よく使うフライパンは薄くて軽く、使いやすいものがいいですよね。この記事では、フライパンを選ぶ際の様々な基準の中でも「薄さ」に着目して、薄いフライパンの特徴や製品を紹介します。
フライパンはだいたい500g〜1.5kgくらいの製品が多くなっています。1kg以上になると女性にとって重たいと感じるような重さと言われ、食材が入ると更に重くなるので、調理の際に持ち上げて振るうのが大変になります。
フライパンは底が厚いほど保温性が高まり、フライパン内の温度差「熱ムラ」も生じにくくなるので、クオリティの高い料理に仕上げることができるようになる一方、底が厚いほどフライパンも重たくなります。また、くっつきにくくするためのコーティングも厚くて頑丈なほどフライパンの重さになるため、高性能なフライパンほど重たいフライパンが多くなっています。
薄いフライパンの多くは、軽量化のためにフライパン本体の底面や側面や薄く加工されています。軽いフライパンは持ち運びがしやすく、料理の際に振るう動作も簡単で負担軽減になり、とても扱いやすいですが、デメリットがあるのも事実です。
前述の通り、薄いフライパンは軽くて持ち運びが簡単です。料理中にフライパンを振るいやすくなり、食材に均一に火を通しやすくなります。また、お手入れの際も簡単に持ち上げられるので、隅々までしっかりとお手入れできます。
薄いフライパンは側面や底面が薄いので、フライパンが温まりやすく、食材への火の通りが早いので、時短調理に繋がります。
底面や側面を削ることによって耐久性も削られているとも言えます。そのため、落としてしまった際に側面が曲がってしまうことがあります。また、使っているうちに底面でも火の当たりが強い中央部分が盛り上がってしまい、底が平らでなくなってしまうこともあります。
薄いフライパンは保温性が高くないため、火の当たっている部分とそうでない部分の温度差が生じてしまい、フライパン内側の食材への火の通りに差が生じてしまうことが考えられます。また、温度が高すぎる部分では食材が焦げ付いてしまうことがあります。
薄いフライパンはフライパンの本体部分が軽いため、取っ手の重さがフライパン本体より重くなってしまうことで、フライパンに食材を入れずにコンロに乗せた際、取っ手側に傾いてしまって安定しないことがあります。フライパンに予熱を加える際、手で支えて加熱する必要が生じるほか、フライパンが傾いて取っ手部分に火が当たることで取っ手の劣化を招く恐れがあります。
「薄い」以外にもフライパンを選ぶ際には様々なポイントがあります。形状やサイズ、素材、コーティングなどから、自分の料理スタイルに合った製品を選ぶと良いですよ。
フライパンの形状は、底面の面積が広い浅型と、側面に高さのある深型に分けられます。
浅型は底面の面積が広く、深型と比べると軽いので振る動作に適していることから、ムラなく具材に熱を通すことができ、炒め物向きです。
深型は側面の高さがあるので、煮物やスープ等の汁物料理はもちろん、揚げ物も作ることができます。側面の高さは炒め物を作る時に具材が飛び散りにくいというメリットもあります。ただし、浅型に比べるとやや重めです。
よく商品の説明に書かれている「24cm」などのフライパンのサイズは、フライパン本体の直径のサイズを指しています。
小さいものでは14cm、大きいものでは30cm以上と幅広いサイズがありますが、選ぶ際には作りたい料理の人数分で選ぶと良いでしょう。
目玉焼き等の軽い料理用なら14〜20cm、2〜3人分の料理なら22〜26cm、4人以上や、作り置き用なら28cm以上のサイズがおすすめです。
大きいフライパンなら一度にたくさんの料理を作ることができますが、大きければ大きいほど良いということではありません。大きいほどに重く、温まるのに時間がかかるようになりますし、大きいフライパンで少量の料理を作る場合、食材の乗っていない部分が過剰に温まってしまい、その部分では食材が焦げ付きやすくなってしまったり、フライパンの劣化が起きてしまいます。作る料理に合ったサイズのフライパンを選ぶことが肝要です。
現在、フライパンは「アルミニウム製のコーティングフライパン」が主流となっています。
アルミニウムは非常に軽く、フライパンが得意とする炒め物の振るう動作に適しているほか、お手入れの際にも扱いやすいのがポイントです。また、熱伝導率が高く、フライパンがすぐに温まるので、さっと料理をすることができ、時短にもなります。
フライパン内側のフッ素樹脂やセラミック等のコーティングによって、料理の際に食材がくっつきにくくなっているので、料理で失敗しにくく、調理後も汚れがするっと落ちるのでお手入れも簡単です。
コーティングは、最もポピュラーで安価なフッ素樹脂(よく聞くテフロンもフッ素樹脂加工の一種です)、陶器素材のセラミック、ガラス素材のホーローがあります。
フッ素樹脂は化学物質のため、身体への影響について議論がありますが、現在では有害ではないと結論付けられています。安全性を求める方は少々値が張りますが、セラミックやホーローのコーティングフライパンを選ぶとよいでしょう。
コーティングフライパンはコーティングの劣化による寿命(平均1〜2年)があり、使っているうちに食材がくっついて焦げ付きやすくなってしまいますが、料理頻度がそこまで高くない方であれば、強火で調理しない、急に冷やさない等の正しい使い方を続けることでより長く使うことができますよ。
料理が好き、頻繁に料理をする、美味しい料理を極めたいという方はコーティングされていない鉄やステンレス、銅のフライパンがおすすめです。コーティングの劣化の心配がなく、どれも丈夫な素材なので長く使うことができ、使い方によっては10年以上使うこともできます。また、いずれの素材も高い機能性を持つので、料理も美味しく仕上がりますよ。
鉄は、丈夫なのはもちろん、熱伝導率・保温性に優れるので、料理の出来の良さで料理好きな人々から絶大な支持を誇っています。フライパンから溶け出す鉄分の補給も期待できますよ。
お手入れが大変ですが、料理とお手入れを続けるうちに油がフライパンに馴染んで食材がくっつきにくくなり、使いやすくなっていきます。ただし、堅牢さゆえにフライパン自体がとても重く、大きいモノでは片手で持ち上げるのが難しいほど重い製品も。
鉄フライパンは一枚の鉄板から作り出される製品と溶かした鉄を肩に流し込んで作る鋳鉄の製品があります。鋳鉄はより重量があるものの、保温性に優れ、調理の際に食材への火の通りをよくする遠赤外線効果が期待できますよ。
ステンレスは、鉄にクロムを配合した錆びにくい金属で、とても丈夫なのはもちろん、お手入れが簡単で、家庭からレストランで広く使われています。素材の見た目を生かしたシンプルでスタイリッシュなシルバーのデザインの商品が多く、キッチンに出しっぱなしにしていてもインテリアに見えるほど。
一方、鉄と同じくらいの重さがあり、サイズの大きな物では調理中に重く感じてしまうでしょう。熱伝導率が高くないため、具材に火を通すのに少し時間がかかりますが、冷めにくいというメリットでもあり、余熱調理もできます。
銅は、他の素材と比べて抜群に熱伝導率が高く、時短調理を可能にするほか、均等に熱が伝わるため、ムラなく食材に火を通すことができます。一方で冷め易くもあるため、細やかな温度調整ができ、繊細さを求めるプロの料理人に愛用されています。銅イオンによる抗菌作用も期待できるでしょう。
とても柔らかい金属なので丁寧に扱う必要があり、鉄同様に細やかなお手入れをする必要があります。
値段がとても高く、料理上級者向けと言えます。また、重量のある製品が多いので、扱いにくく感じてしまうかもしれません。
フライパンの取っ手は現在、下記の素材があります。
樹脂製・・・丈夫かつ滑りにくく、持ちやすい
木製・・・持ちやすく、見た目がお洒落なものの、劣化しやすい
金属製・・・頑丈だが調理中に熱くなりやすく、重量がある
フライパンによっては取っ手に角度が付いていることでフライパンが持ちやすく、振るいやすくなっている製品もあります。
取っ手の接続部分の金具(リベット)がフライパンの内側に出ていない製品はお手入れが簡単で、接続部分の劣化の心配なく使うことができます。また、T-Falの製品をはじめとして、取り外すことのできる取っ手は調理後に取っ手を外してそのまま食卓に出すことができるほか、収納やお手入れの際にとても便利です。
基本的に電気抵抗を持つ鉄、ステンレスのフライパンはIHコンロで使用できますが、それ以外の素材(アルミニウム、銅、チタン)は基本的にIHコンロでは使えず、底面にステンレス製のIHディスクが搭載されているなど、IHコンロで調理できるように加工されているものだけがIHコンロで使用できます。普段IHコンロを使っている方は、購入前にIH対応の商品かしっかり確認しましょう。
近年普及率の上がっている食洗機は家事の時短になり、とても便利ですが、フライパンは基本的に不向きとされています。
理由として、フライパンの素材として最もポピュラーなアルミニウムは熱やアルカリ性に弱いため、変形・変色してしまうおそれがあります。また、フライパンのコーティングも、フッ素樹脂はアルカリ性に弱く、セラミックやホーローのコーティングも洗剤に含まれる研磨剤によって傷が付き、劣化してしまいます。
鉄フライパンは食洗機で洗うことができますが、焦げ付きや錆び付きを防ぐ油膜が剥がれてしまいます。また、洗ったあとにしっかり乾燥させないと錆びてしまいます。ステンレスのフライパンは丈夫なため、食洗機で洗うことができますが、重量があるので、食洗機に入れる際は脱輪に要注意です。
食洗機対応のコーティングフライパンもありますが、コーティングの劣化を防ぐため、中性で研磨剤が入っていない洗剤を選ぶようにしましょう。
「パール金属」は、1967年創業の燕三条に本社を置く企業で、技術力の詰まったコスパ最強のキッチンウェアを多く取り扱っているのが特徴です。取り扱っている商品の種類がとても多く、国内ではトップレベルです。比較的手頃な価格の製品が多いので、料理初心者の方にオススメですよ。
「驚きの軽さ ブルーダイヤモンドコートフライパン 26cm」は、フライパン内側にフッ素樹脂のコーティングが施されたアルミニウム製のフライパンで、重さ481gとフライパンの中では最軽量レベルになっています。500mlのペットボトル飲料以下の重さと言えばいかに軽いかわかるでしょう。アルミニウムならではの熱伝導率の良さでフライパンが温まるのも早いので、手軽に調理したい方にお勧めのフライパンです。
フライパン内側のコーティングはフッ素樹脂加工にダイヤモンド粒子を混ぜた「ブルーダイヤモンドコート」で、3層構造になっているこのコーティングはとても頑丈で、基本的にフッ素樹脂加工では使用NGの金属ヘラを使って調理もできます。フライパン内側にリベット(取っ手との接続部分の金具)がないのでお手入れしやすく、腐食の心配がないのもポイント。価格も2,000円以下と、非常にコスパの良い製品です。
気になる点として、比較的頑丈とはいえ、コーティングが数年のうちに劣化してしまうため、長く使い続けることはできません。また、素材にアルミニウムのみ使用されているため、保温性と頑丈性に欠き、熱ムラも生じやすく、フライパンも変形しやすいでしょう。また、本体が軽い分、フライパンに具材を入れていない段階では五徳の上でやや不安定とのレビューもあります。
IH非対応のため、IHコンロを使っている方は要注意です。
◯良い点
とても軽い(約481g)
低価格(約1,500円)
熱伝導率が高い
リベットがなくお手入れしやすい
✕気になる点
コーティングに寿命あり
保温性・頑丈さに欠ける
軽さ故に具材が少ないと五徳で安定しないことも
IH非対応
「北陸アルミニウム」は、富山県に本社を置く企業で、フライパンなどのキッチンウェアの他にも建材などを扱っています。フライパンはすべて国内の工場で生産されており、日本企業の技術力と安全性の高さが実感できます。
「センレンキャスト 24cm」は、450gと非常に軽いですが、アルミニウムにマグネシウムを組み合わせたフライパン本体はとても丈夫で、アルミニウム製ならではの熱伝導率の高さでフライパンがすぐに温まるはもちろん、底が4.5mmと厚めになっているので保温性が高く、熱ムラが生じにくくなっています。
フライパン内側の底面の波型加工(リップルウェーブ)は熱伝導率を高める効果があるなど、料理をおいしく仕上げてくれる様々な機能があります。
フライパン内側のコーティングにはフッ素樹脂加工の中でもよく知られているテフロン加工が施されています。このセンレンキャストにはテフロンを開発したデュポン社の手掛けるコーティングでは最高級グレードの「テフロン™プラチナプラス」が採用されているので、焦げ付きにくさがより長持ちします。取っ手も木製なので熱くなりにくく、握りやすいほか、温かみのある雰囲気がおしゃれですよ。
値段も3,000円以下と、高い機能性の割に低価格なのもポイントです。
気になる点として、コーティングが数年のうちに劣化してしまうため、数年以内に買い替えが必要になるでしょう。本体がとても軽いので、フライパンに食材を入れないと五徳の上で安定しにくいので気を付けましょう。また、木製の取っ手は強火での使用などによって火が当たることで焦げて劣化してしまうことがあるで要注意です。
◯良い点
熱伝導率が高い
焦げ付きにくく、お手入れが簡単
とても軽い(450g)
木製の取っ手がおしゃれ
値段が手頃(約3,000円)
✕気になる点
コーティングに寿命あり
軽さ故に具材が少ないと五徳で安定しないことも
木製の取っ手の劣化に注意
IH対応の「センレンキャスト閃」もあります。
「アーネスト」は、燕三条に本社を置く企業で、日本企業ならではの高い技術力に加え、様々なアイデアが詰まったキッチンウェアを手がけています。
「鉄フライパン 24cm 超深型」は、鉄製ながら側面を薄く削るなどの軽量加工によって1kg以下の845gと、比較的軽くなっています。側面の高さが7.5cmとかなり深めなので炒め物以外にも揚げ物や煮込み料理も作ることができ、鉄フライパンの得意とする炒め物でも食材が飛び散りにくいですよ。
鉄フライパンは熱伝導率・保温性に優れるため料理を美味しく仕上げることができ、鉄分の補給ができるなど高性能な一方、お手入れが大変なことで知られています。そのため、このフライパンは窒化処理によって焦げ付きやサビに強く、フライパン内側のファイバーラインという細かい凸凹によってフライパンの内側はさらに焦げ付きに強く、熱の通りが良くなっているなど、使いやすいように様々な工夫がされています。
また、取っ手もステンレス製なのでとても丈夫で、手にフィットするよう三角形の形状に加工されており、持ちやすさも重視されています。
気になる点としては、値段が比較的安価な鉄フライパンの中では約7,500円と、機能性の充実さ故か高めの価格になっています。また、鉄フライパンならではのお手入れが大変であるという点や、ステンレス製の取っ手は長時間の調理で熱が伝わって熱くなりやすく、取っ手がやや短い、下の溝が指に食い込んで痛いなどのレビューもあります。軽量化のために側面が非常に薄くなっているので、強い衝撃で変形するおそれがあります。
◯良い点
熱伝導率・保温性に優れ
料理がおいしく仕上がる
鉄フライパンの中ではお手入れが簡単
鉄フライパンの中では比較的軽め(0.845kg)
✕気になる点
やや高価(約7,500円)
お手入れが大変
取っ手がやや不便
側面は変形のおそれあり
「Vermicular(バーミキュラ)」は、愛知県名古屋市に本社を置く「愛知ドビー」という老舗鋳造メーカーの鍋やフライパンのブランドです。「素材本来の旨味を凝縮するフライパン」というキャッチコピーで料理の仕上がりの良さと使いやすさを追求した鋳物ホーローフライパンが特徴で、製品はすべて日本国内で生産され、職人によって組み立てられています。
「フライパン 24cm 深型」は、鋳鉄製のフライパン本体にホーローのコーティングがされているので、鉄フライパンならではの熱伝導率の良さや保温性の高さ等のメリットを持つと同時に、コーティングによって食材が焦げ付きにくく、鉄フライパンならではのお手入れが不要で、お手入れは使用後に洗うだけなのでとても簡単です。深型なので、炒め物以外にも汁物料理でも使うことが出来ますよ。
Vermicularのフライパンは、自社開発の水がなじみやすい特殊なホーロー加工と、蓄熱性の高い鋳鉄の組み合わせによって水を瞬時に蒸発させることで料理の余分な水分を飛ばすことができ、炒め物をしゃきしゃきに仕上げることができます。
鉄フライパンのデメリットである重さも、側面を薄くする加工によって、深型ながら1.05kgと重さが抑えられています。
また、見た目も鉄フライパンの重厚なデザインと木製(ウォールナット)の取っ手がまるでアンティークのようでとてもおしゃれです。取っ手は職人が一つ一つ加工して作られており、持ちやすさが追及されています。
気になる点として、様々な技術や加工が詰まっているので、約18,000円とかなりの高価格になっています。ホーロー加工はガラス素材なので衝撃や急な温度変化に弱く、丁寧に扱う必要があります。また、木製の取っ手は強火の調理やコンロに置く位置が悪いと焦げてしまうことがあるので気を付けましょう。ホーロー加工と取っ手の劣化には有料のリペアサービスがありますよ。
◯良い点
熱伝導率、保温性が高い
重厚でおしゃれなデザイン
焦げ付きにくく、お手入れが簡単
多用途な深型
✕気になる点
やや重い(1.05kg)
コーティングに寿命あり
衝撃に弱い
高額(18,000円)
「vita craft(ビタクラフト)」は、1939年アメリカ創業ですが、現在は本社が日本にあり、日本企業ならではの技術を生かした高品質の製品を生産しているクックウェアメーカーです。ステンレス製の鍋やフライパンが有名で、水を使わずに野菜を茹でることで栄養を逃さない「無水調理」提唱の先駆けで、健康調理器具としても世界中で高い評価を得ています。
「ライト フライパン26㎝ ピンク」は、一般的なアルミ合金製のフライパンと異なり、ステンレスは使われていないアルミニウムのみで作られたフライパンですが、アルミニウムを型に流し込む「アルミダイキャスト」により熱伝導率・保温性ともに優れ、比較的頑丈です。
フライパンの内側と外側の両側にセラミック加工が施されており、内側は食材がくっつきにくいので焦げ付きにくく、料理で失敗しにくくお手入れが簡単で、外側は汚れを落としやすいのが特徴です。セラミック加工には遠赤外線効果があり、料理をこんがりと仕上げ、中まで火が通りやすくなる効果も期待できますよ。
重さは650gと、セラミック加工のフライパンで有名なGREENPANや京セラの同じサイズのフライパンが大体800g台なので、とても軽く、扱いやすいのもポイントです。
フライパン全体の白と底面のピンクのカラーリングがとてもかわいらしく、グリーンの色違いもありますよ。樹脂製の取っ手も持ちやすく、頑丈です。
気になる点として、セラミック加工にも寿命があるので、数年のうちに劣化が進み焦げ付きやすくなります。セラミックは陶器の素材なので、衝撃にも要注意です。また、フライパン本体が白いので汚れが残ってしまうと目立ちやすいでしょう。
◯良い点
熱伝導率が高い
軽い(650g)
焦げ付きにくく、お手入れが簡単
遠赤外線効果
かわいらしいデザイン
✕気になる点
高額(約8,000円)
コーティングに寿命あり
衝撃に弱い
白いので汚れが目立つ
「TRAMONTINA(トラモンティーナ)」は、ブラジル発のクックウェアメーカーで、創業は1911年と、100年以上の長い歴史を持ちます。鍋やフライパン以外にも包丁やまな板などのキッチンウェアに加え、ブラジルならではのステーキナイフやパエリア鍋などの幅広いラインナップが特徴です。
「フライパン プロフェッショナル 26cm」は、ステンレス製の頑丈なフライパンです。フライパン内側にコーティングが施されていないので、長く使い続けることができますよ。ステンレスは錆びにくいので鉄フライパンのような特別なお手入れも不要です。料理の際もしっかりとフライパンに予熱を加えれば食材もくっつきにくく、焦げ付くことはありません。
底面がアルミ+ステンレスの3層構造になっているので、ステンレス製ならではの高い保温性はもちろん、弱点である熱伝導率の低さも補われています。ステンレスならではの光沢のあるシルバーのシンプルな見た目は、まるでプロのシェフが使うようなデザインで、とても美しいですよ。
ステンレス製のフライパンの多くは1kg~2kgの重たい製品が多い中、このフライパンは重さ990gとステンレス製の中では最軽量レベルの軽さになっているのも特徴で、初めてのステンレスにおすすめです。
気になる点として、ステンレス製のぐらいパンは高価な製品が多く、このフライパンも約9,000円とやや高価になっています。ステンレス製のフライパンは調理前に予熱を加える、フライパンに油をなじませるなどの準備をしないと食材が焦げ付いてしまいます。取っ手もステンレス製なので、加熱しているうちに熱くなりやすいので要注意です。
◯良い点
丈夫で長く使える
保温性が高い
比較的軽い(990g)
✕気になる点
高額(約9,000円)
正しく使わないと焦げ付く
取っ手が熱くなりやすい
こちらもトラモンティーナのフライパンです。「ノンスティックフライパン プロフェッショナル 25cm」は、アルミニウム製のフライパンで、フライパンの重さと性能のバランスが良く、海外の比較サイトで高評価を得ている製品です。使用されている素材はアルミニウムのみですが、鋳造されたアルミニウムを使用しているので、通常の板金から作られるアルミニウム製のフライパンよりも保温性に優れ、頑丈です。
また、フライパン内側に施されているフッ素樹脂のコーティングは、10,000回の使用耐久テストに合格した高耐久なコーティングなのでとても頑丈で、焦げ付きにくさが長持ちしますよ。
ステンレス製の取っ手はとても丈夫で、調理中は熱くなりやすいですが、付属の樹脂製カバーを付ければそのまま持つことができます。また、取っ手には少し傾斜が付いているのでフライパンを振るいやすく、先端に穴も開いているのでひっかけて収納もできます。
気になる点として、コーティングが数年のうちに劣化してしまうため、数年以内に買い替えが必要になります。また、重さは1kgとフライパンの中では平均的な重さなので、重たいものを持ち上げるのが苦手な方はより軽いフライパンを選ぶと良いでしょう。
IH非対応のため、IHコンロを使っている方は要注意です。
◯良い点
熱伝導率が高い
焦げ付きにくくお手入れ簡単
比較的丈夫でコーティングが長持ち
✕気になる点
高額(約7,000円)
コーティングに寿命あり
IH非対応
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