冷凍カリフラワーをレンジで解凍する方法。ベチャベチャになる？

冷凍カリフラワーのレンジ解凍は向かない？

カリフラワーはレンジ解凍が向かない

冷凍したカリフラワーを解凍する際に、電子レンジを使う方も多いと思いますが、実は冷凍カリフラワーの電子レンジでの解凍はあまりおすすめではありません。

電子レンジで解凍することで一気に水分が抜けて食感が悪くなってしまうためです。また、水分が抜けてしまうことによって、カリフラワーに含まれるビタミンCなどの水溶性の栄養素が流出してしまう点もデメリットといえます。

直接入れる、冷蔵解凍がおすすめ

では、冷凍したカリフラワーを解凍する際のおすすめの方法にはどのようなものがあるのでしょうか。

まず、カリフラワーをスープや炒めものなどに使う場合は、解凍せず凍ったまま調理に使用してOKです。ナムルなど和え物に使用する場合は、冷蔵庫に移して低温でじっくり解凍するか、流水解凍がおすすめです。常温での解凍は、室温が高いほどカリフラワーの水分が出やすくなり、ベチャッとした食感になってしまうためあまりおすすめできません。

時短になる、栄養素を逃さないメリットも

冷凍したカリフラワーを電子レンジで解凍すると食感は悪くなってしまいますが、他の解凍方法と比べると解凍時間が短い点や栄養素をキープしやすい点はメリットといえます。

上述の通り、解凍方法には流水解凍や冷蔵庫解凍などがありますが、電子レンジ解凍が一番短時間で解凍できます。そのため時間がない時は電子レンジでの解凍が便利です。

また、解凍方法にお湯で茹でて解凍する方法もありますが、茹でることでカリフラワーの水溶性の栄養素（ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC、葉酸など）が流出してしまいます。その点、レンジで加熱すればこれらの栄養素の流出が抑えられるので、栄養素の観点から見るとレンジでの解凍がおすすめです。

冷凍カリフラワーのレンチン解凍方法

冷凍カリフラワーをレンジで解凍する際のデメリットとして水っぽくなってしまうという点がありますが、ちょっとした工夫をすることで、食感よく解凍することが可能です。今回は、冷凍カリフラワーをより美味しく解凍する方法をご紹介します。

水分を取り厚みを均一にする

解凍後のカリフラワーがベチャベチャにならないために、冷凍カリフラワーに付着している氷や霜をできるだけ取り除きます。また、火の通りが均一になるように塊になっているカリフラワーはばらして厚みを均一にしましょう。

キッチンペーパーで包む

水分を取り厚みを均一にしたら、キッチンペーパーでカリフラワーを包みます。解凍時に出る水分をキッチンペーパーが吸ってくれるので、仕上がりの食感がベチャベチャになるのを防ぐことができます。

キッチンペーパーは電子レンジ対応のものを使用するようにしてください。

キッチンペーパーに包まず、水を加えて加熱する方法もあります。カリフラワー100gに対して水大さじ1が目安量です。水蒸気により蒸すようにしてカリフラワーを解凍することができますが、水が出やすくなってしまう点がデメリットといえます。

ラップをしてレンジで加熱する

カリフラワーをキッチンペーパーに包んだまま耐熱皿に乗せ、ふんわりとラップをしてレンジで加熱します。キッチンペーパーに包まず水を加える場合は、水を加えた後にふんわりとラップをします。

加熱時間の目安は、100gに対して600Wで2分です。カリフラワーの大きさなどによって加熱時間は異なりますので、様子を見ながら加熱時間を調整しましょう。加熱しすぎると味や食感が落ちてしまうことがあるので、加熱しすぎには注意が必要です。

加熱のしすぎに注意

冷凍したカリフラワーをキッチンペーパーに包んでレンジ解凍することで、水分を吸い取ってくれるので仕上がりがベチャッとなるのを防ぐことができます。

加熱後は、余熱でも解凍が進みます。味や食感が落ちてしまうことがあるので、加熱しすぎには注意が必要です。