本記事では、黄金糖が体に悪いと言われている理由を紹介します。
まずはじめに、黄金糖について紹介します。
黄金糖(おうごんとう)は、「株式会社黄金糖」が製造・販売している飴の名前です。
名前の通り、美しい透明の金色をしているのが特徴です。
1919年(大正8年)に瀬戸口伊勢松が宮崎県で売り出したのがはじまりと言われており、非常に長い歴史を持ちます。
販売開始以降、現在に至るまで変わらない製法と味を守り続けています。近年ではアメリカや台湾といった海外の方からも人気があります。
出典:黄金糖(株式会社黄金糖)
黄金糖の原料は下記の通りです。
砂糖(国内製造)
水飴
砂糖と水飴のみを使って作られる非常にシンプルな飴で、販売開始以降、現在に至るまで香料や着色料といった食品添加物は使われていません。
黄金糖1粒あたりの栄養成分・カロリーは下記の通りです。
エネルギー…19kcal
たんぱく質…0.0g
脂質…0.0g
炭水化物…4.7g
食塩相当量…0g
黄金糖の味は、優しい甘みとなめらかな口当たり特徴です。
人工甘味料を使用していない自然の甘さで、昔懐かしい味わいが楽しめると幅広い年齢層の方から「うますぎ!」といった声が聞かれます。
黄金糖はシンプルに甘くて美味しい。好きすぎてハイスピードで消費すると当たり前だけどすぐなくなって黄金糖ロスに陥るのでストックするなり対策練ることが大事。
— ⛄ゆっきー(祐希)やで@ (@yukidifk) August 24, 2022
黄金糖うますぎ問題 pic.twitter.com/kf5gehzxj6
— おみそ。 (@reikaism) October 25, 2018
黄金糖がどんな飴なのかおわかりいただけたでしょうか。続いて、黄金糖が体に悪いと言われている理由を紹介します。
本記事は情報提供のみを目的としています。医学的なアドバイスや診断については、専門家にご相談ください。
まず、黄金糖が体に悪いと言われる理由は、黄金糖の美しい黄金色にあります。
美しい色合いの食べ物は「着色料を使っているのではないか」と懸念されることが多いです。
しかし、上記で紹介したように黄金糖には着色料や添加物は使われておらず、原材料は砂糖と水飴のみです。
美しい黄金色は、原材料である砂糖を加熱することによって起こる「カラメル化」によるものです。
黄金糖に使われている原料は砂糖と水飴で、どちらも糖質です。そのため、急激な血糖値の上昇が起こりやすいといわれています。
特に空腹時に食べた場合、血糖値が上がりやすいです。
血糖値が急上昇してしまうデメリットとしては、糖分がエネルギーとして細胞に吸収されることで脂肪として蓄えられてしまうことと、人によっては吐き気の症状が出るなど気分が悪くなってしまうことがあります。
また、血糖値が高いまま下がらない状態が続いてしまうと、動脈硬化や糖尿病を発症する可能性が高くなってしまいます。
ただし、こちらも1粒程度では得に問題ありません。過剰摂取しないように注意することが大切です。
出典:e‐ヘルスネット(厚生労働省)
黄金糖は優しい甘さが特徴の飴です。そのため、糖度が高いのではないかと心配されることも多いです。
黄金糖の糖質量は、(食物繊維から炭水化物を引いた値)は4.7gです。
一般的な飴と比較してみても特別高いわけではないので、一粒程度では血糖値が急激に上昇してしまったり、肥満に繋がるとは考えにくいです。
適量を守り、過剰摂取しないようにしましょう。
上記で紹介したように、黄金糖一粒あたりのカロリーは19kcalです。
カロリーにおいても糖質量と同様に一般的に販売している飴と比較して高いというわけではありません。
やはり過剰摂取は太る原因となりますので、過剰摂取は避けるべきです。
黄金糖の甘みは砂糖や水飴による資源な甘みです。
人工甘味料による甘みと比較すると、体には優しいですが、消化されにくい多糖類です。
そのため、過剰摂取してしまうと消化・吸収されないまま腸まで届き、人によってはお腹を壊してしまうことがあります。
黄金糖に限らず飴には多くの砂糖が含まれており、口の中でなめることによって砂糖が歯の表面に付着します。
砂糖は口の中の細菌のエネルギー源となり、これらの細菌が砂糖を分解して酸を生成します。
この酸が歯のエナメル質を侵食し、虫歯を引き起こす可能性があります。
続いて、黄金糖を食べるときのポイントを紹介します。
上述したように、黄金糖は血糖値を急激に上げてしまうなど、体に悪いと言われることがあります。しかし、過剰摂取しなければ大きな問題なく食べられることが多いです。1日の摂取量を調節しましょう。
日本人の食事摂取基準では、1日に必要な総エネルギー量が2000kcalである場合、1日に摂取するべきカロリーは1150kcalで、糖質量は287gとなります。
それを踏まえると、1日5粒程度にとどめるのがベストです。仮に10粒食べてしまった場合、黄金糖だけで190kcal、糖質量は47gになってしまいます。
黄金糖だけではなく、朝・昼・晩の食事でカロリーや糖質量を摂取することを考えると5粒以上食べないようにするのが良いでしょう。
出典:日本人の食事摂取基準(厚生労働省)
黄金糖に限らず、飴は口の中で舐めることによって糖類が歯の表面に付着します。
特に長時間舐め続けていたりすると、虫歯になってしまうリスクが高くなります。
食べ終わったら、細菌の餌となる糖類を落とすために口をゆすぐことがおすすめです。
黄金糖はどこに売っているのでしょうか。
黄金糖は、イオンや西友、イトーヨーカ堂などの大手スーパーやファミリーマートといったコンビニで購入することができます。
また、サンドラッグなどのドラックストアでも販売されていることがあります。
お菓子売り場の飴コーナーを見てみるのが良いでしょう。
ただし、全店舗ではありません。取り扱っていない場合もあるのでお店の方に確認してみてください。
黄金糖はダイソーや100円ローソンといった100円均一でも購入することができます。
ただし、100円均一で販売されているのは65gの少量タイプです。スーパーなどで販売されている130gのタイプは販売されていません。
黄金糖を近くの店舗で見つけることができない場合、Amazonや楽天などのネット通販を利用するのが便利です。
ネット通販では、多くの商品が取り扱われており、簡単に黄金糖を購入することができます。
商品の詳細や価格を比較して、自分に合ったものを選んで購入しましょう。また、送料や配送時間なども確認しておくと安心です。
黄金糖に関するQ&Aを紹介します。
黄金糖は黄金色の宝石のような美しい色合いと、飴としては珍しい四角柱の形状になっているのが特徴です。なぜ四角柱なんだろうと疑問に思ったことがある方も多いでしょう。
黄金糖は四角柱の形状になっているのは、飴の原料を型に入れて冷やし固めたあと、離型油を使用せずに外せるように改良をしたためです。
結果的に、四角柱にすることで型から外しやすくなっただけではなく、飴の表面がなめらかになり、気泡が入らない「食べる宝石」のような見た目に仕上がるようになったといわれています。
黄金糖と似ているベッコウ飴や純露との違いを紹介します。
べっこう飴と黄金糖は同じものです。べっこう飴は砂糖と水飴または水を原料に作られる飴の一種で、黄金糖は株式会社黄金糖が販売しているべっこう飴の商品名です。
純露(じゅんつゆ)はUHA味覚糖が製造・販売している飴です。形や見た目が非常に似ていますが、まず製造・販売している会社が異なります。
また、純露には原料には砂糖と水飴を使って作られたノーマル以外に、紅茶と柑橘エキスを使用した紅茶味も1袋に一緒に入って販売されています。
黄金糖は喉に良いと言われることがあります。
これは、飴を舐めることで唾液が分泌され、口の中が保湿され乾燥からくる喉の痛みが和らぐことがあるためです。黄金糖に限らず、全ての飴に当てはまります。
黄金糖自体には、のど飴として製造・販売されている製品のように傷みの軽減を期待できる成分などは含まれていません。
喉の痛みを軽減したい場合は「のど飴」を購入しましょう。株式会社黄金糖っでは、「黄金糖のど飴」や「プロポリスのど飴」などが販売されているので、そちらを利用するのがおすすめです。
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