1. Fily
  2. Food
  3. Encyclopedia
  4. 鍋におすすめのエリンギの切り方。切り方のポイントも解説

鍋におすすめのエリンギの切り方。切り方のポイントも解説

公開日

更新日

鍋におすすめのエリンギの切り方。切り方のポイントも解説

エリンギには薄切りや輪切りなど様々な切り方がありますが、鍋に入れるときはどの切り方が良いのか迷ったことはありませんか?本記事では鍋に入れるエリンギのおすすめの切り方を紹介します。

鍋に入れるエリンギの切り方のポイント

鍋に入れるエリンギの切り方のポイントは下記の通りです。

厚さを均等にする

鍋に入れるときに限らず、エリンギをカットするときは厚さを均等にしましょう。

厚さがバラバラになってしまうと、歯ごたえに差が出てしまいます。

また、加熱ムラができてしまう原因になります。エリンギは生食はもちろんのこと生焼けの状態でも食中毒の症状が出る可能性があります。しっかり火を通して食べる必要があるため、加熱ムラができないようにカットすることが重要です。

切り方によって食感が変わる

エリンギは切り方によって食感が変わります。

鍋にエリンギを加える際、エリンギ特有のコリコリとした食感を存分に楽しみたい場合はエリンギの繊維に沿ってカットするのがおすすめです。

一方、繊維を断つようにカットすると柔らかい食感がたのしめ、さらに味が染み込みやすくなります。

しゃぶしゃぶやすき焼きなど鍋にも様々な種類があるので、鍋の種類によって切り方を選ぶとエリンギの食感を最大限に活かすことができます。

根本は切る?

きのこ類は根本に石づきがついていて固く、口当たりが悪くなってしまうためカットして調理することが多いですが、エリンギの場合は石づきをカットした状態でパック詰めしていることが多いため基本的には根本はカットしなくても大丈夫です。

しかし、根本が固く食べにくいと感じる方もいます。根本の固さが気になる場合は鉛筆をカッターで削るときの容量で包丁でそいでおくと良いでしょう。

基本的には加熱すれば気にならない程度に柔らかくなるので、そのまま調理をしても問題ありません。

カットする前は洗う?洗わない?

エリンギは水洗いせず汚れが気になる場合は拭き取る

基本的にスーパーなどで購入したエリンギは、水洗い不要です。

例えば、じゃがいもなどの土壌で育つ野菜は水洗い必須です。これは、綺麗に見えても土壌由来の細菌が必ずといっていいほどついているためです。土壌で育つ野菜は水洗いして土汚れや泥汚れ、細菌を綺麗に落とす必要があります。

一方、市販のエリンギは菌床栽培(きんしょうさいばい)という、木材に米ぬかなどの栄養を混ぜて高温殺菌した菌床にきのこの種菌を植え付けて培養する栽培方法が用いられています。この方法だと清潔な環境でエリンギを育てることができるため、洗わないで大丈夫です。

洗ってしまうと水溶性の栄養素や旨味成分が流出してしまうので、洗わずに調理しましょう。

汚れがついていて気になる場合はキッチンペーパーなどで優しく拭き取るようにして落としてください。

鍋に入れるエリンギにおすすめの切り方

鍋に入れるエリンギにおすすめの切り方は下記の通りです。

薄切り

薄切りにしたエリンギ

鍋に入れるエリンギにおすすめの切り方は薄切りです。

薄切りにしたエリンギは火が通りやすく加熱ムラを防げる他、味が染み込みやすいです。また、厚さに応じて歯ごたえを調節することができますし、存在感もしっかり出すことができます。

しゃぶしゃぶの具材として使いたい場合は薄めにカットしておくとさっと火を通すことができます

薄切りにする手順

①エリンギを縦にしてまな板の上に置く

②端からお好みの薄さでカットしていく

斜め切り

斜め切りにしたエリンギ

斜め切りにしてもエリンギ特有の食感を楽しむことができます。

また、エリンギは切り口が広くなるため味が染み込みやすくなります。そのため味をしっかり染み込ませたいすき焼きなどには斜め切りにするのもおすすめです。

斜め切りにする手順

①エリンギを縦にしてまな板の上に置く

②カサのほうから包丁を入れて縦半分にカットする

③半分にしたエリンギを断面を下にして横向きに置く

④一定の幅で斜めにカットしていく

乱切り

乱切りにしたエリンギ

乱切りは、形を揃えないカット方法です。

乱切りにしたエリンギは、不規則な形状がエリンギの食感に変化をもたらすため、アクセントになります。また、乱切りにすることで表面積が大きくなるため火の通りが早くなり、味がしかりと染み込むメリットもあるため、エリンギ自体がより風味豊かになります。

乱切りもしっかりと味を染み込ませたいすき焼きなどにおすすめです。

ただし、形は揃えないとはいってもやはり大きさは揃えるのがポイントです。大きさがバラバラになってしまうと加熱ムラができる原因になるので注意しましょう。

乱切りにする手順

①エリンギを横向きにまな板の上に置く

②根本のほうから斜め45℃に包丁を入れてカットする

③エリンギを手前に回し、切り口を上に向ける

④再び根本のほうから斜め45℃に包丁を入れてカット

③・④を繰り返す

手で割く

手で割いたエリンギ

包丁を使わずに手で割くのもおすすめです。

繊維に沿って手で割くことで食感が楽しめるメリットがある他、断面に凹凸ができるため、味がしっかりと染み込むので鍋に入れるエリンギにピッタリです。

手で割く方法

①エリンギを縦にして手に持つ

②カサの方から繊維にそって割いていく