スムージーとシェイクってよく似た飲み物ですよね。みなさんはスムージーとシェイクの違いをご存知でしょうか。本記事ではスムージーとシェイクの違いを詳しく解説します。
スムージーは、凍らせた果物や野菜など原料を混ぜて作るシャーベット状の飲み物です。
果物や野菜の組み合わせによって多種多様で、ほうれん草や小松菜などの緑の野菜を中心にりんごなどの果物を加えて作るグリーンスムージや、トマトやパプリカ(赤)などの赤い野菜やいちごなどの赤い果物を中心に作るレッドスムージーなどがあります。
「スムージー」は英語で「滑らか」を意味する「smooth(スムーズ)」に由来していて、食材を滑らかな液状にすることからスムージーと呼ばれるようになったといわれています。
シェイクは、アイスクリームをベースに牛乳や砂糖などを原料を混ぜて作るアメリカンスタイルと、牛乳をベースに卵黄、砂糖、バニラエッセンスなどの原料を混ぜて作るフレンチスタイルがあります。
元々はフレンチスタイルが主流で日本でもミルクセーキと呼ばれ親しまれていましたが、現在ではアメリカンスタイルが主流です。マクドナルドなどの飲食店で販売しているシェイクもアメリカンスタイルのもので、フルーツやチョコレートなどのシロップを一緒に混ぜて作ることもあります。
もともとはウィスキーなど入れてシェイカーを使って作るアルコールの入った飲み物であったため、英語で「振る」という意味の「shake(シェイク)」と呼ばれるようになったといわれています。
スムージーは凍らせた野菜や果物をミキサーで撹拌して作ります。
現代では作り方も多様化してきており、原料となる野菜や果物を冷凍せずに生のまま氷や水と一緒にミキサーに入れて撹拌したり、氷を入れずに撹拌して作ることもあります。
シェイクは、アイスクリームや牛乳、砂糖など原料をミキサーで撹拌して作ります。
現在では「クラッシュドアイス」を呼ばれる細かく砕いた氷を加えて作ることも多いですが、本来のシェイクは氷を入れずに作ります。
スムージーは凍らせた野菜や果物をミキサーで撹拌して作ったり、氷を入れて撹拌して作るため、シェイクと比較してもったりとしています。
野菜や果物の食物繊維をミキサーで細かくして撹拌しているため口当たりは滑らかで、爽やかなのどごしが特徴です。コーヒーなどに氷を加えてミキサーで撹拌して作るフラペチーノやフラッペなどに近いです。
シェイクはアイスクリームをベースに牛乳や砂糖をミキサーで撹拌して作るため、スムージーと比較してとろっりとしています。
「飲むアイスクリーム」と表現されることもあるくらい、口当たりものどごしも滑らかです。少し溶かしたアイスクリームを飲んでいるというイメージです。
スムージーのカロリーは食材の組み合わせによって異なりますが、例えば最も一般的な葉物と野菜を使ったグリーンスムージー(小松菜とバナナ)はコップ一杯当たり60kcal〜70kcalといわれています。
ただし、食材によっては高カロリーになりますし、糖質量を多く含む野菜や果物を使ったり、はちみつなどの糖分を加えれば糖質量も高くなります。ダイエット中の方はしっかり食材のカロリーや糖質量を計算してできるだけカロリーや糖質量を抑えるようにしないと太る原因になってしまいます。
シェイクのカロリーもフレーバーや店舗によっても異なりますが、例えば最も一般的なバニラのシェイクは170kcal〜214kcal程です。ちなみに有名ファーストフード店で最もカロリーが高いのはマクドナルドで、190gあたり214kcalです。
やはりアイスクリームは牛乳、砂糖を使っているという点で、スムージーよりもカロリーは高くなりますし、糖質量も多くなります。フレーバーによってカロリーや糖質量は異なるので、ダイエット中の方はカロリーが低く糖質量が少ないものを選ぶと良いでしょう。
出典:日本マクドナルド株式会社
スムージーが飲まれるようになった当初は、シェイクと同様にアイスクリームやガムシロップなども加えた甘い飲み物でしたが、2000年代に入り、人々の健康志向が高まると野菜や果物を生で食べて栄養素を効果的に取り入れる「ローフード」が注目されはじめると、スムージーも野菜や果物のみを使った健康的なものが多くなりました。日本でスムージーが流行りだしたのは2012年代で、野菜や果物を使った健康的な飲み物として認知されています。
そのため、スムージーはダイエットや野菜不足解消などの健康維持を目的として飲まれることが多いです。
シェイクはアイスクリームをベースに作られているということもあり、スムージーのように健康維持のために飲まれるものではありません。
アイスクリームをデザートや間食に食べるスイーツとして楽しむのと同様に、シェイクもスイーツとして甘さやのどごしを楽しむ飲み物として飲まれます。
フローズンは、細かく砕いた氷と果汁やバニラやチョコレートなどを一緒にミキサーにかけて作った飲み物のことです。また、炭酸飲料などを丸ごと凍らせて飲むタイプの飲み物に対してもフローズンドリンクと呼ぶことがあります。
ヨーグルトなどの乳製品を使った口当たり滑らかなものから、氷をベースに果汁を加えしっかりとした氷の清涼感を楽しめるものまで様々なタイプがあります。
フラペチーノは、コーヒーなどに氷を加えてミキサーで撹拌し、フローズン状にした飲み物です。
フラペチーノは「フラッペ」と「カプチーノ」を合わせた造語です。実はスターバックスが名付けたもので、スターバックスが商標登録をうけています。基本的にはコーヒーをベースに作られるものでしたが、最近では果汁と氷を攪拌したものなどのコーヒーを使わないフラペチーノも販売されているので、フラペチーノの定義ははっきりとしていません。
フラッペは氷を使った飲み物やスイーツ、お酒の総称です。
フランス語で「冷えた」を意味する「frappe」が由来となって「フラッペ」と呼ばれるようになったといわれています。もともとは食後の一杯に飲まれる砕いたり削ったりした氷にリキュールや果汁、シロップなどを加えた飲み物をフラッペと呼んでいましたが、現在では氷を使った飲み物やスイーツ、お酒の総称として使われており、明確な定義はありません。
日本では飲み物ではなく、かき氷のように細かくくだいた氷にシロップをかけたものをフラッペと呼ぶことも多いです。
コールドプレスジュースは、果物や野菜などの原料に熱を加えず生のまま強い圧力をかけて水分だけを取り出した飲み物です。
一般的なジュースとは異なり熱を加えずに作るため、多くの栄養素を残すことができます。また、圧力を加える際に水溶性の食物繊維のみを残すことができるため、スムージーよりも内蔵に消化をするための負担をかけないという利点があります。
ラッシーは、ヨーグルトと牛乳を原料に作るインドや南アジアで親しまれている飲み物です。果物のシロップなどを加えて作ることもあります。
ラッシーはヨーグルトをベースに作られているのでシェイクのようにとろっとしていますが、氷を加えてミキサーで撹拌しているわけではありません。
日本でも、カレーと一緒に飲まれることが多いです。
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