉を使った主食からスイーツまで、19のレシピを紹介しています。米粉の特性を生かし、小麦粉や片栗粉に頼らずに美味しい料理を作る方法が詳細に説明されています。米粉の基本知識から実際のレシピまで、初心者でも簡単に取り入れられる内容が盛り込まれているのが特徴です。
「毎日食べたい はじめての米粉レシピ おかずとパンとお菓子」は、米粉を活用したさまざまなレシピをまとめた一冊です。料理家でフードコーディネーターの上島亜紀さんが、日常の料理に簡単に取り入れられる米粉レシピを多数紹介しています。
上島さんは、手軽で美味しい家庭料理を提案することを重視しながら、料理教室「A's Table」を主宰し、楽しく魅力的なおもてなし料理を発信してきました。この豊富な経験をもとに、米粉の特徴を最大限に活かしたレシピが本書に詰まっています。
この本では、米粉を使ったおかず、パン、お菓子など、家庭で気軽に楽しめるレシピを網羅しています。特に、米粉を使用したおかずレシピは、調理法によって変わる食感を楽しめるよう工夫されているのが特徴です。例えば、米粉を使って焼いた鶏肉は、外はカリッと、内側はふんわりジューシーに仕上がり、だし巻き卵は米粉を加えることで、冷めても柔らかく仕上がります。
また、米粉で作るパンはもちもちとした食感が特徴で、お菓子は軽やかでふんわりとした仕上がりになります。どのレシピもシンプルで失敗しにくく、一度作るとリピートしたくなる美味しさです。
さらに、巻頭には米粉の扱い方やコツが丁寧に解説されているので、初心者でも安心して取り組むことができます。米粉を使った料理をこれから始めたい方にとって、この一冊は強い味方になるでしょう。
「2週間で体が変わるグルテンフリーの毎日ごはん」は、溝口徹さんと大柳珠美さんが共著した、グルテンフリー食生活を実践するための実用的なレシピ本です。
著者である溝口さんは、神奈川県出身で福島県立医科大学を卒業後、横浜市立大学病院や国立循環器病センターでの経験を経て、1996年に辻堂クリニック、2003年には新宿溝口クリニックを開設。栄養学的アプローチで精神疾患や様々な病気の治療にあたっています。大柳さんは、管理栄養士でオーソモレキュラー.jpの理事を務め、2006年から糖質制限の理論を学びながら、生活習慣病に対する食事指導を行ってきました。
本書では、グルテンフリーに加えカゼインフリー(乳製品を使わない食事)を取り入れる方法や、簡単で満足度の高いレシピを紹介。グルテンフリー生活を始めるための実践的なアドバイスが満載です。体調改善や美容、アンチエイジング、疲労回復、集中力の向上、さらにはうつや発達障害の改善といった多方面にわたる効果を実感できる内容が組み込まれています。
健康を見直し、新しい食生活を取り入れたい方にとって、実用的で役立つ一冊です。
「米粉100レシピ 今だからこそ作りたい! おいしくて体にやさしいパンとお菓子のベストセレクション」は、米粉料理の第一人者・高橋ヒロさんによる、米粉で作るパンとお菓子のレシピ集です。
著者である高橋さんは、米粉専門教室「hiro-cafe」を主宰する料理家・フードコーディネーターです。大学卒業後にIT企業での勤務と並行して本格的に料理の勉強を始め、フードコーディネーターとして独立。現在は、書籍、雑誌、企業のレシピ開発やお店のコンサルで活躍しており、講演なども行っています。
本書は、高橋さんがこれまでに生み出してきたレシピの中から特に評判の良かったものを厳選。さらにおいしく、簡単に作れるようにブラッシュアップされたレシピを紹介しています。どれも米粉ならではの香りや甘み、食感が楽しめるものばかりです。
作業工程をわかりやすく伝えるため、プロセスカットも多数掲載しているのが特徴で、パン作りやお菓子作りの経験がない方でも簡単に作れると好評です。常に満席が続く米粉教室を開催している高橋さんの知識と経験が詰まったこの1冊で、米粉のパンやお菓子作りを楽しんでください。
「とびきりてがるなおやつ」は、著者中平真紀子さんが手がける、心と体に優しいおやつのレシピ集です。
中平さんはヨガ・ピラティス講師であり、元料理・パン講師としても活躍しています。本書では、健康を意識しながらも美味しく楽しめるおやつを提供するため、小麦粉、砂糖、さらに卵、ベーキングパウダー、乳製品を一切使用せずに作るレシピが紹介されています。
全70レシピが紹介されており、洋菓子から和菓子、サクサクしたおやつ、ひんやりスイーツまで、多彩な種類が揃っています。レシピはすべて工程写真付きで、手順を確認しながら作れるため、誰でも簡単においしいおやつを作ることができます。
中平さんの「とびきりてがるなおやつ」は、健康志向の方や、食事に気を使いながらもおいしいおやつを楽しみたい方に最適な一冊です。
「米粉のシフォンケーキとスイーツ 小麦・卵・乳製品を使わないグルテンフリーなレシピ」は、湊麻里衣さんによる初の著書で、グルテンフリーのスイーツレシピを豊富に取り揃えた一冊です。
湊さんは神奈川県茅ケ崎市出身で、幼少期からお菓子作りに興味を持ち、レコールバンタンで製菓を学びながら地元のカフェでパティシエとしての経験を積みました。2010年にはブログ「そらのおうちカフェごはん」を開設。2015年に長女のアレルギー発症をきっかけに米粉やグルテンフリー、卵不使用のスイーツに関する研究を始めました。
本書では、米粉を使ったシフォンケーキをはじめ、パウンドケーキやクッキー、マフィンなどの人気の焼き菓子から、ムースやアイスクリーム、デコレーションケーキまで、全45品のレシピを収録。ひよこ豆メレンゲで作るムースや、おしゃれなドリップケーキなど、華やかさと美味しさが詰まったレシピとなっています。
「難しい」といった声もありますが、「グルテンフリーでこんなにふわふわなシフォンケーキは食べたことがない」と感じる人が多いほど手間暇をかけるだけの美味しさを味わえるため、満足度が高い一冊です。
『「米粉」で作る いつものお菓子 食感と軽さがうれしい』は、柳谷みのりさんが提案する、米粉を活用したお菓子作りに焦点を当てたレシピ本です。
著者である柳谷さんは、多くのファンに支持される「みのすけ通信お菓子教室」の主宰者で、インスタグラムでも12万人以上のフォロワーを持つ人気料理家です。菓子製造技能士としての経験を持ち、数々のレシピ開発を行ってきた彼女が長年の経験をもとに生み出したレシピは、簡単でありながら美味しさをしっかりと感じられるものばかりです。
この本では、日常的に作られるお菓子を米粉で仕上げることで、新たな味わいや食感を楽しめるレシピを多数紹介。米粉を使うことで、お菓子が軽やかでふんわりと仕上がり、サクサク感やしっとりとした口当たりを楽しむことができるのが特徴です。
身近なスーパーで手に入る米粉を使った手軽にお菓子作りが楽しめるレシピが満載で、どのレシピも「美味しい」と高い評価を得ています。
「グルテンフリーのおやつ」は、グルテンフリー生活をもっと楽しくするためのレシピが詰まった一冊です。
米粉料理のスペシャリストであり、米粉の技術開発と白神こだま酵母のパン作りのエキスパートである大塚さんが贈るこの本では、米粉を使ったスコーンやクッキー、マフィン、ビスコッティなどすぐに作れるおやつレシピを43点紹介しています。小麦粉を使用しないにもかかわらず、その美味しさには驚くことでしょう。米粉の特性を活かしたレシピが満載で、失敗することなく、美味しく仕上がります。
「これまでのグルテンフリーのレシピ本ではうまくいかなかったけれど、大塚せつ子さんのレシピは違う!」と高く評価される本書は、グルテンフリーおやつ作りに挑戦したい方にとって必携の一冊です。
「こどもとつくる! かんたん米粉おやつ」は、親子で楽しみながら作れる米粉のおやつレシピを集めた一冊です。愛媛出身で、現在東京に住む著者さよさんが、息子とのおやつ作りをきっかけに始めた米粉スイーツの世界が詰まっています。
この本では、グルテンフリーで体に優しい米粉を使ったおやつが、全て3ステップで簡単に作れるレシピとして紹介されています。忙しいママやパパでも、また小さなお子さんと一緒でも手軽に挑戦できるのが嬉しいポイント。全レシピにはプロセス写真が付いており、材料も身近なスーパーや100均で揃えられるため、試しやすいのも特徴です。
さよさんが考案したレシピは、旬の食材を取り入れたものが多く、季節ごとの栄養もたっぷり。甘いおやつだけでなく、しょっぱいおかず系のレシピもあり、ちょっとした食事替わりにも最適です。Instagramで大人気のレシピも収録されており、一度作れば「また作りたい!」というリクエストが止まらないこと間違いなし。
親子で一緒に楽しめる、体に優しくて美味しいおやつ作りが始められる一冊です。
「米粉のつくりおきおやつ: 卵、小麦粉、乳製品を使わない。」は、手軽に作れて体に優しいおやつを提案する今井ようこさんのレシピ集です。今井さんは、健康的な野菜料理やお菓子を教える教室「roof」を運営しており、食材にこだわったヘルシーな料理を提供しています。
この本には、卵や小麦粉、乳製品、白砂糖を使わず、米粉をベースにしたおやつのレシピが豊富に掲載されています。週末にいくつかのレシピをまとめて作り置きしておけば、平日の忙しい日でもすぐに楽しめるおやつが常備できます。保存がきくレシピが多いため、毎日手作りのおやつを楽しむことができます。
米粉は、小麦粉と比べて扱いやすく、初心者でも失敗しにくい素材です。ダマになりにくく、シンプルな工程で美味しいおやつが作れます。混ぜるだけ、焼くだけというシンプルなレシピが中心なので、初めての人でも気軽に挑戦できます。
また、甘みにはメープルシロップやてんさい糖、はちみつなど、体に優しい自然な甘味料を使用しており、しっかりとした甘さを楽しめます。低GI食品である米粉を使うことで、健康を意識しながら美味しいおやつを作ることができます。
この本では、クッキーやケーキ、ビスコッティなど、多様なレシピが紹介されています。食感や味わいのバリエーションが豊富で、体に優しいおやつ作りを始めたい方におすすめです。
「小麦粉・卵・乳製品不使用 ストウブで焼く米粉の鍋パン」は、グルテンフリーの米粉パンを自宅で簡単に楽しむためのレシピ集です。
著者の小川陽子さんは、東京・吉祥寺で「ラトリエ・ソランナ」という米粉パン教室を主宰。これまでに100種類以上の米粉を使ったパンやお菓子を開発してきました。彼女のレシピは、味と食感の良さで多くの人々を魅了し、米粉パンの可能性を広げています。
本書では、気密性と蓄熱性に優れたストウブ鍋を使用して、パン屋さん顔負けの本格的な米粉パンを焼くための41種類のレシピを紹介。パリッとしたクラストが特徴のカンパーニュから、ふわふわのちぎりパン、生食パンのような柔らかなソフトブレッド、そしてふわもち食感のフォカッチャまで、多彩なパンが手軽に作れます。
初心者でも簡単に取り組めるよう、レシピはわかりやすく、材料や手順もシンプルにまとめられています。米粉パンの新しい魅力を発見し、おうちで焼きたてのパンを楽しむ時間をぜひ味わってください。
大柳珠美さんの「腸からきれいにヤセる! グルテンフリー・レシピ」は、美容とダイエットを両立させるための強力なレシピ集です。管理栄養士として豊富な経験を持つ大柳さんが、グルテンフリーを意識した食事のメリットを最大限に引き出すための簡単レシピ40品を紹介しています。
この本では、エネルギー500kcal以下、糖質20g以下のレシピを掲載。グルテンフリーの食事で美肌や腸の健康を促進しながら、疲労回復や集中力の向上も期待できます。グルテンフリーがもたらすダイエット効果に加え、健康面でも嬉しい効果が満載です。
「食べてもヤセる」ための実践的なレシピが揃った本書は、効率的に体を整えたい方にぴったりの一冊です。美味しく楽しく、腸から内側から美しさを引き出しましょう。
『「週末グルテンフリー」でスッキリ快便、ぐっすり快眠!』は、忙しいライフスタイルでも簡単にグルテンフリーを取り入れる方法を提供する一冊です。
著者は日本グルテンフリーアドバイザー協会の代表理事であり、料理研究家やヨガインストラクターとしても活躍してる中村由美子さんです。
本書では、平日は通常の食事を楽しみながら、週末にグルテンフリーを実践するという新しいアプローチを提案。この「週末グルフリーメソッド」により、手軽にグルテンフリー生活を始めることができ、腸の調子を整え、より良い睡眠を得ることが可能です。グルテンフリーがもたらす健康や美容の効果を手軽に体験できるレシピとアドバイスが満載のレシピ本となっています。
グルテンフリーに挑戦したいけれども、大好きなパンやパスタが恋しい方にもぴったり。週末の短い時間を利用して、健康的な食習慣を身につけるための実践的なガイドブックをお探しの方におすすめです。
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