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アボカドの皮の剥き方と切り方7パターンを完全解説

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アボカドの皮の剥き方と切り方7パターンを完全解説

アボカドの皮の剥き方と切り方を徹底解説。定番の切り方からおしゃれな切り方まで幅広く紹介します。

アボカドの食べごろの見分け方

アボカドを切る前に、アボカドが食べごろか否か見極める必要があります。未熟なアボカドは実も皮も硬く切りにくいので注意しましょう。硬いアボカドに無理矢理刃を入れようとしたり、指で皮を剥こうとすると怪我をする可能性もあるので十分に注意してください。

皮の色と弾力をチェック

アボカドの適熟を見極めるポイントは、

  • 皮の色が黒と緑の中間くらい(こげ茶)

  • 握ると手にしっとり吸いつく感じがあり、適度に弾力がある

  • へたの周りが乾燥し、皮からやや浮いているもの

です。 皮の色がダークチョコレートのようなこげ茶をしていたら食べごろだと覚えておきましょう。皮が緑色したものは未熟な状態で、果肉が固く、苦味やえぐみがあります。皮が真っ黒なものは過熟で、果実の繊維の部分も黒ずんでいる場合が多く、白かびが生えることもあるので注意しましょう。ヘタが取れてその箇所が真っ黒なものも過熟している証左です。 ここで紹介している皮の色の変化は、日本で流通する90%のアボカドを占めるメキシコ産のハス種といわれるもので、フェルテ種のように緑色のまま熟すものもあります。

買う時期も重要

アボカドは通年スーパーで目にしますが、メキシコ産のいわゆる「新アボカド」が日本に届くのは9月〜翌1月で、この時期のアボカドは未熟なものが多いです。また、個体差が激しく、脂肪分の少ないものも少なくありません。そのため、美味しい時期は2月〜7月にかけて売られているアボカドです。この時期が日本でのアボカドの旬です。この時期に購入するのもアボカドを美味しく頂くコツです。

未熟な場合は追熟する

未熟なアボカドを熟すように促す行為を「追熟(ついじゅく)」または「後熟」といいます。 通常は農家が果実が成熟期に入ったアボカドを収穫し、3〜5日間追熟させます。また、店舗でも追熟作業をするところがありますが、未熟なアボカドが出回っていることもしばしば。そんなときは自分で追熟しましょう。

アボカドの皮の剥き方

アボカドは皮を剥いてから使います。種が大きく皮が硬いアボカドは皮の剥き方にちょっと工夫が必要です。果肉は水洗いせずそのまま使えます。

包丁でぐるりと一周

まず、アボカドを縦半分に切るように包丁を入れます。このとき強く握りすぎて潰さないように注意しましょう。

刃が種に当たったら、そのままアボカドを一回転させ、種の周りに切り込みを入れる。

ねじる

切り込みを入れたアボカドを両手でそっと持ち、それぞれ反対方向にねじります。

実をそっと離して半分に割ります。このとき種はどちらか一方につきます。

包丁で種を取る

包丁の角を種に刺し、軽くひねるように種を取ります。手で種を取ると、果実が崩れて、指も汚れるので、包丁で取るのがおすすめ。包丁を種に刺すときは怪我のしないよう注意しましょう。

手で皮を剥く

端から皮をつまんで剥いていきます。剥きづらければ、さらに半分に切ってから剥いてもOKです。スプーンを果肉と皮の間に入れて剥く方法もあります。

熟したアボカドならば、このようにぺろんと剥けます。半分丸ごとで使いたい場合は、これが1つ目の切り方になります。1/2丸ごとカットのアボカドはうつわとして使うこともできます。お好みの食材を盛り付けて、小洒落たオードブルに。

アボカドの切り方

アボカドは形と厚さで食感が大きく変わります。柔らかい食材と組み合わせるときは薄めに切るのがポイント。アボカドの果肉は柔らかく簡単に好きなように切ることができます。アボカドはサラダで頂くことが多いですが、どの切り方をサラダに使っても◎。おしゃれでかわいい切り方もあるのでぜひ確認してみてください。

さいの目切り(サイコロ・ダイス)

まず、皮がついたままの状態で、縦に包丁を入れていきます。厚さはお好みで。先に皮を剥いてしまうと、身がくずれやすくなるので注意です。

さいの目になるよう、横にも切れ目を入れていきます。さいの目に切るときは、まな板いらずです。

切り込みを入れたら、皮を剥いていきます。皮を剥いていくと、切り目の入った果肉が自然と分解され、出来上がりです。コブサラダなどに。

薄切り(スライス)

2等分または4等分にしたアボカドにお好みで、縦・横・斜めに包丁を入れて、好みの厚さにスライスします。サンドイッチやハンバーガーで食べるときは薄めのスライスがおすすめ。春巻きで使うときもスライスがおすすめです。

アボカドカッターを使っても


スライスに切るには「アボカドカッター」を使う方法もあります。くし形切りタイプのものもあります。少しコツが必要ですが、熟して柔らかくなったアボカドは包丁でグチャグチャになってしまうことがあるので、そんなときにおすすめなアイテムです。

輪切り

アボカドを輪切りにするときは皮ごと包丁を入れていきます。

種を避けながら包丁を入れます。輪切りしたアボカドは、手でひねりながらそっと取っていきます。

種は指で押してくり抜きます。

最後に皮を手で剥きます。先に皮を剥いてしまうと実が崩れやすくなってしまうので気をつけましょう。輪切りのものをサラダやマリネに使うとおしゃれです。穴に卵やチーズを入れてオーブン焼きにするのもおすすめです。

くし形切り

半分に切ったアボカドを、まず半分に切ります(4等分します)。

そのあとに、斜めに包丁を入れて8等分にして出来上がり。フライや鍋ものでおすすめです。醤油をつけて食べるときも厚みがあり美味しくいただけます。

くり抜き

「メロン・ポテトスクープ」を使えば、ころんとした形に簡単にできますが、ない場合は通常のスプーンでもできます。押し込んでひっくり返すだけです。後半果肉が減ってきたらスプーンでかき集めて無駄なく使います。

煮物で使ったり、アヒージョに使ったりすると見た目がかわいい。

ペースト

ダイスに切ったアボカドをポリ袋に入れます。変色しないようにレモン汁を入れます。

お好みの粒度になるまで手で潰していきます。

これで出来上がりです。ペースト状にしたアボカドは冷凍保存にもおすすめです。