チキン南蛮が嫌い、苦手という方はチキン南蛮のどの部分が苦手なのでしょうか。この記事では、チキン南蛮が嫌いとされる原因や、代用品などで苦手な部分をなくす方法などを解説します。
チキン南蛮が嫌いな理由は様々です。
チキン南蛮が苦手という人の多くはタルタルソースが苦手な方が多いです。マヨネーズが苦手な方はタルタルソースも苦手な場合が多いです。
また、タルタルソースに使われる生の玉ねぎは火を通していないので辛味が強く、苦みもあります。
甘酢たれに使うお酢のツンとした臭いを苦手としている方も多いです。また、配分を間違えるとしょっぱくなってしまい、テイクアウトのチキン南蛮がしょっぱすぎて食べれないという経験をした方もいるようです。
作ってから時間の経ったチキン南蛮は甘酢たれが染み込みすぎて味が濃くなっていることが多いので、しょっぱいのが苦手な方はとろみがついていて甘酢だれが染み込みにくくなっているお弁当がおすすめです。
揚げて作るチキン南蛮は甘酢だれをかけているので比較的さっぱりとした味わいですが、カロリーが高く、食べると胃もたれしてしまうこともあります。
また、マヨネーズと卵を使っているタルタルソースもカロリーが高いので、胃もたれを起こしやすいです。
タルタルソースをかけなくても甘酢だれだけで十分味が濃く、美味しく食べることができます。タルタルソースが苦手な方はかけずに食べても良いでしょう。
なお、チキン南蛮発祥のお店の1つとされる宮崎県延岡市にある「直ちゃん」では、チキン南蛮はタルタルソースをかけずに甘酢だれのみで提供されています。
タルタルソースの材料の1つであるマヨネーズだけをかけて食べることもできます。タルタルソースの玉ねぎが苦手というお子さんにはマヨネーズだけかけてみるのもおすすめです。
ただし、マヨネーズも好き嫌いが分かれる調味料であり、既に言及した通り、タルタルソースが苦手な方はマヨネーズも苦手な場合が多いので、代用としては不向きかもしれません。
トマトの旨味やコクがたっぷり詰まっていて甘酸っぱい味わいのケチャップをかけてもチキン南蛮は美味しいです。タルタルソースよりも癖が少なく、さっぱりと食べることができます。
ケチャップは甘酢だれやタルタルソースの隠し味として加えることもあり、違和感も少なく食べられます。
タルタルソースの玉ねぎが苦手な場合、電子レンジで一度火を通すのがおすすめです。シャキシャキ感は弱くなりますが、甘みが出て辛味や苦みが軽減されます。
また、玉ねぎの代わりにキュウリやパプリカなどのピクルスやラッキョウ漬けを使うのもおすすめです。ポリポリとした食感が楽しく、旨味もたっぷりの味わいになります。
甘酢たれはチキン南蛮の味のメインであるため、他の調味料を使うと別の料理になってしまいますが、お酢の種類を変えたり、代用することでつんとした感じを和らげることができます。
レモン汁で甘酢を作ればお酢のツンとした感じのない甘酢だれを作ることが出来ます。酸っぱさもありつつ、爽やかな香りもあるので、風味豊かになります。
ポッカレモンなどの簡単に使える製品も多いですが、生絞りならとても風味豊かに仕上がります。
リンゴから造られる甘酸っぱいテイストのリンゴ酢もおすすめです。ツンとした感じが弱く、甘酢だれがまろやかでフルーティーな味わいになります。
リンゴならではの甘みが少しあるので、代用品として使う場合は砂糖の量は少なめにすると良いでしょう。
比較的さっぱりとしたテイストのすし酢もおすすめです。酢飯を作る機会が少なく、なかなか消費できなくて困っているという方にもおすすめの代用方法です。水に溶かして使う粉末タイプが余っているという方も使う機会になります。
すし酢には砂糖や塩などの調味料が含まれているので、甘酢だれを作る場合は醤油や砂糖を少し減らして混ぜてみましょう。
揚げずに作る、衣を工夫するといった方法でライトな仕上がりにできます。
チキン南蛮はトースターやオーブンで焼いたり、フライパンで炒めて作ることも可能です。油で揚げるような香ばしさは得られませんが、ヘルシーで食べやすい仕上がりになります。
揚げずに作ると中が生焼けになる、衣が剥がれるといった失敗も起きにくく、油の後処理などもないのでおすすめです。
卵を使うことで衣がしっかりつくようになりますが、油を吸った衣が胃もたれの原因となることも多いので、あえて卵を使わずに小麦粉や片栗粉だけをまぶして揚げることで脂の摂取量を減らすことが出来ます。
小さくカットしてから揚げ風にしてあげると衣が剥がれにくくなるのでおすすめです。
チキン南蛮はもも肉で作るとジューシーでコクのある味わいになりますが、脂肪分が多く胃もたれしやすいのも事実です。
鶏肉でも赤みが多くヘルシーで安価なむね肉や、さらに脂肪分の少ないささみを使うことで食べやすく仕上げることが出来ます。なお、チキン南蛮の発祥はむね肉を使ったまかない料理であり、基本的には鶏むね肉を使うことが多いです。
トースターやグリル、フライパンなどを使って揚げずにチキン南蛮を作る方法を解説します。
揚げる以外の方法で鶏肉に火を通す場合、おすすめなのがオーブンやトースターを使う方法です。包み込むように火を通すことができ、温めムラが少なく、サクサクでヘルシーな仕上がりになります。
オーブンやトースターを使う場合、一口大にカットして衣をつけた鶏肉をアルミホイルまたはクッキングシートの上に並べ、200~250℃の設定で15~20分焼きましょう。
グリルを使っても美味しく仕上げることができます。ただし、グリルはトースターやオーブンよりも火力が強いので、一番弱い設定にして使うのがおすすめです。
グリルを使う場合、一口大にカットして衣をつけた鶏肉をアルミホイルの上に並べ、200~250℃の設定で10~15分焼きましょう。
チキン南蛮はフライパンを使って揚げ焼きにすることでも火を通すことができます。ただし、フライパンに接していない側面を焼くのが難しく、時間がかかるので、オーブンやトースターを使える方はそちらがおすすめです。
フライパンを使う場合も、多めの油を引いて一口大にカットして衣をつけた鶏肉を片面ずつ2~3分焼きましょう。
チキン南蛮はノンフライヤーを使えばカリカリに仕上げることが出来ます。余分な油も落ちやすく、とてもヘルシーな仕上がりになります。
ノンフライヤーを使う場合、一口大にカットして衣をつけた鶏肉をクッキングシートにのせて180度で10分程度温めましょう。油をスプレーで吹きかけると香ばしく仕上げることが出来ます。
鶏肉の下ごしらえや甘酢だれ、タルタルソースを工夫するのがおすすめです。
チキン南蛮は鶏肉の臭みを取ることで雑味が減り、美味しく仕上げることができます。
一般的な方法は、ボウルなどに入れた鶏肉に塩をふり、軽く揉みます。次に料理酒をふりかけたら、ラップをかけて冷蔵庫で30分〜1時間ほど休ませます。この時、醤油も少し入れて軽く下味をつけることでしっかりとした味わいにもなります。
鶏肉を塩で揉むことで肉の旨みを引き出し、火を通した時に水分が逃げだしにくくなり、味もしみ込みやすくなります。また、料理酒は鶏肉の臭みを取り除いて香りを良くし、お肉を柔らかくする効果があります。
鶏むね肉を柔らかくするのによく使われる、砂糖と塩と水を混ぜた「ブライン液」に漬け込む方法も人気です。
お肉の筋肉を構成するたんぱく質が食塩水に溶けやすいため、お肉の保水性が上がってお肉自体も柔らかくなります。砂糖は水分子と結合しやすいため、肉の繊維に入り込むことで保水効果を高めてくれる働きがあり、お肉がジューシーに仕上がります。お肉の下味としての役割もあります。
基本的な作り方は、水200mlに対し、塩と砂糖をそれぞれ10gです。お肉とブライン液を保存袋などに入れ、冷蔵庫で1~2時間漬け込みましょう。じっくり漬け込みたい方は一晩寝かせてみても良いでしょう。
二度揚げはとんかつやから揚げなど、大きいサイズの揚げ物を作る時に用いられる調理手法の一つです。サイズが大きい揚げ物は、一度揚げただけでは外がサクサクで中まで火が通っている状態にするのが難しいため、二度揚げをします。
揚げ物は長時間揚げてしまうと焦げてしまったり、お肉が固くなってしまったりするので、揚げた後に余熱を利用して中までじっくり火を通しますが、時間の経過とともに水分が外に出るので、衣がしなしなになってしまいがちです。そこで再度短時間だけ揚げる二度揚げをすることで衣の水分を飛ばし、サクサクの状態に戻せます。
チキン南蛮の鶏肉を二度揚げする場合、手順は下記の通りです。
カットせずに鶏肉を丸ごと揚げる場合は火が通るまでに時間がかかるので、要注意です。切ったら中が生だった場合は電子レンジで温めましょう。
チキン南蛮を作る際、衣のサクサク感を活かすためにあえて甘酢だれには漬け込まず、後からかける方法もあります。味の染み込んだ美味しさはありませんが、代わりにサクサク感を楽しめます。
味が絡まりにくいと感じる方は甘酢だれに少量の片栗粉を混ぜてみましょう。甘酢だれにとろみがつき、鶏肉に絡みやすくなります。
鶏肉を漬ける甘酢だれの基本材量はお酢、醤油、砂糖ですが、ここに様々な調味料を加えることで味わいを豊かにすることができます。
コクや旨味をプラスしたい方は料理酒やみりん、バルサミコ酢を加えてみると良いでしょう。定番の穀物酢を米酢や黒酢に変えてみる、砂糖をきび砂糖やてんさい糖、蜂蜜に変えてみるといった方法でもコクが生まれます。
スパイシーな風味が好みという方はおろしにんにくやおろし生姜、一味唐辛子、鷹の爪などを加えるのがおすすめです。入れすぎると辛味が強くなってしまうので要注意です。
タルタルソースを工夫するのもおすすめです。定番の具材であるマヨネーズ、玉ねぎのみじん切り、ゆで卵以外にも様々な調味料や具材を加えてみるのがおすすめです。
玉ねぎは他の野菜でも代用でき、酢漬けになっているラッキョウやピクルスはとても相性がよく、旨味たっぷりな仕上がりになるのでおすすめです。
ケチャップや牛乳、みりんはコクをプラスすることができ、レモン汁やワインを加えれば風味豊かになります。
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