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こんにゃくの保存方法と期間|常温・冷蔵・冷凍で長持ちするのは?

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こんにゃくの保存方法と期間|常温・冷蔵・冷凍で長持ちするのは?

こんにゃくは賞味期限内であれば、基本的に常温保存でOKです。暑くなりやすい夏場などは、冷蔵庫での保存がおすすめ。使いかけは季節を問わず冷蔵保存し、なるべく早く使い切るようにしましょう。冷凍保存は向かないという方が多いですが、凍みこんにゃくとして使用する場合は冷凍保存も◎。

こんにゃくの保存のポイント

低温に弱い

こんにゃくは低温に弱い食材です。そのため、基本的には常温もしくは冷蔵で保存します。

こんにゃく自体、日持ちする食材ですので、風通しのよい冷暗所で保存すればOKです。室温が高くなる夏場は冷蔵庫で保存します。使いかけは冬場であっても冷蔵庫で保存するのが基本です。

冷凍保存は向いてない?

こんにゃくの冷凍保存自体は可能なのですが、冷凍してしまうと食感が変わってしまいます。

こんにゃくを冷凍すると、本来のぷるぷるとした食感とは全く異なる、肉のような噛みごたえのある食感へと変化します。本来の食感を楽しみたい場合は冷凍保存は不向きですが、凍み(しみ)こんにゃくとして活用する場合は、冷凍保存もおすすめです。

こんにゃくの冷凍保存方法は、後ほど詳しく解説します。

新鮮なこんにゃくの特徴

当たり前ですが、新鮮なこんにゃくを保存することで、鮮度を保って保存することができます。新鮮なこんにゃくには下記のような特徴があります。

  • 適度な弾力性がある(やわらかすぎない)

  • 見た目にハリがある

食べられないこんにゃくの特徴

こんにゃく自体、長く日持ちする食材ですが、下記のような特徴が見られる場合は賞味期限内であっても腐っている可能性が高いです。食べずに廃棄するようにしましょう。

  • ぬめりがある

  • 水が濁っていて膜を張っている

  • ドロドロしている

  • 形が崩れている

  • 異臭がする

  • かたくなっている

こんにゃくの保存方法と期間【常温】

こんにゃくを袋のまま常温保存する

上述のとおり、こんにゃくは日持ちする食材です。だいたい1ヶ月〜3ヶ月程度の賞味期限であることがほとんどです。

開封前のこんにゃくは、購入した袋のまま冷暗所において常温保存します。開封後は賞味期限内であっても冷蔵庫へ。冷蔵保存の方法は後ほどご紹介します。

こんにゃくの保存方法と期間【冷蔵】

使いかけのこんにゃくは水につけて冷蔵保存すると2〜3日ほど日持ちする

使いかけのこんにゃくは冷蔵保存がおすすめです。開封後2〜3日程度を目安に使い切るようにしましょう

使いかけのこんにゃくを密閉容器に入れ、こんにゃくの袋に入っていた水か普通の水を入れます。フタをして冷蔵室で保存します。

こんにゃくの袋に入っている液体はアルカリ水です。原材料には「水酸化カルシウム」などと表示されています。アルカリ水には殺菌効果があるため、普通の水よりも長持ちします。

袋の水を捨ててしまった場合は、普通の水でもOKです。その場合は2日に1回を目安に水を取り替えます。

こんにゃくの保存方法と期間【冷凍】

こんにゃくは冷凍することで食感が大きく変わってしまいますが、冷凍保存自体は可能です。冷凍したこんにゃくはお肉のような噛みごたえのある食感に。こんにゃくの唐揚げや生姜焼きなど、お肉の代わりとして調理するのがおすすめです。

こんにゃくを冷凍する際は手でちぎって冷凍用保存袋に入れて保存する

こんにゃくを使いやすい大きさに包丁で切る、もしくは手でちぎります。重ならないように平らに広げ冷凍用保存袋に入れ、冷凍室で保存します。冷凍したこんにゃくは約1ヶ月ほど日持ちします。

冷凍こんにゃくは、料理によって解凍の有無が異なります。唐揚げや生姜焼きなどにする場合は、前日に冷蔵庫に移して解凍する、もしくは電子レンジで解凍します。煮物などに入れる場合は凍ったままでもOKです。解凍後、調理する際は手で絞って水けを抜いてから使用しましょう。

食感が変わってしまうため、煮物など普段通りの料理では美味しく食べられませんが、酢豚や生姜焼き、唐揚げなどにして食べると、冷凍したこんにゃくの食感を活かすことができます。