最近、食事に気を使う方やグルテンに敏感な方をはじめ、健康志向の方に注目されている「グルテンフリーのパスタ」。小麦を使わずに作られるグルテンフリーのパスタは、従来のパスタと変わらない美味しさを楽しみながら、体にも優しい選択肢として人気を集めています。 しかし、「グルテンフリーのパスタ」といっても様々な種類があるので、どのグルテンフリーパスタを購入すれば良いのか迷ったことがある方も多いのではないでしょうか。また、小麦を使わない分「美味しくなかった」と感じる方も多いようです。 本記事では、とうもろこし粉を原料に作られた健康をサポートしつつも食事の満足感を損なわない、そんなグルテンフリーのパスタを紹介します。
とうもろこし粉は、とうもろこしを原料に作られる粉のことをいいます。
「とうもろこし」といっても、一般的に食べられているスイートコーン(甘味種)やポップコーンの原料となる爆裂種ではなく、デントコーン(馬歯種)やフリントコーン(硬粒種)という品種のとうもろこしが原料として使われます。
とうもろこし粉の種類は大別して下記の4種類あります。
コーングリッツ
コーンミール
コーンフラワー
マサ粉
コーングリッツの見た目は黄色くサラサラとしていて、粒子が粗いのが特徴です。
ホワイトコーンで作られることもあり、この場合は白くサラサラとした粉になります。ホワイトコーンで作られるコーングリッツは、黄色いコーングリッツと比較してビタミンBの含有量が少ない他、甘みが少ないです。
コーンミールの見た目も黄色くサラサラとしていますが、コーングリッツよりも粒子が細かいのが特徴です。コーングリッツと同じようにホワイトコーンで作られることもあります。
コーンフラワーの見た目は、クリーム色でコーングリッツとコーンフラワーと比較して白っぽいです。また、コーンフラワーは、コーンミールよりもさらに粒子が細かいのが特徴で、小麦粉の質感に似ています。
マサ粉は、とうもろこしの実を灰汁や消石灰を加えた水で煮てから、その後一晩おいて石臼で挽いて粉状にする伝統的な製法で作られます。ザラっとした触感で、トルティーヤやブリトーなど伝統的な料理に使われることが多いです。
とうもろこし粉には小麦粉などとは異なり、グルテンが含まれていません。そのため、グルテンフリーの食生活を送る方に注目されています。
グルテンフリーとは、グルテンを含む食材を避ける食生活のことです。
グルテンとは、弾力に富むが伸びにくいグルテニンと弾力は弱いが伸びやすいグリアジンの2種類のたんぱく質が、水分によって結びついたものです。例えば、パンなどのふわふわやモチモチとした食感はこのグルテンによってもたらされます。
グルテンは食品に食感や美味しさをプラスする成分ですが、人によっては健康上の問題を引き起こすことがあります。特に、セリアック病(グルテンに対する自己免疫反応)を持つ人にとってグルテンの摂取健康上のリスクを伴います。セリアック病とは、小麦、大麦、ライ麦に含まれるグルテンに対して免疫系が異常に反応する自己免疫疾患です。セリアック病の患者がグルテンを摂取すると、免疫システムが小腸の内壁を攻撃し、腸絨毛(小腸の壁にある栄養素を吸収するための小さな突起)が損傷を受けます。
グルテンフリーは、もともとセリアック病患者の食事療法として生まれました。しかし、近年では健康志向の高まりにより、セリアック病患者の方以外にもグルテンフリーの食事を選ぶ人々が増えています。例えば、ノバク・ジョコビッチ選手や大谷翔平選手などもグルテンフリーの食生活を送っていることで有名です。
とうもろこし粉のおすすめグルテンフリーパスタを紹介します。
「ALCE NERO(アルチェネロ) 有機 グルテンフリー スパゲッティ」は、イタリア産の有機とうもろこしと米だけを使用した、グルテンフリーのパスタです。小麦を使用していないのに、一般的なパスタと同様に簡単に調理でき、もちっとした食感と穀物の自然な甘みが感じられます。
アルチェネロは、1978年にイタリアで誕生し、オーガニック農法の先駆者として長年にわたり化学肥料を使わない栽培を実践。パスタ、トマトソース、オリーブオイルなど、多彩な商品を手がけており、特にそのパスタはイタリアでも高い評価を得ています。
環境や健康を大切にしながら、おいしさにこだわり抜いたアルチェネロのパスタは、素材本来の風味を最大限に引き出しています。生産者と消費者をつなぐ持続可能な取り組みの一環として、フェアトレード商品にも力を注いでいます。
「メモス ディヴェッラ グルテンフリー スパゲティ」は、小麦を含まないグルテンフリーのスパゲティで、トウモロコシ粉と米粉を使用して作られています。
このパスタの材料にはトウモロコシ粉が70%、米粉が30%の割合で配合されており、グルテンを含まないにもかかわらず、本格的なパスタの食感と風味が楽しめます。
小麦アレルギーを持つ方や、グルテンフリーの食事を実践している方に特におすすめです。また、セリアック病の予防に配慮された商品としても知られ、国内外での人気が高まっています。この製品は、ヨーロッパやアメリカで流行しているグルテンフリーのトレンドに対応し、自宅で手軽に本格的なグルテンフリーのパスタ料理が楽しめる一品です。
原材料にはトウモロコシ粉、米粉、乳化剤が含まれており、アレルギーのある方は原材料を確認することが推奨されます。開封後はできるだけ早く使用することが望ましく、製造工場ではそば粉、大豆、ウチワ豆を含む製品も扱われているため、これらの成分に対するアレルギーがある方はご注意ください。
「ラ・サルーテ グルテンフリー スパゲッティ」は、小麦を使用せず、とうもろこし粉を主原料としたパスタです。
とうもろこしならではの甘みと、穀物の風味が豊かに広がり、一般的な米粉麺とは異なる満足感を味わえます。グルテンフリーなので、小麦を避けたい方や、食事に気を使う方にぴったりです。
さらに、合成添加物を使わず、自然な素材だけで作られているため、健康を意識した食事を楽しむことができます。どんなソースとも相性が良く、幅広い料理に活用できるこのパスタは、安心と美味しさを両立させた一品です。
「ルンモ グルテンフリー スパゲッティ」は、イタリア北部ノヴァーラに位置する専用工場で生産された、優れた品質のグルテンフリーパスタです。
この商品は、グルテンフリー専門の工場で製造されており、その品質の高さと安定した供給を保証しています。多くの他ブランドが米粉やとうもろこし粉を主成分にしているのに対し、ルンモは独自のレシピで、玄米粉と馬鈴薯でん粉を加えることで、より優れた食感と風味を実現しました。
一般的なグルテンフリーパスタでは、茹でると原料が溶け出し、パサつきや「ダマ」が発生しがちですが、ルンモのスパゲッティはそれを防ぎ、なめらかな口当たりを実現。直径約1.85mmのスパゲッティは、茹で時間約11分で、アルデンテの理想的な食感を提供します。
グルテンフリーでありながら、しっかりとしたパスタ感を楽しめる一品です。どんなソースとも相性が良く、食事を豊かにしてくれることでしょう。
「ボルカノ グルテンフリー パスタ」は、心温まる日本人好みの味を大切にした商品です。
最改良により、新たなグルテンフリーパスタとして登場しました。
小麦粉を一切使用せず、アレルギーやグルテン過敏症をお持ちの方でも安心して楽しめる一品です。
主成分としてとうもろこし粉と米粉を使用し、健康的で栄養豊かな原材料を選んでいます。このパスタは454gの内容量で、家庭の食卓にぴったり。おいしさと安心感を兼ね備えたこのパスタは、どんな料理にも合わせやすく、毎日の食事に気軽に取り入れられます。
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