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おすすめフライパン16選|人気商品から海外ブランドまで|選び方も解説

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おすすめフライパン16選|人気商品から海外ブランドまで|選び方も解説

毎日の料理に使える、おすすめフライパンを紹介します。本記事ではそれぞれの用途や目的にあった選び方を解説しています。

フライパンの選び方

素材

フライパンに使われる素材は多岐にわたります。それぞれメリット・デメリットがあるので、自分の調理スタイルに合わせて選ぶとよいでしょう。

アルミニウム

フライパンの中では一番流通量が多く、ポピュラーなアルミニウム。他の素材より比較的安価で、軽いため料理中に手首も疲れにくく、とても扱いやすいのが特徴です。また、熱伝導率も高く、温まりやすいため、具材に熱が通りやすいのもポイントです。

しかし、その軽さゆえに丈夫とはいえず、変形が起きやすく、酸やアルカリにも弱いため劣化が早いのがデメリットです。近年ではこのの弱点を解消するため、ステンレスなどの他の金属を組み合わせて強度を高めた合金製が主流となっています。

アルミニウムのフライパンの表面は食材がくっつきやすく、耐久性も低いため、食材をくっつきにくくするフッ素樹脂加工などのコーティングをされている商品がほとんどとなっています。

古くはフライパンの素材として最もポピュラーな素材で、丈夫さや料理の出来の良さで現在でも料理好きな人々から絶大な支持を誇っています。フライパンから溶け出す鉄分の補給も期待できます。

値段はそれほど高くないですが、洗剤を使ったお手入れはNGで、初めて使用する前に行う「空焼き」や「油ならし、使用後の「油返し」など、しっかりとした手入れが必要です。ただし、手入れをしっかりと行えば汚れはほとんど落とすことができ、油がフライパンに馴染んで食材がくっつきにくくもなるので、一生モノとして使い続けることができます

堅牢(けんろう)さゆえにフライパン自体がとても重く、大きいモノでは片手で持ち上げるのが難しいほど重い物も。一枚の鉄板から作り出される製品と溶かした鉄を肩に流し込んで作る鋳鉄(ちゅうてつ)の製品があります。鋳鉄はより重量があるものの、保温性に優れ、調理の際に遠赤外線効果が期待できます。

ステンレス

丈夫さと手入れのしやすさで、家庭からレストランで広く使われているのがステンレスです。素材の見た目を生かした、シンプルでスタイリッシュなシルバーのデザインの商品が多く、キッチンに出しっぱなしにしていてもインテリアに見えるほど。

一方、重さがそれなりにあり、サイズの大きな物では調理中に重く感じてしまうことも。熱伝導率があまり高くはないため、具材に火を通すのに少し時間がかかりますが、冷めにくいというメリットもあります。こちらも重さや熱伝導率の低さを解消するためにアルミニウムを組み合わせた多層構造の合金製の製品が多くなっています。

フライパンの表面にはフッ素樹脂加工がされていない商品が多いですが、しっかりと予熱を加え、使った後は熱いうちに手入れをすれば汚れが落としやすくなります。とても頑丈で、加工の劣化もないため、長く使い続けることができます。

チタン

チタンは加工金属の中では最近になって使われ始めた素材で、最先端の実用金属といわれ、航空機にも使われるなど、とても軽くて丈夫で、サビや酸、アルカリにも強い性質を持ちます。

熱伝導率がとても高く、温まりやすいですが、温められている中央と端の部分で温度差(熱ムラ)が生じやすくなっています。中央は温度が上がって焦げ付きやすく、温まりにくいフライパンの端では食材に火が通りにくくなっています。

また、素材の硬さゆえに加工が難しく製品の流通量もとても少ないため、値段が高いことが挙げられます。

銅のフライパンは、熱伝導率が他の素材と比べて抜群に高いのが特徴。時短料理を可能にするほか、均等に熱が伝わるため、ムラなく食材に火を通すことができます。熱し易く冷め易いため細やかな温度調整ができ、繊細さを求めるプロの料理人に愛用されています。銅イオンによる抗菌作用も期待できるでしょう。

一方でとても柔らかい金属なので丁寧に扱う必要があり、鉄同様に細やかなお手入れをする必要があります。鉄とは異なり、サビには強いですが、時間の経過とともに緑青と呼ばれるサビが発生することも。また、酸やアルカリには弱いので、料理後は早めに別容器に移したほうが良いでしょう。鉄製と同様にお手入れを続けていれば一生モノとして使い続けることができます

流通量が少なく、値段もとても高いので、なかなか手を出しづらいため、料理上級者向けといえます。重さも鉄と同じくらい重いため、やや扱いにくく感じてしまうかもしれません。

コーティング

現在、流通しているフライパンのほとんどはフライパンの表面に食材がくっつきにくくするためのコーティングがされています。コーティングされたフライパンなら少ない油で、コーティングによっては全く油を使わずに調理することができます。使用後も汚れが落ちやすく、お手入れも簡単です。

ただし、使用頻度や使い方にもよりますが、大体1-2年程度でコーティングが劣化して食材がくっつきやすくなり、焦げ付きが出るようになるため、買い替えが必要になります。

フッ素樹脂加工

「フッ素樹脂加工」は現在最も流通量が多く、ほとんどのフライパンで使用されているコーティングです。よく聞く「テフロン」もフッ素樹脂加工のうちのひとつで、アメリカのデュポン社(現:ケマーズ社)が商標登録している名称です。

コーティングの中では最も廉価であるものの、耐久性は低く熱や摩擦に強くないため、金属製のフライを使っての調理や、金属たわしでのこすり洗いは基本的にNGです。耐久温度も240-260℃までとされており、調理は中火以下が推奨されています。

ちなみに、使用後の熱いうちに水で冷ました時のジューっという音はフッ素樹脂の悲鳴ともいわれており、寿命を縮める大きな原因になります。お手入れはフライパンが冷めてから行いましょう。

フッ素樹脂加工の危険性ですが、フライパンから剥がれたフッ素樹脂加工が料理に混ざってしまった場合でも体内では吸収されずそのまま排出されるといわれています。
また、フッ素樹脂加工をフライパンに接着させる補助剤の「PFOA」は体内に蓄積され、ガンの発生や、未熟児、奇形児、免疫力低下などを引き起こす可能性があるとされていましたが、現在ではほとんどのメーカーがPFOAを使用しない「PFOAフリー」の製品を生産しています。

また、空焚きによってフライパンの温度が上がりすぎると有毒ガスが発生する可能性があるため、空焚きは厳禁です。心配な方はセラミックやホーロー加工のフライパンや、鉄・ステンレス等のコーティングがされていないフライパンを選ぶと良いでしょう。

なお、フッ素樹脂加工も年々進化していて、耐久性を高めるためにフッ素樹脂に大理石を混ぜた「マーブルコート」、チタンを混ぜた「チタンコート」、人工ダイヤモンドを混ぜた「ダイヤモンドコート」などの加工も流通しています。これらの加工がされた製品は金属ヘラの使用も可能となっています。

フッ素樹脂加工の基本的な寿命は1-2年といわれています。使用頻度や使い方によっては1年も持たなかったり、数年持ったりします。

セラミック加工

「セラミック加工」は、フッ素樹脂加工の有毒性や耐久性の低さから生み出された加工で、陶磁器と同じ素材をフライパンの表面にコーティングする加工です。

セラミックは有害物質を含まない安全な素材で、硬くて耐久性も高く、耐熱性も400℃までと、フッ素樹脂加工よりも安全性・耐久性で優れたコーティングです。また、熱伝導率がよく、遠赤外線効果で料理をこんがりと仕上げ、中まで火が通りやすくなる効果も期待できますよ。

見た目は白い製品が多く、料理の具合が確認しやすいほか、ツルツルとした見た目で可愛らしくおしゃれなデザインの製品が多くなっていますよ。

ただし、フッ素樹脂加工と比べると高価な製品が多く、陶器なので衝撃に弱く、丁寧に扱う必要があります。金属製のヘラの使用も避けたほうが良いでしょう。また、料理の際は少量の油を使わないと食材がくっついてしまうので、油を使わずに調理をしたい方には不向きです。

頑丈とはいえ、長期間使用すれば劣化は避けられず、だんだんと焦げ付くようになってくるでしょう。フッ素樹脂加工と同様に中火以下での使用で長持ちさせることができるといわれていますが、こちらも寿命は1-2年です。

ホーロー加工

金属の表面をガラスでコーティングするホーロー(琺瑯)加工の製品は、やかんや鍋などの製品でよく知られていましたが、近年では鉄製のフライパンにホーロー加工が施された製品が登場しています。

ホーロー加工は焦げ付きにくく、サビにも強く、鉄製であっても洗剤でお手入れができます。また、遠赤外線効果で料理をこんがりと仕上げ、中まで火が通りやすくなる効果も期待できます。

ただし、ガラスなので衝撃に弱く、急激な温度変化によって割れてしまうこともあるため、丁寧に取り扱う必要があります。また、ホーローはグリル向けということもあり、食材がややくっつきやすいため、使用の際はフライパンをしっかり温めて油をしっかりと広げてから使わないと食材がくっついて焦げ付いてしまいます。

値段も非常に高価な商品が多くなっており、鉄フライパンに加工されている製品が多いため、重い製品がほとんどです。

こちらも寿命は1-2年となっています。有料の再コーティングを行なっているメーカーもありますよ。

形状・サイズ・重さ

形状について

フライパンの形状は、底面の面積が広い浅型と、側面に高さのある深型に分けられます。

浅型は底面の面積が広く、深型と比べると軽いので振る動作に適していることから、ムラなく具材に熱を通すことができ、炒め物向きです。

深型は側面の高さがあるので、煮物やスープ等の汁物料理はもちろん、揚げ物も作ることができます。側面の高さは炒め物を作る時に具材が飛び散りにくいというメリットもあります。ただし、浅型に比べるとやや重めです。

サイズについて

よく商品の説明に書かれている「24cm」などのフライパンのサイズは、フライパン本体の直径のサイズを指しています。

小さいものでは14cm、大きいものでは30cm以上と幅広いサイズがありますが、選ぶ際には作りたい料理の人数分で選ぶと良いでしょう。
目玉焼き等の軽い料理用なら14〜20cm、2〜3人分の料理なら22〜26cm、4人以上や、作り置き用なら28cm以上のサイズがおすすめです。

大きいフライパンなら一度にたくさんの料理を作ることができますが、大きければ大きいほど良いということではありません。大きいほどに重く温まるのに時間がかかるようになりますし、大きいフライパンで少量の料理を作る場合、食材の乗っていない部分が過剰に温まってしまい、その部分では食材が焦げ付きやすくなってしまったり、フライパンの劣化が起きてしまいます。作る料理に合ったサイズのフライパンを選ぶことが肝要です。
収納面でも、大きくなれば大きくなるほどかさばります。立てかけて収納できる商品や、取手をフックに掛けられる商品もありますが、コンパクトに収納したい方は取っ手が取れるタイプや、重ねて収納できるセット商品を購入すると良いでしょう。

重さについて

フライパンはだいたい500g〜1.5kgくらいの製品が多くなっています。1kg以上になると女性にとっては重たいと感じるような重さと言われ、食材が入ると更に重くなるので、調理の際に持ち上げて振るうのが大変になります。

フライパンは底が厚いほど保温性が高まり、フライパン内の温度差「熱ムラ」も生じにくくなるので、クオリティの高い料理に仕上げることができる一方、底が厚いほどフライパンも重たくなります。また、くっつきにくくするためのコーティングもフライパンの重さになるため、高性能なフライパンほど重たいフライパンが多くなっています

素材ではアルミニウム・チタンが軽く鉄・ステンレス・銅が重たくなっています。軽くて扱いやすいフライパンを探している方は、チタン製のフライパンは流通量が少なく値段も高いので、アルミニウム製のフライパンがおすすめですよ。

熱源(IH・ガス)

現在、日本ではキッチンの熱源としてガスやIHコンロが殆どを占めています。基本的にガスであればフライパンはすべて使用可能ですが、IHコンロの場合、使用できるものと使用できないものがあるので、購入する際にしっかりと確認しましょう。

基本的に電気抵抗を持つ金属(鉄、ステンレス)のフライパンはIHコンロで使用できますが、それ以外の素材(アルミニウム、銅、チタン)は底面がIHコンロで調理できるように加工されているものだけがIHコンロで使用できます。IHコンロを使っている方は、購入の際、IH対応の商品かしっかり確認しましょう。

また、IHコンロは基本的にコンロに接している面が加熱されるため、底が平たくない丸底のフライパンや、振るって調理するのは不向きとされています。

取っ手の素材

フライパンの取っ手は現在、下記の素材があります。

樹脂製・・・丈夫かつ滑りにくく、持ちやすい
木製・・・持ちやすく、見た目がお洒落なものの、劣化しやすい
金属製・・・頑丈だが調理中に熱くなりやすく、重量がある

フライパンによっては取っ手に角度が付いていることでフライパンが持ちやすく、振るいやすくなっている製品もあります。

取っ手の接続部分の金具(リベット)がフライパンの内側に出ていない製品はお手入れが簡単で、接続部分の劣化の心配なく使うことができます。また、T-Falの製品をはじめとして、取り外すことのできる取っ手は調理後に取っ手を外してそのまま食卓に出すことができるほか、収納やお手入れの際にとても便利です。

食洗機対応

近年普及率の上がっている食洗機は家事の時短になり、とても便利ですが、フライパンは基本的に不向きとされています。

理由として、フライパンの素材として最もポピュラーなアルミニウムは熱やアルカリ性に弱いため、変形・変色してしまうおそれがあります。また、フライパンのコーティングも、フッ素樹脂はアルカリ性に弱く、セラミックやホーローのコーティングも洗剤に含まれる研磨剤によって傷が付き、劣化してしまいます。

鉄フライパンは食洗機で洗うことができますが、焦げ付きや錆び付きを防ぐ油膜が剥がれてしまいます。また、洗ったあとにしっかり乾燥させないと錆びてしまいます。ステンレスのフライパンは丈夫なため、食洗機で洗うことができますが、重量があるので、食洗機に入れる際は脱輪に要注意です。

食洗機対応のコーティングフライパンもありますが、コーティングの劣化を防ぐため、中性で研磨剤が入っていない洗剤を選ぶようにしましょう。

メーカー・ブランド

コスパを追求するのであれば、「アイリスオーヤマ」や「パール金属」、「サーモス(THERMOS)」などの国内メーカーがおすすめです。日本の金属加工の中心地である新潟県の「燕三条」地区に本社のある「オークス」、「アーネスト」、「ユニロイ」の製品もコスパの良い製品が多いですよ。
特にアイリスオーヤマはいくつかのサイズのフライパンがセットになった商品が非常にお得になっています。

コーティングフライパンで高品質な製品ならば、「T-fal」がおすすめです。フッ素樹脂加工の中でも最も頑丈とされるチタン配合の「チタン・アンリミテッドコーティング」のフライパンは、金属のヘラも使用可能です。

おしゃれで人気なフライパンのブランドなら、セラミック加工のシンプルで可愛らしい「GREENPAN」がおすすめです。カラフルなセラミック加工による可愛らしいカラーリングのフライパン本体と木製の取っ手が特徴で、暖かみのある北欧調のデザインが多くなっています。

鉄フライパンなら、岩手県の伝統的工芸品「南部鉄器」を生産している「岩鋳」や「及源(Oigen)」、上記の燕三条地区に本社を置く会社のフライパンが有名です。

また、近年ではホーロー加工によって鉄フライパン特有のお手入れが不要な「Vermicular」や「ストウブ(staub)」のフライパンも人気です。

専用用途

フライパンの中でも卵焼きに特化した「卵焼き器」、肉や魚をこんがり焼ける「グリルパン」などの料理に特化したフライパンもあるので、料理をより美味しく作りたい方は購入を検討してみるといいでしょう。

フライパンおすすめ16選

【イチオシ】Vermicular(バーミキュラ)「フライパン 24cm 深型」

「Vermicular(バーミキュラ)」は、愛知県名古屋市に本社を置く「愛知ドビー」という老舗鋳造メーカーの鍋やフライパンのブランドです。「素材本来の旨味を凝縮するフライパン」というキャッチコピーで料理の仕上がりの良さと使いやすさを追求した鋳物ホーローフライパンが特徴で、製品はすべて日本国内で生産され、職人によって組み立てられています。

「フライパン 24cm 深型」は、鋳鉄製のフライパン本体にホーローのコーティングがされているので、鉄フライパンならではの熱伝導率の良さや保温性の高さ等のメリットを持つと同時に、コーティングによって食材が焦げ付きにくく、鉄フライパンならではのお手入れが不要で、お手入れは使用後に洗うだけなのでとても簡単です。深型なので、炒め物以外にも汁物料理でも使うことが出来ますよ。

Vermicularのフライパンは、自社開発の水がなじみやすい特殊なホーロー加工と、蓄熱性の高い鋳鉄の組み合わせによって水を瞬時に蒸発させることで料理の余分な水分を飛ばすことができ、炒め物をしゃきしゃきに仕上げることができます。

鉄フライパンのデメリットである重さも、側面を薄くする加工によって、深型ながら1.05kgと重さが抑えられています。
また、見た目も鉄フライパンの重厚なデザインと木製(ウォールナット)の取っ手がまるでアンティークのようでとてもおしゃれです。取っ手は職人が一つ一つ加工して作られており、持ちやすさが追及されています。

気になる点として、様々な技術や加工が詰まっているので、約18,000円とかなりの高価格になっています。ホーロー加工はガラス素材なので衝撃や急な温度変化に弱く、丁寧に扱う必要があります。また、木製の取っ手は強火の調理やコンロに置く位置が悪いと焦げてしまうことがあるので気を付けましょう。ホーロー加工と取っ手の劣化には有料のリペアサービスがありますよ。

◯良い点

  • 熱伝導率、保温性が高い

  • 重厚でおしゃれなデザイン

  • 焦げ付きにくく、お手入れが簡単

  • 多用途な深型


✕気になる点

  • やや重い(1.05kg)

  • コーティングに寿命あり

  • 衝撃に弱い

  • 高額(18,000円)

【人気】T-fal インジニオ・ネオ IHハードチタニウム・アンリミテッド セット6

CMの「取っ手が取れる〜」のキャッチフレーズで有名なT-Fal。フランスの会社で、製品も同国産を謳っています。世界で初めてこびりつきにくいフッ素樹脂加工のフライパンを発売した会社でもあります。

「インジニオ・ネオIHハードチタニウム・アンリミテッド セット6」は、フライパン2点(22cm、26cm)とソースパン(18cm)、取り外し可能な取っ手、蓋(ガラス/シール、18cm)の6点がセットになった製品です。とてもお得なセット価格で、料理初心者の方やクックウェアを一気に買い替えようと考えている方におすすめですよ。

フライパンの内側にはフッ素樹脂加工の中でも最もグレードの高い、チタン配合の「チタン・アンリミテッドコーティング」でT-FAL史上最大のくっつきにくさになっています。また、フライパンの中央にある赤いサーモスの目印は予熱が入ると変化し、料理に最適な温度を教えてくれますよ。

底面のステンレスのIHディスクはIH対応の機能以外にも、フライパン本体の変形を防ぐ機能もあります。また、他社製品よりも大きめになっているので、フライパン全体に熱を均等に伝えやすく、アルミニウムの弱点である保温性を補う効果も大きくなっています。

気になる点として、フライパン内側のフッ素樹脂加工は非常に高い強度ですが、その強度ゆえにフライパン本体が重くなっています。また、くっつきにくさが長持ちするとは言え、フッ素樹脂加工なので数年のうちに劣化してしまうでしょう。セット商品なので使用頻度によって劣化の速度も異なり、使用頻度の高くなりがちなフライパンの劣化が早くなりがちですが、フライパン単体の販売もあるので、一部だけ買い替えることも可能ですよ。また、フライパン用の蓋はセットに入っていないので、フライパン用の蓋が欲しい場合は別に購入する必要があります。

◯良い点

  • セット価格でコスパ良し(約11,000円)

  • 熱伝導率が高い

  • 焦げ付きにくく、お手入れ簡単

  • 調理開始のタイミングがわかるサーモス付き


✕気になる点

  • やや重め(取っ手+フライパン26cmで約800g)

  • コーティングに寿命あり

  • フライパン用の蓋なし

【コスパ】THERMOS(サーモス)「プラズマ超硬質コート フライパン 24cm」

魔法瓶の水筒などで有名な「THERMOS(サーモス)」は、外国のブランドと思われがちですが、実は日本企業のブランドです。「THERMOS」の商標は20世紀のはじめにドイツで誕生しましたが、現在では日本の企業が商標を所有し、「THERMOS」のブランドを世界に展開しています。水筒以外にも自社開発の技術を活かしたフライパンや鍋などのクックウェアも手掛けています。

「プラズマ超硬質コート フライパン」は、アルミニウム合金製のコーティングフライパンです。サーモスが手掛けるフライパンでは最上位モデルで、抜群の使いやすさ・耐久性となっており、人気の高いフライパンです。

アルミニウム合金製のフライパン本体は、アルミニウムならではの軽さと熱伝導率の高さを持ちます。また、底面のステンレス製のIHディスクはIHコンロでの使用が可能になるほか、底面の変形を防ぎ、保温性UPに一役買っています。

フライパン内側にはフッ素樹脂のコーティングが施されているので調理の際に食材が焦げ付きにくく、お手入れの際も汚れもするりと落ちるのが特徴です。フライパン本体とコーティングの密着性が高められており、THERMOS独自技術で、アルミニウムの10倍の硬さの「プラズマコート」がフッ素樹脂のコーティングを守るので、とても頑丈で、加工が長持ちします。

重さは24cmで約700gと平均より少し重めですが、コーティングが頑丈であることを踏まえると、かなり重さは抑えられています。取っ手も樹脂製持ちやすく頑丈です。

気になる点として、頑丈とはいえ、コーティングは数年のうちに劣化してしまいますので、買い替えが必要になります。フライパンは消耗品と割り切って使える方、料理の頻度がそこまで高くない方におすすめです。

◯良い点

  • 価格が手頃(約3,000円)

  • 熱伝導率が高い

  • 焦げ付きにくく、お手入れ簡単

  • コーティングが長持ち


✕気になる点

  • コーティングに寿命あり

【軽量】北陸アルミニウム 「センレンキャスト 24cm」

「北陸アルミニウム」は富山県に本社を置く企業で、フライパンなどのキッチンウェアの他にも建材などを扱っています。フライパンはすべて国内の工場で生産されており、日本企業の技術力と安全性の高さが実感できます。

「センレンキャスト 24cm」は、450gと非常に軽いですが、アルミニウムにマグネシウムを組み合わせたフライパン本体はとても丈夫で、アルミニウム製ならではの熱伝導率の高さでフライパンがすぐに温まるはもちろん、底が4.5mmと厚めになっているので保温性が高く、熱ムラが生じにくくなっています。

フライパン内側の底面の波型加工(リップルウェーブ)は熱伝導率を高める効果があるなど、料理をおいしく仕上げてくれる様々な機能があります。

フライパン内側のコーティングにはフッ素樹脂加工の中でもよく知られているテフロン加工が施されています。このセンレンキャストにはテフロンを開発したデュポン社の手掛けるコーティングでは最高級グレードの「テフロン™プラチナプラス」が採用されているので、焦げ付きにくさがより長持ちします。取っ手も木製なので熱くなりにくく、握りやすいほか、温かみのある雰囲気がおしゃれですよ。
値段も3,000円以下と、高い機能性の割に低価格なのもポイントです。

気になる点として、コーティングが数年のうちに劣化してしまうため、数年以内に買い替えが必要になるでしょう。本体がとても軽いので、フライパンに食材を入れないと五徳の上で安定しにくいので気を付けましょう。また、木製の取っ手は強火での使用などによって火が当たることで焦げて劣化してしまうことがあるで要注意です。

◯良い点

  • 熱伝導率が高い

  • 焦げ付きにくく、お手入れが簡単

  • とても軽い(450g)

  • 木製の取っ手がおしゃれ

  • 値段が手頃(約3,000円)


✕気になる点

  • コーティングに寿命あり

  • 軽さ故に具材が少ないと五徳で安定しないことも

  • 木製の取っ手の劣化に注意

IH対応の「センレンキャスト閃」もあります。

【プロ・鉄】リバーライト(RIVER LIGHT)「極JAPAN フライパン26cm」


リバーライト(RIVER LIGHT)」は、千葉県に本社を置く企業で、鉄フライパンを専門に扱っています。鉄フライパン専門ならではの技術力が詰まったフライパンは日本のみならず、海外でも評判です。

「極JAPAN 26cm」は、鉄製のフライパンです。「極JAPAN」は、取っ手が白木製の鉄フライパンシリーズで、「極」シリーズとの違いは取っ手の素材や刻印で、フライパン本体に違いはありません。

鉄製のフライパン本体は熱伝導率・保温性が高く、料理をおいしく仕上げることができるほか、フライパンから溶け出す微量の鉄分補給も期待できます。このフライパンは厚さ3.2mmと厚めの構造になっているので、蓄熱性がより高く、野菜はシャキッと、お肉はジューシーに仕上がります。

リバーライトのフライパンには「窒化処理」という特殊加工がされており、使い始めに錆止めのコーティングを焼き切る空焼きが不要で、丈夫かつ錆びにくくなっています。コーティングが施されていないので、そのまま料理してしまうと食材がくっついて焦げ付いてしまいますが、しっかりとフライパンに油をならして使えば食材がくっつきにくく、使えば使うほどに油が馴染んで使いやすくなっていきますよ。細やかなお手入れを続ければ10年以上使うこともできます

木製の取っ手は取り外し可能なので、お手入れや収納の際に便利なほか、焦げ付き等で劣化してきたら別売りの新品に交換することも可能ですよ。フックが付いているので壁にかけて保管することもできます。

気になる点として、鉄フライパンならではの重さ(1.7kg)のため、調理の際の振るう動作やお手入れの際に重たく感じるでしょう。また、使い始めの「油ならし」、調理前の「油返し」等の鉄フライパン独特のお手入れが必要になります。価格も約6,500円とやや高価なので、料理の質を追求したい、1台のフライパンを愛着を持って長く使いたいという方にお勧めです。

◯良い点

  • 熱伝導率が高い

  • 鉄フライパンの中ではお手入れが簡単

  • 木製の取っ手がおしゃれ・交換可能、分解して収納できる

  • 丈夫なので長く使える


✕気になる点

  • やや高価(約6,500円)

  • お手入れが大変

  • 重い(1.7kg)

【プロ・ステンレス】fissler(フィスラー) 「オリジナル プロフィ コレクション24cm」

「fissler(フィスラー)」はドイツの調理器具を扱う会社で、創業175年を超える老舗です。お肉や揚げ物用のステンレス製と、普段使い用のコーティングされたアルミやステンレス製のフライパンの2つを使う「2pan cooking」を推奨しています。

「オリジナルプロフィコレクション24cm」は、アルミ+ステンレスの合金製で熱伝導率・保温性ともに優れており、とても頑丈で、その高性能さから世界中のプロの料理人に愛用されています。見た目もシルバーのスタイリッシュなデザインがとても上品ですよ。

このフライパン一番の特徴は、1951年にフィスラーが開発した独自の「ノボグリル」というフライパン内側の表面上の凹凸です。お肉を焼く際には素材の脂が出やすく、凹部分に食材の脂分がたまります。たまった脂で焼き上げることができるので、少しの油で表面はカリっと中はジューシーに調理ができます。お肉を焼いた後には焦げ付きを生かして香ばしいソースを作ることもでき、料理好きの方にぴったりですよ。

ステンレス製なので鉄フライパンのような油をならす面倒なお手入れはなく、使用後に洗うだけの簡単なお手入れを続ければ長く使い続けることができます。ただし、調理前に正しく加熱しないと食材がくっついて焦げ付いてしまうので注意が必要です。

気になる点として、値段が約29,000円と、かなり高価です。ただし、フライパン内側にフッ素樹脂等の加工がされていないので数年で劣化して使いにくくなるということはありません。また、ステンレス製なのでとても丈夫ですが、1.1kgとやや重たくなっています

◯良い点

  • 丈夫で長く使える

  • 熱伝導率・保温性が高い

  • お肉が美味しく焼ける


✕気になる点

  • 重い(1.1kg)

  • 高価(約29,000円)

  • 正しく使わないと焦げ付く

【おしゃれ】GREENPAN 「パドヴァ フライパン26cm ピンク」

「GREENPAN」はベルギーの会社で、「Thermolon™(サーモロン)」というセラミックのノンスティック加工を発明した、セラミック加工フライパンの先駆けです。白やパステルカラーのフライパン本体や木製の取っ手など、北欧風のデザインでおしゃれなフライパンが多いのも特徴です。

「パドヴァ フライパン26cm ピンク」は、アルミニウム製のフライパン本体にセラミック加工がされたフライパンで、内側は白、外側はピンクのカラーリングと、とてもかわいらしいデザインで、キッチンを華やかな雰囲気にしてくれるでしょう。

アルミニウム製のフライパン本体は熱伝導率が高く、フライパンが温まりやすくなっています。フライパンの底面にはGREENPAN独自の「Magneto™(マグニート)」という加工が施されているのでIHコンロでも使えるほか、熱伝導率も高められており、フライパン底面の変形も起きにくくなっています。重さは970gと、セラミックフライパンの中では平均的な重さになっています。

セラミックのコーティングによって料理の際に食材がくっつきにくいので焦げ付く心配がなく、調理後のお手入れも簡単です。コーティングにはダイヤモンド粒子が混ぜ込まれているので、熱伝導率が更に高められており、耐久性もアップしていますよ。コーティングはフライパンの外側にも施されているので、外側の汚れも落ちやすくなっていますよ。

また、ステンレス製のゴールドの取っ手は、おしゃれなだけでなくとても頑丈です。色はピンクの他にダークブルーがあり、こちらはややシックな雰囲気があるので、男性にもお勧めです。

気になる点として、セラミック加工にも寿命があるので、数年のうちに劣化が進み焦げ付きやすくなります。衝撃にも弱いので取り扱いには注意が必要です。また、フライパン本体が白いので汚れが残ってしまうと目立ちやすいでしょう。値段は11,000円と高価ですが、値段相応の性能、そして存在感を持つフライパンです。

◯良い点

  • 熱伝導率が高い

  • お手入れ簡単

  • ステンレスの取っ手が丈夫でおしゃれ


✕気になる点

  • 高価(11,000円)

  • コーティングに寿命あり

  • 衝撃に弱い

  • 白いので汚れが目立つ

【国産】アサヒ軽金属「オールパンゼロクリア 26cm」


「アサヒ軽金属」は、大阪に本社を置く圧力鍋やフライパンを扱う会社です。創業は1944年で、70年以上の歴史を持ちます。フライパンや圧力鍋が有名で、製品は使いやすさを重視した高い機能性を持ちます。

「オールパンゼロクリア 26cm」は、鋳造アルミニウム製のコーティングフライパンです。フライパン本体は「多孔質アルミ」という独特の製法によって製造されています。これによってフライパンの温度がより均一に温まるため、具材にムラなく火を通すことができるほか、高い保温性も有しています

形状も深さ7.7cmの深型ガラス製の蓋も付属しているので、炒めもの以外にも揚げ物、煮物など様々な料理に用いることができます。

フライパンの内側は独自のフッ素樹脂加工で、より焦げつかず傷つきにくくなっており、外側はセラミックホーロー加工で優れた硬度と耐熱性を持ちます。コーティングには寿命があり、数年のうちに劣化して食材が焦げ付きやすくなってきますが、アサヒ軽金属には「おなべの病院」という有料のリペアサービスがあり、フライパンが傷ついたり、内側のフッ素樹脂加工が剥がれてきたら修理してもらうことが可能で、1つのフライパンを長く使い続けることができます。

樹脂製の取っ手は着脱可能で、オーブンに入れたり食卓に出すこともできるほか、収納・お手入れの際にとても便利ですよ。

気になる点として、深型の本体や、フライパンの内側・外側のコーティング等、使いやすいように様々な加工がされているため、26cmで1.1kgとやや重めになっています。外側のセラミックヒーロー加工は衝撃に弱く、落としたりぶつけた際にひびが入ってしまうことがあるので取り扱いに注意が必要です。また、値段も約20,000円とかなり高価な製品です。高品質なフライパンを探していて、手軽に美味しく料理を仕上げたいという方におすすめです。

◯良い点


✕気になる点

【海外で人気】HexClad 「10 Inch Hybrid Stainless Steel Frying Pan」

「Hexclad」は、ロサンゼルス発の会社で、フライパンを中心にステンレス製のクックウェアを手がけています。会社の設立は近年ですが、最新技術を駆使して作られているフライパンが海外で人気を博しています。

「HexClad 10 Inch Hybrid Stainless Steel Frying Pan」は、日本でいう25.4cmのサイズのフライパンです。ステンレス+アルミニウムの合金製なので頑丈で、熱伝導率・保温性ともに優れています。

フライパン内側はフッ素樹脂のコーティングの上に網目状のステンレスが加工されています。この加工が内側のフッ素樹脂のコーティングを守っているため、コーティングが剥がれにくくなっており、基本的にコーティングフライパンでは使用NGの金属製のヘラやお玉も使うことができるようになっています。

取っ手は頑丈なステンレス製で、シルバーのカラーリングや内側の網目状の加工も相まって近未来的なスマートなデザインになっています。

気になる点として、ステンレス製の本体と特殊な加工によって1.4kgとなかなかの重量となっているので、持ち上げる際に重たく感じるでしょう。また、値段も約25,000円と、高価になっています。

◯良い点

  • 熱伝導率・保温性が高い

  • 焦げ付きにくく、お手入れ簡単

  • 加工が長持ち


✕気になる点

  • 重い(約1.4kg)

  • コーティングにに寿命あり

  • 高価(約25,000円)

【高級】SCANPAN(スキャンパン)「CTXシリーズ フライパン24cm」

「SCANPAN(スキャンパン)」は、デンマーク発のクックウェアカンパニーで、世界で初めて”PFOA”という発ガン性の問題がある化学物質を使わないフッ素樹脂加工のフライパンを開発しました。高性能なフライパンは10年保証と、高い自信を伺わせています。日本でも高島屋などの百貨店を中心に展開されており、高級志向のフライパンとして知られています。

「CTXシリーズ フライパン24cm」は、同社の製品の中でも主力モデルのシリーズのフライパンで、アルミニウムやステンレスの金属や、フッ素樹脂のコーティング等が7層にわたって複雑に組み合わされています

フライパン本体はアルミニウムならではの高い熱伝導率と、ステンレスの高い保温性と丈夫さを持ちます。従来のフライパンのように底面にIHディスクが加工されているのではなく、底面から側面まで全体が7層構造になっているので、焼きムラが生じにくく、出来上がる料理の質も上がるでしょう。

フライパンの内側のフッ素樹脂加工にはチタンが配合されているのでとても丈夫で、通常のフッ素樹脂加工のフライパンでは使用NGの金属ヘラが使用可能です。

シルバーの本体はスタイリッシュなキッチンに映える見た目になっています。取っ手もステンレス製で、「SCANPAN」のロゴが入ったスマートなデザインになっています。

気になる点として、7層のにわたる構造によって重さ1.1kgとやや重めになっています。また、値段も約16,000円と、高価になっています。今までフッ素樹脂加工のフライパンを使っていて、一味違うコーティングフライパンを探している方にお勧めのフライパンです。

◯良い点

  • 熱伝導率が高い

  • 焦げ付きにくく、お手入れ簡単

  • 加工が長持ち

  • おしゃれなデザイン

  • 高性能で料理がおいしく仕上がる


✕気になる点

  • 重い(約1.1kg)

  • 高価(約16,000円)

  • コーティングに寿命あり

【卵焼き】中村銅器製作所 「玉子焼き鍋 13長」

中村銅器製作所」は、東京足立区にある、銅製のクックウェアをメインに制作している製作所です。80年以上の歴史を持ち、職人の手によって1つずつ作られる製品は多くの料理人に愛されています。

「玉子焼き鍋 13長」は、抜群の熱伝導率を誇る銅製の玉子焼き器です。玉子焼き器全体にムラなく火が回るので、食材に素早く均等に火を通すことができるため、ふっくらとした玉子焼きを作ることができます。火の通りの早さは時短調理にもなりますよ。

木製の取っ手は飴色の玉子焼き器本体の色合いと相まって、温かみのある雰囲気があります。また、取っ手に傾斜がついているので、玉子焼きをひっくり返しやすいようになっています。一般的に銅フライパンの内側にはフライパン内側の酸化・変色防止の錫加工が施されていますが、この製品は一般的なメッキ加工ではなく、よりはがれにくい焼き付けを行っているなど、様々なこだわりが詰まった製品です

銅はやわらかい金属なので変形しやすく傷つきやすいため、取り扱いに注意する必要がありますが、お手入れを続けることで一生モノとして使い続けることができますよ。

気になる点として、値段も小さめのサイズながら7,480円と高めの価格になっています。また、前述の通り使い続けるためには鉄製のクックウェア同様のお手入れを続ける必要があり、お手入れを怠るとサビてしまいます。こだわりを持って料理をしたいという料理上級者向きと言えるでしょう。

◯良い点

  • 熱伝導率が高く、料理がおいしく仕上がる

  • 長く使える


✕気になる点

  • 高価(7,480円)

  • お手入れが大変

  • 変形しやすい

【グリルパン】Meyer(マイヤー) 「スクエアグリルパン 24cm」

Meyer(マイヤー)」は、1951年創業の香港発のクックウェアメーカーで、現在本社のあるアメリカ国内ではシェア第一位であり、クックウェアメーカーでは世界トップレベルの大企業です。製品ラインナップも豊富で、最高級グレードの「Hestan」、銅を使用している「Anolon」など、様々なシリーズの製品を生産しており、洗練されたデザインと機能性の高さは日本でも有名です。

「スクエアグリルパン 24cm」は、フッ素樹脂のコーティングが施されたステンレス製のグリルパン本体に、ガラス製の蓋とグリルプレスがセットになった商品です。Meyerならではのシンプルで重厚な見た目がとても美しいデザインとなっています。

ステンレス製のグリルパン本体はとても丈夫で、保温性に優れています。グリルパンの特徴ともいえる本体内側のギザギザの面が調理の際に余分な油を落とすので、肉料理や魚料理がカリっとジューシーに仕上がりますよ。また、内側にはフッ素樹脂のコーティングが施されているので、料理の際に食材がくっつきにくいので焦げ付きにくくなっており、お手入れも簡単です。

ステンレス製なのでグリルパン本体だけで1.4kgと重めですが、両手ハンドルが付いているので持ち上げやすくなっています。

ガラス製のグリルプレスはおしゃれなだけでなく、しっかり重さもあるので、お肉やホットサンドに綺麗な焼き目を付けることができます。ガラス製の蓋はグリルパンの中を確認することができ、調理の際にとても便利ですよ。

気になる点として、値段が15,800円と高価です。しかし、内側のフッ素樹脂のコーティングは使っているうちに1~2年程度で劣化し、食材がくっつきやすくなり、焦げ付きやすくなってしまうでしょう。本体が丈夫なので、コーティングが劣化してからもしっかりと余熱を加え、油を使用すれば使い続けることができますが、調理で手間がかかるのが気になる方は買い替える必要があるでしょう。

また、蓋とグリルプレスはガラス製なので丁寧に取り扱う必要があります。グリルパンはお肉や魚をを美味しく仕上げることができ、蒸し野菜やホットサンドも作ることができますが、用途が限られているとも言えるので、料理好きでこだわりのある方にお勧めです。

◯良い点

  • ステンレス製で丈夫

  • くっつきにくく、焦げ付きにくい

  • お手入れ簡単

  • お肉・魚がおいしく焼ける

  • おしゃれなデザイン


✕気になる点

  • 重い(本体:約1.4kg)

  • ガラス製のため衝撃に弱い(蓋・グリルプレス)

  • かなり高価(約16,000円)

  • コーティングに寿命あり

【揚げ物・深め】北陸アルミニウム 「ウー・ウェンパン+ 24cm」


こちらも北陸アルミニウムのフライパンで、「ウーウェンパン+ 24cm」は、アルミニウム製の深型フライパン蓋、蒸しトレーがセットになった商品で、とてもシンプルなデザインが特徴ですが、「炒める、焼く、煮込み、茹でる、蒸す、揚げる、無水煮、1台7役の調理法が可能」というキャッチコピーの通り、様々な使い方のできるフライパンです。

重さもフライパン本体は560gと非常に軽く、調理の際の振る動作やお手入れも簡単です。

フライパンの内側にはにテフロンの中でもハイグレードの「テフロン™プラチナプラス」のコーティングが施されており、くっつきにくさが長持ちするようになっています。コーティングが劣化してきたらフライパンだけ購入することができ、高機能さと使いやすさから、リピーターも多いようです。

蓋には蒸気の量を調節できるレバーが付いており、蒸し野菜を美味しく仕上げることができるほか、蓋だけで自立するので料理中の置き場に困ることがなくなり、収納の際にも便利ですよ。

気になる点として、価格が約11,000円と高価になっています。テフロンのコーティングも1~2年のうちに焦げ付きやすくなってくるでしょう。また、蓋がこんもりとした形状なので収納する際に嵩張ってしまうため、購入する前に余裕のある収納場所を決めておくと良いでしょう。

◯良い点

  • 熱伝導率が高い

  • 焦げ付きにくくお手入れ簡単

  • 軽い(560g)

  • いろいろな用途に使える


✕気になる点

  • 高価(約11,000円)

  • コーティングに寿命あり

  • 収納でかさばる

IH対応の「ウーウェンパン+ IH 24cm」もあります。

【セラミック・長持ち】GREENPAN 「バルセロナシリーズ フライパン 24cm」



こちらもGREENPANのフライパンで、「バルセロナシリーズ フライパン24cm」は、セラミック加工のフライパンを手掛けるGREENPANのフライパンの中で最高級のグレード「インフィニティ・プロ」のコーティングが施されたフライパンです。同社の製品では最も厚く頑丈なコーティングがされており、ダイヤモンド粒子が混ぜ込んであるセラミックのコーティングはとても頑丈で、加工も長持ちするのが特徴です。内側にはスクラッチガード加工も施されているので金属ヘラの使用ができますよ。

調理面での性能も高く、アルミニウム製のフライパン本体は熱伝導率が高く、フライパンが温まりやすくなっています。セラミック加工は安全性が高いだけでなく、遠赤外線効果を持つので、セラミックのフライパンで推奨されている中火での調理でもしっかりと食材に火を通すことができますよ。

フライパンの底面には「Magneto™(マグニート)」という加工が施されているのでIHコンロでも使えるほか、熱伝導率を高め、フライパン底面の変形も起きにくくなっています。重さは910gと、セラミックフライパンの中では平均的な重さです。

ステンレス製の取っ手はとても頑丈で、黒いフライパン本体と相まって重厚感のあるデザインになっています。

気になる点として、セラミック加工にも寿命があるので、数年のうちに劣化が進み焦げ付きやすくなります。衝撃にも弱いので取り扱いには注意が必要です。また、フライパン本体が白いので汚れが残ってしまうと目立ちやすいでしょう。値段は約10,000円と高価ですが、フッ素樹脂加工ではなく、安全性の高いセラミック製で、コーティングが長持ちする高機能なフライパンを探している方にお勧めのフライパンです。

◯良い点

  • 熱伝導率が高い

  • くっつきにくく、お手入れが簡単

  • 加工が長持ち

  • 頑丈な取っ手


✕気になる点

  • コーティングに寿命あり

  • 衝撃に弱い

  • 高価(約10,000円)

【長持ち】T-fal 「IHルージュ・アンリミテッド マルチパン 26cm」

こちらもT-falのフライパンで、「IHルージュ・アンリミテッド マルチパン 26cm」は、取っ手が取れないタイプですが、その分価格も約4,500円と、どうしても買い替えが必要になるフッ素樹脂加工のフライパンの中では抜群のコスパとなっています。

フライパンの内側には、フッ素樹脂加工の中で最も頑丈とされるチタンを配合した6層のコーティング「チタン・アンリミテッドコーティング」が施され、T-fal史上最大のくっつきにくさになっており、基本的にフッ素樹脂加工のフライパンでは使用NGとされる金属ヘラも使うことができます。また、フライパンの中央にある赤いサーモスのお知らせマークはフライパンの温度に合わせて色が変わり、料理に最適な温度を教えてくれますよ。

深さ7.6cmの深型の形状は炒めもの以外にも幅広く活躍してくれます。フチには注ぎ口がついているので、スープなどをこぼさずに移し替える事ができるほか、広い注ぎ口と細い注ぎ口のがついているので用途によって使い分けることができます。

底面のステンレスのIHディスクはIH対応の機能以外にも、フライパン本体の変形を防ぐ機能もあります。また、他社製品よりも大きめになっているので、フライパン全体に熱を均等に伝え、アルミニウムの弱点である保温性を補う効果も持ちます。

気になる点として、フライパン内側のフッ素樹脂加工は非常に高い強度ですが、その強度と深型の形状、大きめのIHディスクのために重さ約1.2kgと、かなり重たくなっています。また、強度が高いコーティングとはいえ、くっつきにくさも数年のうちに劣化してしまうでしょう。

◯良い点

  • コスパ良し(約4,500円)

  • 熱伝導率が高い

  • 焦げ付きにくくお手入れ簡単

  • 調理のタイミングがわかるサーモス付き

  • 多用途な深型


✕気になる点

  • やや重め(約1.2kg)

  • コーティングに寿命あり

【長持ち・長期保証あり】「王様フライパンPENTA(ペンタ)24cm×5.3cm 浅型 IH&直火用」


「PENTA」は、調理器具で有名なMEYERの元副社長の梅原正之氏によって設計されたフライパンです。「ペンギンが氷の上をするする滑るような、するする快適な使い心地」というキャッチフレーズの、高機能・高耐久なコーティングを謳っています。

「王様フライパンPENTA(ペンタ)24cm×5.3cm 浅型 IH&直火用」は、アルミニウム+ステンレスの合金製のフライパンで、丈夫かつ熱伝導率・保温性が高いのが特徴です。フライパンの内側にはフッ素樹脂加工の中でも頑丈なサファイアコーティングが用いられており、くっつきにくさが長持ちするようになっています。

製品は10年保証で、焦げ付き以外で製品に生じた故障や破損で、製品自体にその原因があると判断された場合は無償の修理または交換が可能です。また、コーティングが劣化してしまった場合に有料で新品と交換するサービスもあるので、フライパンを快適に長く使い続けることができますよ。

取っ手には可愛らしいペンギンのロゴが入っており、取り外し可能で、お手入れや収納時に便利です。カラーもシャンパンゴールド、ルビーレッド、ブラックサファイアの3色から選ぶことができますよ。

気になる点として、合金製と加工により、重さ1.3kgと、少し重ためです。また、価格も15,000円と高価で、加工が頑丈で長く使えるとはいえ加工の劣化も避けられないので、快適な調理を求める方で、1つのフライパンを長く使いたいという方におすすめです。

◯良い点

  • くっつきにくく、お手入れ簡単

  • 取っ手が取れる

  • おしゃれでかわいらしいデザイン


✕気になる点

  • 重い(約1.3kg)

  • コーティングに寿命あり

  • 高価(約15,000円)