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唐揚げのお惣菜の賞味期限は?長く日持ちさせる方法は?

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唐揚げのお惣菜の賞味期限は?長く日持ちさせる方法は?

お惣菜の唐揚げは買ってからどのくらいでダメになってしまうのでしょうか。この記事では、お惣菜の唐揚げの食べられる期間や、温め直し方などについて解説します。

お惣菜の唐揚げはどのくらい持つ?

唐揚げに限らず、お惣菜は早めに食べきりましょう。

その日のうちに食べきるのがおすすめ

唐揚げはスーパーなどでお惣菜として購入することも多いですよね。外で購入した唐揚げはできる限りその日のうちに食べきりましょう。買ってからすぐに食べず冷蔵庫に入れる場合でも、翌朝には必ず食べましょう。

理由としては、お惣菜の唐揚げは作られてから常温の状態で売られていることが多く、どのくらい時間が経過したかわからないので、早めに消費したほうが安全なためです。

唐揚げの常温保存は危険

唐揚げを常温の状態で出しっぱなしにしていて忘れていたということはありませんか。から揚げの常温保存は基本的にNGです。常温では傷みやすいので、なるべく常温で置いておく時間を短くするようにしましょう。

気温が低い時期なら半日くらいは問題ありませんが、梅雨ぐらいからの高温多湿な時期、気温で言えば最高気温が25度を超えるような時期になってくると3~4時間くらいで傷んでしまうこともあるので要注意です。

可能な限り冷蔵保存を心掛け、すぐに食べる場合でもフタやラップで空気に触れる部分を減らしましょう。

お惣菜以外の唐揚げはどのくらい持つ?

自分で作ったものや冷凍食品の保存期間を解説します。

冷凍食品なら長期間保存可能

温めるだけですぐ食べられて便利な冷凍食品の唐揚げは、製品によるものの、製造から1年~1年半程度の賞味期限が設定されており、長期間の保存が可能です。

ただし、一度開封してしまうと空気に触れて劣化が進んでしまうので、美味しく安全なうちに食べるなら封を切ってから1ヶ月以内に食べきりましょう。

自分で作った場合は?

自分で作った唐揚げを保存する場合、冷蔵庫に入れるなら3日、冷凍庫に入れるなら1ヶ月程度保存しておくことが出来ます。ただし、食品の傷みやすい夏場はこの期間内でも腐ってしまうことがあるので、早めに食べましょう。

保存する場合の手順やポイントは下記で解説します。

腐った唐揚げの特徴

腐った唐揚げの見た目や臭い・味、触感などの場合の特徴を解説します。

見た目・色

腐った食品の見た目は黒っぽく変色してることが多いので、よく観察しましょう。高温多湿な時期は表面に白い綿のようなカビが生えてしまうこともあります。

唐揚げの場合、外側の衣は問題なくても中身が先に悪くなることもあるので、心配な方は中までしっかりと確認しましょう。

臭い・味

鼻をつくようなおかしな臭いがしている場合は腐っている可能性が非常に高いので、食べずに処分しましょう。また、劣化が進むと臭い・味ともに油っぽさが強くなり、妙な甘い臭いがすることもあります。

味の面で言えば、食べてみたら酸っぱかった、舌が痺れるような感覚があるという場合も腐ってしまっています。食べてしまったものはなるべく吐き出し、残りも処分しましょう。

触感

見た目や匂いで判断が難しい時は触ってみるとわかりやすいです。ベタベタとした粘り気がでていない場合は問題ありませんが、糸を引いていたり、ぬめりがあるような状態はかなり傷んでいます。

特に湿度と気温の高い梅雨の時期などは傷みやすいので、要注意です。

冷凍焼けにも要注意!

唐揚げは長期間冷凍していると劣化して食べられなくなってしまうので要注意です。冷凍庫に食品を長く入れておくと、食品の表面が白っぽくなったり、変色したりしている「冷凍焼け」と呼ばれる状態になります。

この状態になっている食品は、乾燥が進んで食品のタンパク質や油分の酸化が起き、劣化がかなり進んでいる状態なので、食べるのは避けた方が良いでしょう。

長く冷凍庫に入れておくと食品のまわりに霜がたくさんついていることもありますが、これは「冷凍焼け」ではないものの、食品が劣化している証拠ではあります。

食べてしまったら...

腐った食品を食べると食中毒(腹痛、下痢、嘔吐、発熱など)を起こす可能性があります。症状は菌にもよりますが、食べてから2~3時間経って出ることが多いです。

ただし、数日経ってから症状が出ることもあります。症状が出た場合には病院に行くことをおすすめします。

唐揚げの温め直し方【常温・冷蔵】

唐揚げを温め直すいろいろな方法を解説します。時間が経った唐揚げは温め直すことで食中毒を起こす可能性を減らすこともできます。

おすすめは電子レンジ+トースターやオーブン

作ってから時間が経った、または冷蔵庫に入れていた唐揚げはお肉から水分が出て衣がしなしなになっているので、温め直す場合はヒーターで外側からじっくりと温めることの出来るトースターやオーブンを使うのがおすすめです。水分をしっかり飛ばしてサクサクの状態に戻しやすいです。

ただし、トースターやオーブンだけでは中までしっかり温め直すのにとても時間がかかるので、電子レンジと併用することで短い時間でムラなく温められます。

電子レンジ(500~600W)で1分程度温め、トースターやオーブン(200~250℃)で3分温めてみてください。短時間で作り立てのような美味しさを取り戻せます。

電子レンジのみ

唐揚げを電子レンジのみで温め直す

食品に簡単に火を通せる電子レンジですが、唐揚げを温め直すのに使う場合、温めムラが起きやすく、油が落ちにくいのでやや不向きです。ただし、近年では唐揚げも電子レンジで温めるだけで美味しく食べられる冷凍食品も販売されています。

電子レンジのみを使う場合、サイズによって必要な時間は前後しますが、500~600Wの設定なら1~2分温めましょう。温め足りていないと感じたら少しずつ時間を追加して温めてみてください。ただし、温めすぎると破裂することがあるので要注意です。

すでに言及している通り、電子レンジはオーブンやトースター、グリルを併用することで美味しく温め直すことができます。

オーブンまたはトースターのみ

唐揚げをオーブンやトースターで温め直す

オーブンやトースターのみを使う場合、すでに説明した通り、温めムラが少なくサクサクに温め直せますが、内側まで温めるのにかなり時間がかかってしまい、外側を焦がす失敗が起きてしまうこともあります。

200℃~250℃の設定で5分程度温めましょう。温め足りないと感じた場合は1分程度時間を追加して温めてみてください。

グリル

唐揚げをグリルで温め直す

唐揚げはグリルで温め直すと美味しく温め直せますが、グリルでは焦げやすく、内側までしっかり温め直すのが難しいです。

グリルのみを使う場合は、アルミホイルを敷いて唐揚げを並べ、一番弱い設定で片面2~3分ずつ温めましょう。加熱時間は短いので、具材の発火を防ぐための水を入れる必要はありませんが、心配な方は少しだけ入れると良いでしょう。

オーブンやトースター以上にうまく温めるのが難しいので、すでに紹介した電子レンジとの併用による温め直しがおすすめです。

フライパン

唐揚げをフライパンで温め直す

唐揚げはフライパンを使って温め直すこともできます。大きめのフライパンを使えば一度にたくさん温め直すこともできます。ただし、フライパンに接している面しか温まらず時間もかかるので、オーブンやトースターを使える方はそちらがおすすめです。

フライパンだけを使うと中まで火を通すのにかなり時間がかかるので、電子レンジで1分程度温めてからフライパンで温めるのがおすすめです。電子レンジで温めたら油を引かずにフライパンに並べ、中火(フライパンの底に火が届かない程度)で両面を3分ずつ焼きましょう。

ノンフライヤー


ヘルシーに食品を揚げることの出来るノンフライヤーは唐揚げの温め直しにも使えます。余分な油を落とすことができ、サクッと軽いカリカリな食感が手軽に楽しめます。

サイズにもよりますが、150度の設定で5~8分加熱してみてください。温め足りないと感じたら30秒ずつ時間を追加して温めましょう。

唐揚げの温め直し方【冷凍】

冷凍した唐揚げの温め直し方を解説します。

冷凍の場合は揚げ直しかレンジで解凍を

一度揚げた唐揚げを冷凍していた場合、揚げ直すか、電子レンジで解凍してからオーブンなどで温め直しましょう。冷蔵庫で自然解凍すると水分がたくさん出てしまい、衣がかなりしなしなになってしまいます。

ただし、揚げ直しは油っぽい仕上がりになりやすく、かなり手間もかかるので、電子レンジで解凍してからオーブンなどで温めるのがおすすめです。

なお、次の項目で詳しく解説しますが、衣をつけた状態で冷凍するのは避けましょう。解凍時にたくさん水分が出て仕上がりが悪くなりやすいです。衣をつける前の下味をつけた状態で冷凍するか、揚げた後に冷凍しましょう。

揚げ直し

揚げ直す場合、160~180℃に温めた油で片面ずつ2~3分揚げ、余熱で5分程度冷ましましょう。すでに火が通っているので揚げすぎると焦げてしまいやすいですが、揚げ時間が短くても中まで温まりません。

なお、油が常温の状態から揚げ直す方法もおすすめです。衣と中身がゆっくりと同時に加熱されていくので油と唐揚げの温度差も少なく、油跳ねが起きにくいのもうれしいポイント。常温から熱することで徐々に解凍されていき、中までしっかり温まるので、中が冷たいままという失敗も起きにくいです。

常温から揚げ直す場合、油の量やコロッケの個数にもよりますが、揚げ時間は10~12分くらいがおすすめです。ゆっくり揚がるのである程度目を離していても問題なく、揚げている間に付け合わせのキャベツやサラダを用意したり、別のおかずの準備を進めたりすることができます。

電子レンジ

冷凍した唐揚げは電子レンジで解凍するのがおすすめです。解凍機能を使うか、500~600Wの設定で5分程度温めましょう。大きさによっては十分に解凍できなかったり、破裂してしまったりすることもあるので、時々電子レンジの中の様子を確認しながら温めましょう。

電子レンジで解凍した後はオーブンやグリルなどで温め直しましょう。設定温度や温め時間は1つ前の項目を参考にしてください。

作った唐揚げの保存方法・ポイント

自分で作った唐揚げの保存期間や、鮮度を保って保存する方法などについて解説します。

冷蔵保存なら2~3日

唐揚げを2〜3個ずつラップで包み保存容器に入れて冷蔵する

自宅で作った唐揚げを冷蔵保存する場合、鶏肉は2~3個ずつラップで包んだ上で保存容器(タッパー)または保存袋(ジップロック)に入れて保存しましょう。空気に触れる部分を減らすことで鮮度が長持ちします。

保存場所はドアの開閉による温度変化を受けにくい冷蔵庫の奥の方や、チルド室またはパーシャル室がおすすめです。保存可能な期間は2~3日間です。夏場は傷みやすいので、翌日には食べることをおすすめします。

冷凍保存なら2週間~1ヶ月

唐揚げを2〜3個ずつラップで包み冷凍用保存袋に入れて冷凍する

唐揚げを冷凍する場合、粗熱が取れたら2~3個ずつラップに包みましょう。小分けにすると後から使いたい個数だけ取り出せて便利です。

ラップしたものをさらにジップロックなどの保存袋に入れて保存すると空気に触れる部分を減らすことができ、劣化を防ぐことができます。金属トレーを持っている方は、トレーにのせて急速冷凍しましょう。急速冷凍によって美味しさをキープすることができます。

冷凍保存したものは1ヶ月以内に食べましょう。ただし、長期間保存すると劣化が進んで美味しさも損なわれていくので、美味しく食べたい方は2週間以内に食べるのがおすすめです。

下味して冷凍も◎

唐揚げに使用する鶏肉と調味料を冷凍用保存袋に入れて冷凍する方法も

お肉を冷凍すると冷凍中に細胞が壊れます。細胞が壊れるのは品質の低下であると思われがちですが、肉類などの場合は肉質が柔らかくなることに役立ちます。

作り置きとしても便利なのが「下味冷凍」です。作り方はジッパー付きの保存袋に鶏肉と下味用の調味料を入れて冷凍するだけです。具材にしっかり味を染み込ませることができます。調理する場合は事前に冷蔵庫で解凍しておき、鶏肉に衣をまぶして揚げるだけです。

なお、下味冷凍の場合も冷凍庫で保存している間に劣化は進んでしまうので、長くても1カ月以内に調理するようにしましょう

衣をつけた状態での冷凍は避けた方が良い

唐揚げは作り置きとして衣をつけた状態で保存しておけば、揚げるだけで出来上がるので便利そうですが、冷凍・解凍によって水分がたくさん出てしまい、衣がべちょべちょになってイマイチな仕上がりになってしまいます

そのため、唐揚げの保存または作り置きは、衣をつける前の下味をつけた状態か、揚げた後にしましょう。