デパコスとは、主に百貨店やデパートの化粧品フロアに店舗を設置しているブランドのことを指します。今回は、敏感肌の方でも使えるデパコスのクレンジングを種類別にご紹介します。敏感肌の方のクレンジングの選び方も詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
よく耳にする「敏感肌」は医学的な定義が存在しない肌質とされています。一般的に敏感肌は、かゆみやほてり、赤み、発疹、腫れ、痛みなどの症状が起こりやすい状態の肌を指します。敏感肌になる原因は人により異なり、アレルギーやホルモンバランスの乱れ、ストレスなどが考えられます。敏感肌になってしまっている時は、肌への負担が少ない成分が配合されているクレンジング剤を使用するのがおすすめです。
肌質は季節や加齢、女性の場合は生理周期などによって変化します。その時々の自分の肌の状況を観察し、使用するアイテムなどを調整してみましょう。肌質に応じて、適切なクレンジングや化粧水などのスキンケアアイテムを使用することが重要となります。
「デパコス」とは「デパートコスメ」の略です。「デパート」は「デパートメント」の略で、「コスメ」は「コスメティックス」の略です。
百貨店やデパートの化粧品フロアにコスメカウンターを設置しているブランドが販売している化粧品を指します。ブランド専属の美容部員によるカウンセリングや、タッチアップ(美容部員がお客様にスキンケアやメイクをその場で施すこと)をすることができます。
ドラッグストアなどで販売されている商品と比較すると、質・価格ともに高い傾向があります。
クレンジング剤を販売している人気デパコスブランドには、
シュウウエムラ
クレ・ド・ポーボーテ
CHANEL
ランコム
ポーラ
DECORTÉ(コスメデコルテ)
カバーマーク
KANEBO
THREE
キールズ
などがあります。
敏感肌で悩んでいる方は、敏感肌に特化したデパコスブランドから商品を選ぶのも一つの手段です。
敏感肌の方でも安心して使用できるような成分でつくられており、皮膚科やクリニックなどの医療機関でも紹介されている商品も多いです。
有名な敏感肌向けのデパコスブランドには、ディセンシアやアクセーヌ、AYURAなどがあります。また、一般のデパコスブランドの中に、敏感肌向けのスキンケアラインが用意されていることがあります。
これらのブランドは、アレルギーテストやパッチテスト、スティンギングテストなどのテストを実施している商品が多いです。ただし、すべての人にアレルギー反応が出ないというわけではありませんので、注意しましょう。
アレルギーテスト
正式名称はリピート・インサルト・パッチテスト法(パッチテスト)。化粧品が発売される前に実際に対象の人に試し、アレルギー症状が出るかどうかを判断する。「アレルギーテスト済み」や「パッチテスト済み」と書かれた化粧品は、高いレベルで安全性を確保できた化粧品のことを指す。
スティンギングテスト
化粧品の使用によって、刺激が少ないことを確認するためのテスト。「スティンギング(stinging)」とはピリピリ、ヒリヒリといった一過性の刺激感のことを指し、主に敏感肌を対象にテストを実施することが多い。「スティンギングテスト済み」と書かれた化粧品は、皮膚刺激を感じにくいことが確認されている。
どんな肌質の人でもメイクをした日は、オイルやバームタイプなど洗浄力の高いクレンジングを使い、メイクをしっかり落とすことが重要です。メイク汚れが残っていると、それが肌荒れの原因になる場合もあります。
敏感肌の方は、肌負担が小さいといわれるミルクタイプやクリームタイプのクレンジングを選びがちですが、洗浄力が低いもので長時間クレンジングしたり何度も擦るとかえって肌負担が大きくなってしまいます。メイクをした日は、洗浄力の高いオイルタイプやバームタイプのクレンジング剤で、あまり擦らず短時間でクレンジングを行いましょう。
薄いメイク(下地にフェイスパウダーのみ)の日は、クリームやミルクなどを使うとよいでしょう。肌負担を減らすには、メイクの濃淡でクレンジング剤を使い分けるのがベストです。
敏感肌の方はそもそも密着度の高いファンデーションなどでのメイクを避けるべきといえます。ファンデーションなどに配合されている成分が、敏感肌の原因となっている場合もあります。どうしてもメイクをする場合は、敏感肌向けブランドが販売している商品を使うのがよいでしょう。
肌が敏感になっている場合、肌への刺激が少ない成分が配合されているクレンジングを選ぶことをおすすめします。
以下は、敏感肌の方が刺激を感じやすいといわれている成分の一例です。成分の良し悪しは一概には決められず、人によっては刺激を感じないこともあります。また、以下の成分以外で刺激を感じる場合もあります。
パラベン
ごくまれにかぶれなどの肌トラブルを起こす可能性がある
グリセリン
高濃度の場合、アクネ菌のエサとなり増殖する可能性がある
ラウリン酸
肌に残りやすく刺激にある可能性がある
アルコール(エタノール)
皮膚が乾燥したり刺激を感じる場合がある
プロテアーゼ、パパイン
敏感肌の刺激になる可能性がある
イソプロピルメチルフェノール、イオウ、レゾルシン
肌のバリア機能が低下して大人ニキビが悪化することがある
香料・着色料
ごくまれにかぶれたりシミになることがある
タンパク由来成分(コラーゲン 等)
アレルギーの原因となることがある
農薬や化学肥料を使用しないで栽培した植物をオーガニック(有機栽培)植物といい、オーガニック植物を使用して作られた化粧品を一般的に「オーガニックコスメ」といいます。
オーガニックコスメは、化学合成成分の配合率が低い(もしくはゼロ)商品のことで、化学合成成分によるアレルギー反応が出にくい点が最大のメリットです。全ての化学成分が悪いというわけではありませんが、ケミカルコスメで肌トラブルがある方は、オーガニックのクレンジングで解決する場合があります。
ハーブの成分などを配合し、肌本来の自然治癒力を高める目的で作られた商品もありますが、効果には個人差があります。
乾燥が原因で肌が敏感になっている場合は、保湿成分が配合されたクレンジングを使うことで、敏感症状が和らぐ場合があります。
代表的な保湿成分には下記があります。
グリセリン
セラミド
アミノ酸
ヒアルロン酸
コラーゲン
スクワラン
ホホバ油
ワセリン
レシチン
スフィンゴ脂質
グリセリンは優秀な保湿成分の一つですが、中には肌に合わない方もいます。グリセリンフリーのクレンジングに関しては、こちらの記事を参考にしてください。
ただし、クレンジング剤は洗い流してしまうもので肌に残りにくいので、クレンジング剤だけで肌を保湿するのではなく、クレンジング後の化粧水やクリームなどのスキンケアでしっかりと保湿を行う必要があります。
W洗顔(ダブル洗顔)とは、クレンジングの後に洗顔料でクレンジング剤の残りやその他の汚れを取り除くことです。W洗顔を行うことで、肌に必要なうるおい成分まで取り除いてしまったり、過度な摩擦により敏感症状が悪化する可能性があるため、敏感肌の方はW洗顔が不要なクレンジング剤を選ぶことをおすすめします。
例えば、オイルやバームなど洗浄力が高いクレンジング剤でかつダブル洗顔不要のものを使うと、洗顔の回数を減らすことができ、摩擦や皮脂の取りすぎを防ぐことができます。皮脂は肌を乾燥から守るために必要な成分であることを心に留めておきましょう。
拭き取りタイプのクレンジングは、肌をこすることになり、摩擦が生じます。摩擦により肌がピリピリしたり、敏感肌の症状が悪化してしまうこともあります。そのため、敏感肌の方は拭き取りタイプのクレンジングは避けるべきです。
摩擦は肌負担が大きく様々な肌トラブルの原因となるため、拭き取りタイプは、肌質に関係なく使用をさける方が良いといえます。そのため、日常使いは極力避け、どうしても洗面台でクレンジングができない場合のみ使用しましょう。
シュウウエムラは、メイクアップアーティストの植村秀さんがハリウッドでの経験を活かし、欧米的な美と日本的な繊細さを追求した日本発のブランドです。個性美やアートに重きを置きながらも、高品質な商品を提供しています。
この商品は、肌が敏感になりがちな方向けのクレンジングオイルです。ユズエキスなどの植物由来成分を配合しており、摩擦が起きにくい状態で汚れを落とすことができるシュウウエムラの独自の洗浄システムが採用されています。9種類のエッセンスオイルがブレンドされた香りには、リラックス効果もあります。
マツエク対応*、W洗顔不要、濡れた手での使用不可、スマッジプルーフメイク(お湯で落とせるメイク)です。
*一般的なシアノアクリレート系の接着剤に対応しています。使用されている接着剤については、施術店にご確認ください。
シュウウエムラの代表的なクレンジングオイル「アルティム8∞ スブリム ビューティ クレンジング オイル」は、98%が自然由来成分です。こちらの商品も、敏感肌の方でもお使いいただけます。
OSAJI(オサジ)は、日本発のスキンケアコスメブランドです。創業者・開発者である茂田正和氏の考えから、OSAJIの化粧品は国際的なオーガニックコスメの認証は受けず、茂田氏が最も重要視している皮膚科学に基づいた、皮膚が本来求める化粧品づくりを追求しています。
この商品は、肌に必要な潤いや油分を奪うことなく、毛穴詰まりの原因となる不要な汚れだけを落とす適度な洗浄力にこだわって作られたクレンジングオイルです。なるべく肌に負担をかけない界面活性剤と、皮脂に似た構成の洗浄成分がベースになっているので、低刺激ながらしっかりとメイクを落とし、乾燥知らずの肌へ導いてくれます。
パラベンフリー、エタノールフリー、シリコンフリー、鉱物油フリー、着色料フリーです。
W洗顔必要、濡れた手で使用不可、ウォータープルーフメイク対応です。
このクレンジングリキッドでは、Muku(無香料)、Ibuki(森林浴のイメージですっきりとした香り)、Sou(ユズ果皮油とオレンジ果皮油の柑橘系の香り)、Ikoi(フラワリーな香り)の4つの香りが用意されています。香料には、天然由来原料が使用されています。
クレンジング以外のスキンケアには、同ブランドの「センシティブシリーズ」がおすすめです。洗顔料や化粧水、クリームなどがあります。
RMK(アールエムケー)は、エキップ社が展開する日本のコスメブランドです。エキップ社は、SUQQU(スック)やathletia(アスレティア)の運営も行っています。RMKでは、創業以来定評のあるベースメイクを中心に、スキンケアやポイントメイク、ネイルなどの製品を取り揃えています。
この商品は、毛穴の角栓まで溶かし出すことができる植物オイル(油脂系オイル)を100%使ったオイルタイプのクレンジングです。角質柔軟成分にオレンジ果実油とキャロットオイル、エモリエント成分にサンフラワー種子オイル、ホホバオイル、サトウキビ由来スクワラン、オリーブオイルを配合しています。植物オイルは人の皮脂の成分と類似したオイルなので、肌なじみがよくするりと汚れを落としてくれます。また、肌への負担が低いため敏感肌や乾燥肌の方も安心してお使いいただけます。
W洗顔不要、濡れた手で使用不可、ウォータープルーフメイク対応です。
朝の洗顔には同ブランドの「RMK モイスト フォーミングソープ」がおすすめです。また、クレンジング・洗顔後には、薬用保湿液「RMK バランス スキンコンディショナー」がおすすめです。
Tatcha(タッチャ)は2021年9月に日本に上陸したばかりの、アメリカのブランドです。創業者が初めて日本を訪れた際に、京都の舞妓の美容習慣に感銘を受けて作られました。ブランド名は、日本の生花の原型「立花(たてはな)」からインスピレーションを得ているなど、ブランド全体を通して日本を感じられます。
この商品には、伊豆大島産のカメリアオイル(椿油)と米ぬか油が配合されています。また、日本が誇るスーパーフード(米・茶・海藻)を発酵させたTatcha独自の「HADSEI-3™: ハダセイ-3™」も配合されています。
鉱物油フリー、合成香料フリー、フタル酸フリー、パラベンフリー、動物実験フリーです。また、アレルギーテスト済み*の商品です。
*全ての人にアレルギーが起きないというわけではありません。
マツエク対応、W洗顔不要、濡れた手で使用不可、ウォータープルーフメイク非対応です。
クレンジング後は、同ブランドの化粧水やクリームでスキンケアを完成させましょう。
CLINIQUE(クリニーク)は、1968年に世界で初めて皮膚科学的見地から生まれたアメリカのブランドです。皮膚科医の問診からヒントを得て独自に開発された肌診断ツールを使用し、一人ひとりにあった商品を提供しています。全ての製品にアレルギーテストを実施し、パラベン、香料など肌の刺激となるものを使用していません。
この商品は洗浄力が高く、落としづらい日焼け止めやしっかりメイクもするりとメイクオフできます。また、保湿成分(エモリエント作用)としてハイブリッドサフラワー油が配合されています。
パラベンフリー、フタル酸エステルフリー、香料フリー、ヴィーガンフレンドリーです。また、アレルギーテスト済み*です。
*全ての方にアレルギーが起きないというわけではありません。
マツエク非対応、W洗顔必要、濡れた手で使用不可、ウォータープルーフメイク対応です。
クレンジング後の洗顔には、同ブランドの「エクストラ ジェントル クレンジング フォーム」がおすすめです。泡で出てくるポンプ式なので、泡立てる手間が省けて便利です。
ITRIM(イトリン)は、株式会社ACROが運営するラグジュアリーエイジングケアブランド*です。土壌や原料へとことんこだわり、原料や植物の使用部位によって最適な手法で成分を抽出しています。ちなみに、株式会社ACROはTHREE(スリー)やAmplitude(アンプリチュード)などのブランドも展開しています。
*年齢に応じたお手入れのこと
この商品は、天然由来成分99%のクレンジングバームです。バームとは思えないくらい柔らかく、まるでジェルのようなテクスチャーです。メイク汚れだけでなくホコリや古い角質までもすっきりと落とします。保湿(エモリエント)成分として、ロックローズエキスやバラ葉麹発酵液、アルカナ根エキス、メリッサ葉油などが配合されています。
マツエク対応*、W洗顔必要、濡れた手で使用不可、ウォータープルーフメイク対応です。
*マツエクによって使用されている薬剤が異なりますので、施術店に使用可否をご確認ください。
ポイントメイクには同ブランドの「アイ&リップ メイクアップリムーバーセラム」が、洗顔には「フェイシャルクリアリソッドソープ」があります。
SHIRO(シロ)は、日本の北海道で生まれた自然派コスメティックブランドです。「自然の素材をシンプルに」をコンセプトにしており、自分達が毎日使いたいものを作り、素材の良さを最大限に引き出した商品づくりをしています。スキンケア製品だけでなく、ファブリック、ホームフレグランス、エステやヘッドスパにも事業を展開させている大注目のブランドです。
この商品は、スキンケアクリームのようになめらかに肌にとろける絶妙なテクスチャーで、メイクと共に不要な角質を柔らかくしながら落とすことができるクレンジングバームです。肌を守るカロフィロイドや美容効果の高いオレイン酸などを含むタヌマオイル(テリハボク種子油)を配合しています、また、和漢植物のカンゾウから抽出したカンゾウエキスや、米ぬかから抽出したコメヌカエキスが配合されています。カンゾウの根に含まれるグリチル酸は肌を整えて健やかに保ち、コメヌカにはビタミンB1とB2、ビタミンE、ミネラルなどが含まれ、肌本来がもつ潤いを保つ脂質に似た働きをしてくれます。
W洗顔不要、濡れた手で使用不可です。
W洗顔不要のアイテムですが、すっきり洗い上げたい方は同ブランドの洗顔料「ラワンぶきフェイスウォッシュ」や「酒かす石けん」の併用がおすすめです。
キールズは米国ニューヨークでアポカセリー(調剤薬局)として始まったブランドです。アポカセリーとは、カウンセリングをもとに顧客一人ひとりに適した薬草や原料を調合し、薬やお茶を販売する店を指します。Nature(自然)・Science(科学)・ Service(サービス)という3つの信念をコンセプトにしています。
この商品は、クレンジングと洗顔の両方の機能を持つ洗顔料です。優しい感触でしっかりとメイクや汚れを落とすことが可能です。整肌成分にカレンデュラ花エキス(トウキセンカ花エキス)が配合されています。カレンデュラは肌を穏やかに整える作用があることから、皮膚のガードマンともいわれ、古くからスキンケアに使用されています。また、高い保湿効果のあるグリセリンも配合されており、すっきりするのにつっぱらない洗い上がりが特徴です。
W洗顔不要、濡れた手で使用することができます。洗顔料として使用する場合は、適量(1~2プッシュ)を少量の水またはぬるま湯で泡立て、顔全体をマッサージするように洗い、ぬるま湯で流します。
クレンジング・洗顔後のスキンケアには、キールズ ハーバルトナー CL アルコールフリー(化粧水)、キールズ ミッドナイトボタニカル コンセントレート(夜用美容オイル)そして、キールズ クリーム UFC(保湿クリーム)がおすすめです。
ジョンマスターオーガニック(john masters organics)は、1991年にヘアケアブランドからスタートしたアメリカのヘア・スキンケアブランドです。「地球に敬意を払うラグジュアリーなビューティーラインを」というコンセプトのもと、オーガニック植物や、天然由来成分を使った製品を世に送り出しています。
この商品は、植物性オイルをたっぷり使用し、美容成分が90%以上配合されたヴィーガン処方のクレンジングです。始めはジェル状ですが、肌になじませるとオイルに、そしてさらにミルク状へと3段階にテクスチャーが変化するユニークな設計となっています。肌を保湿しやわらかく保つ作用があるヒマワリ種子油や、肌荒れを防ぎうるおいのある肌を保つアルガニアスピノサ核油(アルガンオイル)、エイジングケア*でも注目されていて、肌をしっとりと保つバオバブ種子油、そして保湿力の高いマカデミア種子油やホホバ種子油などが主要成分として配合されています。主要成分のアルガニアスピノサ核油、バオバブ種子油、ホホバ種子油はオーガニック成分で、その他ビターオレンジ花水やベルガモット果実油などもオーガニック成分です。
*年齢に応じたお手入れのこと
ラウリル硫酸Naフリー、パラベンフリー、フタル酸エステルフリー、合成香料フリー、合成着色料フリーです。また、遺伝子組み換え原料も一切使用せず、動物実験を行っていない商品です。
W洗顔必要、濡れた手で使用不可です。
クレンジング後の洗顔には、同ブランドの「B&Sモイスチャライジングフォーミングフェイスウォッシュ(ベルガモット&シーバックソーン)」がおすすめです。泡で出てくるポンプタイプなので、泡立てる手間が省けて便利な洗顔料です。
ドクターケイは、「肌は心を映す鏡」という信念のもと、肌悩みを解決して健やかに過ごして欲しいという思いから誕生しました。ビタミンC研究の第一人者で美容皮膚科医である亀山孝一郎の30年に及ぶ臨床研究から生まれた、高機能、高濃度、高感度という3つのコンセプトを掲げるスキンケアブランドです。
この商品は、植物由来の洗浄成分でメイクなど肌の汚れを優しく落とすことができるクレンジングジェルです。マイルドな洗浄成分が、肌にうるおいを残しながら、メイクや毛穴の黒ずみや肌トラブルの原因となる皮脂、角質、PM2.5などの大気汚れをやさしく落とし、健やかな肌を守ります。また、ビタミンC誘導体を中心とした11種のビタミンをクレンジング専用に独自処方した「カクテルビタミン」が、肌トラブルの原因となる炎症を抑え、ニキビ・肌荒れを防ぐグリチルリチン酸ジカリウム、肌のキメを整える毛穴成分のカンゾウ抽出末やアーティチョークエキスなども配合されており、毛穴やニキビ、肌荒れにアプローチすることができます。
鉱物油フリー、合成着色料フリー、合成香料フリー、パラベンフリー、アルコールフリーの商品です。
マツエク対応、W洗顔不要、濡れた手での使用可能で、朝洗顔としてもお使いいただけます。
同ブランドのブースター美容液「ドクターケイ コントロールエッセンス」も人気商品です。
ディセンシアはポーラ・オルビスグループの敏感肌専門ブランドです。製品はアルコール・香料・紫外線吸収剤不使用で、アレルギーテストや皮膚科医の立ち合いによる実施用モニターテストを経て、クリアしています。
この商品は、敏感肌のハリ不足・キメ乱れリスクに着目したエイジングケア*シリーズ「アヤナス」のクレンジングです。敏感肌特有の毛穴に着目し、必要な潤いは残しながら毛穴目立ちの原因を取り除く、センサークリーンアップ処方で洗い上がりはしっとりとした肌に導きます。健やかな肌に整えるごぼうエキスや、ジンセンX、パルマリン、ビルベリー葉エキスの3種の植物由来成分を配合したストレスバリアコンプレックスが、敏感肌をケアし、ハリや弾力のある肌へと導きます。
*年齢に応じたケア
無香料、無着色、アレルギーテスト済み**です。
**全ての方にアレルギーが起きないというわけではありません。
マツエク対応***、W洗顔必要、濡れた手で使用不可、ウォータープルーフメイク対応です。
***マツエクによって使用されている薬剤が異なりますので、施術店に使用可否をご確認ください。
クレンジング後の洗顔には、同シリーズの洗顔料「アヤナスクリームウォッシュコンセントレート」がおすすめです。
ニールズヤードは、1980年代イギリスで、健康と美容の両方を同時に捉え、美容と健康をトータルにサポートするナチュラルアポセカリーから始まりました。特に厳しい環境から強く生き抜くオーガニック植物の生命力に着目し、肌負担をかけることなく、使い続けることができ、使用していくうちにより健やかな肌へと導くようなスキンケアアイテムを生み出しています。
この商品は、エイジングケア*シリーズ「フランキンセンスシリーズ」のクレンジングクリームです。低刺激処方で、英国ソイルアソシエーション認定のコスモオーガニック製品です。美容液レベルの潤い成分を配合し、摩擦の少ないクリームタイプのメイク落としです。
オーガニックの植物オイルであるカカオ脂、バオバブ種子油、ヒマワリ種子油が配合されており、コクのあるテクスチャーが毛穴までフィットし、メイクをしっかりと落としながら、潤った柔らかな肌へ整えます。また、エイジングケアのフランキンセンスシリーズの独自成分である「フランキンセンス」の樹脂エキスを配合し、肌の潤い、紫外線・乾燥などの肌ダメージのケアをしながらハリや弾力をアップします。
*年齢に応じたケア
鉱物油フリー、石油由来成分フリー、アルコールフリー、パラベンフリー、無香料、無着色です。遺伝子組み換え原料不使用で、動物実験は行っていません。
クレンジング後の洗顔には、フランキンセンスフェイシャルウォッシュがおすすめです。また、フランキンセンスシリーズのフルラインを7日間試せるトライアルセットの用意もあります。
trilogy(トリロジー)は、自然科学を駆使し、効果の高いナチュラルスキンケア製品を販売しているニュージーランド発のスキンケアブランドです。2012年に、ニュージーランドのスキンケアブランドでは初めてネイトゥルー認証を取得しました。ネイトゥルー認証は、ナチュラルおよびオーガニック成分を配合していることと、環境に配慮した製造プロセスを行っていることを保証しています。
この商品は、コールドクリームのような濃厚なクリームタイプのクレンジングです。肌を鎮静させながら、もっちりとした肌へと導きます。消炎効果があるといわれるシリカルムやグリーンティーや、保湿成分であるアーモンドオイルやアボカドオイル、ダイズオイル、マキベリーシードオイルなど、植物由来成分がたっぷりと配合されています。
石油系成分は使っておらず、ヴィーガンフレンドリーな商品です。もちろん動物実験の実施や、遺伝子組み替え成分の使用もしていない、クリーンな商品です。
W洗顔不要です。
敏感肌向けのスキンケアアイテムとして、フェイシャルマスクや美容液、クリーム、アイクリームがあります。
アクセーヌは、ピアス株式会社の傘下にあるブランドです。1970年代に頻発した化粧品アレルギーを2度と繰り返さないために、皮膚科専門医とともに共同研究され生まれました。肌への負担が少ない商品が多いことから、皮膚科でも紹介されています。
この商品は、低刺激性のクレンジングミルクです。肌をほぐして取り除く角質ケアに特化しています。角質柔軟成分やザラつきやくすみ、ニキビなどの原因となる古い角質を柔らかくし、取り除きやすい状態に整えます。
アルコール(エタノール)フリー、無香料、無着色、です。また、肌に残りやすく刺激になりやすいといわれるラウリン酸やオレイン酸もカットしています。
マツエク対応*、W洗顔必要、濡れた手で使用不可、ウォータープルーフメイク対応です。
*一般的なシアノアクリレート系の接着剤に対応しています。使用されている接着剤については、施術店にご確認ください。
同ブランドの洗顔料には「リセット ウォッシュ」があります。泡で出てくるタイプなので、泡立ては不要です。
AYURA(アユーラ)はさまざまなストレスを抱えた肌悩みを抱える女性たちの「負けない肌」作りを支えるブランドです。スキンケアだけでなく、入浴剤も人気で、「疲れた時こそメディテーションバス」とも評されています。
この商品は、肌にみずみずしくなじむテクスチャーでメイクや毛穴の汚れを包み込み、摩擦による負担をかけることなくしっかりと落とすことができる弱酸性のクレンジングミルクです。皮脂に近い構造をもつ肌なじみの良い天然オイル(米ぬか油)が、肌表面や毛穴の汚れとなじみ、すっきりと洗い上げます。保湿成分としてリペア型ヒアルロン酸が配合されているので、洗い上がりの肌にうるおいヴェールを残しやさしくケアすることが可能です。また、植物由来の精油であるベルガモットやゼラニウム、スイートオレンジの香りが、疲れた肌や心をリフレッシュさせてくれます。
着色料フリー、合成香料フリー、アルコールフリー、鉱物油フリー、パラベンフリーで、敏感肌の方のご協力によるパッチテスト済み*、アレルギーテスト済み*の商品です。
*すべての方に皮膚刺激、アレルギーが起こらないというわけではありません。
マツエク対応*、W洗顔必要、濡れた手使用可です。
一般的なグルー(シアノアクリレート系)をご利用の場合にお使いいただけます。
しっかりメイクをした日は、洗浄力が高いオイルタイプのクレンジング「メークオフオイル」がおすすめです。また、クレンジング後の洗顔には、同ブランドの洗顔料「フォーミングウォッシュ」がおすすめです。
ヴェレダは、1921年に自然医薬品メーカーとして誕生しました。植物の持つ力を最大限に引き出すバイオダイナミック有機栽培農法による植物の恵みを生かし、毎日使いたくなるような心地よさと機能性のあるスキンケア商品を生み出しています。ヴェレダで使用する植物原料の約75%はオーガニックもしくはバイオダイナミック農法で育てられたものか、認められた方法で採集された野生植物が占めています。
この商品は、敏感肌向けのクレンジングミルクです。国際的なナチュラル・オーガニック認証であるNATRUE(ネイトゥルー)と、オーガニック認定を受けた高品質の有機原料を使用したことを保証するBIO認定を取得しています。スイートアーモンドオイルが、敏感肌や乾燥肌など刺激に対してデリケートな肌に優しくなじみ、しっとりとした潤いを与えながら汚れを落とします。その他にもエモリエント成分に優れているプルーン種子油などを配合しています。
W洗顔不要、濡れた手で使用不可です。朝の洗顔料としてもご使用いただけます。
スイートアーモンドオイルを配合したフェイシャルクリームやフェイシャルオイルもおすすめです。
イソップは、1987年の創業以来、優れたスキンケア、ヘアケア、ボディケア製品の創造を追求し続けてきました。製品の原料には常にその年に収穫された植物を使用するなど、素材にこだわったブランドであるとともに、店舗においてその人にあったコンサルティングを行う、独自のカスタマーコミュニケーションにより、唯一無二の存在となったブランドです。
この商品は、目元専用ポイントメイク落としです。デリケートな目元に優しい成分を含むオイルベースのリムーバーで、拭き取った後も爽やかで潤いが続きます。整肌成分としてグレープシード、トコフェロール、ブルーカモミールを含み、デリケートな目元も優しく整えて潤します。
湿らせたコットンにリムーブを含ませ、目元に乗せ、メイクと馴染むまでしばらく置いた後、優しく拭き取ります。
動物由来成分不使用のヴィーガン処方で、すべての成分において動物実験は行っていません。
THREE(スリー)は2009年に誕生した「NEW ATTITUDE FOR BEING NATURAL(ナチュラルはこんなにも自由になれる)」というコンセプトを掲げたブランドです。原料は天然由来のものを85%以上使用し、遺伝子組み換え原料や、合成香料・着色料は使用せず、動物実験も行わないなど、天然原料にこだわっています。特に、新バランシングラインでは、精油や植物油など自然の恵みを厳選し、ヨーロッパで誕生したオーガニックとナチュラル化粧品の国債基準である「COSMOS」を取得しています。
この商品は、天然由来の原材料を99%使用した、植物油とボタニカルウォーターの2層式のポイントメイクアップリムーバーです。リッチな美容成分でデリケートな目元や口元の潤いを守りながらメイクをするりと落とします。グレープフルーツ果実エキスや、ゼラニウム油によって爽やかな香りも楽しむことができます。
2層式なので、容器をよく振ってからコットンに含ませて目元や口元に数秒馴染ませてから優しく拭き取ります。
お顔全体のクレンジングには、同じバランシングラインの「THREEバランシングクレンジングジェル」がおすすめです。ただし、微細なスクラブが配合されていますので、注意して使用する必要があります。また、クレンジング後は同ブランドの「バランシングフォームR」で洗顔を行いましょう。
この商品は、オイルと水溶性成分の2層式ポイントメイク落としです。ウォータープルーフタイプのマスカラ等の濃いメイクを素早く優しく落とすことができます。
本品をコットンに染み込ませ、優しく目元や口元メイクを拭き取流用にして使用します。
無香料、アレルギーテスト済み*です。
*全ての方にアレルギーが起きないというわけではありません。
お顔全体のクレンジングには、上記でご紹介したテイクザデイオフシリーズのクレンジングバームやオイルがおすすめです。
クレンジングを行う際に、最低限注意すべきポイントは下記の通りです。
清潔な手でクレンジングをする
摩擦は厳禁
洗いすぎも厳禁
必ずぬるま湯で洗い流す
手には目に見えない細菌が付着しています。それらの菌が敏感症状を悪化させてしまう恐れがありますので、クレンジング前は手をしっかりと洗いましょう。洗った後はタオルなどで水けをとることも重要なポイントです。
クレンジング時や、クレンジング後のタオルでの拭き取り時に、肌を強くこすることは避けましょう。摩擦によりさらに肌のキメが乱れたり、バリア機能が低下してしまいます。
また、洗いすぎることにより、肌に必要な皮脂まで取り除いてしまいますので、クレンジング剤を顔にのせる時間は、どんなに長くても1分程度に抑えましょう。1分以上経過してもメイクが落ちない場合は、メイクの濃さに対して洗浄力が足りていないことが考えられるため、クレンジング剤やメイクの見直しが必要です。
さらに、クレンジング剤を洗い流す時のお湯の温度にも注意が必要です。お湯の温度が熱すぎると、肌に必要な皮脂やうるおい成分まで洗い流してしまいます。ほんのり温かいと感じる30〜34度前後が最適といわれています。
クレンジング剤には様々な種類がありますが、その中でもクレンジングオイルは洗浄力が高いため、敏感肌には向かないという意見があります。確かに、洗浄力が高い分、肌に必要な皮脂まで洗い流してしまう場合がありますが、クレンジングオイルが一概に敏感肌の方に不向きとはいえません。
クレンジングオイルに含まれる油性成分には様々な種類があります。洗浄力が高いながらも肌負担の小さい「油脂系オイル」は、敏感肌の方におすすめできます。
また、肌負担が小さいミルクタイプなどはその分洗浄力も低いので、長時間クレンジングする傾向にあります。肌負担が小さいクレンジング剤でも肌に置く時間が長いと、肌負担が大きくても短時間で済むクレンジングよりも、肌への負担が結果的に大きくなる場合があります。
オーガニックコスメだから(だけが)安全、安心
オーガニックだから肌にも環境にもやさしい
と考えている人が多いですが、一概にそうとはいえません。
有機栽培された植物の中には、天敵である微生物などから身を守るために植物毒を放つものがあり、その毒性が肌荒れやかぶれなどの肌トラブルを引き起こす可能性があります。自然の成分の中にはまだ研究が進んでいないものも多く存在するのも事実です。また、有機栽培された植物だけを使用したコスメは、品質にばらつきも出ます。人によっては、オーガニックコスメで肌荒れしたり、アレルギー反応が出ることもありますので、自分に合った商品を見つけ使用することが大切です。
敏感肌を改善しようと、スキンケアをやりすぎるのはかえって逆効果になることもあります。長時間のフェイシャルスチーマーや角質ケアのやりすぎ、拭き取りなどの摩擦が生じるケアなどは、敏感症状を悪化させるばかりではなく、シミなどの肌トラブルに繋がる可能性もあります。
栄養バランスが偏った食事では、保湿成分がうまく作られないため、日頃の食生活の見直しも大切です。
また、空気の乾燥(低湿度)にも注意が必要です。冷暖房を使用する夏や冬は、空気が乾燥しがちです。加湿器の使用など適度な加湿を行うことをおすすめします。
メイクをしていないという点と、外の汚れがつかないという点を考慮すると、基本的に朝のクレンジングは必要ありません。就寝中にかいた汗や寝具のほこりなどの汚れは、洗顔料で落とすことができます。必要な皮脂を守るために、過度なクレンジングは避けましょう。ただし、脂性肌の方で、皮脂で顔が過度にベタつく場合は、朝にクレンジングしてもよいでしょう。
クレンジングを行うタイミングは、お風呂に入る前、もしくは、入ってすぐです。
お風呂のお湯の温度でのクレンジングは、肌に必要な成分まで落としてしまうため、お風呂入る直前に洗面所でクレンジングを行うのがベストです。お湯の温度はぬるま湯(ほんのり温かいと感じる人肌程度の温度)が最適です。
肌がふやけた状態は、肌のバリア機能が低下している状態ともいわれています。バリア機能が低下すると、肌のうるおいが逃げやすいと考えられているため、お風呂でクレンジングを行う場合は、入ってすぐにクレンジングを行うことを推奨します。
クレンジングオイルなど、水分を含んだ状態で使用すると洗浄力が低下するクレンジング剤を使用する際は、顔や手の水分をタオルでしっかり拭き取ってからクレンジングを行いましょう。
クレンジングを行う前にポイントメイクリムーバーを使うのがおすすめです。少ない肌負担でしっかりと落とすことができ、色素沈着を防ぐこともできます。
コットンに液体を染み込ませて使用するリキッドタイプと、クレンジング剤がシートに染み込んでいるシートタイプがあります。
いずれのタイプも目元や口元に10秒前後押し当て、強い力でこすったりせずやさしく拭き取ります。
日焼け止めは主に水ベースとシリコーンベースの2タイプに分けることができます。水ベースの日焼け止めは落としやすいためクレンジングは必須ではありませんが、シリコーンベースの日焼け止めは落としづらいため、クレンジングで丁寧に洗い流すことをおすすめします。使用前に日焼け止めをよく振るタイプがシリコーンベースです。
また、日焼け止めは天気に関わらず365日塗ることを推奨します。紫外線はあらゆる肌トラブルの原因となるためです。室内にも紫外線は入ってきますので、外出しない日でも日焼け止めを塗るように心がけましょう。
クレンジング剤に、美白やエイジングケア対策の成分が配合されているものがありますが、クレンジング剤は洗い流すものなので、これらの成分が肌に残ることはほとんどありません。クレンジングはメイクの汚れを落とすために行うものです。クレンジングのみで美白やエイジングケア対策は、美容液や化粧水などで取り入れましょう。
かずのすけ, 白野実(2019)『美肌成分事典』主婦の友インフォス
上原恵理(2021)『医者が教える 人生が変わる美容大事典』KADOKAWA
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