安全性の高さや、おしゃれなデザインでセラミックのフライパンに近年注目が集まっています。この記事ではセラミックのフライパンの特徴や、おすすめのフライパンを紹介します。
セラミックのフライパンとは、フライパン本体の素材がセラミックということではなく、アルミニウムなどの金属のフライパン本体にセラミックのコーティングが施されたフライパンになります。
「セラミック加工」は、フッ素樹脂加工(テフロン)の有毒性や耐久性の低さから生み出された加工で、陶磁器と同じ素材をフライパンの表面にコーティングする加工です。フッ素樹脂のコーティングと同じく、料理の際に食材をくっつきにくく焦げ付きにくくする効果があるので、料理で失敗しにくく、お手入れが簡単です。
セラミックは自然由来の陶磁器と同じミネラル素材(粘土や石など)を原料としているので、有害物質を含まず安全で、硬くて耐久性も高く、耐熱性も400℃までと、フッ素樹脂加工(テフロン)よりも安全性・耐久性で優れたコーティングです。
熱伝導率・保温性も高く、遠赤外線効果で料理をこんがりと仕上げ、食材の中まで火が通りやすくなる効果も期待できます。
ツルツルとした見た目で可愛らしくカラフルな見た目の製品が多く、特に白い製品が多く流通しています。白い製品は調理中に食材が見やすく、焼き加減の確認がしやすくなります。また、お手入れの際も黒いフライパンではわかりにくい汚れまでしっかり落とすことができるので、きれいに、そして衛生的に使い続けることができます。
セラミック加工そのものには食材をくっつきにくくする効果はなく、セラミックの細かい溝に油が入り込むことで食材がフライパンにくっつきにくくなります。そのため、調理の前には必ず油をフライパンになじませる必要があり、フッ素樹脂加工のフライパンが可能としているノンオイルでの調理はできません。
また、セラミックのコーティングは頑丈ですが、使っているうちに傷などがついて劣化し、食材がくっついて焦げ付きやすくなってしまうため、数年のうちに買い替えが必要になるので、長く使い続けることができません。フッ素樹脂加工と同様に中火以下での使用など、正しい使い方をすれば長持ちさせることができますが、寿命は1-2年と言われています。
フッ素樹脂加工と比べると高価な製品が多くなっています。また、陶器素材なのでやや重さがあり、衝撃に弱いため、丁寧に扱う必要があります。金属製のヘラの使用も避けたほうが良いでしょう。
白い製品が多いですが、白いフライパンは汚れが目立ちやすいです。使っているうちに生じる落ちにくい汚れや色移りが残ってしまうと、とても目立って見栄えが悪く感じてしまうでしょう。
セラミックのフライパンは様々な種類がありますが、選ぶ際は自分の料理スタイルに合わせて欲しいサイズや形状、素材を決めておくと簡単に選ぶことができますよ。
セラミックフライパンの多くは、フライパン本体の素材がアルミニウムやステンレスの製品となっています。
フライパンの中では一番流通量が多く、ポピュラーなアルミニウム。他の素材より比較的安価で軽いため、料理中に手首も疲れにくく、とても使いやすいのが特徴です。熱伝導率が高く、温まりやすいですが、保温性はイマイチで冷めやすいのも特徴です。また、軽さゆえに丈夫とは言えず、これらの弱点を解消するため、チタンやステンレスなどの他の金属を重ね、強度と保温性を高めた多層構造の合金製のフライパンが多くなっています。
ステンレスは、鉄にクロムを配合した錆びにくい金属で、とても丈夫なのはもちろん、お手入れが簡単で、家庭からレストランで広く使われています。素材の見た目を生かしたシンプルでスタイリッシュなシルバーのデザインの商品が多く、キッチンに出しっぱなしにしていてもインテリアに見えるほど。
一方、鉄と同じくらいの重さがあり、サイズの大きな物では調理中に重く感じてしまうでしょう。熱伝導率が高くないため、フライパンが温まりにくく、具材に火を通すのに少し時間がかかりますが、冷めにくいというメリットでもあり、余熱調理もできます。こちらも温まりにくさを解消するためにアルミニウムとの合金製の製品が多くなっています。
フライパンの形状は、底面の面積が広い浅型と、側面に高さのある深型に分けられます。
浅型は底面の面積が広く、深型と比べると軽いので振る動作に適していることから、ムラなく具材に熱を通すことができ、炒め物向きです。
深型は側面の高さがあるので、煮物やスープ等の汁物料理はもちろん、揚げ物も作ることができます。側面の高さは炒め物を作る時に具材が飛び散りにくいというメリットもあります。ただし、浅型に比べるとやや重めです。
よく商品の説明に書かれている「24cm」などのフライパンのサイズは、フライパン本体の直径のサイズを指しています。
小さいものでは14cm、大きいものでは30cm以上と幅広いサイズがありますが、選ぶ際には作りたい料理の人数分で選ぶと良いでしょう。
目玉焼き等の軽い料理用なら14〜20cm、2〜3人分の料理なら22〜26cm、4人以上や、作り置き用なら28cm以上のサイズがおすすめです。
大きいフライパンなら一度にたくさんの料理を作ることができますが、大きければ大きいほど良いということではありません。大きいほどに重く、温まるのに時間がかかるようになりますし、大きいフライパンで少量の料理を作る場合、食材の乗っていない部分が過剰に温まってしまい、その部分では食材が焦げ付きやすくなってしまったり、フライパンの劣化が起きてしまいます。作る料理に合ったサイズのフライパンを選ぶことが肝要です。
フライパンはだいたい500g〜1.5kgくらいの製品が多くなっています。1kg以上になると女性にとっては重たいと感じるような重さと言われ、食材が入ると更に重くなるので、調理の際に持ち上げて振るうのが大変になります。
フライパンは底が厚いほど保温性が高まり、フライパン内の温度差「熱ムラ」も生じにくくなるので、クオリティの高い料理に仕上げることができる一方、底が厚いほどフライパンも重たくなります。また、くっつきにくくするためのコーティングもフライパンの重さになるため、高性能なフライパンほど重たいフライパンが多くなっています。
素材ではアルミニウム・チタンが軽く、鉄・ステンレス・銅が重たくなっています。軽くて扱いやすいフライパンを探している方は、チタン製のフライパンは流通量が少なく値段も高いので、アルミニウム製のフライパンがおすすめですよ。
フライパンの取っ手は現在、下記の素材があります。
樹脂製...丈夫かつ滑りにくく、持ちやすい
木製...持ちやすく、見た目がお洒落なものの、劣化しやすい
金属製...頑丈だが調理中に熱くなりやすく、重量がある
フライパンによっては取っ手に角度が付いていることでフライパンが持ちやすく、振るいやすくなっている製品もあります。
取っ手の接続部分の金具(リベット)がフライパンの内側に出ていない製品はお手入れが簡単で、接続部分の劣化の心配なく使うことができます。また、T-Falの製品をはじめとして、取り外すことのできる取っ手は調理後に取っ手を外してそのまま食卓に出すことができるほか、収納やお手入れの際にとても便利です。
基本的に電気抵抗を持つ鉄、ステンレスのフライパンはIHコンロで使用できますが、それ以外の素材(アルミニウム、銅、チタン)は基本的にIHコンロでは使えず、底面にステンレス製のIHディスクが搭載されているなど、IHコンロで調理できるように加工されているものだけがIHコンロで使用できます。普段IHコンロを使っている方は、購入前にIH対応の商品かしっかり確認しましょう。
近年普及率の上がっている食洗機は家事の時短になり、とても便利ですが、フライパンは基本的に不向きとされています。
理由として、フライパンの素材として最もポピュラーなアルミニウムは熱やアルカリ性に弱いため、変形・変色してしまうおそれがあります。セラミックのコーティングも洗剤に含まれる研磨剤によって傷が付き、劣化してしまいます。
食洗機対応のコーティングフライパンもありますが、コーティングの劣化を防ぐため、中性で研磨剤が入っていない洗剤を選ぶようにしましょう。
京セラは、1959年創業で、京都に拠点を置く、言わずと知れた日本を代表する電子機器メーカーです。半導体などの生産で有名ですが、セラミック製のキッチンウェアも生産しています。
セラミックフライパンでは、セラミックのみを使用した「セラブリッドシリーズ」、セラミックとフッ素樹脂を使用した「セラフォートシリーズ」があります。
GREENPAN(グリーンパン)は、ベルギーの会社で、「Thermolon™(サーモロン)」というセラミックのノンスティック加工を発明した、セラミック加工フライパンの先駆けです。白やパステルカラーのフライパン本体や木製の取っ手など、北欧風のデザインでおしゃれなフライパンが多いのも特徴です。
また、IH対応の製品は、アルミニウムに電気を伝える物質の粉末と、熱伝導率の高い銅を混ぜた加工金属である「Magneto™(マグニート)」というGREENPAN独自の加工がフライパンの裏側に施されています。IH対応のために一般的に用いられているステンレスのディスクよりも軽く、熱伝導率が高められています。
一番有名な白い本体と木製の取っ手が特徴的な「ウッドビー」、深型の「メイフラワー」、最高級コーティングの「バルセロナ」などの製品を取り扱っています。
Amazonなどで取り扱いのある「Greenchef」は、GREENPANとおなじ親会社の兄弟ブランドです。
GREENPANの「ウッドビー フライパン 26cm」は、アルミニウム製のフライパン本体にセラミックのコーティングが施されたフライパンです。白いカラーリングの北欧風のデザインが特徴で、GREENPANの代名詞ともいえるフライパンです。
アルミニウム製のフライパン本体は熱伝導率が高く、フライパンが温まりやすくなっています。フライパンの底面には「Magneto™(マグニート)」という加工が施されているのでIHコンロでも使えるほか、熱伝導率を高め、フライパン底面の変形も起きにくくなっています。ステンレス製のIHディスクが搭載されていないので、重さ880gと同じサイズのセラミックフライパンよりもやや軽めになっています。
セラミックのコーティングによって料理の際に食材がくっつきにくいので焦げ付く心配がなく、調理後のお手入れも簡単です。コーティングにはダイヤモンド粒子が混ぜ込まれているので、熱伝導率が更に高められており、耐久性もアップしていますよ。コーティングはフライパンの外側にも施されているので、外側の汚れも落ちやすくなっています。
木目調の樹脂製の取っ手はおしゃれでとても握りやすく、取っ手とフライパンのつなぎ目部分の金属(リベット)が埋め込まれているので腐食が起きにくく、お手入れも簡単です。
気になる点として、セラミック加工にも寿命があるので、数年のうちに劣化が進み焦げ付きやすくなります。衝撃にも弱いので取り扱いには注意が必要です。また、フライパン本体が白いので汚れが残ってしまうと目立ちやすいでしょう。価格は約8,000円とやや高めですが、フッ素樹脂の安全性が気になる方で、ストレスフリーに料理をしたい方へお勧めのフライパンです。
◯良い点
熱伝導率が高い
お手入れ簡単
北欧風のおしゃれなデザイン
✕気になる点
やや高価(約8,000円)
セラミック加工なので寿命あり
衝撃に弱い
白いので汚れが目立つ
京セラの「セラブリッド フライパン 26cm ピンク」は、ピンク色のかわいらしいアルミニウム製の本体にセラミック加工が施されたフライパンです。内側は白くなっているので、調理中に食材への火の通り具合が確認しやすく、食卓の上で白いお皿に料理を置いた時のイメージがしやすくなっています。
アルミニウム製のフライパン本体は熱伝導率にも優れるのでフライパンが温まりやすく、セラミックの持つ遠赤外線効果は食材への火の通りを良くし、料理をこんがりと仕上げてくれるので、セラミックのフライパンで推奨されている中火での調理でも充分調理ができ、省エネ調理にもなりますよ。
重さも810gとセラミックフライパンの中では軽めになっています。黒い樹脂製の取っ手は握りやすく頑丈ですよ。
セラミック加工のフライパンは高価な製品が多くなっていますが、このフライパンは2,000円台と手頃な価格になっていますが、安心な国産メーカー産で、使われているセラミックも産業用のファインセラミックスという高品質なセラミックなので性能も折り紙付きです。初めてのセラミックフライパンとしてもおすすめですよ。
気になる点としては、カラーがピンクのみと、使う人を選ぶデザインとなっています。また、セラミック加工も頑丈とはいえ耐用年数は数年とされ、買い替えが必要になるでしょう。また、陶器素材のため、衝撃に弱いので注意が必要です。
なお、コチラの製品はIH非対応ですが、IH対応の製品もあります(色はグレーのみで、50g程度重くなっています)。
◯良い点
低価格(約3000円)
熱伝導率が高い、焦げ付きにくい
お手入れ簡単、安全性が高い
✕気になる点
コーティングに寿命あり
白いので汚れが目立つ
カラーがピンクのみ(IH対応製品はグレーのみ)
IH対応版の製品はコチラ
「vita craft(ビタクラフト)」は、1939年アメリカ創業ですが、現在は本社が日本にあり、日本企業ならではの技術を生かした高品質の製品を生産しているクックウェアメーカーです。ステンレス製の鍋やフライパンが有名で、水を使わずに野菜を茹でることで栄養を逃さない「無水調理」提唱の先駆けで、健康調理器具としても世界中で高い評価を得ています。
「ライト フライパン26㎝ ピンク」は、一般的なアルミ合金製のフライパンと異なり、ステンレスは使われていないアルミニウムのみで作られたフライパンですが、アルミニウムを型に流し込む「アルミダイキャスト」により熱伝導率・保温性ともに優れ、比較的頑丈です。
フライパンの内側と外側の両側にセラミック加工が施されており、内側は食材がくっつきにくいので焦げ付きにくく、料理で失敗しにくくお手入れが簡単で、外側は汚れを落としやすいのが特徴です。セラミック加工には遠赤外線効果があり、料理をこんがりと仕上げ、中まで火が通りやすくなる効果も期待できますよ。
重さは650gと、同じサイズのセラミックフライパンが大体800g台なので、とても軽く、扱いやすいのもポイントです。
フライパン全体の白と底面のピンクのカラーリングがとてもかわいらしく、グリーンの色違いもありますよ。樹脂製の取っ手も持ちやすく、頑丈です。
気になる点として、セラミック加工にも寿命があるので、数年のうちに劣化が進み焦げ付きやすくなります。セラミックは陶器の素材なので、衝撃にも要注意です。また、フライパン本体が白いので汚れが残ってしまうと目立ちやすいでしょう。
◯良い点
熱伝導率が高い
軽い(650g)
焦げ付きにくく、お手入れが簡単
遠赤外線効果
かわいらしいデザイン
✕気になる点
やや高価(約8,000円)
コーティングに寿命あり
衝撃に弱い
白いので汚れが目立つ
こちらもvita craftのフライパンで、「フライパン深型 23.5cm スーパーセラミック」は、アルミ+ステンレスを5層に重ねた合金製で、熱伝導率・保温性ともに優れ、とても頑丈なフライパンです。深さ5.7cmと深めなので、炒め物の際に食材が飛び散りにくく、揚げ物の際に油が跳ねてコンロを汚しにくいでしょう。
フライパン内側には安全性の高いセラミックのコーティングが施されています。ビタクラフト社独自のセラミック加工「スペシャルマジックコート」は非常に硬く、磨耗に強い素材のため丈夫で長持ちします。セラミックには遠赤外線効果があるので、食材に熱を均一に伝え、熱ムラがなく仕上がります。また、食材にしっかり焼き目を付けても焦げ付きにくく、お手入れも簡単です。
ステンレスならではの、シルバーのピカピカとした見た目と、ビタクラフト特有の丸みのある形状は、スタイリッシュかつかわいらしさのあるデザインになっています。
気になる点として、ステンレス製で高性能なコーティングが施されていることもあり、約15,000円と高価な製品です。セラミック加工にも寿命があるので、数年のうちに劣化が進み、焦げ付きやすくなります。また、フライパンが23.5cmとやや小さめなので少ない油で調理できる一方、一度に調理できる量は多くないでしょう。
◯良い点
熱伝導率・保温性が高い
健康に良い無水調理ができる
安全性の高いセラミックコーティング
便利な深型
✕気になる点
高価(約15,000円)
コーティングに寿命あり
サイズ展開が乏しく、小さめ
こちらもGREENPANのフライパンで、「パドヴァ フライパン26cm ピンク」は、アルミニウム製のフライパン本体にセラミック加工がされたフライパンで、内側は白、外側はピンクのカラーリングと、とてもかわいらしいデザインで、キッチンを華やかな雰囲気にしてくれるでしょう。
アルミニウム製のフライパン本体は熱伝導率が高く、フライパンが温まりやすくなっています。フライパンの底面にはGREENPAN独自の「Magneto™(マグニート)」という加工が施されているのでIHコンロでも使えるほか、熱伝導率も高められており、フライパン底面の変形も起きにくくなっています。重さは970gと、セラミックフライパンの中では平均的な重さになっています。
セラミックのコーティングによって料理の際に食材がくっつきにくいので焦げ付く心配がなく、調理後のお手入れも簡単です。コーティングにはダイヤモンド粒子が混ぜ込まれているので、熱伝導率が更に高められており、耐久性もアップしていますよ。コーティングはフライパンの外側にも施されているので、外側の汚れも落ちやすくなっていますよ。
また、ステンレス製のゴールドの取っ手は、おしゃれなだけでなくとても頑丈です。色はピンクの他にダークブルーがあり、こちらはややシックな雰囲気があるので、男性にもお勧めです。
気になる点として、セラミック加工にも寿命があるので、数年のうちに劣化が進み焦げ付きやすくなります。衝撃にも弱いので取り扱いには注意が必要です。また、フライパン本体が白いので汚れが残ってしまうと目立ちやすいでしょう。値段は11,000円と高価ですが、値段相応の性能、そして存在感を持つフライパンです。
◯良い点
熱伝導率が高い
お手入れ簡単
ステンレスの取っ手が丈夫でおしゃれ
✕気になる点
高価(11,000円)
コーティングに寿命あり
衝撃に弱い
白いので汚れが目立つ
こちらもGREENPANのフライパンで、 「バルセロナシリーズ フライパン24cm」は、セラミック加工のフライパンを手掛けるGREENPANのフライパンの中で最高級のグレード「インフィニティ・プロ」のコーティングが施されたフライパンです。同社の製品では最も厚く頑丈なコーティングがされており、ダイヤモンド粒子が混ぜ込んであるセラミックのコーティングはとても頑丈で、加工も長持ちするのが特徴です。内側にはスクラッチガード加工も施されているので金属ヘラの使用ができますよ。
調理面での性能も高く、アルミニウム製のフライパン本体は熱伝導率が高く、フライパンが温まりやすくなっています。セラミック加工は安全性が高いだけでなく、遠赤外線効果を持つので、セラミックのフライパンで推奨されている中火での調理でもしっかりと食材に火を通すことができますよ。
フライパンの底面には「Magneto™(マグニート)」という加工が施されているのでIHコンロでも使えるほか、熱伝導率を高め、フライパン底面の変形も起きにくくなっています。重さは910gと、セラミックフライパンの中では平均的な重さです。
ステンレス製の取っ手はとても頑丈で、黒いフライパン本体と相まって重厚感のあるデザインになっています。
気になる点として、セラミック加工にも寿命があるので、数年のうちに劣化が進み焦げ付きやすくなります。衝撃にも弱いので取り扱いには注意が必要です。また、フライパン本体が白いので汚れが残ってしまうと目立ちやすいでしょう。値段は約10,000円と高価ですが、フッ素樹脂加工ではなく、安全性の高いセラミック製で、コーティングが長持ちする高機能なフライパンを探している方にお勧めのフライパンです。
◯良い点
熱伝導率が高い
くっつきにくく、お手入れが簡単
加工が長持ち
頑丈な取っ手
✕気になる点
コーティングに寿命あり
衝撃に弱い
高価(約10,000円)
「francfranc」は、1992年に天王洲アイルに1号店がオープンした、日用雑貨を扱うセレクトショップです。「『好き』『楽しい』を大切にする南仏のライフスタイル」をモットーにおしゃれなだけでなく、高い機能性を持つ雑貨を多く取り扱っています。
「GO TABLE フライパン・鍋5点セット グレー」は、フライパン2点(20cm・24cm)、ソースパン、ガラス蓋、取り外し可能な共通ハンドルの5点がセットになった製品です。
フライパンとソースパンはアルミニウム製で、内側の白いセラミック加工、外側のグレーのカラーリングのスタイリッシュなデザインが特徴的です。底面にはステンレス製のIHディスクが搭載されているので、IHコンロでも使えるほか、保温性に優れ、アルミニウム製のフライパンで起きやすい底面の変形も起きにくくなっています。
取っ手は取り外し可能で、作った料理をそのまま食卓に出すこともできるほか、お手入れや収納の際にとても便利です。セット商品なので重ねて収納でき、フライパン1つ分のスペースでたくさん収納できます。
5点で6,000円以内とコストパフォーマンスも良く、料理初心者の方はこのセットを購入すればほとんどの料理に対応可能でしょう。
気になる点としては、セラミック加工も頑丈とはいえ耐用年数は数年以内とされ、買い替えが必要になるでしょう。また、取り外し可能なハンドルが壊れてしまった場合、ハンドルのみの販売がなく、フライパンやソースパンが使いづらくなってしまいます。また、フライパンも大きいもので24cmとやや小さめなので、一人暮らしの方や、少人数家庭向けの製品といえるでしょう。
◯良い点
コスパ良し(約6,000円)
おしゃれで機能的なデザイン
熱伝導率が高い
焦げ付きにくく、お手入れ簡単
取っ手が取り外せる
✕気になる点
コーティングに寿命あり
サイズが小さめ
白いので汚れが目立つ
ハンドルに替えがきかない
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