肌の水分と皮脂の量が激減する40代。40代ならではの肌悩みに注目し、正しい選び方を解説します。定番の人気アイテムから、日本ではまだあまり知られていない海外ブランドまで紹介します。
洗顔とは、洗顔料でクレンジング剤の残りや花粉、ほこり、角質、汗など主に水性の汚れを落とすことを指します。メイクをした日は、クレンジング→洗顔の順に行います。
洗顔は、朝と夜の1日2回行うのが一般的です。朝の洗顔では寝てる間に分泌された皮脂や汗、夜に塗ったスキンケアの残りなどを洗い流し、夜の洗顔ではほこりや花粉、角質、皮脂、肌に残ったクレンジング剤などを洗い流します。
顔の汚れをしっかり落とさなければ、どんなにスキンケアをしても意味がありません。「洗顔なくして、スキンケアなし」です。
メイクをする方は、最初にクレンジングを行ってから洗顔を行います。
クレンジングとは、クレンジング剤でメイクやスキンケアの残り、皮脂、排気ガスなど油性の汚れを落とすことを指します。
洗顔だけでは油分が落ちづらいため、メイクをした日はもちろん、日焼け止めを使用した日もクレンジングすることが重要です。
上図の種類と洗浄力の強さは一般的にいわれているものです。それぞれの商品の洗浄力の強さは界面活性剤の種類と量によって決まるため、同じ種類の洗顔料の中でも洗浄力の強さにはかなり開きがあります。
固形石けんの洗浄力は、あらゆる洗顔料の中でも高い傾向があり、洗い上がりはさっぱりとした肌になるのが特徴です。
最も一般的な洗顔料はフォームタイプ(ペースト状)で、洗顔料を泡立てて使用します。洗浄力は弱〜強で、洗い上がりや泡立ちの良さなどはアイテムによって異なります。フォームタイプはほとんどの場合チューブの容器に入っています。
ジェルタイプもアイテムによってまちまちですが、洗浄力は中〜強で、フォームタイプよりやや高い傾向にあります。
泡タイプの洗顔料は、泡立てる手間が省けるため忙しい方に向いています。洗浄力は固形石けんやフィームよりもマイルドな傾向があります。ただし、刺激性の高い発泡剤が配合されている場合もあるので注意しましょう。泡タイプはポンプ式容器に入っています。
40代になると、肌の水分量と皮脂量は急激に低下してしまいます。
肌の水分量は生まれたときから右肩下がりで減少し続けます。肌の皮脂量は30代がピークでそこから減少します。30代から水分をこれ以上失わないように皮脂が多く分泌されますが、その皮脂も30代からは減少し、40代からは急激に肌が乾燥していきます。
したがって、ほとんどの40代の方にとって保湿ケアは必須です。40代の洗顔には、洗顔料に保湿成分が多く配合されているものがおすすめです。代表的な保湿成分は、グリセリンやスクワラン、ヒアルロン酸などです。これらの成分が使用されている洗顔料を積極的に取り入れることで、肌の乾燥の改善が見込めます。
ただし、洗顔料の主な目的は汚れを落とすことであり、洗顔料のみで十分な保湿ができるわけではありません。そのため、保湿ケアは洗顔後の化粧水や美容液、クリームなどでしっかりと行う必要があります。
乾燥肌の方向けの洗顔料はこちらの記事でご紹介していますので、参考にしてください。
女性は40代で女性ホルモンが減ることでコラーゲンの生成も減ってしまいます。その結果、大きなシワやたるみ、シミなどエイジングの症状が進みます。
エイジングケアや肌機能向上の成分を含む洗顔料というのはほとんどなく、これらは化粧水や美容液、乳液などがメインになります。ただし、スキンケアでエイジングの症状が完全に収まることはありませんので(化粧品はあくまで肌を健やかに保つことを目的としてるため)、本格的なエイジングケアは美容クリニックや美容外科での施術が必要です。
エイジングケアや肌機能向上のためのスキンケアをする上で、洗顔でしっかり汚れを落とすことが極めて重要です。化粧水や美容液などの栄養が、汚れ残りがあるとしっかり浸透しないためです。
ホルモンバランスの変化から、肌が敏感になることがあります。例えば、肌がヒリヒリしたり、赤みやかゆみなどの敏感症状が出る場合は、通常のスキンケアを一旦やめて、低刺激性のスキンケアを行うことを推奨します。
敏感肌に特化したブランドの商品は、肌負担が少ない成分で作られていることが多いです。また、アレルギーテストやパッチテスト、スティンギングテストなど様々なテストを実施しており、敏感肌の方でも安心して使用できる処方になっています。例えば、ラロッシュポゼやビオデルマ、ディセンシアなどは敏感肌専門のブランドです。
また、一般的なブランドに、敏感肌特化のスキンケアラインが用意されていることもあります。例えば、SHISEIDOの「ジェントルフォース」などです。
ただし、敏感肌向けの製品でも、成分によっては刺激を感じたり、肌トラブルが起こる可能性もあります。不安な方は一度皮膚科などの専門医に相談することを推奨します。
Attenir(アテニア)は、ファンケルグループのブランドで、一流ブランドの品質を3分の1の価格で提供することをコンセプトにしています。商品開発・製造・販売を自社で行い、削減したコストを惜しみなく商品研究や品質向上に投資しています。
この商品は、40代からのエイジングケア*シリーズ「ドレスリフト」の洗顔料です。美容成分をたっぷり含んだ濃密もちもち泡でキメの細部まで密着し、なめらかに肌を洗い上げます。アテニア独自の共通成分である「サーチュライザーS6」や「タイムブレスDN」が配合されています。これらの成分の働きにより、肌全体にハリや弾力、ツヤを与えることが期待できます。また、発酵によって低分子化された発酵コラーゲンが、浸透しにくい大人の角層深部まで素早く浸透し、肌にうるおいを与えて乾燥による小じわを目立たなくさせます。さらに、くすみの原因やスキンケアアイテムの浸透の妨げとなる角質をオフする作用がある「ウィローバークエキス」も含まれています。洗浄成分がやや高い洗浄成分(ミスチリン酸K、ステアリン酸Kなど)とともに、洗浄力がマイルドな成分(ココイルメチルタウリンNa、コカミドプロピルベタイン)も使用されています。
*年齢に応じたお手入れ
鉱物油フリー、パラベンフリー、アルコールフリー、無着色です。
乾燥肌や、乾燥による小ジワなどが気になる40代の方におすすめです。
同シリーズには、化粧水、乳液、クリームがあります。お手頃な価格帯ですので、ライン使いがしやすいブランドです。クレンジングには、同ブランドの「スキンクリア クレンズ オイル」がおすすめです。
B.AはPOLA(ポーラ)の最高峰スキンケアブランドです。B.Aは遺伝子が後天的に変わる仕組みである「エピゲノム」に着目したブランドです。これまで「がらくた」と考えられていた98%ものDNAの中から、遺伝子スイッチを後天的にONにする細胞を発見し、その細胞に働きかけることでエイジレスな状態を目指します。
B.A.は、肌にダメージを与えくすみを引き起こす「糖化」に着目し、これにアプローチすることで黄ぐすみを抑え透明感のある肌を導き出せる、と発見しました。この商品には「GATA6−AS」といういわれる成分が含まれており、血管糖化に打ち勝つ鍵となっています。肌に吸い付くようなねっとりした濃密泡で、うるおいを守りながらローションやミルク、クリームのなじみやすいしっとり柔らかな肌に洗い上げることができる洗顔料です。また、保湿成分としてコメヌカスフィンゴ糖質とマヨラナ葉エキス、整肌成分としてニンジン根エキスが配合されています。
微賦香、アレルギーテスト済み*です。
*全ての方にアレルギーが起きないというわけではありません。
肌のくすみが気になる40代の方におすすめです。
同ブランドのクレンジング剤には「B.A クレンジングクリーム」があります。また、化粧水や美容液、クリームなども揃っていますので、ライン使いがしやすいです。
CODINA(コディナ)は、フランス生まれのオーガニックブランドです。創業者は植物油の博士で、アルガンオイルやシアバター、石鹸など上質な製品を生み出しています。
この商品は、きめ細やかな泡立ちで保湿をしながらしっかり汚れを落とすことができるフェイシャルリキッドソープです。皮脂量が少なくなっている大人肌には、汚れを落とすのと同時に保湿ができることも重要です。この商品は、皮膚を健やかに保つイモーテルウォーターをはじめ、オリーブオイル、ココナッツオイルをベースにエイジングケア*には欠かせないアルガンオイルを配合しています。アルガンオイルは保湿力が高く、肌を柔らかくすることができます。また、レモングラスの葉から採れるレモングラス葉油が含まれており、皮脂のバランスを整える作用があるといわれています。
*年齢に応じたケア
石油系合成成分(パラベンやシリコンなど)フリー、動物由来成分フリー、遺伝子組み換え遺伝子フリー、乳化剤フリー、界面活性剤フリーです。
肌の乾燥やエイジングのサインが気になる40代の方におすすめです。
肌の透明感が気になる方は「フェイシャルサヴォン ローズヒップ」が、敏感肌が気になる方は「フェイシャルサヴォン カメリナ」がおすすめです。
DECENCIA(ディセンシア)は、ポーラ・オルビスグループの敏感肌専門ブランドです。ディセンシアの製品はアルコール、香料、紫外線吸収剤不使用で、アレルギーテストや皮膚科医の立ち合いによる実施用モニターテストを経て、それらに合格した製品のみが販売されています。
この商品は、敏感肌のハリ不足・キメ乱れリスクに着目したエイジングケアシリーズ「アヤナス」の洗顔料です。敏感肌特有の毛穴に着目した商品で、必要な潤いは残しながら毛穴目立ちの原因を取り除くセンサークリーンアップ処方となっています。高保湿成分「セラミドナノスフィア」やコラーゲンの生成をサポートする「CVアルギネート」を配合しています。その後のスキンケアを引き込みやすくするブースター機能もあります。
無香料、無着色でアレルギーテスト済み*です。
* 全ての方にアレルギーが起きないというわけではありません。
肌の乾燥や敏感症状が気になる40代の方におすすめです。
同シリーズのクレンジングには、「クレンジングクリームコンセントレート」があります。
AYURA(アユーラ)は、さまざまなストレスを抱えた肌悩みを抱える女性たちの「負けない肌」作りを支えるブランドです。スキンケアだけでなく、入浴剤も人気で、「疲れた時こそメディテーションバス」とも評されています。
この商品は、天然由来成分を89.7%配合した洗顔料です。低刺激のアミノ酸系界面活性剤(ラウロイルグルタミン酸Na)とモリンガエキス(ワサビノキ種子エキス)を洗浄成分として配合しており、不要な皮脂や毛穴や角質に入り込んだ汚れのみを落とし、必要なうるおいは肌に残します。また、保湿成分である吸着型ヒアルロン酸により、洗顔後はうるおった肌に整えてくれます。さらに、天然の植物オイル(ベルガモット、ゼラニウム、スイートオレンジ)配合で、肌だけではなく心もリフレッシュすることが期待できます。
アルコールフリー、鉱物油フリー、パラベン(防腐剤)フリー、無着色フリー、合成香料フリーの低刺激設計です。また、敏感肌の方の協力によるパッチテスト済み*、アレルギーテスト済み*です。
* 全ての方にアレルギーが起きないというわけではありません。
乾燥が気になる40代の方の洗顔におすすめです。
同ブランドのクレンジングには、オイルタイプの「メークオフオイル」とミルクタイプの「メークオフミルク」があります。また、ポイントメイクリムーバーもあります。
琉白(るはく)は、肌と心を沖縄の生命力あふれる自然な恵みで癒やす国産オーガニックブランドです。スキンケアシリーズの製品と一部の原料で、国際的な厳しいオーガニック認証である「エコサート」を取得しており、毎年認証を更新しています。
この商品は、琉白の基礎スキンケアシリーズ「月桃シリーズ」の洗顔料です。原材料の99.9%が天然由来成分、内55.2%が有機栽培された成分で作られており、約90日をかけて丁寧に作られる枠練り製法の洗顔石鹸です。沖縄にしか存在しないクレイ(クチャ)は、あらゆるクレイの中でも特に粒子が細かく、肌汚れの吸着力が高いのが特徴です。肌に負担をかけることなく毛穴などの汚れをしっかり落とし、すっきり洗い上げます。また、沖縄の海から汲み上げられたミネラルを豊富に含む沖縄海洋深層水、美肌効果の高い月桃ハーブ水や美容オイルとして名高いアルガンオイル、植物エキスや精油を6種などを配合しており、洗い上がりの肌を透明感がありうるおいに満ちた肌に導きます。
合成保存料フリー、合成香料フリー、合成着色料フリー、石油由来成分フリー、動物由来成分フリーです。
乾燥肌や敏感肌、また、肌のザラつきや洗顔後のつっぱり感が気になる40代の方におすすめです。
顔だけでなく全身にお使いいただけます。
洗顔前のメイクオフには同シリーズの「月桃クレンジングオイル」がおすすめです。
MÁDARA(マダラ)は、ラトビア生まれのオーガニックブランドです。ラトビアで収穫した植物の様々な有効成分を惜しみなく使ったMÁDARAの製品は、国際的なオーガニック認証「エコサート」を取得しています。
この商品は、うるおいを保ちしっとりと洗い上げ、キメ細やかな肌に導く洗顔石けんです。オーガニック成分のシラカバ葉エキスには、ビタミンやミネラルを豊富に含み肌の細胞を修復させて新陳代謝を高める効果があります。海藻から得られるアルゲエキスには、皮膚の弾力を取り戻し、修復する作用があります。また、ダイズ由来の天然ビタミンEであるトコフェノールも含まれています。ビタミンEは抗酸化物質の一つで、細胞皮膚膜を保護し、肌の老化やシワの形成を遅らせるといわれています。
普通肌、乾燥肌やヴィーガン製品をご使用の40代の方におすすめです。顔だけでなく、全身にお使いいただけます。
皮脂の分泌が気になる40代の方には、「クリアファイングフェイスソープ(ブラックベリー&クレイ)」の洗顔石けんがおすすめです。
ELEMIS(エレメス)は、1990年にイギリスで誕生したスキンケアブランドです。贅沢な香りと至福のテクスチャー、目に見える効果を探求した製品は世界中の人々に支持され、1000以上のラグジュアリーホテルやスパでも採用されています。
この商品は、植物発酵エキスやビタミン、プレバイオティクスなどが豊富なスーパーフードが配合されたスキンケアシリーズ「Superfood」の洗顔料です。ブロッコリーやケールエキス、ウィートグラス(小麦若葉)など栄養価の高いスーパーフードを配合しています。また、プレバイオティクスの働きにより、微生物のバランスを良好に保つことが期待できます。さらに、配合されているオーガニックパンプキンシードオイルやブラックシードオイルには、肌の脂質バリアを保護・サポートし、健康的な肌に導くことが期待できます。
この商品を含むELEMIS全製品では、乾燥や刺激を引き起こす可能性がある、以下を含む2,000以上の成分の使用を禁止しています。
パラベン、フタル酸塩、ミネラルオイル、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸ナトリウム、タルク、ハイドロキノン、人工染料 など
肌のくすみやごわつきが気になる40代の方におすすめです。
同シリーズのクレンジング剤には、バームタイプとフォームタイプがあります。また、同ブランドのクレンジングバーム「プロコラジェン クレンジングバーム」も人気商品です。
「石けんは肌に優しい」というイメージを持っている方がいますが、実際は固形石けんの洗浄力・肌負担はともに洗顔料の中で最も高いです。石けんの成分はアルカリ性で、汚れや皮脂をしっかりと取り去るだけでなく、皮脂膜を洗い流して肌の水分も奪う場合があります。そのため、乾燥肌や敏感肌の方は使用を避けた方が良いでしょう。
洗顔料の中には「美容成分たっぷり!」や「◯◯エキス配合!」などの宣伝文句を目にすることがあるかと思います。しかしながら、洗顔は一部の成分を除いてほとんどの成分が汚れと一緒に洗い流されますので、洗顔料に美容成分は必須ではありません。それよりも大切なことは、汚れをしっかりと落としてくれる洗浄力の有無です。
日焼け止めやメイクの汚れは油性なので、洗顔だけで汚れを落とし切ることは難しいといえます。日焼け止めや薄いメイク(下地+フェイスパウダー)をした際も、洗顔前にクレンジングを行うことをおすすめします。
おすすめのクレンジングはこちらの記事でご紹介しています。
基本的には1日2回(朝・夜)の洗顔がおすすめです。洗顔のタイミングは起床後と帰宅後(入浴時)です。
朝の洗顔を省く方や、1日に3回以上洗顔を行う方がいるかもしれませんが、しすぎもしなさすぎもよくありません。例えば、ニキビや過剰な皮脂分泌が気になるからといって1日に何回も洗顔を行うのは逆効果です。皮脂を取りすぎてしまうことにより肌のバリア機能が低下し、かえって肌トラブルが起こってしまう可能性が大です。
朝は洗顔料を使わずに洗顔する方もいるかと思います。乾燥が気になる場合や肌が敏感になっている場合はぬるま湯での洗顔だけでも構いませんが、基本的には朝も洗顔料を使用して洗顔を行うことをおすすめします。
理由は上記でも述べたように、寝ている内に分泌される皮脂や前夜のスキンケアなどが肌に付着しているためです。とはいえ頑固な汚れではありませんので、洗浄力がマイルドな洗顔料を使用し、やさしく汚れを落としましょう。
洗顔方法は、使用する洗顔料の形状によって異なりますが、基本的な洗顔方法は以下の通りです。
毛穴を引き締めるために冷水を使用することは、実はあまり意味がないといわれています。一時的には効果があるかもしれませんが、すぐに皮膚の温度は元に戻り毛穴も元の状態に戻ります。また、冷水での洗顔は皮脂が固まってしまって汚れが落ちにくくなってしまうため、洗顔時に冷水を用いるのもおすすめしません。
スペシャルケアとして酵素洗顔やクレイ洗顔がありますが、これらは通常の洗顔と異なり毎日行うものではありません。週に1〜2回取り入れることで、余分な皮脂や角質などを適度に落とすことができます。毎日使用すると、皮脂の取りすぎにより乾燥を招く恐れがありますので、使用頻度には注意が必要です。
スクラブとは、細かい粒子状の研磨剤のことで、古い角質や毛穴汚れなどを取り除くことができます。最近の洗顔料にはスクラブが配合されているものもあります。基本的にスクラブは摩擦により肌に傷をつけてしまう可能性があるため、毎日の使用は控えるべきです。ただしスクラブ入り洗顔料の中には、スクラブ自体が非常に細かかったり、肌にやさしい成分で毎日使用できるものもあるので、使用方法は事前に確認しましょう。
ある程度であれば毛穴の汚れも落ちるかもしませんが、積極的におすすめしたいアイテムではありません。洗顔ブラシの摩擦により肌が刺激され皮膚が肥厚し、毛穴が詰まり広がりやすくなる可能性があります。そればかりではなく、シミなどができる可能性も高まります。また、洗顔ブラシの中で雑菌やカビなどが増殖してしまう可能性があり、それらが肌トラブルの原因となりえます。手でやさしく行うのが、肌にとってやさしい洗顔です。
この記事の冒頭でもご紹介していますが、洗顔の目的は汚れを落とすことです。界面活性剤などの成分が含まれた洗顔料を長時間肌に置くことで、肌に必要な水分や皮脂まで洗い流してしまう恐れがあります。そのため、洗顔時にマッサージを行うのはおすすめしません。マッサージを行う場合は、洗顔後のスキンケア中に取り入れると良いでしょう。(ただし過度な摩擦は禁物です!)
かずのすけ, 白野実(2019)『美肌成分事典』主婦の友インフォス
上原恵理(2021)『医者が教える 人生が変わる美容大事典』KADOKAWA
永松麻美(2021)『正しい知識がわかる 美肌事典』高橋書店
すみしょう(2021)『最短で美肌になるために知っておきたい スキンケア大全』KADOKAWA
久光一誠(2021)『効果的な「組み合わせ」がわかる 化粧品成分事典』池田書店
川島眞, 川田暁, 神田吉弘, 世喜利彦, 能﨑章輔(2018)『美容の科学』じほう
宇山侊男, 岡部美代治, 久光一誠(2020)『化粧品成分ガイド 第7版』フレグランスジャーナル
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