さつまいもをアルミホイルに包んでレンジで加熱すれば、自宅でも焼き芋が作れるのでは?と考えたことがある方も多いのではないでしょうか。 さつまいもをアルミホイルに包んでレンジで加熱することができるのか、レンジで焼き芋を作る方法なども合わせて解説します。
さつまいもをレンジで加熱するときにアルミホイルが使えない理由は下記の通りです。
電子レンジは、庫内に放出されるマイクロ波と呼ばれる電磁波によって食材がもつ水分子が熱を持つようにエネルギーを与え水分を振動させ、熱を発生させています。
アルミホイルはアルミニウムを薄く伸ばした金属製品であり、電子レンジの中でマイクロ波と相互作用することで火花を引き起こし、最悪の場合発火してしまうことがあります。
電子レンジが故障してしまう原因にもなるため、アルミホイルを使用しての加熱はどのメーカーにおいても取扱説明書に禁止事項として記載されています。
お弁当などに使われることが多い、アルミ製の容器も同様にアルミニウムを使用した金属製品です。そのため、レンジでの加熱はできません。
電子レンジでの調理や加熱には、適切な耐熱容器や食品用ラップを使用する必要があります。アルミホイルやアルミ製の容器は、電子レンジで使用しないように注意しましょう。
電子レンジによってはオーブン機能がついていることもあるかと思います。オーブン機能がついている場合は、オーブン機能を使うのであればアルミホイルにさつまいもを包んで加熱しても大丈夫です!
オーブン機能がついている電子レンジにはヒーターがついていて、オーブン機能で加熱する場合にはマイクロ波ではなくヒーターの熱で食材を加熱していきます。そのため、アルミホイルを使っていても火花が出たり発火してしまうことはありません。
電子レンジによっては解凍モードがついています。
通常500W〜600Wで加熱するのに対して解凍モードは200W程度の低温で加熱するように設定されています。そのため、アルミホイルを使用しても火花が出たり発火してしまう可能性は低くなります。
しかし、やはりマイクロ波で食材を温めることにはかわりがないので絶対に安全とは言いきれません。心配な方は解凍モードであってもアルミホイルの利用は避けましょう。
オーブンやオーブン機能がついたレンジがなくて焼き芋が作れないという方も多いと思いますが、レンジを使って焼き芋を作ることは可能です。
アルミホイルを使わず、レンジで焼き芋を作る方法を紹介します。
レンジを使ってさつまいもを丸ごと加熱する場合は、まず濡れたキッチンペーパーでさつまいもを包みます。(濡らした新聞紙でもOK)
キッチンペーパーにさつまいもを包んだら、ラップでしっかりと包みます。
さつまいものように水分量が少ない野菜は、レンジで加熱すると水分が一気に蒸発してしまい固くなったりパサパサになってしまうことがあります。そのため、濡れたキッチンペーパーで包むなどして水分を保持できるよう工夫することが大切です。
さつまいもをラップで包んだら、レンジに入れて加熱します。
加熱時間はレンジのワット数やさつまいもの大きさによっても異なりますが、目安は600Wで1分半〜2分程です。
600Wで加熱したら、200Wに設定しさらに8分〜10分ほどじっくり加熱します。
さつまいもは低温でじっくり加熱をしたほうが柔らかくなるのに加え、甘みが出ます。
さつまいもが甘くなるのは、β-アミラーゼという酵素がでんぷんを麦芽糖に変えるからです。甘くなる前に火が通ってしまうと甘くなりません。そのためレンジは時短になるメリットがある一方で、一気に加熱してしまうと甘みが出ないデメリットがあります。
レンジだと一般的に500W〜600Wで加熱することが多いですが、甘みを出したい場合は低温でじっくりと加熱するのが望ましいです。
200Wに設定できないレンジであれば、低温で加熱することができる解凍モードにしましょう。
さつまいもを竹串などで指してみてスッと通れば完了です。
レンジで加熱するだけでも美味しく食べることができますが、より焼き芋に近づけたい場合はアルミホイルに包んでからトースターで数分焼き、皮をパリっとさせるのがおすすめです。
レンジにオーブン機能がついている場合は、オーブンで焼き芋を作りましょう。オーブンを使えば甘くて美味しい焼き芋を作ることができます。
オーブンで加熱する場合は、さつまいもを洗ったら濡れた状態のままアルミホイルで包みます。
オーブンは160℃に温めておき、温まったらアルミホイルで包んださつまいもを入れて加熱していきます。加熱時間の目安はさつまいもの大きさにもよりますが、だいたい1時間半です。焦がしてしまわないようこまめに竹串などを指して焼き具合を確認しましょう。
オーブンであれば一定の温度でじっくり加熱することができるので、さつまいもの甘みをしっかり出すことができます。
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