彩りが鮮やかなパプリカは栄養価も高く様々な料理に使うことができますが、パプリカが苦手だったり自宅になくて別の野菜で代用できないかと考えたことがある方も多いのではないでしょうか。本記事ではパプリカの代用になる野菜を紹介します。
ピーマンとよく似ているパプリカは、青臭さや苦味が少なく甘みがあるため食べやすいと感じる方が多いです。しかし、青臭いような甘いようななんともいえない臭いが苦手な方や、野菜なのに甘酸っぱい感じが苦手という方もいます。
パプリカの風味や味が苦手だから、パプリカではなく他の野菜で代用したいという方は多いでしょう。
パプリカは1年中市場に出回っている野菜ではありますが、天候不良などによって価格が高騰してしまうこともあります。特にほとんどが輸入品のパプリカは海外の天候の影響も受けやすいです。
パプリカに限らず野菜の価格高騰は家計に大ダメージを与えてしまいますよね。そんなときにパプリカの代用品を知っておくととても便利です。
パプリカはピーマンよりも肉厚で、柔らかくジューシーな食感が特徴です。パプリカの肉厚でしっかりとした食感は料理に食べごたえをプラスします。
しっかりとした歯ごたえは咀嚼回数を増やし、満腹中枢を刺激するため満腹感を得やすいです。ダイエット中の方にもおすすめできる野菜の一つです。
パプリカは、抗酸化3大ビタミンであるビタミンA・C・E(ビタミンエース)を含み、さらにコレステロール値の改善の効能があるビタミンPや、塩分を体の外に排出するカリウムなども含まれます。
栄養が豊富に含まれているので、料理の栄養バランスを整えるのにぴったりの食材です。
パプリカの栄養についてはこちらの記事で詳しく紹介しているので参考にしてください。
一般的にスーパーなどで販売されているパプリカは赤や黄色、オレンジ色をしています。どれも色鮮で、パプリカを料理に使うことで、彩りをよくすることができます。
料理は緑・黄色・赤色と揃えることで見栄えがよくなり、見た目を良くするだけではなく食欲を増進させる効果もあります。
ピーマンはパプリカよりも実が薄いですが、口当たりが似ているのでパプリカの代用になります。用途もパプリカと似ているので、炒めものなど様々な料理に代用可能です。
また、パプリカと栄養も似ているのでピーマンで代用しても栄養を損ねることもありません。
ただし、パプリカとは異なり青臭さや苦味が強いので注意が必要です。青臭さや苦味が気になる方は繊維に沿ってカットしたり、水にさらすなどの下処理をしておくと良いでしょう。
ししとうもパプリカよりは実が薄いですが、似た口当たりの野菜です。ピーマンと比較して苦味や青臭さがないですし、大きさもコンパクトなので食べやすいのが嬉しい点です。
パプリカの代用として炒め物や揚げ物など幅広く使うことが可能です。
ズッキーニもしっかりとした食感がある野菜の一つです。きゅうりほどシャキシャキとしておらず、柔らかいのでパプリカの食感の代用におすすめです。
ズッキーニはパプリカと同様にオリーブオイルで炒めるなど洋風の味付けにもよく合うので、パプリカの代用品として使いやすいです。
カリフラワーはパプリカと比べると少し柔らかめの食感ですが、肉厚さや歯ごたえは似ています。そのため、食感をプラスしたいときのパプリカの代用としておすすめです。
カリフラワーは色合いが白いので、彩りを添えたいときにはロマネスコもおすすめです。ロマネスコは黄緑色をしているのでパプリカとは色合いが異なりますが、料理を華やかにすることができます。
カラーピーマンと呼ばれる赤や黄色のピーマンをご存知でしょうか。カラーピーマンは熟した状態で収穫されたピーマンです。パプリカの食感と似ていますし、見た目がパプリカとよく似ています。
さらには赤ピーマンはビタミンCが約2倍、β-カロテンが約3倍、ビタミンEは約5倍にもなります。実は赤ピーマンの方が、流通しているピーマンよりも栄養が豊富なんですね。ただ、ピラジンは減ってしまいます。赤ピーマンには、カプサンチンという赤の色素が含まれています。カロテノイドの一種で、抗酸化作用があり善玉コレステロールを上昇させる働きもあります。
黄ピーマンも、青ピーマンが熟したものです。赤ピーマンになる手前が黄ピーマンです。赤ピーマンに近づくほどオレンジ色になり、最終的に赤色になります。
炒めものにするなど幅広い使い方があり、サラダにするなど生食したいときのパプリカの代用にもおすすめです。
人参は食感などはパプリカとは異なりますが、オレンジ色をしているので彩りを添えるのにぴったりの野菜です。シャキシャキとした食感の人参で代用することで、食べごたえもでます。
また、人参の栄養素はなんといってもβ-カロテン(ビタミンA)です。またカリウムなども含まれているため、栄養の代用にもなります。
トマトも食感はパプリカとは異なりますが、料理に彩りをプラスしたいときの代用になります。特に赤パプリカの代用にぴったりです。トマトはサラダにするなど生食することが多い野菜ですが、パプリカと同様に炒め物にしても美味しく食べることができます。
トマトにはパプリカと同様にβ-カロテンやビタミンC、カリウムなどが含まれているので、栄養面での代用にもなります。
ラディッシュは、アブラナ科ダイコン属の野菜です。形はカブに似ていますが、赤色をしているのが特徴で、パプリカの代用になります。サラダにして生食するときはもちろんのこと、ピクルスなどにして副菜として食べたいときにもおすすめです。
ラディッシュの赤い部分には、パプリカと同じくビタミンCが豊富に含まれています。栄養価が大きく下がってしまうこともないので、ラディッシュがある場合はぜひ試してみてください。
味や風味は全く異なりますが、カボチャも彩りになる野菜の一つです。特に黄色パプリカの代用に使いたいときにおすすめです。
かぼちゃにもβ‐カロテンやカリウム、ビタミンC、ビタミンEが豊富に含まれているので栄養面での代用にも◎ただし、パプリカとは異なる甘みがあり、料理の味を損ねてしまうこともあります。料理によっては他の野菜で代用したほうが良いでしょう。
ガパオライスは、豚や鶏のひき肉に赤パプリカやバジルなどの具材を炒め、ナンプラーや砂糖、唐辛子で味付けしてご飯の上に乗せて食べる料理です。
「パッガパオガイ」と呼ばれる鶏肉をホーリーバジルと炒めたタイ料理を日本人が食べやすいようにアレンジしたものが「ガパオ(ガパオライス)」です。一般的にパプリカなどのカラフルな野菜を一緒に炒めて彩りを良くするのが定番です。
ガパオライスに入れるパプリカの代用品には、
カラフルピーマン
人参
ズッキーニ
などがおすすめです。細かく刻んで一緒に炒めることで、彩りをプラスするだけではなく、食感の代用になります。
パエリアは、特製のパエリア鍋(パエリェラ)を使って米と野菜、シーフードなどの具材を炊いたスペイン料理の一種です。パエリアもパプリカなどのカラフルな野菜を加えて彩りを良くします。
パエリアに使うパプリカの代用には、
カラフルピーマン
ピーマン
ズッキーニ
セロリ
などがおすすめです。セロリはセリ科植物特有の香りと風味があり苦手な方も多い野菜ですが、パエリアに加えることで彩りや食感をプラスするだけではなく爽やかな風味に仕上げることができます。
パプリカは肉詰めにして食べると美味しいですよね。
肉詰めにするときのパプリカの代用には、
ピーマン
ズッキーニ
トマト
などがおすすめです。ピーマンといえば肉詰めは定番料理ですよね。ズッキーニ、トマトは実をくり抜いて肉を詰めて焼くと、とても美味しいです。また、きのこ類ですがしいたけもおすすめです。しいたけを肉詰めにする場合は、かさの裏にひき肉を詰めていきます。
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