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ライムを使ったテキーラベースのカクテル9選。レシピを紹介

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ライムを使ったテキーラベースのカクテル9選。レシピを紹介

この記事では、強めのお酒というイメージのあるテキーラを使ったカクテルのうち、ほろ苦い酸っぱさのライムを使ったカクテルを紹介します。爽やかなテイストのカクテルが多いですよ。

テキーラとは

テキーラは、メキシコ発祥の蒸留酒(スピリッツ)の一種です。蒸留酒はアルコール度数が高く、火をつければ燃えることから、「火酒(かしゅ)」と呼ばれることもあります。
 
テキーラは、サボテンから造られるお酒とよく勘違いされていますが、アガベ(リュウゼツラン)という多肉植物から造られています。
100%ブルーアガベから造られるテキーラを「プレミアムテキーラ」、原料の51%以上がブルーアガベで、蜂蜜や砂糖などの副原料も使われているテキーラを「ミクストテキーラ(ただのテキーラとも呼ばれる)」と区別しています。市場に流通しているテキーラのほとんどは後者の「ミクストテキーラ」です。
 
テキーラは熟成期間や、熟成に使う樽の種類によって5つの種類(ブランコ(Blanco)、ホーベン(Joven)、レポサド(Reposado)、アネホ(Anejo)、エクストラ・アネホ(Extra Anejo))に分けられています。熟成期間が短いものほどすっきりとキレのある味わいと苦みがあり、長いものほどトロっとした甘みや旨味が感じられ、アルコールの苦みも薄くなります。
 
テキーラのアルコール度数は、「35~55度」と認定機関の規則によって厳格に決められています。ショットで飲むことが多く、強いお酒というイメージのあるテキーラですが、96度の「スピリタス」という銘柄があるウォッカや、75.5度の「151プルーフ」という種類があるラム酒と比べるとそこまで強いお酒ではないことがわかります。

スピリッツとは

蒸留酒は高温で熱して造る「火の酒」であり、火の酒は人間の魂にはたらきかけ、肉体を目覚めさせ、また活力を与えることから、蒸留酒はスピリッツ(spirits)と呼ばれるようになったようです。
 
テキーラ以外にもブランデー、ウイスキー、焼酎、ウォッカ、ジン、ラム酒も蒸留酒であり、広い意味ではこれら全て「スピリッツ」と呼べますが、日本において「スピリッツ」とはウォッカ、ジン、ラム酒、テキーラを指すことが多く、この4種類のお酒は「世界4大スピリッツ」とも呼ばれています。
 
日本における狭い意味での「スピリッツ(ウォッカ、ジン、ラム酒、テキーラ)」という呼称は、1953年に制定された酒税法における分類によって形作られたようです
1953年当時、蒸留酒のうち、既に日本である程度の知名度があった「ブランデー」、「ウイスキー」、「焼酎」は個別の分類とし、それ以外(ウォッカ、ジン、ラム酒、テキーラ等)が「スピリッツ」に分類されました。
ちなみに、日本の酒税法における分類としての「スピリッツ」は、やや複雑な定義にはなりますが、「焼酎、ウイスキー、ブランデー、原料用アルコール以外の蒸留酒類で、エキス分が2度(2%)未満のもの」とされています。
 
なお、海外では蒸留酒は専ら「liquor(リカー)」と呼ばれています。

ライムとは

カクテルでよく使われるライムについて詳しく解説します。

生産地域

ライム(lime)は、インド~マレーシア辺りの熱帯地域を原産とする、ミカン科の果物です。現在ではインドやスリランカの原産地域に加え、地中海沿岸地域やメキシコなどでも生産されており、日本でも愛媛県や和歌山県といった温暖な気候の地域で生産されています。

特徴

ライムは緑色の見た目が特徴的ですが、これは熟れる前の緑色のうちに収穫されているためです。ライムも熟れるとレモンのように黄色くなりますが、特徴的な酸味がなくなってしまいます。果実は緑っぽい白色をしています。
 
その独特の酸っぱさや苦みはレモンよりも「鋭い」と表現される味で、レモンよりも大人な味とも言え、搾った果汁がカクテルに使われることが多くなっています。

カクテルでの使用方法

カクテル作りでライムを使う場合、レシピでは「ライム果汁」「ライムジュース」といった名称で指定されています。基本的にはその場でライムを絞ったものが良いとされていますが、市販のライムジュースを使っても問題ありません。ただし、レシピによっては「フレッシュ・ライム・ジュース」と生絞りのライムが指定されていることもあります。
 
また、カットしたライムをグラスのフチに添えたり、カクテルに入れたりしますが、これは飾り用としての役割以外にも、グラスのフチのライムを絞りながら味に変化をつけたり、フチのライムに舌が触れて味に変化が出るようにするといった役割があります。

コーディアルライムジュース

コーディアルライムジュースとは、砂糖が加えられているライムジュースです。「コーディアル」と省略して呼ばれることもあり、レシピによってはコーディアルライムジュースが指定されている場合もあります。
 
砂糖が加えられているのでカクテルが甘く飲みやすいテイストに仕上がるほか、砂糖やシュガーシロップを加える手間が省けますよ。

テキーラとライムを使ったカクテル【定番】

メキシコーク

メキシコーク」は、テキーラをコーラで割り、ライム果汁を加えたカクテルです。コーラの風味が強く、とても飲みやすいのでゴクゴクと飲めてしまいますが、アルコール度数は高めで、コーラは糖分量が多いので、飲みすぎに注意です。

材料

  • テキーラ …45ml

  • コーラ...適量(90~120ml)

  • ライム・ジュース...10ml

作り方

  1. 氷を入れたグラスに材料を入れ、軽くステアする(かき混ぜる)

エル・ディアブロ

「悪魔」を意味する名前のカクテル「エル・ディアブロ」は、鮮やかな赤い見た目とは裏腹に、カシスとレモン由来の甘酸っぱさと、ジンジャーエールの爽やかな喉越しで、とても飲みやすいテイストのカクテルです。

材料

  • テキーラ …60ml

  • カシス・リキュール …30ml

  • レモン・ジュース(ライム・ジュース)…10ml

  • ジンジャーエール…適量

  • カット・レモン、またはカット・ライム…1個

作り方

  1. 氷を入れたコリンズ・グラスにテキーラ、カシス・リキュール、レモン・ジュースを注ぐ
  2. グラスをジンジャーエールで満たし、軽くステアする
  3. カット・レモンをグラスのエッジに飾る

マタドール

闘牛士を意味する名前のカクテル「マタドール」は、パイナップルジュースがテキーラをまろやかにしていて、とても飲みやすく人気のカクテルです。

材料

  • テキーラ …30ml

  • パイナップルジュース…45ml

  • ライムジュース …15ml

作り方

  1. 材料をシェーカーに入れる
  2. 氷を入れ、シェークする
  3. 氷を入れたオールド・ファッションド・グラスに注ぐ

マルガリータ

マルガリータ」は、テキーラベースではトップレベルの人気カクテルで、スッキリとした味わいが特徴的です。名前の由来にはいくつか説がありますが、このカクテルの作者の恋人の「マルガリータ」が若くして事故で亡くなったのを偲んでつけられたと言われています。

材料

  • テキーラ …2/4

  • ホワイト・キュラソー …1/4

  • レモン・ジュースまたはライム・ジュース …1/4

  • 塩 …適量

作り方

  1. 材料をシェーカーに入れる
  2. 氷を入れ、シェークする
  3. グラスのフチに塩をまぶしてスノー・スタイルにしたカクテル・グラスに注ぐ

ホワイト・キュラソーをオレンジリキュールの「グラン・マルニエ」に変えたレシピは「グラン・マルニエ・マルガリータ(ゴールデン・マルガリータ)」と呼ばれています。

モッキンバード

メキシコなどに生息する、他の鳥の鳴き声を真似するものまね鳥の名前を冠する「モッキンバード」は、爽やかな緑色と、ミントの香りと飲んだ後のさっぱり感が心地良いカクテルです。

材料

  • テキーラ …2/4

  • グリーン・ペパーミント…1/4

  • ライム・ジュース …1/4

作り方

  1. 材料をシェーカーに入れる
  2. 氷を入れ、シェークする
  3. カクテル・グラスに注ぐ

テキーラとライムを使ったカクテル【マイナー】

マルガリータ・コスモ

マルガリータ・コスモ」は、クランベリー・ドリンクの赤が特徴的なカクテルです。甘酸っぱい味わいの中にグラン・マルニエの深いコクが感じられます。

材料

  • テキーラ...20ml

  • グラン・マルニエ(オレンジ・リキュール)...10ml

  • クランベリー・ドリンク...20ml

  • ライム・ジュース...10ml

作り方

  1. 材料をシェーカーに入れる
  2. 氷を入れ、シェークする
  3. 塩でスノー・スタイルにしたカクテル・グラスに注ぐ

メキシカン・モヒート

メキシカン・モヒート」は、人気のラム酒ベースカクテル「モヒート」のテキーラ版です。ミント香るスッキリと爽やかな味わいが楽しめます。

材料

  • テキーラ…45ml

  • ライム…1/2個

  • シュガー …1tsp(小さじ1)

  • ソーダ水 …適量

  • ミントの葉 …3~4 枚

作り方

  1. グラスにライムをしぼり、皮ごと中に入れる
  2. ミントの葉と砂糖を入れて、ミントをつぶす
  3. タンブラー・グラスに注ぎ、氷、テキーラを入れる
  4. グラスいっぱいまでソーダ水で満たし、軽くステアする

ヘルメス

ヘルメス」は、1971年の国際カクテル・コンペティションで準優勝した創作カクテルです。プラム・リキュールと薬草系リキュールのアニゼットによる複雑な香りと味わいが楽しめます。

材料

  • テキーラ(ヘラドーラ) …3/6

  • クレーム・ド・コーバイ(ミラベル)(プラム・リキュール)…2/6

  • ライム・ジュース(コーディアル)…1/6

  • アニゼット…1tsp(小さじ1)

作り方

  1. シェーカーに材料を入れて、氷を入れ、シェークする
  2. カクテル・グラスにシェークした材料を注ぐ

ライジング・サン

ライジング・サン」は、1963年に日本で誕生したカクテルです。底に沈んだチェリーが朝日を、グラデーションのある見た目が朝焼けを表現しています。甘酸っぱい味わいですっきりと飲むことができますよ。

材料

  • テキーラ …30ml

  • イエロー・シャルトリューズ…20ml

  • ライム・ジュース(コーディアル)…10ml

  • スロー・ジン…1tsp(小さじ1)

  • マラスキーノ・チェリー…1個

  • 塩…適量

作り方

  1. 塩でスノースタイルにしたソーサ型シャンパングラスを用意する
  2. シェーカーにテキーラ、イエロー・シャルトリューズ、ライム・ジュースを入れ、氷を入れてシェークする
  3. 【1】のグラスにシェークした材料を注ぐ
  4. マラスキーノ・チェリーを沈めて、ゆっくりスロー・ジンを注ぎ入れる

テキーラの定番カクテル

テキーラ・トニック(テコニック)

テキーラをトニック・ウォーターと割れば、「テキーラ・トニック(テコニック)」というカクテルになります。テキーラのフレッシュな香りと甘くほろ苦いトニック・ウォーターが良くマッチしており、すっきりとした味わいが楽しめますよ。

材料

  • テキーラ …45ml

  • トニック・ウォーター...適量(90~120ml)

作り方

  1. 氷を入れたグラスに材料を入れ、軽くステアする(かき混ぜる)

メキシカン・スクリュー

テキーラをオレンジジュースと割れば、「メキシカン・スクリュー」というカクテルになります。手軽に作ることができ、甘くフルーティーな味わいで飲みやすく、人気のカクテルです。

材料

  • テキーラ …45ml

  • オレンジジュース...適量(90~120ml)

作り方

  1. 氷を入れたグラスに材料を入れ、軽くステアする(かき混ぜる)

テキーラ・サンライズ

テキーラ・サンライズ」は、こちらもテキーラベースの人気のカクテルで、名前の通りメキシコの夜明け(サンライズ)をイメージさせる真っ赤な色合いが美しいカクテルです。オレンジジュースのすっきりとしたフルーティーな味わいが楽しめます。

材料

  • テキーラ …45ml

  • オレンジ・ジュース …90ml

  • グレナデン・シロップ …2tsp(小さじ2)

作り方

  1. サワー・グラス、またはフルート型グラスに氷を1個入れる
  2. テキーラ、オレンジジュースを注ぐ
  3. グレナデンシロップをグラスの底に沈むように、静かに入れる
  4. 朝焼けを連想できる色合いになるようにステアする

テキーラ・サンセット

テキーラ・サンセット」は、テキーラベースの人気カクテルで、名前の通り日の入をイメージしたカクテルです。酸味の強いきりっとしたテイストが楽しめます。ソーダを使うレシピや、フローズン・スタイルにするレシピもありますよ。

材料

  • テキーラ …30ml

  • レモン・ジュース…30ml

  • グレナデン・シロップ …1tsp(小さじ1)

作り方

  1. 材料をシェーカーに入れる
  2. シェーカーに氷を入れてシェークする
  3. 氷を入れたサワー・グラスに注ぐ

パロマ

パロマ」は、フルーティーで爽やかな味わいでテキーラの生産国メキシコでも人気のカクテルです。塩をグラスにまぶすスノースタイルのレシピもあります。

材料

  • テキーラ...40ml

  • グレープフルーツジュース...20ml

  • トニック・ウォーター...30ml

作り方

  1. グラスに材料と氷を入れる
  2. 軽くステアする

【参考】カクテルの専門用語

カクテルを作る際、レシピに登場する専門用語を紹介します。

グラス

オールド・ファッションド・グラス

容量180~300ml。「ロックグラス」という名称の方が一般的で、主にオンザロックススタイルの強めのカクテルに用いられます。口径が広く、大きな氷がそのまま入るため、ロック向きとされています。

カクテル・グラス

容量90mlが標準。ドラマや映画によく登場する、脚の長い逆三角形のグラスで、主にショートカクテル用です。逆三角形の部分(ボウル)が鋭角なほど強いカクテルに合います。ちなみに、グラスの形には理由があり、長い脚の部分「ステム」を持つことでカクテルの温度が上昇するのを防ぐことができます。

ゴブレット・グラス

容量300ml程度。グラスの脚が短く安定感のある形状で、グラスのフチにカットフルーツを飾るようなトロピカル系のカクテルでよく使われています。

コリンズ・グラス

容量300~360ml。トールグラスとも呼ばれます。細長い形状が特徴的で、炭酸が抜けにくいことから発泡性のカクテルに向いています。背の高いものは、材料のグラデーションを楽しむおしゃれなカクテルにも使われます。

サワー・グラス

容量120mlが標準。主に柑橘類を使ったサワースタイルのロングカクテルに用いられます。日本では脚付きのものがほとんどですが、外国では平底のタイプも用いられています。

シェリー・グラス

容量60~75ml。スペイン産ワインの「シェリー酒」を飲むために作られたグラスで、ストレートにもカクテルにも応用ができる用途の広いグラスです。

シャンパン・グラス

飲み口が大きく背の低い「ソーサータイプ」と、飲み口が小さく背の高い「フルートタイプ」があります。ソーサータイプは泡立っているカクテルやクリームを浮かべるカクテルに、フルートタイプは発泡性のカクテルに向いています。

タンブラー

10オンス(300ml)が標準。用途は多様で、カクテルでは、氷をたくさん入れるロングカクテルでよく使用されます。二重構造で保冷力が長持ちするタンブラーもありますよ。

リキュール・グラス

容量30~45mlと小さめです。本来はストレート用ですが、見た目の美しいプースカフェスタイルのカクテル(食後に飲むカクテル)に使われることがあります。

ワイン・グラス

ワインの色・香り・味を余さず楽しむためのグラスです。赤ワインは大ぶりのもの、白ワインは小ぶりのものが適しています。カクテルでも時々使われることのあるグラスです。

道具

カクテル・ピン

カクテルの中に沈めるフルーツに刺したり、花やフルーツをカットして作る「ガーニッシュ」を飾る際に使用するピンです。

シェーカー

その名の通り、シェイクする際に使用する器具で、トップ(蓋)、ストレーナー、ボディの3つのパーツに分かれています。ボディの中に材料と氷を入れ、ストレーナーとトップを被せて、強く振って中身をかき混ぜて使います。

また、ボディとティンの2パーツからなるボストンシェーカーも存在し、より激しいシェイクをする事が出来ます。主に、卵白やクリーム系、フルーツなどの材料を扱う場合に使用します。
シェーカーの形にもいくつか種類があり、一般的な「スタンダード型」、細長い「バロン型」があり、ボストンシェーカーにはティンがスケルトンになっているおしゃれなものもあります。

ストレーナー

シェーカーの部品ではないストレーナー単体は、へら型のステンレス板に、らせん状のワイヤーを取り付けた道具です。ミキシンググラスやボストンシェーカーと一緒に使用される事が多く、氷を取り除き液体のみを注ぐ事が出来ます。

バースプーン

長い棒状のスプーンで、中央の棒部分はらせん状にねじれているので、スムーズに液体を回転させ材料をかき混ぜる事が出来ます。また、スプーンの反対部分は様々な形があり、フォーク、重し、氷よけなどになっています。

ブレンダー(ミキサー)

一般でいうミキサーのこと。シェーカーでは混ざらないカクテルを作る際に使用されます。カクテルの用語で「ミキサー」とは「割り材」、すなわち、水、炭酸水、トニックウォーター、ジンジャーエール、コーラ、オレンジジュース、トマトジュースなど、割るために用いる飲料の総称を指します。

ミキシング・グラス

かき混ぜる「ステア」の技法の際に使用するグラスです。主に円柱型の大型のグラスの形状で注ぎ口が付いており、内側はバースプーンが回転しやすいように丸くなっています。

技法

シェイク

「シェイク」の技法は、シェーカーの中に氷と材料を入れ蓋をし、強く振って中身を混ぜ、グラスに液体を注ぐ技法です。混ざりにくい材料を混ぜる際や、アルコール度数の高いカクテルベースやリキュールの角を取り、飲みやすくするために用いられます。

ステア

「ステア」の技法は、混ざりやすい材料を、氷を入れたミキシング・グラスに注ぎ、バー・スプーンなどで手早くかき混ぜる技法で、素材の味わいや香りを活かす際に用いられる技法です。

ブレンド

「ブレンド」の技法は、ブレンダー(ミキサー)を使用して、機械の強い力によって材料を混ぜ合わせる技法。

主に、フレッシュフルーツを混ぜ合わせる際や、氷と材料を混ぜ合わせてフローズンカクテルを作る際に使用されます。

ビルド

「ビルド」の技法は、シェーカーやミキシンググラスなどを使用せずに、グラスの中に直接材料や氷を入れかき混ぜて完成させる技法です。
水割りやソーダ割り、ロングカクテルで主に使用されます。

スノースタイル

「スノースタイル」は、グラスのフチをレモン汁で濡らし、食塩や砂糖を付着させるデコレーション技法です。なお、スノースタイルという呼称は和製英語で、英語では、「rimmed with salt」、「rimmed with sugar」といいます。

コーラルスタイル

「コーラルスタイル」は、グラスのフチをシロップやリキュールで濡らし、塩や砂糖を付着させるデコレーション技法です。グラスのフチに幅広くデコレーションするのが特徴です。

単位

tsp(ティースプーン)

バースプーンのスプーンすりきり1杯分の量で、小さじ1杯と同量の約5mlです。

dash(ダッシュ)

ボトルを逆さにし、1振りで落ちてきた液体の量で、およそ5~6滴とされ、約1mlです。

oz(オンス)

1オンス=約30mlです。アメリカとイギリスで量が微妙に異なり、米ガロン法では1/16パイント(約29.57ml)、英ガロン法では1/20パイント(約28.41ml)です。