強い消炎作用がありニキビや肌荒れケアとして使われる成分であるグリチルリチン酸ジカリウム。敏感肌の人に人気な成分です。グリチルリチン酸ジカリウムが配合された化粧水は最近人気が高く市場に多くの商品があります。そこで今回はおすすめのグリチルリチン酸ジカリウム化粧水を解説していきます。人気アイテムから海外ブランドまで紹介していきます。
グリチルリチン酸は、マメ科の植物である甘草(カンゾウ)の根や茎から抽出し精製したグリチルリチン酸に、水に溶けやすくするためにカリウムを結合させた水溶性の成分でグリチルリチン酸の誘導体です。
グリチルリチン酸ジカリウムは、医薬部外品の抗炎症有効成分として承認されており、肌荒れやニキビの予防・ケア、敏感肌症状改善(かゆみ、赤みなど)の目的で汎用されている成分です。医薬品では抗炎症剤として用いられています。また、化粧品だけでなく日焼け止めやシャンプー、育毛剤、歯磨き粉などにも幅広く使われています。
医薬部外品に配合されている場合は「グリチルリチン酸」、化粧品に配合されている場合は「グリチルリチン酸2K」と表示されます(一部例外もあります)。このように同じ成分でも医薬部外品と化粧品で表示名称が異なるのは、医薬部外品は、各メーカーが国(厚生労働省)に申請した成分名を表示することになっており、化粧品は、日本化粧品工業連合会が作成する「化粧品の成分表示名リスト」の名称を記載するというルールがあるためです。
<甘草に関する豆知識>
甘草は、古くから漢方薬に使われてきた植物です。その歴史は古く、4000年前のメソポタミアで発見され、美容薬などとして使用されていたといわれています。古代エジプトのツタンカーメン王の墓地からも発掘されています。甘草は化粧品だけでなく、食品の甘味料としても幅広く使われています。甘草の根や茎から抽出されるグリチルリチン酸は、砂糖の主成分であるショ糖の250倍もの甘さがあります。
グリチルリチン酸ジカリウムは、化粧品・医薬部外品ともに配合規制があります。
化粧品に配合する場合の配合規制は、100g中の最大配合量(g)が、
0.80gまで(粘膜に使用されることがない化粧品のうち洗い流すもの)
0.5gまで(粘膜に使用されることがない化粧品のうち洗い流さないもの)
0.20gまで(粘膜に使用されることがある化粧品)
と決められています。
医薬部外品に配合する場合のの配合規制は、100g中の最大配合量(g)が、
0.80gまで(薬用石けん・シャンプー・リンス等、除毛剤)
0.30gまで(その他の薬用化粧品、腋臭防止剤、忌避剤)
0.30gまで(育毛剤)
0.20gまで(薬用口唇類)
0.20gまで(薬用歯みがき類)
0.20gまで(浴用剤)
と決められています。
グリチルリチン酸ジカリウム自体は、敏感肌の方も使用できるほど刺激性が低いといわれています。しかし、長期間継続して利用すると、肌が過敏になる恐れがあります。
グリセリルリチン酸と似た働きをする成分に「グリチルレチン酸ステアリル」があります。グリチルリチン酸ジカリウムと同様にグリチルリチン酸の誘導体ですが、こちらは油溶性の成分になります。
抗炎症作用がグリチルリチン酸ジカリウムよりも強いといわれています。強い抗炎症作用と油溶性の性質を活かし、ニキビケアや肌荒れケアを目的としたオイル系や乳化系の化粧品に幅広く使用されています。
グリチルリチン酸ジカリウムよりも強力な抗炎症作用を求めている方や、肌の乾燥が気になる方は、グリチルレチン酸ステアリルの方が合うかもしれません。
ただし、グリチルレチン酸ステアリルも化粧品と医薬部外品ともに配合規制があり、グリチルリチン酸ジカリウムと同様に、長期継続利用で肌が過敏になる恐れもありますので、使用の際の注意が必要です。
次に、グリチルリチン酸ジカリウム配合の化粧水に限らず、あらゆる化粧水を選ぶ上で大切なことを解説します。
保湿は、肌質に関係なく全ての方に必要なことです。保湿をすることで、様々な肌トラブルを防ぐことができます。特に乾燥肌の方は、保湿成分が配合された高保湿化粧水がおすすめです。
保湿成分には、セラミド類やヒアルロン酸、コラーゲン、レチノール、ナイアシンアミド、アミノ酸、グリセリン、スクワラン、ワセリンなどがあります。
また、ブランド独自の保湿成分などもありますので、どの成分にどんな働きがあるのかを確認してみましょう。
肌が敏感になっている場合、化粧品に配合されている成分で刺激を感じることがあります。そのため、肌に負担の少ない低刺激成分の化粧水を選ぶことをおすすめします。
例えば、敏感肌向けのスキンケアブランドは、低刺激成分で作られていることが多いため、化粧水選びに迷った際はおすすめです。ただし、低刺激性の商品でも、使用されている成分によっては肌トラブルに繋がる可能性もあります。
下記は、有名な敏感肌向けのブランドの一例です。
ラロッシュポゼ(フランス)
ビオデルマ(フランス)
アベンヌ(フランス)
ディセンシア(日本)
アクセーヌ(日本)
dプログラム(日本)
アルージェ(日本)
キュレル(日本)
ミノン(日本)
NOV(日本)
また、一般の化粧品ブランドの中に、敏感肌向けのスキンケアラインが用意されていることがあります。例えば、SHISEIDOの「ジェントルフォース」やIPSAの「センシティブ」などのシリーズは、敏感肌の方向けに低刺激な成分で作られています。
化粧水は毎日使用するものなので、使い心地の良い化粧水を選ぶことが大切です。例えば、香りやテクスチャー、ボトルの形状(ミスト式、ポンプ式など)、使用時間帯(朝用・夜用)などです。
特に香りやテクスチャーは人によって好みが大きく分かれます。化粧水は、大きく分けると、とろみのあるしっとりタイプの化粧水と、水のように軽いさっぱりタイプがあります。例えば、朝はさっぱりタイプでメイクに響かないようにスキンケアを行い、夜はしっとりタイプで保湿をしっかり行うなどの使い分けもよいでしょう。
化粧品の香りが苦手な方は、「無香料」「微賦香(香りが穏やか)」と書かれた化粧水がよいです。ただし、「無香料」の化粧水でも、原料の香りがするものもありますので、不安な方はテスターやサンプルで香りを確認してから購入しましょう。
使いやすさを重視したい場合は、ポンプ式やスプレー式の化粧水がおすすめです。特にスプレー式(ミスト状の化粧水)は、メイクの上から使用できるものが多いため、外出先の肌の水分補給としても使いやすいです。
IPSA(イプサ)は、資生堂の子会社として1986年に設立されたスキンケア・メイクアップブランドです。
IPSAの「レシピづくり」に定評があります。IPSA独自の肌診断(イプサライザー)で肌状態を総合的、科学的に分析し、個々人に合ったスキンケアをレシピストが提案します。
この商品は、保湿や美白、肌荒れ、ニキビなど、あらゆる肌トラブルを防ぎながら肌への水分補給ができる医薬部外品の化粧水です。有効成分としてトラネキサム酸とグリチルリチン酸ジカリウムが配合されています。トラネキサム酸には肌荒れ防止や美白作用があります。イプサの独自の保湿成分「アクアプレゼンターIII」配合により、乾いた分だけ角層に水分を浸透させ補水することが可能です。アクアプレゼンターIIIには、アセチル化ヒアルロン酸ナトリウムをはじめとする保湿成分が含まれています。アセチル化ヒアルロン酸ナトリウムは「スーパーヒアルロン酸」と呼ばれ、通常のヒアルロン酸の2倍の保水力を持っているといわれています。
アルコールフリー、油分フリーで、ノンコメドジェニックテスト済み*です。
*全ての方にニキビができないというわけではありません。
IPSAの一人ひとりの肌に合わせて選べる化粧水「ME1〜8」も同ブランドの人気商品です。
DECENCIA(ディセンシア)は、ポーラ・オルビスグループが展開する敏感肌用ブランドです。ディセンシアはポーラ・オルビスグループの敏感肌専門ブランドです。ディセンシアの製品はアルコール、香料、紫外線吸収剤不使用で、アレルギーテストや皮膚科医の立ち合いによる実施用モニターテストを経て、それらに合格した製品のみが販売されています。
この商品は、敏感肌の多様な悩みを多角的にケアするディセンシアの最高峰シリーズ「ディセンシー」の医薬部外品の化粧水です。角層までうるおいで満たし、ハリと透明感のある肌へ導きます。肌荒れ有効成分としてグリチルリチン酸2K、美白有効成分としてアルブチンを配合しています。アルブチンは、シミやそばかすの原因になるメラニンを生成する酵素チロシナーゼの働きを阻害する作用があり、「肌の漂白剤」とも言われます。
合成着色料フリー、無着色で、アレルギーテスト済み*です。
*全ての方にアレルギーが起こらないないというわけではありません。
同シリーズの美容液とクリームにもグリチルリチン酸2Kとアルブチンが配合されています。また、同ブランドのホワイトニングケアシリーズ「サエル」の化粧水にもグリチルリチン酸2Kが配合されています。
アルビオンは、1956年に誕生した、先進の技術革新と本物思考で生み出された、独創的で高品質な化粧品の数々を展開するラグジュアリーな総合コスメブランドです。
この商品は、アルビオンを代表するシリーズ「スキンコンディショナー」の医薬部外品の化粧水です。「スキコン」の愛称で、1974年の発売以来、アルビオンのベストセラー商品として親しまれています。季節や環境変化でコンディションをくずしがちな肌をみずみずしく健やかな肌に整え、肌あれや乾燥を防いでくれる化粧水です。有効成分としてグリチルリチン酸ジカリウムが配合されています。グリチルリチン酸ジカリウムは、甘草の根から得られる成分を水に溶けやすくした成分で消炎作用があり、肌荒れ防止の効果があります。また、保湿成分として配合されているハトムギエキスは、温帯から熱帯に生息するハトムギをあえて寒さの厳しい北海道で有機栽培した「オーガニック北のはと」から抽出しています。「北のはと」は国内で唯一、消炎作用や体の水分をバランスを整える作用があるといわれる「ヨクイニン」として認められています。
同シリーズには、洗顔石鹸とマスクもあります。
ミキモトコスメティックは、ジュエリーブランド「ミキモト」の真珠研究から誕生したスキンケアブランドです。
この商品は保湿・美白ケア*シリーズ「パールブライト」の医薬部外品の化粧水です。豊かな潤いと美白成分をすみずみまで浸透させ、明るく透明感のある肌へ導きます。肌荒れ有効成分としてグリチルリチン酸ジカリウム、美白有効成分としてアルブチンを配合しています。アルブチンはコケモモや梨など植物に含まれる美白成分です。シミやそばかすの原因となるメラニンの生成を抑えます。また、保湿成分としてパールコンキオリン®(加水分解コンキオリン液)、パールコラーゲン(サクシノイルアテロコラーゲン液)を配合しています。パールコンキオリン®は真珠層から抽出したアミノ酸で、高い保水力があります。パールコラーゲンは真珠を育むアヤコ貝から抽出したエキスで肌を包み込むような働きでうるおいを保持します。
*メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐ
無香料、無着色、超純水使用、アレルギーテスト済み**です。
**全ての方にアレルギーが起こらないというわけではありません。
さっぱりタイプのⅠ、しっとりタイプのⅡがあります。肌の状態や季節などに応じて使い分けて使用するとよいです。
同シリーズには、クレンジングや洗顔料、パック、乳液、クリームなど一通りのスキンケアアイテムが揃っています。
クレ・ド・ポー・ボーテは、独自の最新肌サイエンス研究から生まれた資生堂の最高級ブランドです。肌を構成する最小単位の「細胞」に半世紀にわたり着目し、細胞を生み出し、育み、満たすアプローチを採用しています。
この商品は、モイストタイプの化粧水(医薬部外品)で、濃密なうるおいで肌を満たして肌あれや乾燥を防ぎ、美しく透明感のある健やかな肌へ導くことができます。有効成分としてトラネキサム酸とグリチルリチン酸ジカリウムが配合されています。トラネキサム酸には、シミやソバカスを防ぐ美白効果や、肌荒れ抑制の効果があります。保湿・整肌成分として独自成分スキンイルミネイター*を配合しており、乾燥などの環境ダメージから肌を守るとともに、うるおい溢れた肌へと導きます。しっかり保湿をすることで、乾燥による小じわや毛穴の目立ちを防ぎます。
*加水分解シルク、加水分解コンキオリン、テアニン、トウキエキス、シソエキス、グリシン、グリセリン、PEG/PPG-14/7ジメチルエーテル、トレハロース
アレルギーテスト済み**で、ニキビのもとになりにくい処方***です。
**全ての方にアレルギーが起こらないというわけではありません。
***全ての方にニキビができないというわけではありません。
さっぱりとした使用感がお好みの方には、クリアタイプの「ローションイドロC n」がおすすめです。化粧水の前に同ブランドの美容液「ル・セラム」を使用するとより効果的です。
ドクターケイは、「肌は心を映す鏡」という信念のもと、肌悩みを解決して健やかに過ごして欲しいという思いから誕生しました。ビタミンC研究の第一人者で美容皮膚科医である亀山孝一郎の30年に及ぶ臨床研究から生まれた、高機能、高濃度、高感度という3つのコンセプトを掲げるスキンケアブランドです。
この商品は、毛穴はもちろん、シミや肌荒れに総合的にアプローチする美容成分がたっぷり配合された医薬部外品の化粧水です。ドクターケイオリジナル処方「カクテルビタミン」などの働きにより、毛穴やシミの目立たない、透明感のある肌へと導きます。この化粧水には、10種類ものビタミンケア成分が配合されています。ビタミンC誘導体(L-アスコルビン酸 2-グルコシド、テトラへキシルデカン酸アスコルビル)とナイアシンアミドが中心となり、ビタミンAやB群(B2、B5、B12)、ビタミンEなどの成分が相乗効果を発揮しあらゆる肌悩みにアプローチします。美白有効成分の「L-アスコルビン酸 2-グルコシド(ビタミンC誘導体)」を高濃度配合、肌荒れ・ニキビを防ぐ有効成分「グリチルリチン酸ジカリウム」も配合されています。さらに、毛穴にアプローチする作用がある8種類の植物エキス(アーティチョークエキス、ビルベリー葉エキス、カモミラエキス-1など)で、毛穴の目立たない肌に導きます。
パラベンフリー、アルコールフリー、鉱物油フリー、合成着色料フリー、合成香料フリーです。
化粧水で水分を補給した後は、同ブランドの美容液や乳液、クリームでスキンケアルーティンを完成させましょう。
b.glen(ビークレン)は、2003年にアメリカ・カリフォルニア州のビバリーヒルズで誕生したスキンケアブランドです。高度なテクノロジーとプロフェッショナルな人の力で、徹底的なパーソナライゼーションサービスを提供しています。アメリカに本社を置くブランドですが、高品質の製品を作るために、2014年に生産拠点を日本に移しました。
この商品は、天然クレイの「モンモリロナイト(ベントナイト)」が配合された医薬部外品の化粧水です。とろみ感のあるやさしいテクスチャーで肌にすっと馴染み、ニキビや肌荒れを防ぐだけではなく、うるおいのヴェールで外部の刺激から肌を守ることができる化粧水です。有効成分としてグリチルリチン酸ジカリウムを配合しています。また、保湿効果の高いヒアルロン酸(ヒアルロン酸ナトリウム液)や潤いを与えるカミツレエキス、肌荒れを防ぐ作用のある納豆エキス、環境ストレスから肌を守るオウゴンエキスの4つの美容成分も配合されています。
同ブランドには、クレンジングや洗顔料、美容液、クリームなどが揃っているため、ライン使いがしやすいです。
do organic(ドゥーオーガニック)は、2008年に設立された国産オーガニックブランドです。スキンケア全品が最難関のオーガニック認証「エコサート」を取得、さらにオーガニック先進国であるヨーロッパで信頼性の高い、フランスの「コスメビオ協会」に入会しコスメビオマークも取得しています。
この商品は、製品中の約99.9%が天然由来の原料で作られており、その内13.3%はオーガニック成分を使用しています。乾燥でごわつきが気になる肌にもすっと浸透するみずみずしいテクスチャーで、乾燥や紫外線などによるダメージを受けやすい肌にうるおいを与え、肌バランスを整えることができる化粧水です。肌荒れを防ぐ効果のある甘草根由来エキス(グリチルリチン酸2K)が配合されています。肌を保湿するだけではなく、しっかりケアして透明感のあるみずみずしい肌へ導いてくれます。さらに、保湿成分の柳蘭エキスやキューカンバーエキスがキメを整え、do organic独自の穀物保湿成分(加水分解コメヌカエキス・加水分解コメエキス・豆乳発酵液)がハリを与え、エイジングケア*をしてくれます。有機ダマスクローズのほのかな香りにはリラックス効果もあります。
* 年齢に応じた化粧品によるお手入れ
パラベンフリー、フェノキシエタノールフリー、石油系界面活性剤フリー、合成香料フリー、タール色素フリー、合成高分子増粘剤フリー、合成酸化防止剤フリー、キレート剤フリーです。また、遺伝子組み換え成分は一切使用せず、動物実験は行っておりません。
同ブランドの乳液「オプティマイジング ミルク リペア」にもグリチルリチン酸2Kが配合されています。
ラ・ロッシュ・ポゼは、1975年に誕生した敏感肌のためのスキンケアブランドです。
この商品は、ニキビを防ぐスキンシリーズ「エファクラ」の医薬部外品の化粧水です。有効成分のサリチル酸とグリチルリチン酸ジカリウムを配合しています。肌を引き締めなめらかに整えニキビを防ぎます。また、整肌成分にターマルウォーターを配合しています。ターマルウォーターはフランスの天然水で、肌をやわらげ角質層のバリア機能をサポートする「セレン」を豊富に含んでいます。
パラベンフリー、アルコールフリーで無香料です。皮膚科医の協力のもとテスト済み*、ニキビのもとになりにくい処方**です。
* 全ての方に肌トラブルが起きないというわけではありません。
** 全ての方にニキビができないというわけではありません。
同シリーズには、洗顔料や美容液、保湿ジェルがありますので、ライン使いがしやすいです。
ETVOS(エトヴォス)は、2007年創業の日本の化粧品メーカーです。日本ではじめて国産のミネラルファンデーションを製造・開発したメーカーとして知られています。ミネラルファンデーションとヒト型セラミドを配合したスキンケアを主力商品としています。
この商品は、ニキビと美白*を同時にケアすることができる医薬部外品の化粧水です。有効成分として、グリチルリチン酸2KとビタミンC誘導体のVCエチル(3-O-エチルアスコルビン酸)を配合しています。ビタミン誘導体であるVCエチル(3-O-エチルアスコルビン酸)の働きにより、皮膚内ですばやくビタミンCが作用しニキビを防ぐことが可能です。また、ビタミンC誘導体にはシミやそばかすの原因となるメラニンの生成を抑える効果があるため、美白*ケアの効果もあります。さらに、保湿成分としてヒアルロン酸とヒアルロン酸の2倍の保湿力をもつリピジュアが配合されているため、大人ニキビの原因の一つである乾燥から肌を守ることができます。整肌成分として植物性プラセンタ(カッコンエキス・クロレラエキス・アロエエキス-2)が配合されていて、肌にハリとツヤを与えます。
*メラニンの生成を抑え、日焼けによるシミ・そばかすを防ぐ
界面活性剤フリー、鉱物油フリー、シリコンフリー、着色料フリー、香料フリー、パラベンフリー、アルコール不フリーで、パッチテスト済み*、スティンギングテスト済み*です。
*全ての方に肌刺激や肌トラブルが起こらないというわけではありません。
ニキビケアには、同ブランドの洗顔料や美容液もおすすめです。
アンプルールは、先端の美容皮膚研究を基礎元に開発されたドクターズコスメのブランドです。独自の厳密な測定基準の元、美容やバイオサイエンスなどさまざまな知識をもつ専門家たちが、英知を集結して開発したスキンケア商品を販売しています。
この商品は、美白ケア*シリーズ「ラグジュアリーホワイト」の化粧水です。新安定型ハイドロキノンやトリプルセラミドなどの美容成分を配合し、美白*はもちろん、うるおいとハリに満たされた肌へと導きます。新安定型ハイドロキノンは、不安で扱いにくい性質を持つ従来のハイドロキノンに、性質を安定させる成分を合成させてできたものです。ハイドロキノンは、イチゴやブルーベリーなどから採れる「肌の漂白剤」と呼ばれるスキンケア成分です。植物が紫外線を浴び発生した活性酸素により、酸化した細胞を元の状態に戻す働きがあるといわれています。新安定型ハイドロキノンの働きをさらにパワーアップさせる独自の「AOカプセル」には、速攻型ビタミンC誘導体やレスベラトロール、α-リポ酸、マキベリーエキスの4つの成分が配合されています。さらに、うるおいとハリで満たれた肌へ肌状態を底上げするトリプルセラミド、外的ストレスに働きかけ肌質を整える整肌成分のグリチルリチン酸2Kなども配合しています。
* メラニン生の生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐ
同ラインには、クレンジングや洗顔料、美容液、クリームなど、スキンケアアイテムが一通り揃っています。ライン使いしやすいブランドです。
ほとんどの化粧水が、洗顔後に使用するように設計されています。洗顔後の肌は乾燥しやすいので、洗顔後すぐに使用しましょう。
化粧水の使用方法として、コットンの使用を推奨しているブランドがあります。手で直接つけるのとどう違うのか疑問に感じてる人は多いのではないでしょうか。
手とコットンにはどちらにもメリット・デメリットがあります。肌負担を考慮すると、基本的には手で化粧水をつけるのを推奨します。しかしムラができやすかったり、目元や鼻などの細かい箇所につけづらいというデメリットがあります。
反対に、コットンを使用する方が細かい部分まで均等につけることができますが、摩擦により肌負担が大きくなるというデメリットがあります。
いずれの方法でも注意すべきことは、摩擦やパッティング(肌を叩くこと)を避けることです。赤みや色素沈着、ハリやシミなどの肌トラブルを招く恐れがあるため、肌全体に優しくなじませるのがポイントです。化粧水を「叩き入れる」のではなく「肌の上にのせる」イメージで浸透させましょう。
コットンを使用する際は、肌負担が少ないコットン(オーガニックなど)を選び、コットン全体がひたひたになるくらい化粧水をたっぷり使用し(その分コストがかかります)、過度の摩擦を避けましょう。
保湿が重要だからといって、化粧水を規定量以上に使用していませんか?化粧水はたくさん塗る方が肌に良いというわけではありません。角質に浸透できる水分量は決まっているので、肌に塗った分全てが浸透するというわけではないからです。一時的に肌に浸透したりプルプルになっている感覚があるかもしれませんが、すぐに蒸発するため、あまり意味がありません。
反対に、使用量よりも少ない量を使用すると、十分に保湿されない可能性があります。そのため、ブランドが定めた使用量はしっかりと守りましょう。
使用量は「100円玉大」など硬貨の大きさで明記されていることが多いです。「適量」と書かれている場合は、100〜500円玉くらいの量を使用するのがよいです。
スキンケアとは、端的にいってしまえば「肌を保湿すること」です。肌の保湿は「水分を補充し、油分でカバーする」のが基本です。油分は肌の上に油膜を張り、水分が逃げるのを防ぎます。
化粧水は肌に水分を補充するものなので、化粧水だけではスキンケアは不十分ということになります。化粧水の後は、油分を多く含む乳液やクリームなど必ず使用しましょう。
スキンケアのアイテム同士の相性やなじみが良いのは同じブランドでスキンケアアイテムを揃える「ライン使い」です。
各スキンケアブランドは、基本的にライン使いすることを全体に化粧品を開発していますので、相性や効果を考慮すると、ライン使いをすることで効率的に肌のケアが可能です。
とはいえ、別のブランドのアイテムを組み合わせて使用する方が、肌の調子が良いと感じる人もいると思います。ライン使いだけがスキンケアの正解ではないので、自分の肌の状態に合わせて最適なアイテムを選ぶようにしましょう。
テレビCMや広告などで「肌の奥まで浸透!」などの文言を見聞きしたことがある人は多いのではないでしょうか?しかし、実際には化粧品は皮膚の一番外側の部分である「角層」までしか浸透しません。人間の皮膚には、外部からの侵入物を体内に取り込まないシステムが備わっているためです。バリア機能を持つ角質をしっかりと保湿し、いい状態に保つことが極めて重要です。
基本的なステップは、化粧水→乳液の順番です。水分を補給したあとに油分で膜を張って水分を閉じ込めます。商品の中には「先行乳液」といって、化粧水の前に使用するものもあります。例えば、スキンケアブランドのアルビオンはスキンケアの最初のステップに乳液を使用します。化粧水の使用方法については、ブランドの公式サイトなどで確認を行いましょう。
日本には四季があり、それぞれも季節によって気候が大きく変わります。気候により肌の状態は左右されやすいため、できれば季節ごとに化粧水を使い分けるのがよいでしょう。
例えば、乾燥しやすい秋冬には保湿効果が高い化粧水を、皮脂分泌が多くなりやすい春夏には皮脂分泌を抑える作用もある化粧水を使用するなど、肌の状態に合わせて異なるスキンケアを取り入れてみましょう。
ただし、一度開封した化粧水はできるだけ早く使い切る方がよいので、次のシーズンに持ち越さないよう、使い切れる容量を購入するようにしましょう。
年齢によって肌の状態は変わるので、使用する化粧水も変える必要があります。例えば、皮脂の分泌量は20〜30代をピークにどんどん減ってきます。
20代で使用していた化粧水では保湿が物足りなく感じるなど肌の変化を感じたら、化粧水を含むスキンケアを見直すべきタイミングといえます。
基本的には、朝晩で使い分ける必要はありません(朝・夜専用のものでない限り)。しかし、朝のメイクの前に油分が多い化粧水を使用すると、メイクのりが悪くなってしまいます。そのため、朝は油分の少ないもの、夜は油分が多いものなど、朝晩でスキンケアアイテムを使い分けるのもありです。
スキンケアのアイテム同士の相性やなじみが良いのは同じブランドでスキンケアアイテムを揃える「ライン使い」です。
各スキンケアブランドは、基本的にライン使いすることを全体に化粧品を開発していますので、相性や効果を考慮すると、ライン使いをすることで効率的に肌のケアが可能です。
とはいえ、別のブランドのアイテムを組み合わせて使用する方が、肌の調子が良いと感じる人もいると思います。ライン使いだけがスキンケアの正解ではないので、自分の肌の状態に合わせて最適なアイテムを選ぶようにしましょう。
拭き取り化粧水とは、洗顔の代わりに、コットンに化粧水を付けて汚れを取り除いたり、古い角質を落とすものです。もともとはフランス発祥のスキンケアアイテムといわれています。フランスの水道水は硬水で、硬水に含まれるマグネシウムやカルシウムなどのミネラルにより肌が乾燥したり肌荒れの原因となるため、フランスなどのヨーロッパでは、クレンジングや洗顔などはコットンや布で拭き取るのが主流です。
日本の水質は軟水なので、わざわざ拭き取り化粧水を使う必要はありません。ただし、拭き取り化粧水で古い角質を落とし化粧水の浸透が高くなる効果があるので、スキンケアに取り入れるのはありです。使用時はコットンによる摩擦には十分注意しましょう。
かずのすけ, 白野実(2019)『美肌成分事典』主婦の友インフォス
上原恵理(2021)『医者が教える 人生が変わる美容大事典』KADOKAWA
永松麻美(2021)『正しい知識がわかる 美肌事典』高橋書店
すみしょう(2021)『最短で美肌になるために知っておきたい スキンケア大全』KADOKAWA
久光一誠(2021)『効果的な「組み合わせ」がわかる 化粧品成分事典』池田書店
川島眞, 川田暁, 神田吉弘, 世喜利彦, 能﨑章輔(2018)『美容の科学』じほう
宇山侊男, 岡部美代治, 久光一誠(2020)『化粧品成分ガイド 第7版』フレグランスジャーナル
小林智子(2022)『すっぴん肌が好きになる 肌トラブル大全』WAVE出版
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