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カカオリキュールを使ったウイスキーのカクテル6選。材料と作り方を紹介

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カカオリキュールを使ったウイスキーのカクテル6選。材料と作り方を紹介

この記事では、ウイスキーをベースとしたカクテルのうち、カカオを原料とする「カカオ・リキュール」を使ったカクテルについて解説します。甘くデザートのようなテイストで飲みやすいカクテルが多いですよ。

ウイスキーとは

ウイスキーは、大麦、ライ麦、トウモロコシといった穀物を発酵・蒸留し、樽熟成することで造られる蒸留酒の一種です。発祥はスコットランドとアイルランドの2説あるようですが、はっきり決着はついていないようです。
 
原料によって「モルト・ウイスキー(大麦)」、「グレーン・ウイスキー(穀物全体)」、「コーン・ウイスキー(トウモロコシ)」といった呼び名で分類されており、さらに産地によっても「スコッチ・ウイスキー(スコットランド)」、「アイリッシュ・ウイスキー(アイルランド島)」、「バーボン・ウイスキー(アメリカ・ケンタッキー州バーボン郡)」といった分類がされています。
 
ウイスキーは、木製の樽で熟成するため、ウッディーな香りとビターな風味が特徴的ですが、原料や熟成に用いる樽によって風味が大きく異なります。香りもスモーキーなものからフルーティーなものがあり、味わいも軽いもの(ライト・ボディ)から重たいもの(フル・ボディ)まで様々です。
 
欧州連合(EU)がウイスキーの最低度数を40度と定めていることもあり、ウイスキーの度数は基本的に40~43度の製品が多くなっています。イギリスでは43度、アメリカでは40度が標準度数と定められていますよ。
 
飲み方はストレートやロック、ソーダ割りといった飲み方が好まれていますが、ウイスキーを使ったカクテルもあり、「マンハッタン」「オールド・ファッションド」などの有名なカクテルがあります。

カカオ・リキュールとは

カカオ・リキュールはチョコレートと同じ原料のカカオから造られるリキュールです。有名な銘柄に「クレーム・ド・カカオ」があります。製品の平均的な度数は20~25度となっています。
 
カカオ・リキュールは焙煎後に粉砕したカカオ豆を蒸留酒に漬け込み、砂糖や水、バニラやクローブなどのスパイスを加えて熟成させ、最後にカラメルで色付けすることで製造されています。そのためチョコレートに近いブラウンの見た目が一般的ですが、中には「ホワイト」という無色透明のカカオ・リキュールもあり、こちらはカクテルの色の調和を乱さないことから様々なカクテルで使われています。
 
味はカカオの豊かな風味と強い甘みがあり、ココアに近い味わいと言われています。飲み方は、牛乳や生クリームで割る飲み方やカクテルの割材(副材料)としての使用が多いですが、バニラアイスにかけても美味しいですよ。

チョコレート・リキュール

1990年代に登場したチョコレートリキュールは、従来のカカオ・リキュールにクリームが配合されているので滑らかさが加わっており、アルコール度数も抑えられています。そのためカカオ・リキュールとは区別され、「カカオ・リキュールの一種」という扱いになっています。
 
味はよりクリーミーで、まさしくチョコレートに近い風味です。牛乳や生クリームで割る飲み方や、カクテルの割材(副材料)としての使用、バニラアイスにかけるなどの用途で使われていますよ。
 
日本でもSUNTORYが販売を手掛けている「モーツァルト」や、GODIVAが販売している銘柄などが有名です。製品の平均的な度数は15~20度となっています。

混成酒(リキュール)とは

混成酒は、蒸留酒を原料として、薬草や果物で風味をつけたお酒で、再製酒とも呼ばれます。日本で「リキュール」と呼ばれるお酒の多くは混成酒で、日本で一番有名なのは梅酒でしょう。近年では日本酒などの醸造酒をベースとしたリキュールも人気です。
 
醸造酒や蒸留酒に比べ、色鮮やかで、多種多様な味わいのお酒が多いのが特徴です。

カクテルとは

混合酒を指す

「カクテル(cocktail)」とは、ウイスキー、ウォッカなどのアルコール度数の高いお酒をベースにして、ジュースや果汁、リキュール、薬味などを加えた混合酒のことです。

ロングとショートの違い

ロングとショートには度数やグラスの大きさ、氷の有無など様々な違いがあります。

ショートカクテル

「ショートカクテル」は、脚の長い逆三角形の「カクテルグラス」などが使われるカクテルで、グラスに氷が入っていないので時間が経つとぬるくなってしまい、風味が劣ってしまうため、早めに飲むのが良いとされているカクテルです。
 
ショートカクテルの多くはウォッカやジンなどのスピリッツをベースにリキュールや果実・卵・香辛料をミックスして作られるカクテルで、量は少なめで、アルコール度数が高めなのも特徴です。
 
飲み切る時間の目安としてはお酒の温度が変わるまでの15分とされており、バーでは「ショートカクテルは3口で飲め」という教訓もあります。

ロングカクテル

一方、「ロングカクテル」は大きめのグラスに氷が入っているカクテルで、居酒屋などでもよく見かけるカクテルが多いです。氷が入っているのでショートカクテルよりも長く楽しむことができますが、時間が経つと氷で味が薄まってしまいます。
 
ロングカクテルも、スピリッツをベースにトニックウォーターや炭酸水、柑橘類、ジュースなどをミックスして作られるカクテルで、アルコール度数は低めなのも特徴です。
 
飲み切る時間の目安としては30分とされており、それ以上時間が経つと氷が解けて風味が変わってしまうでしょう。

ウイスキーとカカオ・リキュールを使ったカクテル

アイリッシュ・コーヒー・デラックス

アイリッシュ・コーヒーデラックス」は、人気カクテル「アイリッシュ・コーヒー」にカカオ・リキュールを加えたホットカクテルで、カフェモカのよう甘いテイストで、食後に飲まれることの多い人気カクテルです。アルコール度数は約10度です。

材料

  • アイリッシュ・ウイスキー…30ml

  • クレーム・ド・カカオ(カカオ・リキュール)…15ml

  • ホット・コーヒー …適量

  • 生クリーム …適量

作り方

  1. 生クリーム以外の材料をグラスに入れ、ステアする
  2. 生クリームをフロートさせる

バーバリー・コースト

バーバリー・コースト」は、クリーミーな甘みが楽しめるデザートカクテルです。ドライジンが良いアクセントとなっており、全体を引き締めています。アルコール度数は約20度です。

材料

  • ウイスキー…1/4

  • ドライ・ジン...1/4

  • クレーム・ド・カカオ(カカオ・リキュール)…1/4

  • 生クリーム …1/4

作り方

  1. 材料をシェーカーに入れる
  2. 氷を入れてシェークする
  3. シェークした材料をカクテル・グラスに注ぐ

オルガン

オルガン」は、横浜市主催のカクテルコンペで優勝したカクテルです。オレンジ・ビターズのフルーティーな香りとほろ苦さがアクセントとなっている、カカオの芳ばしい香りと甘みが楽しめるカクテルです。アルコール度数は約30度です。

材料

  • ウイスキー(SUNTORY『角瓶』)…45ml

  • クレーム・ド・カカオ・ブラウン(カカオ・リキュール)…15ml

  • オレンジ・ビターズ …1tsp(小さじ1)

作り方

  1. ミキシンググラスに材料を入れてステアする
  2. カクテル・グラスに注ぐ

メーソン・ディクソン

メーソン・ディクソン」は、甘く濃厚な香りと味わい、ミント・リキュールのすっきりとした後味が楽しめる、琥珀色の見た目も美しいデザートカクテルです。アルコール度数は約30度です。

材料

  • アイリッシュ・ウイスキー…30ml

  • ホワイト・ラム...30ml

  • クレーム・ド・カカオ・ホワイト(カカオ・リキュール)…10ml

  • クレーム・ド・ミント・ホワイト(ミント・リキュール) …10ml

作り方

  1. 材料をシェーカーに入れる
  2. 氷を入れてシェークする
  3. クラッシュド・アイスを詰めたロックグラスに注ぐ

スイート・レディー

スイート・レディー」は、ピーチ・ブランデーの甘酸っぱい香りと甘みで、他のカカオ・リキュールを使っウイスキーベースのカクテルとは一味違うフルーティーな味わいが楽しめるカクテルです。アルコール度数は約30度です。

材料

  • ウイスキー…1/3

  • クレーム・ド・カカオ(カカオ・リキュール)…1/3

  • ピーチ・ブランデー …1/3

作り方

  1. 材料をシェーカーに入れる
  2. 氷を入れてシェークする
  3. シェークした材料をカクテル・グラスに注ぐ

キング・ジョージ5世

キング・ジョージ5世」は、20世紀初頭のイギリス国王の名前を冠したカクテルで、カカオ・リキュールの甘みが主体となった甘めのカクテルですが、ドライジンやレモン・ジュースのすっきりとした味わいも感じられます。アルコール度数は約35度です。

材料

  • ウイスキー…15ml

  • ドライ・ジン...15ml

  • クレーム・ド・カカオ・ホワイト(カカオ・リキュール)…15ml

  • ホワイト・キュラソー …15ml

  • レモン・ジュース …15ml

作り方

  1. 材料をシェーカーに入れる
  2. 氷を入れてシェークする
  3. シェークした材料をシャンパン・グラスに注ぐ

ウイスキーベースの定番カクテル

ハイボール

炭酸水で割るだけで手軽に作れる「ハイボール」は、ウイスキーをさっぱりと楽しみたい方におすすめです。様々な食事に合うので食中酒としてぴったりですよ。ただし、割材に味や風味がない分、アルコール感がやや強いので、アルコールの味が苦手という方はウイスキーの分量を減らしたり、柑橘類を絞ったりしてみると飲みやすくなります。割り方にもよりますが、アルコール度数は約10~15度です。

材料

  • ウイスキー …45ml

  • 炭酸水…適量(120~180ml)

作り方

  1. 氷を詰めたグラスにウイスキー、炭酸水の順に入れ、軽くステアする(かき混ぜる)

コークハイボール

ウイスキー+コーラで作る定番の「コークハイボール」はコーラの風味が強く、とても飲みやすいのでゴクゴクと飲めてしまいますが、ウイスキベースなので度数が高く、コーラは糖分量が多いので、飲みすぎに注意です。割り方にもよりますが、アルコール度数は約10~15度です。

材料

  • ウイスキー …45ml

  • コーラ…適量(120~180ml)

作り方

  1. 氷を詰めたグラスにウイスキー、コーラの順に入れ、軽くステアする(かき混ぜる)

ウイスキー・サワー

ウイスキー・サワー」は、ウイスキーをレモン果汁でさっぱりと楽しむことのできるカクテルです。シュガーシロップで甘みも加えてあるので飲みやすくもあります。アルコール度数は約25度です。

材料

  • ウイスキー …45ml

  • レモンジュース …20ml

  • シュガーシロップ …1tsp(小さじ1)

  • レモンスライス…1枚

作り方

  1. 材料をシェーカーに入れて、シェークする
  2. サワー・グラスに氷を1つ入れ、シェークした材料を注ぐ
  3. レモンスライスをグラスの内側に落として飾る

オールド・ファッションド

オールド・ファッションド」は、19世紀半ばにアメリカで生まれたクラシックカクテルです。まろやかでありながらビターズの苦みやフルーツの酸味など、様々な味わいが楽しめるカクテルです。アルコール度数は約30度です。

材料

  • ウイスキー(バーボン・ウイスキーまたはライ・ウイスキー)…45ml

  • 角砂糖 …1個

  • アロマチックビターズ …1dash(1振り、5~6滴)

  • レモンスライス …1枚

  • オレンジスライス …1枚

  • ライムスライス …1枚

作り方

  1. オールドファッションドグラスに角砂糖を入れる
  2. アロマチックビターズを角砂糖にしみこませる
  3. グラスにクラッシュド・アイスを7分目ぐらいまで入れ、ウイスキーを注ぐ
  4. 厚めのレモンスライス、オレンジスライス、ライムスライスをグラスに飾る
  5. マドラーでスライス、角砂糖をつぶして飲めるように、マドラーを添える

マンハッタン

マンハッタン」は、カクテルの女王とも称される人気カクテルで、19世紀の終わりに誕生したクラシックカクテルでもあります。複雑で華やかな香りと控えめな甘さが楽しめます。アルコール度数は約30度です。ベースをスコッチ・ウイスキーに変えたカクテルは「ロブ・ロイ」と呼ばれます。

材料

  • ライ・ウイスキー(カナディアン) …3/4

  • スイート・ベルモット …1/4

  • アロマチックビターズ …1dash(1振り、5~6滴)

  • レッドチェリー …1個

  • レモン・ピール...1片

作り方

  1. ミキシンググラスに数個氷を入れる
  2. アロマチックビターズ、ライ・ウイスキー、スイート・ベルモットの順に入れる
  3. ミキシンググラスに入れた材料を軽くステアする
  4. ミキシンググラスにストレーナーをかぶせて、カクテル・グラスに注ぐ
  5. カクテルピンで刺したレッドチェリーをカクテルの中に落とす
  6. レモン・ピールを絞る

カカオ・リキュールを使った定番カクテル

キング・アルフォンソ

キング・アルフォンソ」は、生クリームを使ったまろやかな口当たりと味わいで人気のデザートカクテルです。名前の由来はスペイン国王アルフォンソ13世と言われています。

材料

  • カカオ・リキュール(クレーム・ド・カカオ(ブラウン)) …45ml

  • 生クリーム…15ml

作り方

  1. 材料をシェーカーに入れる
  2. 氷を入れてシェークする
  3. シェークした材料をカクテル・グラスに注ぐ

カカオ・フィズ

カカオ・フィズ」は、カカオの甘い香りと味わいの中にレモンジュースのかすかな酸味が感じられ、炭酸水の刺激と相まってすっきり飲めるカクテルです。

材料

  • カカオ・リキュール …45ml

  • レモン・ジュース…20ml

  • ガム・シロップ…小さじ1(5ml)

  • 炭酸水…適量

  • カット・レモン...1つ

  • レッド・チェリー...1個

作り方

  1. 炭酸水以外の材料をシェーカーに入れる
  2. 氷を入れてシェークする
  3. シェークした材料をグラスに注ぐ
  4. 炭酸水でグラスを静かに満たし、軽くステアする
  5. お好みでフルーツを飾る

グラス・ホッパー

グラス・ホッパー」は、まるでチョコミントのような甘くすっきりとした味わいが楽しめるカクテルです。淡い緑色の見た目もかわいらしいですよ。

材料

  • カカオ・リキュール(クレーム・ド・カカオ(ホワイト))…1/3

  • ミント・リキュール …1/3

  • 生クリーム…1/3

作り方

  1. 材料をシェーカーに入れる
  2. 氷を入れてシェークする
  3. シェークした材料をカクテル・グラスに注ぐ

アレキサンダー

アレキサンダー」は、イギリス国王エドワード7世が、愛する王妃アレクサンドラに捧げた甘口のカクテルで、ドライジンベースのレシピでも作られることも多いです。

材料

  • ブランデー…30ml

  • チョコレート・リキュール(クレーム・ド・カカオ・ブラウン)…15ml

  • フレッシュ・クリーム…15ml

作り方

  1. シェーカーに材料を入れる
  2. 氷を入れシェイクする
  3. 【2】をカクテル・グラスに注ぎいれる

クレーム・ド・カカオ・ブラウンをミント・リキュール(グリーン・ペパーミント)に変えると、「アレキサンダーズ・シスター」というカクテルになります。

クレッチマ

クレッチマ」は、カカオ・リキュールのチョコレートの味わいに、レモンの酸味を合わせた、少し珍しい組み合わせのカクテルで、食後にぴったりなデザート感覚のカクテルです。

材料

  • ウォッカ …25ml

  • クレーム・ド・カカオ・ブラウン…25ml

  • レモン・ジュース…10ml

  • グレナデン・シロップ...1dash(1振り、5~6滴)

作り方

  1. 材料をシェーカーに入れる
  2. 氷を入れてシェークする
  3. シェークした材料をオールド・ファッションド・グラスに注ぐ

バーバラ

バーバラ」は、カカオの香りと、生クリームのまろやかさがやさしい味わいのカクテルで、まるでデザートのような味わいです。「ウイズ・ドゥードル」とも呼ばれています。とても飲みやすいですが、しっかりとアルコール度数が高いの要注意です。

材料

  • ウォッカ …30ml

  • クレーム・ド・カカオ・ブラウン …15ml

  • 生クリーム …15ml

作り方

  1. 材料をシェーカーに入れる
  2. 氷を入れて強めにシェークする
  3. カクテル・グラスに注ぐ

エスプレッソ・マティーニ

エスプレッソ・マティーニ」は、コーヒー好きにはたまらないカクテルです。海外で人気に火が付き、現在ではコーヒーカクテルの代表格でもあり、世界中で人気のカクテルです。

材料

  • ウォッカ...30ml

  • カカオリキュール...15ml

  • コーヒーリキュール...15ml

  • エスプレッソ...30ml

  • コーヒー豆...お好みで

作り方

  1. 材料をシェーカーに入れる
  2. 氷を入れてシェークする
  3. カクテル・グラスに注ぐ
  4. お好みで泡の上にコーヒー豆を乗せる

ルシアン

ルシアンはアルコール度数が強いショートカクテルで、ジンだけでなくウォッカも使って仕上げます。カカオの風味が印象的で、チョコレートが好きな人に最適です。度数が高いので、アルコールが苦手な人は飲み方に注意してください。

材料

  • ジン...20ml

  • ウォッカ...20ml

  • カカオ・リキュール...20ml

作り方

  1. 材料をシェーカーに入れる
  2. 氷を入れてシェイクする
  3. カクテル・グラスに注ぐ

パナマ

パナマ」は、ジン(ブランデー)ベースの有名カクテル「アレキサンダー」のラムベース版です。カカオと生クリームの甘い味わいで、食後にぴったりのデザート感覚で飲めるカクテルです。

材料

  • ホワイト・ラム …40ml

  • クレーム・ド・カカオ・ホワイト…20ml

  • フラッシュ・クリーム(生クリーム)…20ml

作り方

  1. 材料をシェーカーに入れる
  2. 氷を入れてシェークする
  3. カクテル・グラスに注ぐ

シルク・ストッキングス

シルク・ストッキングス」は、カカオ・リキュールと生クリームのまろやかな口当たりで、まるでデザートのようなカクテルです。グレナデン・シロップの酸味がアクセントになっています。

材料

  • テキーラ...1/2

  • クレーム・ド・カカオ(カカオ・リキュール)...1/4

  • 生クリーム...1/4

  • グレナデン・シロップ...1tsp(小さじ1)

  • レッド・チェリー...1個

作り方

  1. 飾り用のチェリー以外のの材料をシェーカーに入れる
  2. シェーカーに氷を入れてシェークする
  3. カクテル・グラスに注ぐ
  4. レッド・チェリーを飾る

【参考】カクテルの専門用語

カクテルを作る際、レシピに登場する専門用語を紹介します。

グラス

オールド・ファッションド・グラス

容量180~300ml。「ロックグラス」という名称の方が一般的で、主にオンザロックススタイルの強めのカクテルに用いられます。口径が広く、大きな氷がそのまま入るため、ロック向きとされています。

カクテル・グラス

容量90mlが標準。ドラマや映画によく登場する、脚の長い逆三角形のグラスで、主にショートカクテル用です。逆三角形の部分(ボウル)が鋭角なほど強いカクテルに合います。ちなみに、グラスの形には理由があり、長い脚の部分「ステム」を持つことでカクテルの温度が上昇するのを防ぐことができます。

ゴブレット・グラス

容量300ml程度。グラスの脚が短く安定感のある形状で、グラスのフチにカットフルーツを飾るようなトロピカル系のカクテルでよく使われています。

コリンズ・グラス

容量300~360ml。トールグラスとも呼ばれます。細長い形状が特徴的で、炭酸が抜けにくいことから発泡性のカクテルに向いています。背の高いものは、材料のグラデーションを楽しむおしゃれなカクテルにも使われます。

サワー・グラス

容量120mlが標準。主に柑橘類を使ったサワースタイルのロングカクテルに用いられます。日本では脚付きのものがほとんどですが、外国では平底のタイプも用いられています。

シェリー・グラス

容量60~75ml。スペイン産ワインの「シェリー酒」を飲むために作られたグラスで、ストレートにもカクテルにも応用ができる用途の広いグラスです。

シャンパン・グラス

飲み口が大きく背の低い「ソーサータイプ」と、飲み口が小さく背の高い「フルートタイプ」があります。ソーサータイプは泡立っているカクテルやクリームを浮かべるカクテルに、フルートタイプは発泡性のカクテルに向いています。

タンブラー

10オンス(300ml)が標準。用途は多様で、カクテルでは、氷をたくさん入れるロング・カクテルでよく使用されます。二重構造で保冷力が長持ちするタンブラーもありますよ。

リキュール・グラス

容量30~45mlと小さめです。本来はストレート用ですが、見た目の美しいプースカフェスタイルのカクテル(食後に飲むカクテル)に使われることがあります。

ワイン・グラス

ワインの色・香り・味を余さず楽しむためのグラスです。赤ワインは大ぶりのもの、白ワインは小ぶりのものが適しています。カクテルでも時々使われることのあるグラスです。

道具

カクテル・ピン

カクテルの中に沈めるフルーツに刺したり、花やフルーツをカットして作る「ガーニッシュ」を飾る際に使用するピンです。

シェーカー

その名の通り、シェイクする際に使用する器具で、トップ(蓋)、ストレーナー、ボディの3つのパーツに分かれています。ボディの中に材料と氷を入れ、ストレーナーとトップを被せて、強く振って中身をかき混ぜて使います。

また、ボディとティンの2パーツからなるボストンシェーカーも存在し、より激しいシェイクをする事が出来ます。主に、卵白やクリーム系、フルーツなどの材料を扱う場合に使用します。
シェーカーの形にもいくつか種類があり、一般的な「スタンダード型」、細長い「バロン型」があり、ボストンシェーカーにはティンがスケルトンになっているおしゃれなものもあります。

ストレーナー

シェーカーの部品ではないストレーナー単体は、へら型のステンレス板に、らせん状のワイヤーを取り付けた道具です。ミキシンググラスやボストンシェーカーと一緒に使用される事が多く、氷を取り除き液体のみを注ぐ事が出来ます。

バースプーン

長い棒状のスプーンで、中央の棒部分はらせん状にねじれているので、スムーズに液体を回転させ材料をかき混ぜる事が出来ます。また、スプーンの反対部分は様々な形があり、フォーク、重し、氷よけなどになっています。

ブレンダー(ミキサー)

一般でいうミキサーのこと。シェーカーでは混ざらないカクテルを作る際に使用されます。カクテルの用語で「ミキサー」とは「割り材」、すなわち、水、炭酸水、トニック・ウォーター、ジンジャー・エール、コーラ、オレンジ・ジュース、トマト・ジュースなど、割るために用いる飲料の総称を指します。

ミキシング・グラス

かき混ぜる「ステア」の技法の際に使用するグラスです。主に円柱型の大型のグラスの形状で注ぎ口が付いており、内側はバースプーンが回転しやすいように丸くなっています。

技法

シェイク

「シェイク」の技法は、シェーカーの中に氷と材料を入れ蓋をし、強く振って中身を混ぜ、グラスに液体を注ぐ技法です。混ざりにくい材料を混ぜる際や、アルコール度数の高いカクテルベースやリキュールの角を取り、飲みやすくするために用いられます。

ステア

「ステア」の技法は、混ざりやすい材料を、氷を入れたミキシング・グラスに注ぎ、バー・スプーンなどで手早くかき混ぜる技法で、素材の味わいや香りを活かす際に用いられる技法です。

ブレンド

「ブレンド」の技法は、ブレンダー(ミキサー)を使用して、機械の強い力によって材料を混ぜ合わせる技法。

主に、フレッシュフルーツを混ぜ合わせる際や、氷と材料を混ぜ合わせてフローズンカクテルを作る際に使用されます。

ビルド

「ビルド」の技法は、シェーカーやミキシンググラスなどを使用せずに、グラスの中に直接材料や氷を入れかき混ぜて完成させる技法です。
水割りやソーダ割り、ロングカクテルで主に使用されます。

スノースタイル

「スノースタイル」は、グラスのフチをレモン汁で濡らし、食塩や砂糖を付着させるデコレーション技法です。なお、スノースタイルという呼称は和製英語で、英語では、「rimmed with salt」、「rimmed with sugar」といいます。

コーラルスタイル

「コーラルスタイル」は、グラスのフチをシロップやリキュールで濡らし、塩や砂糖を付着させるデコレーション技法です。グラスのフチに幅広くデコレーションするのが特徴です。

単位

tsp(ティースプーン)

バースプーンのスプーンすりきり1杯分の量で、小さじ1杯と同量の約5mlです。

dash(ダッシュ)

ボトルを逆さにし、1振りで落ちてきた液体の量で、およそ5~6滴とされ、約1mlです。

oz(オンス)

1オンス=約30mlです。アメリカとイギリスで量が微妙に異なり、米ガロン法では1/16パイント(約29.57ml)、英ガロン法では1/20パイント(約28.41ml)です。