小松菜の根元には砂や虫がついていることがあるので、食べるときはしっかりと汚れを落とした方が良いです。本記事では小松菜の洗い方について詳しく解説します。
小松菜は根元が土に埋まっている状態で栽培されている野菜です。そのため、砂や虫がついていることがあり、特に根元は砂をかんでいることがよくあります。鮮度を保つために目に見える泥汚れを軽く落とすことはあっても、しっかりと洗ってから出荷したり店頭に並べられていることはあまりありませんので、購入したら調理をする前にしっかりと洗いましょう。
小松菜はサラダなど生食するときはもちろんのこと、茹でておひたしなどにする場合もしっかりと洗った方が良いです。
汚れを落とさずに茹でてしまうと土臭さが残ってしまうこともあります。料理の味を損ねてしまわないためにもきちんと洗ってから調理をするようにしましょう。
小松菜は切る前に洗う方が良いと言えます。
細かくカットしてから洗う方が汚れが落ちるような気がしますが、切ってしまうと断面から水溶性の栄養素が流出してしまうというデメリットがあります。小松菜に含まれている水溶性の栄養素には、ビタミンCやビタミンB1、B2、カリウムなどがあります。汚れと一緒にこれらの栄養素が流出してしまったら非常にもったいないですよね。
また、切った状態で茹でると水っぽくなってしまいシャキシャキとした食感が残りにくくなります。さらにバラバラとして扱いにくく、おひたしなど向きを揃えて見栄えをよくしたい場合には不便なので切らずに洗うのがおすすめです。
小松菜は水で洗います。
ちなみに鮮度が落ちてしなしなになってしまっている小松菜は、洗った後にお湯をかけるとみずみずしさを取り戻すことができます。
これは、50℃前後のお湯で1分〜2分間つけることでたんぱく質が細胞を保護すると同時に、表面の気孔が開き水分を取り込むため葉がシャキッとみずみずしくなり発色もよくなる「ヒートショック現象」を利用した方法です。小松菜以外の野菜でも、みずみずしさを取り戻したいときに使えるので覚えておくと良いでしょう。
ただし、60℃以上のお湯を使うと、水溶性の栄養素が溶け出すスピードは一気に早くなってしまいます。設定温度と長時間つけすぎてしまわないように注意する必要があります。
洗い方には直接関係ありませんが、小松菜を洗い始める前に、根を水にひたして置くと根が水分を吸うためみずみずしさを取り戻し、シャキッとして食感がよくなります。
炒めものにするときなど小松菜のシャキシャキとした食感を楽しみたい場合は、特に洗う前に根を水にひたしておくのがおすすめです。
最近は根が切られた状態で売られているものが多いですが、農産物直売所などでは根がついた状態で売られていることもあります。根がついている状態は、切っておきましょう。
どこまで切ればよいかというと、伸びている白い根の部分のみです。根元の緑色の部分には、貧血予防の効果が期待できる鉄分や骨を健康に保つ働きがあるカルシウム、マンガンなどが含まれています。汚れをしっかり落とせば問題なく食べることができるので、切り落とさないようにしましょう。
小松菜を洗うときは根元に十字の切り込みを入れます。根の部分に最も砂や土がついているため、根元に十字の切り込みを入れておくことで根についている汚れを綺麗に落とすことができます。
また、根は葉と比べて火が通りにくいですが、切り込みを入れておくことで火の通りが早くなるメリットもあります。
小松菜の根元に切り込みを入れたら、ボウルに水をため根元の部分をひたしながら流水で泥汚れを落としていきます。上述したように根元には砂や土がついているので、指で開きながら汚れを落としていきます。
十字に切り込みを入れておけば、根元が開きやすいので綺麗に汚れを落とすことができます。
根元の汚れが綺麗に落ちたら茎全体も流水で洗い流します。
根元を洗ったら、葉は同じようにボウルで水をためながら、流水で振り洗いします。2〜3回水を変えながら振り洗いし、水が濁らなくなってきたら完了です。
葉先の残留農薬が気になる方は、ホタテ貝やほっき貝を原料に作られたパウダーを使うのがおすすめです。特におすすめなのがホッキ貝です。ホッキ貝は他の貝殻と比較しても除菌効果が高いことが研究で立証されています。
ホッキ貝を高温で焼きパウダー状にしたものを水に溶かすことで、アルカリ水を作ることが出来ます。農薬は酸性であることが多いためアルカリ水につけることで農薬が中和されて落としやすくなります。ホタテ貝やホッキ貝のパウダーを溶かした水に小松菜を5分~10分浸けておくと水溶液が次第に濁ってきたり油が浮いてきたりします。目に見えて残留農薬が落ちていることがわかるので流水で洗い流したりするよりも安心できます。
小松菜の汚れが落とせたら、ザルなどの上に広げて水気を切ります。水分が残ったまま調理をすると水っぽくなって料理の味が薄くなってしまうこともあるので、水気を切ってから使うようにしましょう。
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