夏に旬を迎えるとうもろこしですが、食感や味、見た目が苦手な方も多くいらっしゃると思います。本記事ではとうもろこしを苦手に感じる理由や、とうもろこしが嫌いな方でも食べやすくする方法などを詳しくご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
とうもろこしは子供にも人気の食材である一方で、苦手だと感じている方も多くいます。とうもろこしが嫌い・苦手と感じる原因は様々ですが、主な理由は下記の通りです。
とうもろこしはキャベツなどの葉野菜と比較すると、そこまで臭いがきつい野菜ではありません。しかし、青臭さやとうもろこし特有の臭いが苦手と感じる方もいます。
とうもろこしに限らず野菜にはそれぞれ特有の香気成分をもっており、様々な成分が混ざりあって独特の臭いを感じさせます。臭いは味覚にも大きく影響するので、臭いが原因で美味しくないと感じることは多いです。
皮ごと茹でたりレンジで加熱したことで、青臭さや泥臭さを強く感じることもあります。
とうもろこしと言えば、みずみずしくシャキシャキとした食感が特徴です。料理に加えると良いアクセントになる一方で、この食感が苦手な方もいます。
トマトやプチトマトなど、プチっとした食感と中から汁が出てくる感じが苦手な方は意外と多いものです。
とうもろこしは甘みがあるのも特徴です。苦味を感じやすい野菜と比較すると甘さがあるほうが苦味が苦手な方や小さなお子様は食べやすいですよね。しかし、野菜(厳密には穀物)なのに甘いのが無理という方も。
コーンスープなどとうもろこしを使った料理に関しても、全体的に青臭いのに甘いという微妙なバランスが気持ち悪いと感じてしまう方が多いようです。甘みがある野菜に多く起こる現象です。
とうもろこしは生食することもできますが、生食に適しているのは鮮度が良い状態のもののみです。とうもろこしは収穫すると鮮度が落ちてしまうのが早いので、基本的には茹でる・蒸すなど加熱して食べます。
しかし、とうもろこしは茹でるのも蒸すのも手間がかかるので面倒だから嫌という方も多いです。
とうもろこしが嫌いと感じる原因は様々ありますが、最も多いのが上記で紹介した4点の理由です。ここからは、とうもろこしが嫌いな方でも食べやすくなる対処法を紹介します。
上述したように、とうもろこしは「お湯を沸かしてから畑に採りに行け」といわれるほど鮮度が落ちやすく、1日経つと栄養価や甘みが半減するといわれています。とうもろこしに限らず鮮度が落ちてしまうと味や風味、食感が悪くなってしまうので、美味しく食べるために新鮮なとうもろこしを選ぶことが大切です。
新鮮なとうもろこしには下記のような特徴があります。
皮がついたままのもの
外側の皮(オニ皮)がみずみずしく濃い緑のもの
全体がふっくらしてるもの
先端部分が凸凹していないもの
先端のヒゲが多くしっかりとしていて濃い茶色のもの
切り口が黄色く変色していないもの
とうもろこしのヒゲ1本はとうもろこしの実1粒とつながっているため、ヒゲが多いものほど粒がぎっしりと詰まっています。もしもとうもろこしの皮がついていない状態で販売されている場合は、粒がそろっていて指で押して少しへこむくらいのものを選ぶと良いです。
とうもろこしを鍋で茹でたり蒸すとなると、大きな鍋も必要になりますし時間もかかります。そのため、手間をかけたくない方はレンジでの加熱がおすすめです。
香気成分は揮発性が高いため、加熱することで特有の臭いが軽減されます。また、お湯を使わないので水っぽくなって味や風味が薄くなってしまうのも防ぐことができます。さらに、水溶性の栄養素の流出を最小限に抑えることができるメリットも◎
レンジで皮ごと加熱すれば、手軽に美味しくとうもろこしを食べることができます。このとき、皮を数枚剥くのもポイントです。数枚剥くことで青臭くなったり土臭くなったりするのを防げます。
特に青臭さやとうもろこし特有の臭いが気になる場合は油を使って調理をするのもおすすめです。
油がとうもろこしをコーティングしてくれるため臭いが気になりにくくなります。バターとの相性も抜群なので、バターを使って炒めても良いでしょう。
とうもろこしには亜鉛が含まれますが、ビタミンAがその亜鉛の吸収を高め、そして亜鉛はビタミンAの働きを助けるため、相乗効果が期待できます。そのため、ビタミンAが含まれている食材と炒めるのがおすすめです。
とうもろこしのプチプチっとした食感が苦手な方は、ベース状にして使うのがおすすめです。ペースト状にしてしまえば、滑らかな食感になるのでプチプチしません。
ペースト状にすることで消化もされやすくなるので、離乳食などにもおすすめですよ。ペースト状にしたとうもろこしには様々な用途があるので便利です。
とうもろこしの臭いや味、食感が苦手な方は別の食材で代用するのも一つの手です。とうもろこしの代用におすすめの食材は下記の通りです。
ヤングコーンとは、若採りしたとうもろこしです。「ベビーコーン」ともいわれます。
ヤングコーンはとうもろこしが育ちきっていない若い状態なので、とうもろこしのような粒はできていません。また、甘みもそれほど強くなくほぼ味がしないと感じる方も。
そのため、とうもろこしの食感や甘みが苦手な方の代用におすすめです。サラダに加えたり炒めものにして食べるとシャキシャキとした食感を楽しむことができます。
とうもろこしのような粒感はほしいけど別のものに代用したいという方は、グリーンピースがおすすめです。グリーンピースも粒状ですが、とうもろこしほどプチっと弾けるような食感ではありません。また、とうもろこしほど甘くもないので、とうもろこしが苦手な方でも食べやすいでしょう。
とうもろこしのような甘みはほしいという方には、かぼちゃがおすすめです。かぼちゃにもしっかりとした甘みはありますが、口当たりがなめらかなので食べやすいです。
とうもろこしの青臭さや食感が苦手な方でも食べやすいので、サラダや炒めものにするときの代用におすすめです。
コーンフラワーなどのとうもろこし粉で代用するのも良いでしょう。とうもろこし粉はとうもろこしを粉末状にしたものです。
とうもろこし粉であれば、とうもろこしを丸ごと調理する手間がかからないので便利ですよ。プチプチとした食感はありませんし、甘さもとうもろこしほどありません。青臭かったり土臭いといったこともないので、とうもろこし風味をほどよく楽しむことができます。
とうもろこしが苦手な方におすすめの調理法は下記の通りです。
とうもろこしは、丸ごと焼いて食べれば茹でる・蒸すといった手間がかかりません。また、加熱されるので青臭さも軽減されますし、香ばしい風味を楽しむことができます。
最も手軽に美味しく食べられる方法なので、ぜひ試してみてください。
芯から粒を外して炒めものにするのも良いです。上述したように加熱することで青臭さが軽減されます。サラダにして食べるよりも、全体的に実も柔らかくなるのでプチっとした食感も気になりにくいです。
他の食材と一緒に炒めものにすることで栄養価も高くなります。
天ぷらや唐揚げなどの揚げ物にしても美味しく食べることができます。高温で上げることで青臭さは軽減されますし、衣がのサクサクとした食感がプラスされるのでプチプチとした食感が気になりにくいです。
また、薄くカットすれば芯ごとパリパリっと食べられちゃいます。おやつ感覚で食べることができるので、小さなお子様にもおすすめです。ただし、厚めにカットして揚げる場合は芯は食べずに実のみを食べましょう。
スープにするのもおすすめです。特にミキサーで撹拌してコーンスープにすればプチプチとした食感がなくなるので、食べやすいですし消化にも良いです。また、スープであれば茹でることで流出してしまうとうもろこしの栄養素も汁ごといただけるので、栄養面でも◎
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