牛丼の定番食材は牛肉と玉ねぎですが、すき焼き丼の名残でしらたきを入れることもあります。しらたき入りの牛丼も食べごたえがあって美味しいですよ。本記事ではしらたき入りの牛丼の作り方をご紹介しています。
牛丼の具材にしらたき(糸こんにゃく)を用いることがありますが、これはすき焼き丼の名残だといわれています。
牛丼は明治時代に誕生した牛鍋が原型とされています。当時、牛鍋に使用される主な食材は牛肉とネギのみで、味付けは味噌仕立てが主流でした。その後関東地方の味付けは醤油や砂糖などをあわせたタレが主流となり、具材にはしらたきや豆腐が使われるようになりました。具だくさんの牛鍋が関東風すき焼きの原型となっているとされています。
しらたきは牛丼の定番の具材ではありませんが、すき焼きをご飯の上に乗せるすき焼き丼の名残で、牛丼の具材にしらたきを使うこともあります。
しらたきは独特の臭みがあるので、牛丼に使用する前に下ごしらえをする必要があります。
しらたきの下ごしらえにはいくつかの方法がありますが、下茹でするのが基本です。しらたきを流水でしっかり洗い、食べやすい大きさにカットしたら、沸騰した湯で1分ほど茹でるだけでOK。他にはしらたきを砂糖や塩で揉む方法や、しらたきをフライパンで煎る方法などがあります。
ちなみに、これまでしらたきと一緒に煮込むと牛肉が硬くなるといわれていましたが、この通説は2017年の実験により誤解であることが明らかになりました。
出典:「しらたき(糸こんにゃく)がすき焼きの肉を硬くする」は誤解だった (日本こんにゃく協会)
牛肉(切り落としやこま切れ)
150g玉ねぎ
1/2個(120g)しらたき
100g★水
150ml★しょうゆ
大さじ3★酒
大さじ3★てんさい糖
大さじ2紅しょうが
適量Filyのレシピはすべて小麦粉・乳製品・白砂糖不使用です。
牛肉は食べやすい大きさに切ります。玉ねぎは幅1cmのくし形に切ります。
上述の通り、しらたきは下ごしらえ(アク抜き)が必要です。下ごしらえをしたしらたきを食べやすい長さにカットします。
牛肉は冷たい状態のまま焼くと火が通りにくいため、調理前に常温に30分ほど戻しておくのがポイントです。加熱時間が短くて済むため、牛肉が固くなるのを防ぐことができます。
鍋に★(水、しょうゆ、酒、てんさい糖)と玉ねぎ、しらたきを入れて中火にかけます。煮立ったら火を弱めて、玉ねぎがしんなりするまでコトコト煮ます。
牛丼の作り方は、牛肉や玉ねぎを炒めてから煮る方法と、炒めずに煮るだけの方法があります。一度炒めると煮込む時間を短くでき、旨味も出て香ばしい仕上がりになりますが、少し固めの仕上がりとなるのがデメリット。煮るだけで作る方がジューシーで柔らかい牛丼を楽しむことができます。
玉ねぎがしんなりしたら牛肉を加え、火を強めて加熱します。
牛肉同士がくっついて固まらないように菜箸でほぐしながら火にかけるのがポイントです。
牛肉の赤みがうっすら残るくらいで火を止め、余熱で火を通します。
牛肉は加熱によって弾力性が増すため、煮込みすぎると固い仕上がりになってしまうので要注意です。
牛肉に火が通ったら、ご飯の上に盛り付け、紅しょうがをのせて完成です。
しらたき入りの牛丼におすすめの商品をご紹介します。
本レシピではこちらの商品を使っています。
小麦を一切使用していないグルテンフリーの醤油です。大豆と食塩で醸造されているので、大豆本来の旨味を味わうことができます。料理用としてたっぷり使える500mlボトルです。
北海道で育った「てん菜」を100%使用したてんさい糖です。産地で加工しています。
てん菜由来のまろやかな甘さだけでなく、風味とコクがあります。天然のオリゴ糖まで含まれている多彩な魅力のあるお砂糖です。
料理はもちろん、お菓子作りやコーヒーや紅茶などにも幅広くお使いいただけます。
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