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混合肌におすすめ化粧水9選!あなたの肌質に合った選び方を紹介 

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混合肌におすすめ化粧水9選!あなたの肌質に合った選び方を紹介 

あらゆる肌タイプの中で混合肌の方が化粧水を選ぶのが最も難しいといえます。混合肌の中でもあなたがどんなタイプの肌質なのか解説しています。混合肌の方におすすめの化粧水を、定番の人気アイテムから海外ブランドまで幅広く紹介しています。

混合肌とは?

混同肌とは、顔の部位によって上記の2つ以上の肌質が混在している肌のことを指します。Tゾーン(額と鼻筋)は脂性肌で頬は乾燥肌、という人が多いです。

肌質の種類は皮膚の皮脂量と水分量によって分類されます。「普通肌」「脂性肌(オイリー肌)」「乾性肌(乾燥肌)」「乾燥型脂性肌」の4種類に大別されます。

混合肌を乾燥型脂性肌と誤って認識している人も多いので注意しましょう。

普通肌(ノーマル肌)

皮脂量は普通〜少なめ、水分量は多め。水分と油分のバランスが比較的整っている肌。肌トラブルは少ないが、季節によりかさついたり脂っぽくなったりする。毛穴は比較的小さい。


脂性肌(オイリー肌)

皮脂量と水分量が多い。ニキビや吹き出物が出やすい肌。毛穴は比較的大きい。


乾性肌(乾燥肌・ドライスキン)

皮脂量と水分量が少ない。肌荒れしやすく、カサカサとしていて粉を吹いたように見えることも。毛穴は比較的小さい。


乾燥型脂性肌(インナードライ肌)

皮脂量は多いが水分量が少ない。ニキビや吹き出物が出やすく、皮脂が詰まりやすい肌。

化粧水の役割とは

化粧水の主な役割は、肌に水分やうるおいを与え、健やかに保つことです。化粧水には、水や保湿剤、界面活性剤などの化粧水の本体を作るための原料(基剤原料)と、防腐剤など製品を安定に保つための原料(品質保持原料)、美白剤や肌荒れ改善剤、収れん剤などの機能を与えるための原料(化粧品用薬剤)が配合されています。配合されている成分や量は、化粧水によって異なります。

化粧水は、大別すると柔軟化粧水収れん化粧水拭き取り用化粧水の3種類に分けることができ、それぞれ目的などが若干違います。

柔軟化粧水

一般的な化粧水は柔軟化粧水に該当し、皮膚(角層)の柔軟と保湿が主な目的です。肌(角層)に水分や保湿成分などを補い柔らかくして、化粧水の次に使用する美容液や乳液、クリームなどの浸透を促進します。


収れん化粧水

収れん化粧水とは、肌を引き締めることを目的とした化粧水です。皮膚(角層)に水分や保湿成分を補給するほかに、過剰な皮脂の分泌を抑える作用や肌を一時的に引き締める作用を高めます。アルコールの配合量が多く、保湿成分の配合量が少ない傾向にあり、さっぱりとした使用感のものが多いです。


拭き取り用化粧水

拭き取り用化粧水は、洗浄化粧水とも呼ばれます。クレンジングなどの後に、肌に残った油分などを拭き取り、肌を清潔にすることが目的となります。洗浄効果を高めるために、界面活性剤やアルコールなどの配合量が多いのが特徴で、収れん化粧水と同様にさっぱりとした使用感のものがほとんどです。

混合肌向け化粧水の選び方

皮脂抑制成分

混合肌の方で、Tゾーンなどの皮脂の分泌が気になる場合は、皮脂をコントロールする成分が配合されている化粧水がおすすめです。

皮脂の分泌を抑制する成分としては、レチノールナイアシンアミドビタミンCアゼライン酸サリチル酸アルコール(エタノール)ライスパワー®No.6フィチン酸ピリドキシンHcl(塩酸ピリドキシン、ビタミンB6誘導体)10−ヒドロキシデカン酸などがあります。

ただし、成分の種類や量によっては、肌に刺激を感じる場合があります。例えば、アルコール(エタノール)には、収れん作用などがありますが、人によっては肌がかぶれたり赤みが出たりする可能性があります。

毛穴ケア成分

一言で毛穴トラブルといっても、毛穴には主に、詰まり毛穴・開き毛穴・たるみ毛穴の3つのタイプがありますが、混合肌の方に起きやすいのは詰まり毛穴や開き毛穴が多いです。

詰まり毛穴とは、毛穴に汚れが詰まっている状態を指します。詰まり毛穴を長期間放置すると酸化し、黒ずみ毛穴となります。詰まり毛穴におすすめの成分は、皮脂の分泌を抑制してくれるナイアシンアミドビタミンC(ビタミンC誘導体)アゼライン酸、毛穴詰まりを解消してくれるサリチル酸などです。また、ニキビケアと同様に収れん化粧水や拭き取り化粧水もおすすめです。

開き毛穴とは、毛穴が開いてしまっている状態のことを指します。すり鉢状に開いていることから、すり鉢毛穴ということもあります。開き毛穴の主な原因は、皮脂の過剰分泌や乾燥なので、拭き取り化粧水や、保湿ケアに特化した化粧水がおすすめです。また、レチノールペプチドなど肌のハリを促進させる成分もおすすめです。

ちなみに、たるみ毛穴とは、皮膚がたるむことで毛穴が開いてしまう状態のことを指します。たるみ毛穴の原因は、加齢や紫外線ダメージによるコラーゲンやエラスチンなどの量の減少や質の低下です。肌全体のハリや弾力が失われ、毛穴が引っ張られることで開いてしまいます。そのため、コラーゲンなどの産生を促すレチノールペプチドビタミンCなどの成分が配合された化粧水がおすすめです。

保湿成分

混合肌も含め、あらゆる肌質の方にとって保湿はとても重要です。保湿をすることで、様々な肌トラブルを防ぐことができます。

混合肌の方で、皮脂の分泌が気になる方の中には、肌が乾燥していることが原因で皮脂が過剰に分泌される場合があります。そのため、保湿をしっかり行えば、余分な油分を抑えることが可能です。

保湿成分には、セラミド類ヒアルロン酸コラーゲンレチノールナイアシンアミドアミノ酸グリセリンスクワランワセリンなどがあります。

また、ブランド独自の保湿成分などもありますので、どの成分にどんな働きがあるのかを確認してみましょう。

<保湿成分の特徴>

セラミド類

角質層に存在するうるおい成分で、水分を挟み込む性質を持つ。動物型・ヒト型・疑似型があり、最近はなじみがよいヒト型が人気。


ヒアルロン酸

水分を抱えこむ性質を持つ。1gで2リットル以上の水分を抱えることができる。


コラーゲン

水分を抱えこむ性質を持つ。分子が大きいため角質層まで浸透しないが、肌表面に保護膜を作り肌を保湿したり保護することができる。


レチノール

ヒアルロン酸の産生を促進し、皮膚の水分量を増やすことができる。


アミノ酸

水分をつかむ性質を持つ。単体ではうるおいのキープ力は少なめだが、分子が小さいため浸透しやすい。


グリセリン

角質層の水分を保持する。水分を外部から取り込む働きもある。


スクワラン

水分の蒸散を防ぐことに優れている。


ワセリン

ワセリン自体には保湿成分はないが、肌に塗ることで油膜を張ることができ、水分の蒸散を防いだり、外部からの刺激から肌を保護することができる。

ニキビケア成分

過剰な皮脂分泌が原因で、ニキビで悩む混合肌の方もいらっしゃると思います。そういう場合には、ニキビケア成分が配合されている化粧水がおすすめです。

ニキビは大別すると、「思春期ニキビ」と「大人ニキビ」があります。思春期ニキビは、二次性徴によって増える性ホルモン(アンドロゲン)により、皮脂が増加することが原因となり、Tゾーンに出やすいです。大人ニキビは、20〜40代に多く、ホルモンバランスの変化、不規則な生活習慣、乾燥によるターンオーバーの乱れが主な原因で、乾燥しやすく角層肥厚になりやすいUゾーンに出やすいです。

思春期ニキビでお悩みの方は、皮脂の分泌を抑えてくれたり、ニキビを鎮静させてくれる化粧水がおすすめです。ニキビ肌用の化粧水や、脂性肌向けの化粧水、毛穴ケアに特化した化粧水などがよいでしょう。化粧水の種類でいうと、過剰な皮脂を取り除く拭き取り化粧水や、毛穴を引き締める効果のある収れん化粧水などもおすすめです。

大人ニキビのケアで大切なことは、アクネ菌の活動を抑えつつ、しっかりと保湿力のある化粧水を使用することです。おすすめの成分は下記の通りです。

皮脂分泌抑制成分

ビタミンC誘導体、ナイアシンアミド、サリチル酸、アゼライン酸


抗炎症成分

ビタミンC誘導体、ナイアシンアミド、トラネキサム酸、グリチルリチン酸ジカリウム(グリチルリチン酸2K)、グリチルレチン酸ステアリル、アラントイン


抗菌(殺菌)成分

イソプロピルメチルフェノール、シメン-5-オール、サリチル酸、イオウ、レゾルシン 


抗酸化成分

フラーレン、トコフェルリルリン酸Na、アスタキサンチン、ユビキノン、リン酸アスコルビルMg

ただし、殺菌成分に関しては、依存しすぎてしまうと、皮脂の常在菌のバランスが乱れ慢性ニキビにいつながる恐れがあります。また、大人ニキビに対しては、肌のバリア機能を低下させてしまい、ニキビが悪化する可能性もあります。そのため、抗菌(殺菌)成分配合の化粧水は、朝もしくは夜のみ1日1回の使用したり、週1〜2回のスペシャルケアとして使用したり、皮脂の分泌が気になる時にのみ使用するのがおすすめです。

その他のニーズ(美白・エイジングケアなど)

スキンケアアイテムの中でも、化粧水は特に様々なニーズに応えるものが多く揃っています。例えば、混合肌向けでかつ美白対策ができるものや、混合肌向けでかつエイジングケアができる化粧水などです。ご自身の肌悩みに合わせて選んでみましょう。

また、化粧水は毎日使うものですので、使い心地の良いものを選ぶことも大切です。例えば、ボトルの種類(ポンプ式・スプレー式など)や、香り使用時間帯(朝用・夜用)などです。

混合肌向けおすすめ化粧水9選

混合肌の中でも様々な肌タイプの方がいます。商品の紹介の最後に、それぞれの商品がどんな方におすすめなのか書いていますので、ぜひ参考にしてください。

クラランス|トーニング ローション SP コンビネーション/オイリー

クラランスは、1954年に肌と心に幸福感をもたらすエステティックサロンとしてフランスパリで誕生しました。肌に優しく効果的な、選りすぐりの植物成分を使い、女性のライフステージの変化によって起こる様々なニーズに応える製品を作り続けるトータルスキンケアブランドです。

この商品は、皮脂が気になる肌の潤いバランスを整え、キメの整った肌に導くアルコールフリーの化粧水です。植物を研究し続けているクラランスは、美肌の鍵を握る肌フローラ*に着目し、オイリーに傾きがちな肌を清潔に整えてくれる「プレバイオティクスコンプレック(クロレラエキス、ラミナリアディギタータエキス)」やハマメリスエキス(ハマメリス葉エキス)を配合しています。
* 肌の上に生息する様々な細菌の集合のこと

アルコールフリーです。

コットンで肌になじませたら、ティッシュオフで拭き取ります。

この商品は、Tゾーンのテカリが特に気になる混合肌の方におすすめです。

混合肌の方には、同ブランドの洗顔料やクレイマスク、フェイスオイルの使用もおすすめします。

DECORTÉ|フィトチューン ハイドロ チューナー

DECORTÉ(コスメデコルテ)は、1970年に誕生した最高級の総合化粧品ブランドで、内面の充実と外見の自信、どちらも最高の状態へ導くことをコンセプトに掲げたブランドです。

この商品は、保湿、美白シリーズ「Phytotune(フェイトチューン)」の化粧水です。全製品にフムスエキスとハーバルコンプレックスを主要成分として配合しており、この化粧水にも配合されています。フムスエキスは、植物などが海底に蓄積した土壌から抽出した保湿成分です。フルボ酸、ミネラル、アミノ酸などの成分をバランスよく含有していて、毛穴を目立たなくする効果やターンオーバー促進効果など肌悩みを改善する作用があります。ハーバルコンプレックスはシソ葉エキス、ローズマリーエキス、ローズヒップオイル(カニナバラ果実油)の3つの厳選されたハーブから抽出したエキスを配合した保湿成分です。美肌への生まれ変わりをサポートしてくれます。これらの成分が、毛穴の目立たない透明肌に導いてくれます。

この商品は、頬などTゾーン以外の乾燥が気になる混合肌の方におすすめです。

同シリーズには、クレンジングや洗顔料、クリームなどがあります。ライン使いしやすいブランドです。

クリニーク|クラリファイング ローション 2・3

クリニークは「美しい肌は創り出すことができる」をコンセプトにした、皮膚科学から生まれたブランドです。全ての製品にアレルギーテストを実施し、パラベンや香料など肌の刺激となるものを使用していません。

この商品は、毛穴開きや乾燥、ざらつき、くすみなどの肌トラブルの原因となる古い角質を肌に負担をかけることなく除去し、化粧水や美容液などの浸透力を上げることができる拭き取り化粧水です。角質ケア成分として、ヒアルロン酸やハマメリス水、サリチル酸、アルコールが配合されています。ヒアルロン酸は肌にうるおいを与える保湿成分で、拭き取った後もつっぱらず肌を心地よく保ちます。ハマメリス水には、肌を引き締めキメを整える効果があります。サリチル酸は、角質をやわらかくほぐしなめらかな肌を保ちます。アルコールは汚れや過剰な皮脂を皮脂を取り除き、フレッシュな使用感を与えてくれます。

パラベンフリー、フタル酸エステルフリー、香料フリーで、アレルギーテスト済み*です。
* 全ての方にアレルギーが起こらないというわけではありません。

朝晩の洗顔後、目元・口元を避けて、コットンで肌を擦らず、優しくなでるように拭き取ります。

乾燥肌よりの混合肌の方はクラリファイング ローション 2、脂性肌よりの混合肌の方はクラリファイング ローション 3をおすすめします。

拭き取り化粧水後は、同ブランドの化粧水「モイスチャー サージ ハイドロ ローション」でしっかりと肌を保湿しましょう。

ドクターシーラボ|VC100エッセンスローションEX

ドクターシーラボは、1995年に皮膚科医によって開発されたドクターズコスメです。

この商品は、高濃度高浸透のビタミンCが配合された化粧水です。毛穴やくすみ、ハリ、キメ、乾燥など肌悩みに深く、そして早く浸透するように、ビタミンCの濃度が史上最高濃度*で配合されています。また、美容成分としてナイアシンアミドやオリーブ果実エキス、PPG-20メチルグルコースが配合されており、肌のキメを整え、すこやかな状態へと導きます。
*歴代「シーラボ Vエッセンスローション」史上

鉱物油フリー、パラベンフリー、アルコールフリー、無香料、無着色でアレルギーテスト済み*です。
*全ての方にアレルギーが起きないというわけではありません。

この商品の最大の特徴であるビタミンC誘導体は、混合肌の方に多い、Tゾーンの毛穴トラブルと、Tゾーン以外の乾燥の両方を改善してくれます。

同シリーズには、洗顔料や美容液、保湿ジェルなどがあります。

キールズ|ハーバル トナー CL アルコールフリー

キールズは米国ニューヨークでアポカセリー(調剤薬局)として始まったブランドです。アポカセリーとは、カウンセリングをもとに顧客一人ひとりに適した薬草や原料を調合し、薬やお茶を販売する店を指します。Nature(自然)・Science(科学)・ Service(サービス)という3つの信念をコンセプトにしています。

この商品は、「皮膚のガードマン」といわれるカレンデュラの花びらを配合した化粧水です。乾燥などで肌トラブルが起きがちな季節も、カレンデュラの整肌効果で肌を穏やかに整えてトラブルが起きにくい健康的な肌に導くことができます。ごぼう根エキスは、毛穴にアプローチし、キメの整った肌に導きます。

アルコールフリー、パラベンフリー、シリコンフリー、硫酸塩フリーです。

通常の化粧水としての使用以外に、肌を整える導入化粧水としても使用することができます。また、紫外線をたっぷり浴びてしまった日などは、コットンパックもおすすめです。

この商品は、脂性肌x乾燥肌タイプの混合肌の方におすすめです。

化粧水で肌を整えた後は、同ブランドの美容オイル「ミッドナイトボタニカル コンセントレート」と保湿クリーム「キールズ クリーム UFC」でしっかりと保湿を行いましょう。

ETVOS|アルティモイストローション

ETVOS(エトヴォス)は、2007年創業の日本の化粧品メーカーです。日本ではじめて国産のミネラルファンデーションを製造・開発したメーカーとして知られています。ミネラルファンデーションとヒト型セラミドを配合したスキンケアを主力商品としています。

この商品は、エトヴォス独自の複合成分であるセラミディアル®コンプレックスで、角層にうるおいを与えて肌を整えることができる化粧水です。セラミディアル®コンプレックスは、保湿成分のヒト型セラミド(セラミドEOP、NG、NP、AG、AP)とナイアシンアミドを配合しています。ヒト型セラミドには、角層の細胞と細胞の間を埋めて水分を抱え込む働きがあり、人の肌に元々存在するセラミドと同様の構造をしているため、肌に馴染みやすいのが特徴です。ナイアシンアミド(ビタミンB3)は、10年以上前から多くの化粧品に配合されている、多くの可能性を秘めた成分です。また、肌にうるおいを与えるナス果実エキスや2種のヒアルロン酸も配合されていて、肌の水分をしっかり蓄えてみずみずしい肌へと導きます。さらに、美容成分であるPOs-Ca®とリピジュアにより、角層のすみずみにまで水分が行き届きます。

石油系界面活性剤フリー、鉱物油フリー、シリコンフリー、着色料フリー、合成香料フリー、パラベンフリー、アルコールフリーです。
パッチテスト済み*、アレルギーテスト済み*、スティンギングテスト済み*です。
*全ての方にアレルギーや肌トラブル、皮膚刺激が起こらないというわけではありません。

あらゆる肌質の方が使えるよう開発された化粧水ですので、混合肌の方にぴったりです。

脂性肌の方で、皮脂やニキビでお悩みの方には「薬用 アクネVCローションⅠ」がおすすめです。また、保湿美容液「アルティモイストセラム」は混合肌の方でもご使用いただけます。

est|エスト ザ ローション

est(エスト)は、2000年10月に、花王の皮ふ科学に基づくソフィーナ最高の商品とカウンセリングで、お客様ひとりひとりにとって最良の美しさを共に目指すブランドとして誕生しました。その後20年の時を経た現在もなお、徹底的なソフィーナの美容研究の知見を注ぎ込んだプロダクトと、一人ひとりの肌と向き合い寄り添い続ける「Growing Partner」のカウンセリングを大切にしたブランドです。

この商品の特徴は、独自の高持続ケラチン保水処方により、過酷な乾燥環境でも潤いを続かせることができる貯水化粧水であることです。エジプトの砂漠の塩湖でも自らの水分を逃さない極限環境生物(Halomonas elongata)が生み出す成分「エクトイン」の高い保湿力に着目し、独自の保水研究によってうまれたエスト独自成分「ATPスピラル」(ヒバマタエキス、月下香培養エッセンス(チューベロース多糖体)、グリセリン)との融合で、角層細胞のケラチン繊維に水分を束縛するように抱えこませ潤いを持続させることができます。また、ユーカリエキスとショウキョウエキスが、保湿成分として配合されています。

アレルギーテスト済み*、肌が敏感な方の協力によるパッチテスト済み*です。
*全ての方にアレルギーや皮膚刺激が起こらないというわけではありません。

この商品は、肌全体が乾燥しており皮脂の分泌も気になる混合肌の方におすすめです。

化粧水の前に美容液「エスト セラム ワン」で肌をやわらかくし、化粧水の後は乳液で油分を補給しましょう。

アクセーヌ|モイストバランスローション


アクセーヌは、1970年代に頻発した化粧品アレルギーを2度と繰り返さないために、皮膚科専門医とともに共同研究され生まれました。肌への負担が少ない商品が多いことから、皮膚科でも紹介されています。

この商品は、潤いの持続性に特化したシリーズ「モイストバランス」の保湿化粧水です。セラミド類似成分であるラウロイルグルタミン酸ジ(コレステリル/オクチルドデシル)が配合されており、肌のバリア機能を高めます。また、業界最小レベルの超微細ナノカプセル化する新技術が採用されています。ナノ化することで、角質細胞の隅々にまで潤いを届けることができます。また、角質細胞の表面を一時的に水になじみやすい状態へ変化させ水分補給をする「セルバウンス技術」により、肌に透明感とハリを引き出します。

無香料、無着色、アルコール(エタノール)フリー、ノンコメドジェニックテスト済み*です。
*すべての方に肌トラブルが起こらない、ニキビのもと(コメド)ができないというわけではありません。

低刺激性の化粧水なので、肌が敏感になっている混合肌の方におすすめです。

化粧水の後は、同シリーズの「モイストバランス ジェル」で肌を保護することで、保湿効果が高まります。

エスティ ローダー|マイクロ エッセンス ローション

エスティ ローダーは、1946年にニューヨークで生まれたスキンケア・コスメブランドです。現在では、クリニークやM・A・Cなどを傘下にもつエスティー・ローダー・カンパニーズ・インクの一ブランドとして世界中から愛されています。女性の美しさは外面だけでなく内面からも作られるという美容哲学に基づき、現在に至るまで常に皮膚科学の最新テクノロジーと、エレガンスを追求するラグジュアリーブランドです。

この商品は、30年の発酵研究により日本人のために開発された化粧水です。うるおいのバリアにより、紫外線や乾燥などの外的ダメージを受けにくい肌へと導きます。最新の発酵代謝テクノロジーで生成した独自の「ポストバイオティクス12+」を配合しています。乳酸菌由来成分から代謝されるアミノ酸やうるおいに必要な成分が含まれています。さらに、リコリスエキス(グリチルリチン酸2K)とヒアルロン酸を配合し、とろりとしたテクスチャーが肌になじんで角質層まで浸透し、乾燥などのダメージを受けにくいすこやかな肌へと導きます。

この商品は、肌のバリア機能を底上げすることが期待できるため、乾燥や毛穴、赤み、シワなど様々なトラブルが多い混合肌の方におすすめです。

毛穴が気になる混合肌の方には、「マイクロ エッセンス ローション フレッシュ」がおすすめです。日本由来の成分「サクラ ファーメント(サトザクラ花エキス、酒粕エキス)」と、「マイクロニュートリエント バイオ ファーマメント」の2つの発酵成分により、透明感があり、肌のキメを整え毛穴が目立たない肌へと導きます。

AYURA|リズムコンセントレートウォーター

AYURAは、「肌・からだ・心」のバランスを整え、さまざまなストレスを抱えた肌悩みを抱える女性たちの「負けない肌」作りを支えるブランドです。スキンケアだけでなく、入浴剤も人気で、「疲れた時こそメディテーションバス」とも評されています。

この商品は天然由来成分89.5%、美容成分99%(水と保湿成分)配合の化粧水です。乾燥や紫外線などが原因で、慢性的な肌荒れ・乾燥状態になってしまっている「ST型乾燥肌」にをうるおう肌に整えて、みずみずしく柔らかい肌へ導いてくれます。乾いた肌の水分持続力を向上させる酵母エキス、高い保水力を発揮する高保湿型ヒアルロン酸、うるおいを持続させ肌荒れをケアするハトムギ種子発酵液、乾燥ダメージに働きかけ肌のコンディションを整えてくれるコウヤマキエキスなど、8つの主要成分で肌あれや乾燥に保湿アプローチします。

アルコールフリー、鉱物油フリー、防腐剤(パラベン)フリーで無着色です。
弱酸性でパッチテスト済み*です。
*全ての方に肌刺激、肌トラブルが起こらないというわけではありません。

この商品は、乾燥肌よりの混合肌の方におすすめです。

AYURAのスキンケアアイテムは、肌質や肌悩みなどに応じてアイテムを選ぶことが可能です。混合肌の方には、美容液「リズムコンセントレートα」や化粧液「バランシングプライマー α EX Ⅱ」がおすすめです。

ドゥ・ラ・メール|ザ・トリートメント ローション

ドゥ・ラ・メールは、航空宇宙物理学者であったマックス・ヒューバー氏が、自身の傷の治療のために生み出した独自成分ミラクルブロス(海藻)を含む「クレームドゥ・ラ・メール」から始まりました。ドゥ・ラ・メールは、この「クレームドゥ・ラ・メール」をはじめとしたモイスチャライザー(クリーム)のほか、クレンジングや洗顔料、美容液などのスキンケア、ボディケア、ベースメイクアイテム展開するラグジュアリーなスキンケアブランドです。ドゥ・ラ・メールはフランス語で「海」を意味しています。

この商品は、ブランドのベストセラー化粧水です。ブースター美容液の役割も兼ね備えており、保湿・透明感・エイジングケア*の3次元で肌に働きかける高機能の化粧水です。ミネラルを豊富に含む海塩、酵母エキス、乳酸桿菌発酵液からなるドゥ・ラ・メール独自の整肌成分「ザ・リバイタライジング ファーメント」と、ジャイアント シースケルブ(海藻)などからなる独自の保湿成分「ミラクルブロス」を配合しています。ザ・リバイタライジング ファーメントは、厳しい環境下でも育つサハラ砂漠の海藻の生命力に着目して開発された成分で、ミネラルなどの保湿成分を配合します。肌にハリを与え肌のキメを整える作用があります。ミラクルブロスは、ジャイアント シーケルプ(海藻)などの天然原料を3〜4ヶ月かけて発酵させて作る保湿成分で、肌を保水し柔軟にすることでいきいきとした印象のすこやかな肌を保ちます。また、外的ストレスによる乾燥などのダメージから肌を守る作用もあります。
*年齢に応じたお手入れ

この商品は、エイジングが気になる混合肌の方におすすめです。

化粧水の後は、同ブランドの美容液やクリームでスキンケアルーティンを完成させましょう。

化粧水に関するQ&A

スキンケアは化粧水だけでもOK?

スキンケアとは、端的にいってしまえば「肌を保湿すること」です。肌の保湿は「水分を補充し、油分でカバーする」のが基本です。油分は肌の上に油膜を張り、水分が逃げるのを防ぎます。

化粧水は肌に水分を補充するものなので、化粧水だけではスキンケアは不十分ということになります。化粧水の後は、油分を多く含む乳液やクリームなど必ず使用しましょう。

化粧水と乳液はどちらを先に使う?

基本的なステップは、化粧水→乳液の順番です。水分を補給したあとに油分で膜を張って水分を閉じ込めます。ただし、商品の中には「先行乳液」といって、化粧水の前に使用するものもあります。例えば、スキンケアブランドのアルビオンはスキンケアの最初のステップに乳液を使用します。化粧水の使用方法については、ブランドの公式サイトなどで確認を行いましょう。

化粧水は肌の奥まで浸透するって本当?

テレビCMや広告などで「肌の奥まで浸透!」などの文言を見聞きしたことがある人は多いのではないでしょうか?しかし、実際には化粧品は皮膚の一番外側の部分である「角層」までしか浸透しません。人間の皮膚には、外部からの侵入物を体内に取り込まないシステムが備わっているためです。バリア機能を持つ角質をしっかりと保湿し、いい状態に保つことが極めて重要です。

化粧水はたっぷり使う方が肌に良い?

保湿が重要だからといって、化粧水を規定量以上に使用していませんか?化粧水はたくさん塗る方が肌に良いというわけではありません。角質に浸透できる水分量は決まっているので、肌に塗った分全てが浸透するというわけではないからです。一時的に肌に浸透したりプルプルになっている感覚があるかもしれませんが、すぐに蒸発するため、あまり意味がありません。

化粧水は手とコットンどちらでつける方がいいの?

手とコットンにはどちらにもメリット・デメリットがあります。肌負担を考慮すると、基本的には手で化粧水をつけるのを推奨します。

肌への負担を考慮すると、手で直接つける方が良いですが、ムラができたり目元や鼻などの細かい箇所につけづらいというデメリットがあります。コットンを使用する方が、細かい部分まで均等につけることができますが、摩擦により肌負担が大きくなります。

いずれの方法でも注意すべきことは、摩擦やパッティング(肌を叩くこと)を避けることです。赤みや色素沈着、ハリやシミなどの肌トラブルを招く恐れがあるためです。

コットンを使用する際は、肌負担が少ないコットン(オーガニックなど)を選び、コットン全体がひたひたになるくらい化粧水をたっぷり使用し(その分コストがかかります)、過度の摩擦を避けましょう。

化粧水は季節によって変えるべき?

日本には四季があり、それぞれも季節によって気候が大きく変わります。気候により肌の状態は左右されやすいため、できれば季節ごとに化粧水を使い分けるのがよいでしょう。

例えば、乾燥しやすい秋冬には保湿効果が高い化粧水を、皮脂分泌が多くなりやすい春夏には皮脂分泌を抑える作用もある化粧水を使用するなど、肌の状態に合わせて異なるスキンケアを取り入れてみましょう。

ただし、一度開封した化粧水はできるだけ早く使い切る方がよいので、次のシーズンに持ち越さないよう、使い切れる容量を購入するようにしましょう。

化粧水は年齢によって変えるべき?

年齢によって肌の状態は変わるので、使用する化粧水も変える必要があります。例えば、皮脂の分泌量は20〜30代をピークにどんどん減ってきます。

20代で使用していた化粧水では保湿が物足りなく感じるなど肌の変化を感じたら、化粧水を含むスキンケアを見直すべきタイミングといえます。

化粧水は朝と晩で使い分けるべき?

基本的には、朝晩で使い分ける必要はありません(朝・夜専用のものでない限り)。しかし、朝のメイクの前に油分が多い化粧水を使用すると、メイクのりが悪くなってしまいます。そのため、朝は油分の少ないもの、夜は油分が多いものなど、朝晩でスキンケアアイテムを使い分けるのもありです。

拭き取り化粧水ってどうなの?

拭き取り化粧水とは、洗顔の代わりに、コットンに化粧水を付けて汚れを取り除いたり、古い角質を落とすものです。もともとはフランス発祥のスキンケアアイテムといわれています。フランスの水道水は硬水で、硬水に含まれるマグネシウムやカルシウムなどのミネラルにより肌が乾燥したり肌荒れの原因となるため、フランスなどのヨーロッパでは、クレンジングや洗顔などはコットンや布で拭き取るのが主流です。

日本の水質は軟水なので、わざわざ拭き取り化粧水を使う必要はありません。ただし、拭き取り化粧水で古い角質を落とし化粧水の浸透が高くなる効果があるので、スキンケアに取り入れるのはありです。使用時はコットンによる摩擦には十分注意しましょう。

参考文献

  • かずのすけ, 白野実(2019)『美肌成分事典』主婦の友インフォス

  • 上原恵理(2021)『医者が教える 人生が変わる美容大事典』KADOKAWA

  • 永松麻美(2021)『正しい知識がわかる 美肌事典』高橋書店

  • すみしょう(2021)『最短で美肌になるために知っておきたい スキンケア大全』KADOKAWA

  • 久光一誠(2021)『効果的な「組み合わせ」がわかる 化粧品成分事典』池田書店

  • 川島眞, 川田暁, 神田吉弘, 世喜利彦, 能﨑章輔(2018)『美容の科学』じほう

  • 宇山侊男, 岡部美代治, 久光一誠(2020)『化粧品成分ガイド 第7版』フレグランスジャーナル

  • 小林智子(2022)『すっぴん肌が好きになる 肌トラブル大全』WAVE出版