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業務スーパーでは買うな!と言われる理由。まずい?やめるべき?

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業務スーパーでは買うな!と言われる理由。まずい?やめるべき?

大容量の製品を安く購入できると近年話題になっている業務スーパーですが、「業務スーパー」で買うなといった声を耳にしたことはありませんか?本記事では、業務スーパーで買うなといわれる理由や、業務スーパーで買い物をするときのポイントなどを紹介します。

業務スーパーとは

まずは、業務スーパーについて紹介します。

「業務スーパー」とは

業務スーパーとは、株式会社神戸物産が展開するスーパーマーケットです。

まぎらわしいのですが、業務用食材が置かれたスーパー全般を指すのではなく、「業務スーパー」という固有名詞です。

業務スーパーは、一般的なスーパーとは異なり製品が業務用に製造されており、量が多いのが特徴です。また、「毎日がお買い得」をコンセプトに激安価格で販売しています。そのため、激安スーパーとして主婦を中心に様々な客層の方から人気があり、テレビや雑誌などでも特集を組まれるほど注目されています。

ホールセール

業務スーパーの業態はホールセールスーパーマーケットに該当します。

ホールセールとは、業者向けに卸売りをする業態のことをいいます。業務スーパーは業者だけではなく、一般の消費者が気軽に購入できるのが特徴です。

同じくホールセールでありながら、一般の消費者も購入できる「Costco(コストコ)」も人気があります。業態自体は業務スーパーとコストコはどちらも同じですが、業務スーパーはコストコとは異なり会員制ではないので、一般的なスーパーと同じように利用することができます。

有名店は?

業務スーパーが最も多いのが関西エリア、続いて関東エリアとなっています。

店舗数にバラ付きはあるものの47都道府県すべてに店舗があり、チェーン店数ランキングではマルエツや西友などの有名スーパーを抑え第4位にランクインしています。

業務スーパーは2000年に1店舗目がオープンし、2022年には1000店舗に到達しました。翌年2023年には13店舗増やすなど店舗数は増え続けており、株式会社神戸物産社長である沼田博和氏は1500店舗まで増やすことを目標に掲げています。

業務スーパーが安い理由

業務用スーパーの店内イメージ

業務スーパーのあまりの安さに「なぜこんなに安いのか」疑問に思ったことがある方も多いでしょう。業務スーパーが安い理由は下記の通りです。

製造から販売まで自社で行っている

業務スーパーが低価格で製品を販売できる理由の一つは、自社工場をもち製造から販売まですべてを自社で行っていることです。

業務スーパーでは自社グループ工場で製造されるプライベートブランド(PB)商品を多く取り扱っています。プライベートブランドは、そのスーパー自体が運営する商品ブランドのことを指します。業務スーパーのプライベートブランドでは、鶏肉や牛乳など原料にこだわりつつコストを削減しており、冷凍の惣菜やスイーツなど約1500品目もの品揃えがあります。

これらの製品は、自社工場で製造されており、中には農業や養鶏で原材料が作られているものもあります。

自社ですべてを行うことでコストを削減できるだけではなく、より安全に低価格で製品を販売できるようになっています。

海外から直輸入

業務スーパーでは、フランスやイタリア、ベルギー、アメリカなど世界約45カ国から輸入した製品も多く販売されていますが、一般的な輸入製品を扱うお店よりも平均2~3割ほど安い価格です。

輸入製品においては、大きなコンテナで、年間で富士山7個分もの量をまとめて直輸入しています。中間業者を挟まずまとめて購入することで仕入れコストを抑えているため、安く販売することができています。

人件費・広告費の削減

一般的なスーパーは、基本的に青果や惣菜、鮮魚といった専門のスタッフがいますが、業務スーパーには鮮魚コーナーやお惣菜コーナーはありません。(一部店舗を除く)取り扱いしやすい野菜や冷凍食品などを中心に売り場を作っている他、段ボール陳列するなど作業を簡素化し人件費を抑えています。

また、広告はテレビCMやチラシではなくウェブチラシがメインにすることで広告費を抑えています。

このように、様々なコストを削減することで製品を安く販売しているのです。

業務スーパーで買うなと言われる理由は?

量が多く低価格で購入できる業務スーパーは、主婦の間でも「節約になる」と評判で、度々テレビ番組で特集を組まれたり、専門誌が販売されるほどです。一方で、「業務スーパーで買うな」と言われることもあります。その理由を解説します。

価格が安すぎる

業務スーパーといえば、なんといっても価格が安いことが特徴です。

例えば、冷凍ブロッコリー350gの平均価格が350円であるのに対して、業務スーパーは500g180円ほどで販売しています。この圧倒的な安さから、「安いということは、何か問題があるのではないか」「身体に悪いのではないか」と思ってしまう方が多いようです。

上述したように、業務スーパーの製品が大容量でありながら激安なのは、コストを削減しているなど企業の努力や工夫があるためであり、製品に問題があるためではありません。

近年は添加物が心配という方も多くいらっしゃいます。添加物については、添加物に占める重量の割合の多いものから順にその添加物の「物質名」を表示することが義務つけられていますので、口に入れたくない場合はチェックしてから購入しましょう。

出典:食品添加物の表示について(厚生労働省)

輸入食品が多い

輸入製品も多く販売しているのも業務スーパーの特徴の一つですが、中国産やブラジル産といった国産以外の製品に対して味や残留農薬や添加物といった点を懸念される方も多くいらっしゃいます。

しかし、食品の安全性は食品衛生法によって輸入食品でも国産品でもまったく同じ基準(残留農薬、食品 添加物、微生物など)が適用されています。そのため、輸入食品においても安心して食べることができます。

出典:輸入食品は安全なの? -消費者として知っておきたいこと-(厚生労働省)

量が多すぎる

業務用スーパーで販売している製品は、飲食店などの業者向けに販売されているため、一般家庭で使うには量が多すぎて消費するのが大変になってしまうことがあります。

一人暮らしや2人〜3人家族だと使い切れずに食品が傷んでしまって破棄してしまうパターンも少なくありません。せっかく安く購入しても食べきれずに破棄してしまうとお金も無駄になってしまいます。

冷凍食品であればある程度日持ちしますが、冷凍してあれば腐敗しないというわけではありません。空気に触れてしまうことによって酸化してしまい、味が悪くなってしまうこともあります。最終的に美味しくなくなってしまうと残念ですよね。

美味しくない

業務スーパーの製品は「美味しくない」と感じる方もいらっしゃいます。

理由としては、「業務用」として販売されているため、そもそも飲食店などでもうひと手間かけて美味しく食べるように作られている製品が多いことが挙げられます。

また、プライベートブランドの製品や輸入製品が多く、一般的なスーパーなどでは販売されていないため、食べてみたら口に合わなかったということもあります。

業務用スーパーで買い物をするときのポイント

スーパーに陳列された野菜

業務スーパーで買い物をするときのポイントを紹介します。

自社オリジナル商品がおすすめ

国産以外の製品を購入するのに抵抗がある方は、プライベートブランドの製品がおすすめです。

上記で紹介したように、プライベートブランドの製品は自社工場で製造されており、中には農業や養鶏で原材料が作られているものもあります。

国産の製品が多いので、ぜひチェックしてみてください。

賞味期限や保存方法を確認する

業務スーパーで製品を購入するときは、必ず賞味期限や保存方法を確認しましょう。

量が多いので使い切るのに時間がかかることが多いですが、すべてが日持ちするわけではありません。また、小分けになっていない製品においては、一度開封してしまうと日持ちしなくなってしまうことがほとんどです。

また、保存方法を確認することも重要です。消費期限や賞味期限は正しく保存されていることを前提に設けられている日数です。冷蔵保存しなければならないものを常温保存してしまっていて傷んでしまうといったこともあるので、しっかりチェックしましょう。

口コミを参考にする

プライベートブランドの製品や輸入商品においては、上述したように食べてみたら口に合わなかったということもあります。量が多いのに口に合わなかったら残念ですよね。

そのため、不安な場合はインターネットなどで口コミをチェックしてから購入するのがおすすめです。近年注目されている業務スーパーの製品は、口コミを書いている方が多くいらっしゃいます。

美味しいか美味しくないかは人によっても異なりますが、美味しく食べられるアレンジ方法などを紹介してくれている方も多いので、ぜひ参考にしてみてください。

業務スーパーでおすすめの商品

最後に、業務スーパーでおすすめの商品を紹介します。

冷凍食品

冷凍食品の中でも圧倒的人気があるのが、冷凍うどんです。国内自社関連工場製造で製造されており、安心して食べることができます。細麺タイプや大盛りタイプがあり、200g×5で180円程で購入できます。

また、ベルギーワッフルも人気です。10個入り380円程で、1枚あたり40円程と激安であることと、本格的な味と食感が楽しめると話題です。

その他にも野菜や果物といった様々な冷凍食品があり、冷凍みかんなどもおすすめです。皮を剥いて食べなければいけない果物も、簡単に食べることができます。

レトルト

レトルト食品も様々ありますが「やわらかぶた煮」が特に人気です。こちらも自社工場で製造されており、テレビ番組の特集でも度々紹介されています。

温めてそのまま食べても良いですし、チャーハンの具材にするなど様々なアレンジ法があるので、あっという間に食べ切れちゃいます。

レトルト食品には、その他にも「大豆のうま煮」などがあり、家庭で作るには少しめんどくさい料理も簡単に食べることができるので夕飯の1品に大変役立ちます。

調味料

長期保存ができて、味が変わりにくい調味料もおすすめです。

例えば、トマト缶などの人気商品があり、オーガニックのものもあります。パスタソースを始め、チキンのトマト煮にしたり、ピザソースにするなど様々な使い方をすることができるので、家に置いておきたい調味料の一つといえます。

その他にも、スーパーには売っていないことも多い岩塩なども販売されています。岩塩といえば、スーパーなどでは1000円を超えることもありますが、ミル付きで110g160円程と激安です。お肉料理など、手軽にいつもとは一味違った味わいを楽しむことができます。

デザート

チュロスやチーズケーキといったデザート類も人気です。

チュロスにおいては、チョコレートをつけるなど様々な食べ方を楽しむことができ、おやつにぴったりです。いつでも揚げたてのような美味しさで、評判が高い製品の一つです。

チーズケーキにおいては、第1回業務スーパースイーツ総選挙1位に輝いたこともあるほど、人気があります。チーズケーキのようなデザートは日持ちしませんが、冷凍保存で長持ちするのも嬉しい点です。

その他

自社工場で作られている、食パンもおすすめです。

天然工房を用いることでふっくらとした仕上がりになっていて、食感・味の良さに驚く方も多いです。さらに、卵不使用なので卵アレルギーの方でも食べられると話題になっています。