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ウイスキーとラム酒を使ったカクテル3選。材料と作り方を紹介

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ウイスキーとラム酒を使ったカクテル3選。材料と作り方を紹介

この記事では、ウイスキーをベースとしたカクテルのうち、お菓子作りにも使われるラム酒を使ったカクテルを紹介します。

ウイスキーとは

ウイスキーは、大麦、ライ麦、トウモロコシといった穀物を発酵・蒸留し、樽熟成することで造られる蒸留酒の一種です。発祥はスコットランドとアイルランドの2説あるようですが、はっきり決着はついていないようです。
 
原料によって「モルト・ウイスキー(大麦)」、「グレーン・ウイスキー(穀物全体)」、「コーン・ウイスキー(トウモロコシ)」といった呼び名で分類されており、さらに産地によっても「スコッチ・ウイスキー(スコットランド)」、「アイリッシュ・ウイスキー(アイルランド島)」、「バーボン・ウイスキー(アメリカ・ケンタッキー州バーボン郡)」といった分類がされています。
 
ウイスキーは、木製の樽で熟成するため、ウッディーな香りとビターな風味が特徴的ですが、原料や熟成に用いる樽によって風味が大きく異なります。香りもスモーキーなものからフルーティーなものがあり、味わいも軽いもの(ライト・ボディ)から重たいもの(フル・ボディ)まで様々です。
 
欧州連合(EU)がウイスキーの最低度数を40度と定めていることもあり、ウイスキーの度数は基本的に40~43度の製品が多くなっています。イギリスでは43度、アメリカでは40度が標準度数と定められていますよ。
 
飲み方はストレートやロック、ソーダ割りといった飲み方が好まれていますが、ウイスキーを使ったカクテルもあり、「マンハッタン」「オールド・ファッションド」などの有名なカクテルがあります。

ラム酒とは

ラム酒はサトウキビから造られる、カリブ地域原産の蒸留酒(スピリッツ)の一種です。蒸留酒はアルコール度数が高く、火をつければ燃えることから、「火酒(かしゅ)」と呼ばれることもあります。映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズで海賊たちがラム酒を飲んでいたことで人気が急上昇しました。
 
ラム酒は、甘い香りや味わいが特徴ですが、製法でテイストが大きく異なっています。最新技術で蒸留され、熟成期間が短く、濾過されているものは他のスピリッツ(ウォッカなど)に近いすっきりとしたテイストです。一方、伝統的な方法で蒸留され、オークの樽でじっくりと熟成されたものは色も褐色で、味わいもウイスキーやブランデーに近いまろやかなテイストになります。
 
飲み方・使い方は多岐にわたり、ストレートやロックで飲んだり、カクテルのベースとして用いたりする以外にも、ケーキ、タルトなど焼き菓子、紅茶の風味づけにも使用されています。レーズンをラムに漬け込んだ「ラムレーズン」がよく知られていますよね。
 
蒸留酒なので高めのアルコール度数となっており、基本的に40~50度のアルコール度数で売られている製品が多くなっていますが、飲む人の好みに合わせて37度前後、75.5度のラム酒も販売されています。

カクテルとは

混合酒を指す

「カクテル(cocktail)」とは、ウイスキー、ウォッカなどのアルコール度数の高いお酒をベースにして、ジュースや果汁、リキュール、薬味などを加えた混合酒のことです。

ロングとショートの違い

ロングとショートには度数やグラスの大きさ、氷の有無など様々な違いがあります。

ショートカクテル

「ショートカクテル」は、脚の長い逆三角形の「カクテルグラス」などが使われるカクテルで、グラスに氷が入っていないので時間が経つとぬるくなってしまい、風味が劣ってしまうため、早めに飲むのが良いとされているカクテルです。
 
ショートカクテルの多くはウォッカやジンなどのスピリッツをベースにリキュールや果実・卵・香辛料をミックスして作られるカクテルで、量は少なめで、アルコール度数が高めなのも特徴です。
 
飲み切る時間の目安としてはお酒の温度が変わるまでの15分とされており、バーでは「ショートカクテルは3口で飲め」という教訓もあります。

ロングカクテル

一方、「ロングカクテル」は大きめのグラスに氷が入っているカクテルで、居酒屋などでもよく見かけるカクテルが多いです。氷が入っているのでショートカクテルよりも長く楽しむことができますが、時間が経つと氷で味が薄まってしまいます。
 
ロングカクテルも、スピリッツをベースにトニックウォーターや炭酸水、柑橘類、ジュースなどをミックスして作られるカクテルで、アルコール度数は低めなのも特徴です。
 
飲み切る時間の目安としては30分とされており、それ以上時間が経つと氷が解けて風味が変わってしまうでしょう。

ウイスキーとラム酒を使ったカクテル

インペリアル・フィズ

インペリアル・フィズ」は、レモンのすっきりとしたテイストと炭酸水の爽やかな喉越しが楽しめるカクテルで、ホワイト・ラムのコクのある香りと甘みがアクセントになっています。アルコール度数は約10度です。

材料

  • ウイスキー …30ml

  • ホワイト・ラム...10ml

  • レモンジュース...15ml

  • シュガーシロップ…10ml

  • 炭酸水…適量

  • マラスキーノ・チェリー、スライス・レモン…お好み

作り方

  1. 炭酸水以外の材料をシェーカーに入れ、氷を入れてシェークする
  2. 氷を入れたグラスにシェークした材料を注ぐ
  3. グラスを炭酸水を満たし、軽くステアする
  4. お好みでフルーツを飾る

ミッドナイト・カウボーイ

ミッドナイト・カウボーイ」は、生クリームのまろやかな甘みにラム酒のコク深い甘みが加わり、濃厚な甘みが楽しめるカクテルです。アルコール度数は約30度です。

材料

  • バーボン・ウイスキー …30ml

  • ダーク・ラム…20ml

  • 生クリーム…10ml

作り方

  1. 材料をシェーカーに入れて、シェークする
  2. カクテル・グラスに注ぐ

メーソン・ディクソン

メーソン・ディクソン」は、甘く濃厚な香りと味わい、ミント・リキュールのすっきりとした後味が楽しめる、琥珀色の見た目も美しいデザートカクテルです。アルコール度数は約30度です。

材料

  • アイリッシュ・ウイスキー…30ml

  • ホワイト・ラム...30ml

  • クレーム・ド・カカオ・ホワイト(カカオ・リキュール)…10ml

  • クレーム・ド・ミント・ホワイト(ミント・リキュール) …10ml

作り方

  1. 材料をシェーカーに入れる
  2. 氷を入れてシェークする
  3. クラッシュド・アイスを詰めたロックグラスに注ぐ

ウイスキーベースの定番カクテル

ハイボール

炭酸水で割るだけで手軽に作れる「ハイボール」は、ウイスキーをさっぱりと楽しみたい方におすすめです。様々な食事に合うので食中酒としてぴったりですよ。ただし、割材に味や風味がない分、アルコール感がやや強いので、アルコールの味が苦手という方はウイスキーの分量を減らしたり、柑橘類を絞ったりしてみると飲みやすくなります。割り方にもよりますが、アルコール度数は約10~15度です。

材料

  • ウイスキー …45ml

  • 炭酸水…適量(120~180ml)

作り方

  1. 氷を詰めたグラスにウイスキー、炭酸水の順に入れ、軽くステアする(かき混ぜる)

コークハイボール

ウイスキー+コーラで作る定番の「コークハイボール」はコーラの風味が強く、とても飲みやすいのでゴクゴクと飲めてしまいますが、ウイスキベースなので度数が高く、コーラは糖分量が多いので、飲みすぎに注意です。割り方にもよりますが、アルコール度数は約10~15度です。

材料

  • ウイスキー …45ml

  • コーラ…適量(120~180ml)

作り方

  1. 氷を詰めたグラスにウイスキー、コーラの順に入れ、軽くステアする(かき混ぜる)

ウイスキー・サワー

ウイスキー・サワー」は、ウイスキーをレモン果汁でさっぱりと楽しむことのできるカクテルです。シュガーシロップで甘みも加えてあるので飲みやすくもあります。アルコール度数は約25度です。

材料

  • ウイスキー …45ml

  • レモンジュース …20ml

  • シュガーシロップ …1tsp(小さじ1)

  • レモンスライス…1枚

作り方

  1. 材料をシェーカーに入れて、シェークする
  2. サワー・グラスに氷を1つ入れ、シェークした材料を注ぐ
  3. レモンスライスをグラスの内側に落として飾る

オールド・ファッションド

オールド・ファッションド」は、19世紀半ばにアメリカで生まれたクラシックカクテルです。まろやかでありながらビターズの苦みやフルーツの酸味など、様々な味わいが楽しめるカクテルです。アルコール度数は約30度です。

材料

  • ウイスキー(バーボン・ウイスキーまたはライ・ウイスキー)…45ml

  • 角砂糖 …1個

  • アロマチックビターズ …1dash(1振り、5~6滴)

  • レモンスライス …1枚

  • オレンジスライス …1枚

  • ライムスライス …1枚

作り方

  1. オールドファッションドグラスに角砂糖を入れる
  2. アロマチックビターズを角砂糖にしみこませる
  3. グラスにクラッシュド・アイスを7分目ぐらいまで入れ、ウイスキーを注ぐ
  4. 厚めのレモンスライス、オレンジスライス、ライムスライスをグラスに飾る
  5. マドラーでスライス、角砂糖をつぶして飲めるように、マドラーを添える

マンハッタン

マンハッタン」は、カクテルの女王とも称される人気カクテルで、19世紀の終わりに誕生したクラシックカクテルでもあります。複雑で華やかな香りと控えめな甘さが楽しめます。アルコール度数は約30度です。ベースをスコッチ・ウイスキーに変えたカクテルは「ロブ・ロイ」と呼ばれます。

材料

  • ライ・ウイスキー(カナディアン) …3/4

  • スイート・ベルモット …1/4

  • アロマチックビターズ …1dash(1振り、5~6滴)

  • レッドチェリー …1個

  • レモン・ピール...1片

作り方

  1. ミキシンググラスに数個氷を入れる
  2. アロマチックビターズ、ライ・ウイスキー、スイート・ベルモットの順に入れる
  3. ミキシンググラスに入れた材料を軽くステアする
  4. ミキシンググラスにストレーナーをかぶせて、カクテル・グラスに注ぐ
  5. カクテルピンで刺したレッドチェリーをカクテルの中に落とす
  6. レモン・ピールを絞る

ラム酒ベースの定番カクテル

甘いテイストからすっきりとしたテイストまで、様々なカクテルがあります。

キューバ・リブレ(ラム・コーク)

キューバ・リブレ(ラム・コーク)」はラムベースの伝統的かつ人気カクテルで、コク深い甘さのラムとコーラがよくマッチしているカクテルです。とても飲みやすく、ゴクゴクと飲めてしまいますが、ラム酒ベースなので度数が高く、コーラは糖分量が多いので、飲みすぎに注意です。

材料

  • ラム(ホワイトまたはゴールド)…45ml

  • コーラ...適量(120ml)

  • ライム・ジュース...10ml

作り方

  1. 氷を入れたグラスに材料を入れ、軽くステアする(かき混ぜる)

ソル・クバーノ

ソル・クバーノ」は、グレープフルーツとトニックウォーターのさわやかな味わいが楽しめるカクテルです。トロピカル系が多いラム酒のカクテルの中でもさっぱりと飲むことができ、夏の暑い時期にぴったりです。

材料

  • ホワイト・ラム…45〜60ml

  • グレープフルーツジュース…60ml

  • トニックウォーター…60ml

作り方

  1. 氷を詰めたグラスに、ラム、グレープフルーツジュースを注ぎ、ステアする。
  2. トニックウォーターで満たして、軽くステアする。
  3. グレープフルーツスライス、ミント、ストローを添える。

モヒート(カリビアン・スタイル)

モヒート」は、ラムベースのカクテルで一番人気のカクテルです。すっきり爽やかに楽しむことができ、暑い時期にぴったりのカクテルです。
日本ではソーダ水を使った「カリビアン・スタイル」のレシピが人気ですが、ソーダを使わないレシピ「ジュレップ・スタイル」もあります。

材料

  • ホワイト・ラム…45ml

  • ライム…1/2個

  • シュガー …1tsp(小さじ1)

  • ソーダ水 …適量

  • ミントの葉 …3~4 枚

作り方

  1. グラスにライムをしぼり、皮ごと中に入れる
  2. ミントの葉と砂糖を入れて、ミントをつぶす
  3. タンブラー・グラスに注ぎ、氷、ラム酒を入れる
  4. グラスいっぱいまでソーダ水で満たし、軽くステアする

ダイキリ

ダイキリ」は、19世紀末にキューバのダイキリ鉱山の技師たちが、ラム酒をライムジュースで薄めたドリンクを飲んでいたことから命名されました。さわやかさとほどよい甘さが人気の、ラムベースの代表的カクテルです。

材料

  • ホワイト・ラム …3/4

  • ライムジュース …1/4

  • シュガーシロップ …1tsp(小さじ1)

作り方

  1. 材料をシェーカーに入れる
  2. 氷を入れてシェークする
  3. カクテル・グラスに注ぐ

X.Y.Z(エックス・ワイ・ジー)

X.Y.Z(エックス・ワイ・ジー)」は、これで終わり(=これ程おいしいカクテルはない)という意味のカクテルです。すっきりとした味わいで、バーなどでも最後に注文されることの多いカクテルです。

材料

  • ホワイト・ラム (ライト・ラム)…2/4

  • ホワイトキュラソー …1/4

  • レモンジュース …1/4

作り方

  1. 材料をシェーカーに入れる
  2. 氷を入れてシェークする
  3. カクテル・グラスに注ぐ

【参考】カクテルの専門用語

カクテルを作る際、レシピに登場する専門用語を紹介します。

グラス

オールド・ファッションド・グラス

容量180~300ml。「ロックグラス」という名称の方が一般的で、主にオンザロックススタイルの強めのカクテルに用いられます。口径が広く、大きな氷がそのまま入るため、ロック向きとされています。

カクテル・グラス

容量90mlが標準。ドラマや映画によく登場する、脚の長い逆三角形のグラスで、主にショートカクテル用です。逆三角形の部分(ボウル)が鋭角なほど強いカクテルに合います。ちなみに、グラスの形には理由があり、長い脚の部分「ステム」を持つことでカクテルの温度が上昇するのを防ぐことができます。

ゴブレット・グラス

容量300ml程度。グラスの脚が短く安定感のある形状で、グラスのフチにカットフルーツを飾るようなトロピカル系のカクテルでよく使われています。

コリンズ・グラス

容量300~360ml。トールグラスとも呼ばれます。細長い形状が特徴的で、炭酸が抜けにくいことから発泡性のカクテルに向いています。背の高いものは、材料のグラデーションを楽しむおしゃれなカクテルにも使われます。

サワー・グラス

容量120mlが標準。主に柑橘類を使ったサワースタイルのロングカクテルに用いられます。日本では脚付きのものがほとんどですが、外国では平底のタイプも用いられています。

シェリー・グラス

容量60~75ml。スペイン産ワインの「シェリー酒」を飲むために作られたグラスで、ストレートにもカクテルにも応用ができる用途の広いグラスです。

シャンパン・グラス

飲み口が大きく背の低い「ソーサータイプ」と、飲み口が小さく背の高い「フルートタイプ」があります。ソーサータイプは泡立っているカクテルやクリームを浮かべるカクテルに、フルートタイプは発泡性のカクテルに向いています。

タンブラー

10オンス(300ml)が標準。用途は多様で、カクテルでは、氷をたくさん入れるロング・カクテルでよく使用されます。二重構造で保冷力が長持ちするタンブラーもありますよ。

リキュール・グラス

容量30~45mlと小さめです。本来はストレート用ですが、見た目の美しいプースカフェスタイルのカクテル(食後に飲むカクテル)に使われることがあります。

ワイン・グラス

ワインの色・香り・味を余さず楽しむためのグラスです。赤ワインは大ぶりのもの、白ワインは小ぶりのものが適しています。カクテルでも時々使われることのあるグラスです。

道具

カクテル・ピン

カクテルの中に沈めるフルーツに刺したり、花やフルーツをカットして作る「ガーニッシュ」を飾る際に使用するピンです。

シェーカー

その名の通り、シェイクする際に使用する器具で、トップ(蓋)、ストレーナー、ボディの3つのパーツに分かれています。ボディの中に材料と氷を入れ、ストレーナーとトップを被せて、強く振って中身をかき混ぜて使います。

また、ボディとティンの2パーツからなるボストンシェーカーも存在し、より激しいシェイクをする事が出来ます。主に、卵白やクリーム系、フルーツなどの材料を扱う場合に使用します。
シェーカーの形にもいくつか種類があり、一般的な「スタンダード型」、細長い「バロン型」があり、ボストンシェーカーにはティンがスケルトンになっているおしゃれなものもあります。

ストレーナー

シェーカーの部品ではないストレーナー単体は、へら型のステンレス板に、らせん状のワイヤーを取り付けた道具です。ミキシンググラスやボストンシェーカーと一緒に使用される事が多く、氷を取り除き液体のみを注ぐ事が出来ます。

バースプーン

長い棒状のスプーンで、中央の棒部分はらせん状にねじれているので、スムーズに液体を回転させ材料をかき混ぜる事が出来ます。また、スプーンの反対部分は様々な形があり、フォーク、重し、氷よけなどになっています。

ブレンダー(ミキサー)

一般でいうミキサーのこと。シェーカーでは混ざらないカクテルを作る際に使用されます。カクテルの用語で「ミキサー」とは「割り材」、すなわち、水、炭酸水、トニック・ウォーター、ジンジャー・エール、コーラ、オレンジ・ジュース、トマト・ジュースなど、割るために用いる飲料の総称を指します。

ミキシング・グラス

かき混ぜる「ステア」の技法の際に使用するグラスです。主に円柱型の大型のグラスの形状で注ぎ口が付いており、内側はバースプーンが回転しやすいように丸くなっています。

技法

シェイク

「シェイク」の技法は、シェーカーの中に氷と材料を入れ蓋をし、強く振って中身を混ぜ、グラスに液体を注ぐ技法です。混ざりにくい材料を混ぜる際や、アルコール度数の高いカクテルベースやリキュールの角を取り、飲みやすくするために用いられます。

ステア

「ステア」の技法は、混ざりやすい材料を、氷を入れたミキシング・グラスに注ぎ、バー・スプーンなどで手早くかき混ぜる技法で、素材の味わいや香りを活かす際に用いられる技法です。

ブレンド

「ブレンド」の技法は、ブレンダー(ミキサー)を使用して、機械の強い力によって材料を混ぜ合わせる技法。

主に、フレッシュフルーツを混ぜ合わせる際や、氷と材料を混ぜ合わせてフローズンカクテルを作る際に使用されます。

ビルド

「ビルド」の技法は、シェーカーやミキシンググラスなどを使用せずに、グラスの中に直接材料や氷を入れかき混ぜて完成させる技法です。
水割りやソーダ割り、ロングカクテルで主に使用されます。

スノースタイル

「スノースタイル」は、グラスのフチをレモン汁で濡らし、食塩や砂糖を付着させるデコレーション技法です。なお、スノースタイルという呼称は和製英語で、英語では、「rimmed with salt」、「rimmed with sugar」といいます。

コーラルスタイル

「コーラルスタイル」は、グラスのフチをシロップやリキュールで濡らし、塩や砂糖を付着させるデコレーション技法です。グラスのフチに幅広くデコレーションするのが特徴です。

単位

tsp(ティースプーン)

バースプーンのスプーンすりきり1杯分の量で、小さじ1杯と同量の約5mlです。

dash(ダッシュ)

ボトルを逆さにし、1振りで落ちてきた液体の量で、およそ5~6滴とされ、約1mlです。

oz(オンス)

1オンス=約30mlです。アメリカとイギリスで量が微妙に異なり、米ガロン法では1/16パイント(約29.57ml)、英ガロン法では1/20パイント(約28.41ml)です。