煮物や炒めもの、サラダなど幅広い料理に使用できる里芋。今回は里芋の切り方を写真とともに詳しく解説していきます。輪切りや乱切りなどの定番の切り方から、六方むきや亀甲切りなどのおしゃれな切り方までご紹介していますのでぜひ参考にしてください。
里芋のカット方法は、料理によって使い分けると◎。煮込み料理では里芋が煮崩れしやすいため乱切りなど大きめのカットが、味噌汁や炒め物では火を通りやすくするために半月切りや輪切りなどがおすすめです。
里芋の切り方と合わせて、どんな料理に合うかもご紹介していきますのでぜひ参考にしてください。
里芋にはじゃがいもなどのイモ類とは異なる強いぬめりがあるのが特徴です。そのため里芋を切る際は注意して切る必要があります。
里芋のぬめりの正体は、ガラクタン(ガラクトースの重合体)などによるものです。ガラクタンには免疫力向上作用があると言われています。ぬめりの成分自体は体に害のあるものではありません。
ぬめりを取ると味が染み込みやすくなったり、手が痒くなるのを防ぐことができるなどのメリットがある一方で、上記でご紹介したような機能性成分を失ってしまうというデメリットも。
出典:月報野菜情報(独立行政法人農畜産業振興機構)
里芋には水溶性の栄養素であるビタミンCやカリウムが含まれています。水に触れる表面積が大きくなるので、カットする場合も大きく切ることが、ビタミンCやカリウムなどの栄養素を守るためには重要です。
里芋は表面に泥汚れがついていることもあるため、基本的には皮を剥いて調理をすることが多い野菜ですが、実は里芋も皮ごと食べることができます。そして実は、じゃがいもの皮は付けたままの方が栄養素は高いことをご存知でしたか?
里芋の皮付近には、上述したように里芋のぬめり成分である「ガラクタン」が含まれているため、皮ごと食べた方が栄養価は高くなります。皮ごと食べる場合は、泥やひげ根などをしっかりと取り除くようにしましょう。
里芋の皮の剥き方は、加熱の有無によって異なります。
里芋は生食できない食材なので加熱が必須です。皮を剥いてから加熱する場合と、皮ごと加熱してから皮を剥く場合があります。
最初に皮を剥く場合は、里芋の両端を切り落とし、残りの面を包丁もしくはピーラーを使って剥いていきます。
先に加熱し後から皮を剥く場合は、加熱したことで皮が剥きやすくなっているので、手で剥くことができます。アルミホイルでこすることでも皮が剥けます。加熱後は里芋が大変熱くなっているので、やけどに注意しながら行いましょう。熱い場合はキッチンペーパーで包みながら剥くのがおすすめです。
まず最初に、最初の四つ切りの方法をご紹介します。
四つ切りにした里芋は炒めものや煮物など様々な料理に使用することができます。里芋のごろっとした食感を楽しみたい場合におすすめの切り方です。
里芋の輪切り、薄切りの方法をご紹介します。輪切りと薄切りの違いは厚さです。厚めに切れば輪切り、薄めに切れば薄切りになります。
薄切りは輪切りよりも厚さを薄くして切ります。
輪切りにした里芋は火が通りやすいのでグラタンやソテーなどにおすすめです。薄切りにすればさらに火が通りやすいので、時間がない時の調理におすすめです。
里芋の半月切りの手順をご紹介します。
半月切りにした里芋はスープやみそ汁などの汁物におすすめです。下茹でする前に半月切りにすると時短で火が通ります。ただし小さく切ることで、里芋に含まれる水溶性の栄養素(ビタミンCやカリウムなど)が流水しやすくなるので注意です。
里芋の乱切りの方法をご紹介します。
乱切りにした里芋は煮物や汁物などの加熱料理に適しています。火の通りが均一になるように、大きさを揃えながら切るのがポイントです。
あまりメジャーな切り方ではありませんが、里芋の千切りのご紹介です。
千切りにした里芋は、ガレットに適しています。火が大変通りやすくなっているので、短時間で炒めものができます。
おもてなし料理などに使用される六方むきの方法をご紹介します。
包丁を細かく動かして切るのではなく、一気に剥くことで切り口がきれいに仕上がります。
六方むきにした里芋は、見た目がきれいなのでおもてなし料理に適しています。煮崩れしにくいので煮込み料理によく使われます。
亀甲切りとは、輪切りから派生する切り方です。亀の甲羅の形に似ていることからこの名がついたと言われています。仕上がりは六角形になります。
亀甲切りにした里芋は薄く火が通りやすいので、炒めものや煮物におすすめです。見た目がよいので、おもてなし料理にも◎。
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