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揚げ物におすすめフライパン9選。少ない油でしっかり揚がるアイテムを紹介

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揚げ物におすすめフライパン9選。少ない油でしっかり揚がるアイテムを紹介

フライパンで揚げ物…?と思う方もいるかもしれませんが、近年ではフライパンを使って少ない油で揚げ物をする「揚げ焼き」も話題になっています。 この記事では、揚げ物用のフライパンの選び方や、おすすめフライパンを紹介します。

フライパンの基本的な選び方

フライパンを選ぶ際に押さえておきたい基本的なポイントを紹介します。フライパンを選ぶ際には自分の料理スタイルに合わせて、欲しい形状や素材・コーティングから絞るとよいでしょう。

形状・サイズ・重さ

形状

フライパンの形状は、底面の面積が広い浅型と、側面に高さのある深型に分けられます。

浅型は底面の面積が広く、深型と比べると軽いので振る動作に適していることから、ムラなく具材に熱を通すことができ、炒め物向きです。
深型は側面の高さがあるので、煮物やスープ等の汁物料理はもちろん、揚げ物も作ることができます。側面の高さは炒め物を作る時に具材が飛び散りにくいというメリットもあります。ただし、浅型に比べるとやや重めです。

サイズ

よく商品の説明に書かれている「24cm」などのフライパンのサイズは、フライパン本体の直径のサイズを指しています。
小さいものでは14cm、大きいものでは30cm以上と幅広いサイズがありますが、選ぶ際には作りたい料理の人数分で選ぶと良いでしょう。

目玉焼き等の軽い料理用なら14〜20cm、2〜3人分の料理なら22〜26cm、4人以上や、作り置き用なら28cm以上のサイズがおすすめです。

大きいフライパンなら一度にたくさんの料理を作ることができますが、大きければ大きいほど良いということではありません。大きいほどに重く温まるのに時間がかかるようになりますし、大きいフライパンで少量の料理を作る場合、食材の乗っていない部分が過剰に温まってしまい、その部分では食材が焦げ付きやすくなってしまったり、フライパンの劣化が起きてしまいます。作る料理に合ったサイズのフライパンを選ぶことが肝要です。

重さ

フライパンはだいたい500g〜1.5kgくらいの製品が多くなっています。1kg以上になると女性にとっては重たいと感じるような重さと言われ、食材が入ると更に重くなるので、調理の際に持ち上げて振るうのが大変になります。

フライパンは底が厚いほど保温性が高まり、フライパン内の温度差「熱ムラ」も生じにくくなるので、クオリティの高い料理に仕上げることができる一方、底が厚いほどフライパンも重たくなります。また、くっつきにくくするためのコーティングもフライパンの重さになるため、高性能なフライパンほど重たいフライパンが多くなっています

素材ではアルミニウム・チタンが軽く鉄・ステンレス・銅が重たくなっています。軽くて扱いやすいフライパンを探している方は、チタン製のフライパンは流通量が少なく値段も高いので、アルミニウム製のフライパンがおすすめですよ。

素材・コーティング

料理頻度が高くないならコーティングフライパンがおすすめ

現在、フライパンは「アルミニウム製のコーティングフライパン」が主流となっています。

アルミニウム非常に軽く、フライパンが得意とする炒め物の振るう動作に適しているほか、お手入れの際にも扱いやすいのがポイントです。また、熱伝導率が高くフライパンがすぐに温まるので、さっと料理をすることができ、時短にもなります。

フライパン内側のフッ素樹脂やセラミック等のコーティングによって、料理の際に食材がくっつきにくくなっているので、料理で失敗しにくく、調理後も汚れがするっと落ちるのでお手入れも簡単です。

コーティングは、最もポピュラーで安価なフッ素樹脂(よく聞くテフロンもフッ素樹脂加工の一種です)、陶器素材のセラミック、ガラス素材のホーローがあります。
フッ素樹脂は化学物質のため、身体への影響について議論がありますが、現在では有害ではないと結論付けられています。安全性を求める方は少々値が張りますが、セラミックやホーローのコーティングフライパンを選ぶとよいでしょう。

コーティングフライパンはコーティングの劣化による寿命(平均1〜2年)があり、使っているうちに食材がくっついて焦げ付きやすくなってしまいますが、料理頻度がそこまで高くない方であれば、強火で調理しない、急に冷やさない等の正しい使い方を続けることでより長く使うことができますよ。

料理好きなら非コーティングフライパンを

料理が好き、頻繁に料理をする、美味しい料理を極めたいという方はコーティングされていないステンレスのフライパンがおすすめです。コーティングの劣化の心配がなく、どれも丈夫な素材なので長く使うことができ、使い方によっては10年以上使うこともできます。また、いずれの素材も高い機能性を持つので、料理も美味しく仕上がりますよ。

は、丈夫なのはもちろん熱伝導率・保温性に優れるので、料理の出来の良さで料理好きな人々から絶大な支持を誇っています。フライパンから溶け出す鉄分の補給も期待できますよ。
お手入れが大変ですが、料理とお手入れを続けるうちに油がフライパンに馴染んで食材がくっつきにくくなり、使いやすくなっていきます。ただし、堅牢さゆえにフライパン自体がとても重く、大きいモノでは片手で持ち上げるのが難しいほど重い製品も。
鉄フライパンは一枚の鉄板から作り出される製品と溶かした鉄を肩に流し込んで作る鋳鉄の製品があります。鋳鉄はより重量があるものの、保温性に優れ、調理の際に食材への火の通りをよくする遠赤外線効果が期待できますよ。

ステンレスは、鉄にクロムを配合した錆びにくい金属で、とても丈夫なのはもちろん、お手入れが簡単で、家庭からレストランで広く使われています。素材の見た目を生かしたシンプルでスタイリッシュなシルバーのデザインの商品が多く、キッチンに出しっぱなしにしていてもインテリアに見えるほど。
一方、鉄と同じくらいの重さがあり、サイズの大きな物では調理中に重く感じてしまうでしょう。熱伝導率が高くないため、具材に火を通すのに少し時間がかかりますが、冷めにくいというメリットでもあり、余熱調理もできます。

は、他の素材と比べて抜群に熱伝導率が高く、時短調理を可能にするほか、均等に熱が伝わるため、ムラなく食材に火を通すことができます。一方で冷め易くもあるため、細やかな温度調整ができ、繊細さを求めるプロの料理人に愛用されています。銅イオンによる抗菌作用も期待できるでしょう。
とても柔らかい金属なので丁寧に扱う必要があり、鉄同様に細やかなお手入れをする必要があります。
値段がとても高く、料理上級者向けと言えます。また、重量のある製品が多いので、扱いにくく感じてしまうかもしれません。

取っ手の素材、形状

フライパンの取っ手は現在、下記の素材があります。

樹脂製・・・丈夫かつ滑りにくく、持ちやすい
木製・・・持ちやすく、見た目がお洒落なものの、劣化しやすい
金属製・・・頑丈だが調理中に熱くなりやすく、重量がある

フライパンによっては取っ手に角度が付いていることでフライパンが持ちやすく、振るいやすくなっている製品もあります。

取っ手の接続部分の金具(リベット)がフライパンの内側に出ていない製品はお手入れが簡単で、接続部分の劣化の心配なく使うことができます。また、T-Falの製品をはじめとして、取り外すことのできる取っ手は調理後に取っ手を外してそのまま食卓に出すことができるほか、収納やお手入れの際にとても便利です。

IH対応

基本的に電気抵抗を持つステンレスのフライパンはIHコンロで使用できますが、それ以外の素材(アルミニウム、銅、チタン)は基本的にIHコンロでは使えず、底面にステンレス製のIHディスクが搭載されているなど、IHコンロで調理できるように加工されているものだけがIHコンロで使用できます。普段IHコンロを使っている方は、購入前にIH対応の商品かしっかり確認しましょう。

食洗機対応

近年普及率の上がっている食洗機は家事の時短になり、とても便利ですが、フライパンは基本的に不向きとされています。

理由として、フライパンの素材として最もポピュラーなアルミニウムは熱やアルカリ性に弱いため、変形・変色してしまうおそれがあります。また、フライパンのコーティングも、フッ素樹脂はアルカリ性に弱く、セラミックやホーローのコーティングも洗剤に含まれる研磨剤によって傷が付き、劣化してしまいます。

鉄フライパンは食洗機で洗うことができますが、焦げ付きや錆び付きを防ぐ油膜が剥がれてしまいます。また、洗ったあとにしっかり乾燥させないと錆びてしまいます。ステンレスのフライパンは丈夫なため、食洗機で洗うことができますが、重量があるので、食洗機に入れる際は脱輪に要注意です。

食洗機対応のコーティングフライパンもありますが、コーティングの劣化を防ぐため、中性で研磨剤が入っていない洗剤を選ぶようにしましょう。

揚げ物におすすめフライパンの選び方

サイズは大きめ、深型がおすすめ

フライパンで揚げ物をするなら、「大きめ」「深型」フライパンが良いでしょう。

フライパンの深さは一般的に4〜6cmの製品が多くなっています。油跳ねを気にする方はできるだけ深さのある製品を選ぶと良いでしょう。

一方、「揚げ焼き」をするなら浅型のフライパンの方が底面が広く、一度にたくさん揚げることができます。少ない油で揚げ物ができるので油の節約になるほか、オイルポットや凝固剤を使わずに新聞紙やキッチンペーパーで油の処理ができるのもポイント。
しかし、浅型フライパンは側面の高さが低いため、油跳ねでコンロを汚す可能性が高くなるので要注意です。

油の温度を一定に保つと美味しく仕上がる!底の厚さにも注意!

フライパンで揚げ物をする際には、フライパン内の油の温度が一定に保たれると揚げムラなく美味しく仕上げることができます。

フライパンの底が厚いほど、コンロなどの熱源からの熱がフライパンの内側に均一に伝わるので、底が厚い製品を選ぶと料理が美味しく仕上がります。目安としては2mm以上、できれば3mm以上ある製品を選ぶと良いでしょう。素材では高い保温性を持つ鉄やステンレスがおすすめです。

フッ素樹脂加工のフライパンはやや不向き?

現在、多くのフライパンで用いられている「フッ素樹脂加工」のコーティング(よく聞くテフロンもフッ素樹脂加工の1種)ですが、耐熱性はあまり高くありません。

フッ素樹脂加工の耐熱温度は260℃と言われています。揚げ物によって達する温度は260℃以下であるとは言われていますが、フライパンが高温になることによってコーティングの劣化を早めてしまうかもしれません。

鉄フライパンならフライパンに油を馴染ませることも

お手入れや管理の大変さで知られる鉄フライパンですが、鉄フライパンで揚げ物をすると、たっぷりの油が鉄フライパンに馴染むので、鉄フライパンに油をなじませるために定期的に行う必要のあるお手入れの「油返し」の代わりになり、一石二鳥とも言われています。

鉄フライパンは保温性にも優れているので、油を一定の温度で保つことができ、揚げムラも防ぐことができますよ。

揚げ物におすすめのフライパン9選

【人気】Vermicular(バーミキュラ)「フライパン 24cm 深型」

「Vermicular(バーミキュラ)」は、愛知県名古屋市に本社を置く「愛知ドビー」という老舗鋳造メーカーの鍋やフライパンのブランドです。「素材本来の旨味を凝縮するフライパン」というキャッチコピーで料理の仕上がりの良さと使いやすさを追求した鋳物ホーローフライパンが特徴で、製品はすべて日本国内で生産され、職人によって組み立てられています。

「フライパン 24cm 深型」は、鋳鉄製のフライパン本体にホーローのコーティングがされているので、鉄フライパンならではの熱伝導率の良さや保温性の高さ等のメリットを持つと同時に、コーティングによって食材が焦げ付きにくく、鉄フライパンならではのお手入れが不要で、お手入れは使用後に洗うだけなのでとても簡単です。深型なので、炒め物以外にも汁物料理でも使うことが出来ますよ。

Vermicularのフライパンは、自社開発の水がなじみやすい特殊なホーロー加工と、蓄熱性の高い鋳鉄の組み合わせによって水を瞬時に蒸発させることで料理の余分な水分を飛ばすことができ、炒め物をしゃきしゃきに仕上げることができます。

鉄フライパンのデメリットである重さも、側面を薄くする加工によって、深型ながら1.05kgと重さが抑えられています。

また、見た目も鉄フライパンの重厚なデザインと木製(ウォールナット)の取っ手がまるでアンティークのようでとてもおしゃれです。取っ手は職人が一つ一つ加工して作られており、持ちやすさが追及されています。

気になる点として、様々な技術や加工が詰まっているので、約18,000円とかなりの高価格になっています。ホーロー加工はガラス素材なので衝撃や急な温度変化に弱く、丁寧に扱う必要があります。また、木製の取っ手は強火の調理やコンロに置く位置が悪いと焦げてしまうことがあるので気を付けましょう。ホーロー加工と取っ手の劣化には有料のリペアサービスがありますよ。

◯良い点

  • 熱伝導率、保温性が高い

  • 重厚でおしゃれなデザイン

  • 焦げ付きにくく、お手入れが簡単

  • 多用途な深型


✕気になる点

  • やや重い(1.05kg)

  • コーティングに寿命あり

  • 衝撃に弱い

  • 高額(約18,000円)

【軽量】北陸アルミニウム ウー・ウェンパン+ 24cm

「北陸アルミニウム」は、富山県に本社を置く企業で、フライパンなどのキッチンウェアの他にも建材などを扱っています。フライパンはすべて国内の工場で生産されており、日本企業の技術力と安全性の高さが実感できます。

「ウーウェンパン+ 24cm」は、アルミニウム製の深型フライパン蓋、蒸しトレーがセットになった商品で、とてもシンプルなデザインが特徴ですが、「炒める、焼く、煮込み、茹でる、蒸す、揚げる、無水煮、1台7役の調理法が可能」というキャッチコピーの通り、様々な使い方のできるフライパンです。重さもフライパン本体は560gと非常に軽く、調理の際の振る動作やお手入れも簡単です。

フライパンの内側にはにテフロンの中でもハイグレードの「テフロン™プラチナプラス」のコーティングが施されており、くっつきにくさが長持ちするようになっています。コーティングが劣化してきたらフライパンだけ購入することができ、高機能さと使いやすさから、リピーターも多いようです。

蓋には蒸気の量を調節できるレバーが付いており、蒸し野菜を美味しく仕上げることができるほか、蓋だけで自立するので料理中の置き場に困ることがなくなり、収納の際にも便利ですよ。

気になる点として、価格が約11,000円と高価になっています。テフロンのコーティングも1~2年のうちに焦げ付きやすくなってくるでしょう。また、蓋がこんもりとした形状なので収納する際に嵩張ってしまうため、購入する前に余裕のある収納場所を決めておくと良いでしょう。

◯良い点

  • 熱伝導率が高い

  • 焦げ付きにくくお手入れ簡単

  • 軽い(560g)

  • いろいろな用途に使える


✕気になる点

  • 高価(約11,000円)

  • コーティングに寿命あり

  • 収納でかさばる

IH対応の「ウーウェンパン+ IH 24cm」はこちら


【高機能】アサヒ軽金属 「オールパンゼロクリア 26cm」

「アサヒ軽金属」は、大阪に本社を置く圧力鍋やフライパンを扱う会社です。創業は1944年で、70年以上の歴史を持ちます。フライパンや圧力鍋が有名で、製品は使いやすさを重視した高い機能性を持ちます。

「オールパンゼロクリア 26cm」は、鋳造アルミニウム製のコーティングフライパンです。フライパン本体は「多孔質アルミ」という独特の製法によって製造されています。これによってフライパンの温度がより均一に温まるため、具材にムラなく火を通すことができるほか、高い保温性も有しています

形状も深さ7.7cmの深型ガラス製の蓋も付属しているので、炒めもの以外にも揚げ物、煮物など様々な料理に用いることができます。

フライパンの内側は独自のフッ素樹脂加工で、より焦げつかず傷つきにくくなっており、外側はセラミックホーロー加工で優れた硬度と耐熱性を持ちます。コーティングには寿命があり、数年のうちに劣化して食材が焦げ付きやすくなってきますが、アサヒ軽金属には「おなべの病院」という有料のリペアサービスがあり、フライパンが傷ついたり、内側のフッ素樹脂加工が剥がれてきたら修理してもらうことが可能で、1つのフライパンを長く使い続けることができます。

樹脂製の取っ手は着脱可能で、オーブンに入れたり食卓に出すこともできるほか、収納・お手入れの際にとても便利ですよ。

気になる点として、深型の本体や、フライパンの内側・外側のコーティング等、使いやすいように様々な加工がされているため、26cmで1.1kgとやや重めになっています。外側のセラミックヒーロー加工は衝撃に弱く、落としたりぶつけた際にひびが入ってしまうことがあるので取り扱いに注意が必要です。また、値段も約20,000円とかなり高価な製品です。高品質なフライパンを探していて、手軽に美味しく料理を仕上げたいという方におすすめです。

◯良い点

  • 熱伝導率・保温性が高い

  • 焦げ付きにくく、お手入れ簡単

  • 便利な深型

  • 修理サービス付き

  • 取っ手が着脱可能


✕気になる点

  • やや重め(1.1kg)

  • コーティングに寿命あり

  • 非常に高価(約20,000円)

  • 外側のコーティングが衝撃に弱い

【セラミック】GREENPAN 「メイフラワー フライパン 24cm」

「GREENPAN」は、ベルギーの会社で、「Thermolon™(サーモロン)」というセラミックのノンスティック加工を発明した、セラミック加工フライパンの先駆けです。白やパステルカラーのフライパン本体や木製の取っ手など、北欧風のデザインでおしゃれなフライパンが多いのも特徴です。

「メイフラワー フライパン 24cm」は、アルミニウム合金製にセラミック加工がされたフライパンです。フチに高さのある深型のフライパンなので、炒め物以外の様々な用途に使うことができますよ。外側のスモーキーブルーの色合いと木製のハンドルがとてもノスタルジックなデザインで、キッチンが落ち着いた雰囲気になるでしょう。

フライパンの性能も高く、セラミック加工はフッ素樹脂加工のフライパンよりも安全で、調理の際には焦げ付きにくく、調理後のお手入れもとても簡単です。フライパン内側に取っ手の接続部分の金具がないので、お手入れしやすく、腐食の心配がないのもポイント。フライパンの外側にもセラミック加工が施されているので、汚れも落としやすく、フライパンを美しい状態で使い続けることができます。

フライパンの裏側には、アルミニウムに電気を伝える物質の粉末と熱伝導率の高い銅を混ぜた加工金属である「Magneto™(マグニート)」というGREENPAN独自のIHディスクが付いています。一般的なフライパンに用いられているステンレスのIHディスクよりも軽く、熱伝導率が高められているので、熱ムラも生じにくくなっており、重さも軽減されています。

気になる点としては、セラミック加工は陶器素材なので衝撃に弱く、強い衝撃で割れて細かい傷ができ、そこから焦げ付きやすくなってしまうことがあるので要注意です。また、使っているうちにコーティングの劣化は避けられず、数年のうちに食材がくっつきやすくなり、焦げ付きやすくなるでしょう。また、木製のハンドルは強火の調理やコンロに置く位置が悪いと焦げてしまうことがあるので要注意です。

◯良い点

  • 熱伝導率が高い

  • 焦げ付きにくくお手入れ簡単

  • おしゃれなデザイン

  • 多用途な深型

  • 焦げ付きにくく、お手入れが簡単

✕気になる点

  • やや高価(約6,300円)

  • コーティングに寿命あり

  • 衝撃に弱い

  • 木製ハンドルの劣化に注意

【鉄】アーネスト 「フライパン 28cm」


「アーネスト」は、燕三条に本社を置く企業で、日本企業ならではの高い技術力に加え、様々なアイデアが詰まったキッチンウェアを手がけています。

「フライパン 28cm」は、28cmの大型ながら1.1kgと、鉄フライパンの中では比較的軽量となっています。側面の高さが9cmとかなり深めのつくりになっているので、炒め物以外にも揚げ物や煮込み料理も作ることができ、鉄フライパンの得意とする炒め物でも食材が飛び散りにくいですよ。

鉄フライパンは熱伝導率・保温性に優れるため料理を美味しく仕上げることができ、鉄分の補給ができるなど高性能な一方、お手入れが大変なことで知られています。そのため、このフライパンは窒化処理によって焦げ付きやサビに強く、フライパン内側のファイバーラインという細かい凸凹と槌目によってフライパンの内側はさらに焦げ付きに強く、熱の通りが良くなっています。

また、取っ手もステンレス製なのでとても丈夫で、手にフィットするよう三角形の形状に加工されており、持ちやすさも重視されています。

気になる点としては、値段が比較的安価な鉄フライパンの中では約7,000円と、機能性の充実さ故か高めの価格になっています。また、鉄フライパンならではのお手入れが大変であるという点や、ステンレス製の取っ手は長時間の調理で熱が伝わって熱くなりやすく、取っ手がやや短い、下の溝が指に食い込んで痛いなどのレビューもあるようです。軽量化のために側面が非常に薄くなっているので、強い衝撃で変形するおそれがあります。

◯良い点

  • 熱伝導率・保温性に優れ、料理がおいしく仕上がる

  • 鉄フライパンの中ではお手入れが簡単

  • 鉄フライパンの中では比較的軽め(1.1kg)


✕気になる点

  • やや高価(約7,000円)

  • お手入れが大変

  • 取っ手がやや不便

  • 側面は変形のおそれあり

【鋳物】及源 「フライパン 24cm」

「及源(Oigen)」は、前述の通り、岩手県盛岡市に本社を置く南部鉄器のクックウェア等を手掛けるメーカーで、創業は江戸時代の嘉永5年(1852年)と、非常に長い歴史を持ちます。南部鉄器は国の指定する伝統工芸品であり、製品はすべて職人の手によってひとつひとつ作られており、高品質の製品ばかりです。

及源の「フライパン 24cm」は、鋳鉄製のフライパンです。伝統的な南部鉄器の製品で、職人の手によってひとつひとつ作られています。鋳物ならではの高い熱伝導率と保温性、遠赤外線効果は勿論、底が厚めになっているので熱ムラが生じにくく、料理をおいしく仕上げることができますよ。

南部鉄器は非常に頑丈で、お手入れを続ければ100年以上使い続けることができると言われています。鋳物は油なじみが良いので、鉄製のフライパンに比べるとお手入れが簡単であると言われ、濡れたまま放置せず、適度に油にならしておけば、くっつきにくく焦げ付きにくいフライパンとして長く使い続けることができますよ。

深さも5.5cmとやや深めなので、炒め物や肉焼き以外にスープや煮物も作ることができます。側面に注ぎ口が付いているので、スープをお皿へ移すのも簡単ですよ。

気になる点としては、重さ2.5kgと非常に重くなっており、公式サイトでも両手で持ち運ぶことが推奨されています。強い衝撃を与えてしまうと割れることがあるので注意が必要です。また、取っ手が本体と一体になっており、お手入れが簡単で劣化しにくいですが、調理中に熱くなるので要注意です。価格も7,700円と鉄製フライパンにしてはやや高めですが、お手入れを続ければ長く使い続けることができるので、1つのフライパンを長く愛用したい方にお勧めの製品です。

◯良い点

  • 熱伝導率・保温性が高い

  • 丈夫で長く使える

  • 比較的お手入れが簡単


✕気になる点

  • やや高価(7,700円)

  • お手入れが大変

  • かなり重い(2.5kg)

  • 取っ手が熱くなりやすい

【ステンレス】vita craft(ビタクラフト)「オレゴン フライパン 25.5cm 」


vita craft(ビタクラフト)」は、1939年アメリカ創業ですが、現在は本社が日本にあり、日本企業ならではの技術を生かした高品質の製品を生産しているクックウェアメーカーです。ステンレス製の鍋やフライパンが有名で、水を使わずに野菜を茹でることで栄養を逃さない「無水調理」提唱の先駆けで、健康調理器具としても世界中で高い評価を得ています。

「オレゴン フライパン 25.5cm」は、アルミニウムとステンレスを5層に重ねた合金製のフライパンです。熱伝導率・保温性に優れ、とても頑丈で、アルミニウムとステンレスの両方の利点を持ち、欠点は補いあわれています。見た目もステンレスならではのシルバーのピカピカとした見た目と丸みのある形状で、スタイリッシュかつかわいらしさのあるデザインになっています。

フライパン内側にはフッ素樹脂等のコーティングがされていませんが、調理前の加熱準備をしっかり行えば食材がくっつくことなく調理ができます。コーティング劣化の心配がなく、簡単なお手入れだけで長く使い続けることができます。万が一焦げ付いてしまってもコーティングがなく、頑丈なのでスチールたわしでゴシゴシと汚れを落とすことができます。

また、蓋つき側面の高さが5cmある深型なので、炒め物以外にも様々な料理に使うことができ、ステンレスの持つ高い保温性は煮物やスープ料理をおいしく仕上げてくれます。少人数分の料理や小さめの野菜であればこのフライパンでも無水調理ができますよ。

気になる点として、ステンレスは高価な素材なので、約9,000円とやや高価になっています。また、蓋つきで1.6kgと重めになっています。また、調理に適した温度に加熱してから調理しないと焦げ付いてしまうので要注意です。

◯良い点

  • 丈夫で長く使える

  • 熱伝導率・保温性に優れ

  • 料理がおいしく仕上がる

  • 健康に良い無水調理ができる


✕気になる点

  • 重い(1.6kg)

  • やや高価(約9,000円)

  • 正しく使わないと焦げ付く

【海外で人気】SENSARTE「スターライトシリーズ フライパン30cm 蓋つき」

「SENSARTE」は、アメリカ発のクックウェアメーカーです。社名は「SENSE(センス)+ART(アート)」という意味で、「すべての食事は生活の芸術である」というモットーに基づき、高機能でおしゃれなクックウェアを生産しています。

「スターライトシリーズ フライパン30cm 蓋つき」は、アルミダイキャスト製のフライパンです。深さ8cmの深型なので様々な用途で使うことができます。蓋つきなので煮込み料理も作ることができ、とても便利ですよ。性能の高さから海外のフライパン比較サイトでも高評価を得ています。

アルミニウムを一度溶かしてから成型するアルミダイキャストのフライパンは、熱伝導率が高く、食材に素早く火を通すことができ、通常のアルミニウム製のフライパンにはない高い保温性を持ちます。底面にはステンレス製のIHディスクが搭載されているので、IHコンロでの使用を可能にするほか、アルミニウム製のフライパンに起きがちな中央部分の変形を防ぎ保温効果も期待できますよ。
フライパンはフッ素樹脂のコーティングを含む5層構造になっています。素材にはスイス産の花こう岩が使用されており、コーティングは頑丈でくっつきにくさが長持ちします。また、フライパン内側の凸凹になっている表面は「ブラスト加工」という特殊加工によるもので、フライパンへの油なじみが良く、食材がくっつきにくくなっています。コーティングをより長持ちさせる効果も嬉しいところ。

木目調になっている樹脂製の取っ手はおしゃれで持ちやすく、とても頑丈で、黒いフライパン本体と合わせて高級感のあるデザインが特徴的です。フライパンの先端にもサブハンドルが付いているので、大きくて重たいフライパンですが、持ち上げやすくなっています。価格も約5,500円と、とてもコスパの良い製品です。

気になる点として、高機能さゆえに30cmで重さ2.4kgかなり重めになっています。また、コーティングは比較的頑丈ですが、数年のうちに劣化して使いにくくなってしまうでしょう。

◯良い点

  • コスパ良し(約5,500円)

  • 熱伝導率が高く、保温性に優れる

  • 焦げ付きにくく、お手入れ簡単

  • 多用途な深型


✕気になる点

  • コーティングに寿命あり

  • かなり重い(2.4kg)

【グリルパン】Turk(ターク)「クラシックグリルパン 24cm」


「Turk(ターク)」は、1857年に鍛冶職人のアルバート=カール・ターク氏がドイツで創業した老舗のフライパンブランドです。160年以上5代にわたり伝統技術を受け継ぎ、クラシックなフライパンを作り続けている歴史あるブランドです。
職人が一枚の鉄板から1つのフライパンに仕上げた「クラシックシリーズ」が有名で、継ぎ目がなく、ハンマーで加工しているので表面がでこぼこしているのが特徴です。

「クラシックグリルパン 24cm」は、Turkならではの一枚の鉄板から鋳造されたグリルパンで、本体の両脇に鉄製のハンドルが付いています。両脇のハンドルは持ち上げやすいのは勿論、すき焼きやパエリア等を作ってそのまま食卓に出せば非常に食卓映えするでしょう。また、オーブン調理など、工夫次第で様々な使い方ができるグリルパンです。

Turkの製品は職人がひとつひとつ丁寧にハンマーで加工しており、同じ見た目のフライパンがなく、ごつごつとした見た目が特徴ですが、とても高い品質を誇ります。Turkの製品で作る料理のクオリティは、他のフライパンで作るよりも飛び抜けていると言う人もいるほどです。

重厚で無骨なデザインは使い込んでお手入れを続けるほどに存在感を増していきます。丈夫かつコーティングが施されていないのでお手入れを続ければ長く使い続けることができ、まさしく「一生モノ」となるでしょう。

気になる点としては、重さ(1.6kg)鉄フライパンならではのお手入れでしょう。窒化コーティングがされていない製品のため、初めて使う前の空焼きや、使用後の乾燥をしっかりと行う必要があります。また、取っ手は鉄製なので調理中に熱くなってしまうので、持つ際は鍋つかみ等を使う必要があります。

◯良い点

  • 熱伝導率・保温性が高い

  • 丈夫で長く使える

  • 様々な料理ができ、おいしく仕上がる

  • 重厚なデザイン


✕気になる点

  • お手入れが大変

  • 重い(1.6kg)

  • 取っ手が熱くなる