しいたけをレンジで加熱するときにどれぐらい加熱すれば良いのか迷ったことがある方も多いのではないでしょうか。本記事ではしいたけをレンジ加熱するときの加熱時間の目安などを紹介します。
しいたけをレンジ加熱するときのポイントは下記の通りです。
しいたけをレンジで加熱する際には生焼けになってしまわないよう注意が必要です。
しいたけは清潔な状態で出荷されていますが、非常に鮮度が落ちやすい食材です。収穫したての状態だと生食しても問題ないといわれることがありますが、店頭に並べられて購入し食べる頃には収穫してから時間が経っている状態です。
雑菌が増殖している可能性もあるので、殺菌の意味でしっかり加熱して食べる必要があります。生焼けの状態だと、食中毒やしいたけ皮膚炎などの症状が出ることがあるので、しいたけの厚さや大きさに合わせて加熱時間を調節し、しっかりと中まで火が通っていることを確認してから食べてください。
しっかりと火を通す必要があるなら茹でたほうが良いのではないかと思う方もいらっしゃるかと思いますが、レンジ加熱には、水溶性の栄養素を守ることができるメリットがあります。
しいたけに含まれている水溶性の栄養素にはビタミンB郡やカリウムなどがあります。これらの栄養は茹でたり煮たりすると流出してしまいますが、レンジ加熱であれば流出を最小限に抑えることができます。
しいたけは予め味付けをしてレンジ調理することで、時短になります。フライパンやグリルで焼くと時間がかかってしまいますが、味付けをしてレンジ加熱すればさっと一品簡単に作ることができるので、忙しいときでも非常に便利です。
例えば、レンジを使って簡単にしいたけのうま煮や和え物、しいたけステーキを作ることができます。
味付けをせずにそのままレンジで加熱することもできますが、しいたけの水分が一気に飛んでパサパサになってしまったり焦げたりしてしまうので、味付けをしてから加熱することをおすすめします。
しいたけをレンジ加熱するときの加熱時間の目安は下記の通りです。
しいたけの大きさや量、レンジのワット数によっても異なるので、下記の加熱時間を目安に加熱時間を調節し、しっかりと火が通るまで加熱しましょう。
小さめのしいたけの場合の加熱時間の目安は600Wで1分〜2分です。500Wの場合は2分〜3分と長めに設定し、様子を見ながら加熱していってください。
小さめのしいたけの場合は1度に何個も入れて加熱することも多いと思いますが、この場合は長めに加熱しましょう。一度にたくさん入れてレンジ加熱すると加熱ムラができやすいので注意してください。
大きめのしいたけを丸ごとレンジで加熱する場合の加熱時間の目安は600Wで2分〜3分です。500Wの場合は3分〜4分と長めに設定し、様子を見ながら加熱しましょう。
カットしたしいたけの加熱時間の目安は600Wで1分30秒〜3分です。500Wの場合は3分〜4分と長めに様子を見ながら加熱しましょう。
しいたけのカット方法によって加熱時間は異なりますので、様子を見ながら加熱しましょう。
しいたけを丸ごとレンジで加熱する方法を紹介します。
しいたけは水洗いせずそのままレンジで加熱して大丈夫です。
水洗いしてしまうと旨味成分や水溶性の栄養素が流出してしまいます。汚れが気になる場合は、濡れた布巾やキッチンペーパーで優しく拭き取りましょう。
まず、しいたけの石づきをとります。
しいたけの石づきとは、根本にある黒く固い部分を指します。石づきは固く味も良くないので包丁でカットして破棄しましょう。
石づきをカットしたら、カサと軸を切り離します。しいたけの軸は手でも簡単に取ることができます。
手で取るときは、軸の根元を掴み反対の手でカサを掴んでくるっとひねります。そうすると、軸とカサを切り離すことができます。
軸は石づきの上からカサまで伸びる棒のような部分を指します。軸は食べることができますが、火が通りにくいのでカサと軸を切り離して別で加熱するのが一般的です。軸は手で割いたり包丁でカットして炒めものなどにして食べるのがおすすめです。
しいたけのカサと軸を切り離したら、耐熱皿に並べてふんわりとラップをかけます。
耐熱皿に並べるときは、しいたけ同士が重ならないようにしてください。重なっている部分があると加熱ムラができてしまうので、注意しましょう。
味付けをしてから加熱する場合は醤油やみりんなどの調味料を垂らしてから、ラップをします。
耐熱皿にしいたけを並べてラップをしたら加熱します。加熱時間は上記で紹介した通りです。
しいたけが柔らかくなるまで加熱します。水分が出てしいたけが小さくなっていたら火が通っているサインです。上述したように生焼けは食中毒やしいたけ皮膚炎を起こす原因になるので、しっかり加熱できていることを確認してから食べましょう。
しいたけのレンジ以外の加熱方法・時間を紹介します。
フライパンでしいたけを加熱する場合の加熱時間の目安は4分〜5分です。
丸ごと焼く場合は、カサの内側が上になるようにしてフライパンに並べて焼きます。
フライパンに蓋をして加熱すると、蒸し焼きの状態になるので蓋をせずに加熱するよりもしっかりと火を通すことができます。また、加熱時間も短めで済みます。蓋がある場合は蓋をして加熱すると良いでしょう。
トースターでしいたけを加熱する場合の加熱時間の目安は5分です。
トースターで焼く場合もアルミホイルの上にカサの内側が上になるように並べましょう。
トースターで加熱する場合はフライパンや鉄板などで焼くよりも時間がかかることがあるので、注意してください。しいたけを入れる前に予めトースターを温めておくと時短になりますし、庫内の温度が下がらないので均一にしっかりと加熱することができます。
グリル(両面焼き)でしいたけを加熱する場合の加熱時間の目安は4分〜5分です。
グリルで加熱する際は、しいたけを網の上に置き、カサの内側が上になるようにします。これにより、しいたけの旨味が逃げずに閉じ込められます。加熱は強火で行い、しいたけから水分が出るまで焼きます。水分が出てきたら、しいたけは旨味が凝縮されておいしく仕上がる兆候です。
蒸し器でしいたけを加熱する場合の加熱時間の目安は約10〜15分です。
蒸し器でしいたけを蒸す際は、丸ごとのままでも、カットしてからでもOKです。
カットする場合は、まずしいたけの石づきを取ったら軸から4等分にします。4等分にしたら蒸し器に入れて蓋をし15分ほど加熱します。15分加熱したら一度蓋をあけて軸が下むきになるように並べ替えてさらに5分加熱します。5分加熱したらそのまま5分〜10分蒸らして完了です。
蒸し器を使って加熱すると、フライパンやトースターで加熱するような香ばしさは出ませんが、ふっくらと仕上げることができます。
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