1. Fily
  2. Beauty
  3. ノンコメドジェニックテスト済み化粧水おすすめ8選!人気商品と海外ブランドを紹介

ノンコメドジェニックテスト済み化粧水おすすめ8選!人気商品と海外ブランドを紹介

公開日

更新日

ノンコメドジェニックテスト済み化粧水おすすめ8選!人気商品と海外ブランドを紹介

ノンコメドジェニックとは、ニキビのもとであるコメドができにくいことが確認された化粧水です。特に、ニキビでお悩みの方は、ノンコメドジェニックテストが実施された化粧品を使うことでニキビケアができます。ノンコメドジェニックテスト済みのおすすめ化粧水を、人気アイテムから海外ブランドまで幅広く紹介します。

ノンコメドジェニックとは

ノンコメドジェニック(non-comedogenic)とは、直訳すると「ニキビができにくい」という意味があります。化粧品においては、にきびの初期症状である「コメド(面包)」の発生の原因になりうる成分を極力使っていないことを指します。

「ノンコメドジェニックテスト済み」と書かれた製品は、コメド(面包)ができにくいことを確認するためのテストをクリアした製品です。ノンコメドジェニックテストの試験方法は、比較的皮脂腺の多い人の背中に試験サンプルを複数回繰り返して塗布します。同じ工程を2週間程続けた後に検査を行い、コメドがどれくらい出現するかを調べます。

ただし、「ノンコメドジェニックテスト済み」や「ノンコメド処方」と書かれた製品は、必ずしもニキビができないわけではなく、またニキビが改善されることを保証しているわけではありません

そもそも「ニキビ」とは?

ニキビは、アクネ菌の増殖や、増殖による炎症によってできます。
医学用語では「尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)」といい、皮膚疾患として扱われます。

アクネ菌は、正常な毛穴にも存在していて、通常は皮膚常在菌として、表皮を弱酸性に保ち外部からの菌に感染することを防いでくれます。

アクネ菌は嫌気性といい、酸素を嫌う細菌です。毛穴の出口が皮脂や角質によって塞がると、毛穴の中の酸素が減り、毛穴の中にある皮脂をエサとしてどんどん増殖してしまいます。

ニキビの原因

ニキビは主に、思春期ニキビと大人ニキビに分けることができます。

思春期ニキビ

思春期ニキビは、10代(中・高校生)にできるニキビを指します。ホルモンバランスの変化が思春期ニキビの主な原因で、皮脂腺が多いTゾーンに出やすいのが特徴です。症状としては、白ニキビ・黒ニキビ・赤ニキビ・黄ニキビ・ニキビ痕などがあります。思春期ニキビは、ホルモンバランスが安定すれば、自然と出にくくなるので、あまり神経質になりすぎないことも大切です。

大人ニキビ

大人ニキビは、20〜40代に多いニキビを指します。大人ニキビの原因は様々で、

  • ターンオーバーの乱れ

  • 肌のバリア機能の低下

  • 肌や大気の乾燥

  • 洗浄不足(メイクやスキンケア汚れの付着)

  • 間違ったスキンケア

  • 皮脂や汗の過剰分泌や酸化

  • 皮膚刺激(化学物質、摩擦、花粉など)

  • ホルモンバランスの変化・乱れ

  • 食生活の乱れ・栄養不足

  • ストレス

  • 睡眠不足

  • 運動不足

  • 代謝の低下

などが代表的な大人ニキビの原因です。思春期ニキビとは違い、乾燥したり、角質が肥厚しやすいUゾーン(顎、口周り、頬)に出やすいのが特徴です。症状としては、白ニキビや赤ニキビなどです。

ノンコメドジェニック化粧水の選び方

ニキビケア成分

ニキビでお悩みの方は、ニキビを改善する成分が配合されている化粧水を選ぶと良いです。

特におすすめの成分は、グリチルリチン酸ジカリウム(グリチルリチン酸2K)ナイアシンアミド、ビタミンC誘導体、アラントイン、サリチル酸などです。これらのニキビケア成分は大別すると4種類に分けることができます。下記でまとめてみましたので、参考にしてください。

<皮脂分泌抑制成分>

ビタミンC誘導体、ナイアシンアミド、サリチル酸、アゼライン酸、ライスパワーNo.6


<抗炎症成分>

ビタミンC誘導体、ナイアシンアミド、トラネキサム酸、グリチルリチン酸ジカリウム(グリチルリチン酸2K)、グリチルレチン酸ステアリル、アラントイン


<抗菌(殺菌)成分>

イソプロピルメチルフェノールやシメン-5-オール、サリチル酸、イオウ、レゾルシン

※殺菌成分に依存しすぎてしまうと、皮脂の常在菌のバランスが乱れ慢性ニキビにつながる恐れも。

※大人ニキビに対しては、肌のバリア機能を低下させてしまい、ニキビが悪化する可能性も。


<抗酸化成分>です。

フラーレン、トコフェルリルリン酸Na、アスタキサンチン、ユビキノン、ビタミンC誘導体(リン酸アスコルビルMg)

低刺激成分

ニキビができていると、化粧水に含まれる成分が肌への刺激となる場合があります。中には、ニキビを悪化させてしまう成分があるのも事実です。

下記でニキビケアの際に避ける方が良いとされる成分をまとめました。

殺菌成分全般(イソプロピルメチルフェノール、サリチル酸、イオウ、レゾルシンなど)

長期継続するとかえって悪化する可能性がある


油脂全般(オリーブオイル果実油、シア脂、ヤシ油<ココナッツオイル>など)

毛穴を塞ぎアクネ菌が活発化する可能性がある


ワセリン、ミネラルオイル、ラノリン、ココアバター

毛穴が詰まる可能性がある


グリセリン

高濃度の場合、アクネ菌のエサとなり増殖する可能性がある


酵素(プロテアーゼ、パパイン など)

肌が敏感になっている場合、刺激となる可能性があるため、毎日の使用は避けるべき


グリコール酸

肌に刺激となったり、乾燥する可能性があるため、毎日の使用は避けるべき

また、アルコール(エタノール)や香料、着色料などの添加物も極力さける方が、肌への刺激を最小限に抑えることができます。

医薬部外品

ニキビケアに特化した化粧品の中には「医薬部外品」の化粧水もあります。「医薬部外品」は、症状の予防や改善を主目的とした化粧品のことを指します。医薬部外品には、有効成分を一定の濃度で配合することが認められています。「薬用」という表現は、医薬部外品にだけ使用することが可能です。

「医薬部外品だからニキビがすぐ治りそう」「薬用だから効果が高そう」と感じる方も多いかもしれませんが、一概にそうとは言い切れません。なぜなら、成分によっては化粧品の方が特定の成分を高濃度で配合できたり、医薬部外品には全成分表示の義務がないため有効成分以外の成分やそれらの配合量を厳密に把握することが困難なためです。

ニキビの症状を改善する有効成分が配合されていても、その他に配合されている成分が刺激となることも考えられます。不安な方は、販売会社に問い合わせて確認しましょう。

保湿成分

保湿は、スキンケアの基本で、あらゆる人にとって大切です。保湿することで、様々な肌トラブルを防ぐことができます。特に大人ニキビの原因の一つが、肌の乾燥ですので、ニキビケアと同時にしっかりと肌を保湿することが極めて重要になります。

保湿成分には、セラミド類ヒアルロン酸コラーゲンレチノールナイアシンアミドアミノ酸グリセリンスクワランワセリンなどがあります。ただし、上記でご紹介したように、ワセリンやグリセリンは、ニキビを悪化させる可能性もありますので注意が必要です。

また、ブランド独自の保湿成分などもありますので、どの成分にどんな働きがあるのかを確認してみましょう。

ノンコメドジェニック済みおすすめ化粧水8選

【おすすめブランド】ビオデルマ

ビオデルマは1977年にフランスで創業されたスキンケアブランドです。生物学の視点を皮膚科学に取り入れた科学的アプローチで、40年以上にわたり研究を続けています。皮膚科学に関心の高いフランスでは、多くの皮膚科専門医がビオデルマの商品を処方しています。

ビオデルマは全ての商品がノンコメドジェニックテスト済み*です。
全ての方にコメドが発生しないということではありません。

ビオデルマの化粧水は、4種類の中から肌悩みに合わせて選ぶことができます。

  • サンシビオ ダーマローション D:バリア機能が低下し様々な刺激に過剰に反応してしまう敏感肌の方

  • セビウム ローション:メイクくずれや毛穴の目立ち、ニキビなどが気になる脂性肌または混合肌の方

  • イドラビオ モイスチャライジングローション:乾燥が気になる乾燥肌、敏感肌の方

  • イドラビオ エッセンスローション:乾燥によるくすみが気になる乾燥肌、敏感肌の方

全ての化粧水において、エチルアルコールフリー、パラベンフリー、無香料、無着色です。また、パッチテスト済み**です。
**全ての方に皮膚刺激が発生しないということではありません。

アクセーヌ|シーバム クリーン ウォーター ACモイスト

アクセーヌは、1970年代に頻発した化粧品アレルギーを2度と繰り返さないために、皮膚科専門医とともに共同研究され生まれました。肌への負担が少ない商品が多いことから、皮膚科でも紹介されています。

この商品は、大人ニキビライン「シーバムクリーン アップ」の医薬部外品の化粧水です。ニキビは過剰に分泌された皮脂のみが原因だと思われがちですが、大人ニキビの原因の一つは乾燥(水分不足)です。シーバムクリーンアップは、大人ニキビを繰り返す肌をみずみずしく整えることで、ニキビができにくい肌を作り上げるよう設計されています。有効成分として、アラントインとビタミンE誘導体(酢酸トコフェロール)が配合されています。アラントインには、傷んだ皮膚や粘膜などの修復を促す作用があり、ビタミンE誘導体には、血行を良くして肌荒れを防止する作用や皮膚の酸化を防ぐ抗酸化作用があるといわれています。また、低刺激で抗菌効果や保水効果、皮膜の保護効果があるキトサンも配合されています。

アルコール(エタノール)フリー、無香料、無着色で、ノンコメドジェニックテスト済み*です。
*全ての方に肌トラブルが起こらない、ニキビのもと(コメド)ができないというわけではありません。

同ブランドの保湿ケア化粧水「モイストバランス ローション」とシミ・くすみケア化粧水「ホワイト エマルジョン ディープ モイスチュア C」ノンコメドジェニックテスト済みです。

ベアミネラル|ポア エクスフォリエイティング エッセンス

ベアミネラルは、カリフォルニア州サンフランシスコで誕生したブランドです。クリーン・ナチュラルなミネラルファンデーションを初めて世に送り出したブランドです。クリーンな化粧品であることにこだわり、動物実験不実施、ビーガンフォーミュラを貫いています。

この商品は、毛穴トラブルやごわつきに特化した「ポア スキンケア コレクション」の角質ソフニング コンディショナー(化粧水)です。角質のサイクルと皮脂バランスの乱れに着目し、毛穴のつまりや開きなどの毛穴トラブルに積極的に働きかけます。ポア スキンケア コレクションの共通成分である「ミネラル フルーツ コンプレックス*」が配合されています。古い角質を穏やかにほぐし毛穴の目立たないやわらかな肌に整える効果があります。美肌菌(皮膚常在菌叢)の環境をサポートし、健やかな肌へと導きます。
*フルーツ酸(サトウキビエキス、サトウカエデエキス、ビルベリー果実エキス、ヤエヤマアオキ葉エキス、オレンジ果実エキス、レモン果実エキス)のブレンド

アルコール(エチルアルコール)フリー、グルテンフリー、タルクフリー、ラウリル硫酸Naフリー、合成香料フリーで、動物由来の成分を使用していないヴィーガン製品です。また、ノンコメドジェニックテスト済み*、アレルギーテスト済み*です。
*全ての方にニキビができない、アレルギーが起こらないというわけではありません。

同シリーズのポアクレイクレンザー(洗顔料)、ポアオイルフリーモイスチャライザ(乳液)もおすすめです。

IPSA|ザ・タイムR アクア



IPSA(イプサ)は、資生堂の子会社として1986年に設立されたスキンケア・メイクアップブランドです。
IPSAの「レシピづくり」に定評があります。IPSA独自の肌診断(イプサライザー)で肌状態を総合的、科学的に分析し、個々人に合ったスキンケアをレシピストが提案します。

この商品は、保湿や美白、肌荒れ、ニキビなど、あらゆる肌トラブルを防ぎながら肌への水分補給ができる医薬部外品の化粧水です。有効成分としてトラネキサム酸とグリチルリチン酸ジカリウムが配合されています。グリチルリチン酸ジカリウムには、強力な消炎効果があるといわれています。イプサの独自の保湿成分「アクアプレゼンターIII」配合により、乾いた分だけ角層に水分を浸透させ補水することが可能です。アクアプレゼンターIIIには、アセチル化ヒアルロン酸ナトリウムをはじめとする保湿成分が含まれています。アセチル化ヒアルロン酸ナトリウムは「スーパーヒアルロン酸」と呼ばれ、通常のヒアルロン酸の2倍の保水力を持っているといわれています。

アルコールフリー、油分フリーで、ノンコメドジェニックテスト済み*です。
*全ての方にニキビができないというわけではありません。

IPSAの一人ひとりの肌に合わせて選べる化粧水「ME1〜8」も同ブランドの人気商品です。

ラロッシュポゼ|エファクラ モイスチャー バランスローション

ラ・ロッシュ・ポゼは、1975年に誕生した敏感肌のためのスキンケアブランドです。

この商品は、ニキビを防ぐスキンシリーズ「エファクラ」の医薬部外品の化粧水です。有効成分のサリチル酸とグリチルリチン酸ジカリウムを配合しています。肌を引き締めなめらかに整えニキビを防ぎます。また、整肌成分にターマルウォーターを配合しています。ターマルウォーターはフランスの天然水で、肌をやわらげ角質層のバリア機能をサポートする「セレン」を豊富に含んでいます。

パラベンフリー、アルコールフリーで無香料です。皮膚科医の協力のもとテスト済み*、ニキビのもとになりにくい処方**です。
*全ての方に肌トラブルが起きないというわけではありません。
** 全ての方にニキビができないというわけではありません。

同シリーズには、洗顔料や美容液、保湿ジェルがありますので、ライン使いがしやすいです。

オルビス|クリアフル ローション

オルビスは、株式会社ポーラ・オルビスホールディングスが展開しているブランドです。美しさを引き出すというコンセプトをもとに、肌が持つ力を最大限に発揮できる、「水環境」を叶える、科学に裏打ちされた心地よさを提供するスキンケア商品が特徴のブランドです。

この商品は、ニキビ・毛穴ケアライン「オルビス クリアフルシリーズ」の医薬部外品の化粧水です。​1990年以来人気を貫いてきた「オルビス クリアシリーズ」が2022年3月にリニューアルしてパワーアップしました。クリアフルシリーズは、繰り返しできるニキビにアプローチする5種類和漢植物由来成分+コラーゲンと、ニキビ毛穴にアプローチする、ビタミンC誘導体を含む5種類の保湿成分が配合されています。肌の乱れを整える紫根エキスと、肌荒れを防ぐグリチルリチン酸ジカリウム(甘草由来)などの和漢植物エキスの働きにより、肌のバリア機能を整えニキビを予防する機能を向上させます。5種類の保湿成分には、アロエエキス、ハトムギエキス、ヨモギエキス、コラーゲン、そしてビタミンC誘導体が配合されています。これら5種類の保湿成分は、独自のナノカプセル技術によって肌への浸透率が旧作より約10倍アップし、真皮層まで成分が届くことが確認されています。

アルコールフリー、オイルフリー、無着色、無香料で、アレルギーテスト済み*、ノンコメドジェニックテスト済み**、敏感肌対象のパッチテスト済み***です。
*全ての方にアレルギーが起きないというわけではありません。
**全ての方にニキビのもとができないというわけではありません。
***全ての人に皮膚刺激が起きないというわけではありません。

ニキビができやすい部分は重ね付けが効果的です。

クリアローションにはさっぱりタイプ(L)としっとりタイプ(M)があります。普通肌〜脂性肌の方はさっぱりタイプ、普通肌〜乾燥肌の方はしっとりタイプがおすすめです。

同シリーズには、洗顔料や保湿液がありますので、ライン使いすることで、より効果的にニキビケアを行うことが可能です。また、洗顔料・化粧水・保湿液がセットとなったトライアルセットもあります。

NOV|ACアクティブ フェイスローション モイスト

NOV(ノブ)は、1985年に誕生した、敏感肌のためのスキンケアブランドです。臨床皮膚医学に基づき、皮膚の専門家から最新の知見を収集し、安全性の高いスキンケアの開発・販売しています。スキンケアラインだけでなく、ボディケアやヘアケア、メイクアップ、赤ちゃんのためのスキンケアラインもあります。

この商品は、大人ニキビ肌のスキンケアライン「ACアクティブシリーズ」の医薬部外品の化粧水です。ACアクティブシリーズは、ニキビをケアしながら、毛穴のつまりやテカリ、乾燥、シミ、くすみなどの様々な肌悩みにも同時にアプローチするシリーズです。有効成分として、BHA(サリチル酸)、アラントイン、ビタミンB6誘導体(塩酸ピリドキシン)が配合されています。サリチル酸には抗菌作用が、アラントインには肌あれを予防する作用が、そしてビタミンB6誘導体(塩酸ピリドキシン)には皮脂を抑制する作用があるといわれています。また、保湿成分としてAHA(グリコール酸、乳酸)とヒアルロン酸Na-2、リピジュアなどを配合しているため、肌にたっぷりとうるおいを与えなめらかな肌に整えることができます。

オイルフリー、無香料、無着色で、パッチテスト済み、アレルギーテスト済み*、ノンコメドジェニックテスト済み**です。
* 全ての方にアレルギーが起こらないというわけではありません。
** 全ての方にニキビができないというわけではありません。

同シリーズには、クレンジングや洗顔料、乳液、美容液などが揃っています。ライン使いすることで、効率よくニキビケアが可能です。これらの化粧品もすべてノンコメドジェニックテスト済みです。

チャントアチャーム|薬用ミストローション

チャントアチャームは、株式会社ネイチャーズウェイが運営する日本のオーガニックブランドです。100%自然成分*にこだわり、有機JAS認証の自社農場で育てたハーブを積極的に使用しています。パラベンやシリコン、合成ポリマー、紫外線吸収剤などの石油由来・化学成分は一切使用しません。

この商品は、ニキビを防ぐ抗炎症成分配合の薬用ミストローション(医薬部外品)です。有効成分のグリチルリチン酸2Kや植物エキス(オウゴンエキス、ドクダミ、セイヨウノコギリソウエキス)を配合しています。グリチルリチン酸2Kは、生薬の一種である甘草の根から抽出されるもので、抗炎症作用を持ちニキビなどの肌荒れを防ぐ効果があります。植物エキスのオウゴンエキスとセイヨウノコギリソウエキスは、自社農場で育てたハーブから抽出しています。植物エキスには高い保湿効果があり、肌にうるおいを与え、健やかな肌に導きます。

パラベンフリー、石油系界面活性剤フリー、鉱物油フリー、合成香料フリー、シリコンフリーで、敏感肌対象パッチテスト済み*、ノンコメドジェニックテスト済み*です。
* 全ての方に肌刺激や肌トラブルが起こらない、ニキビができないというわけではありません。

顔から20センチほど離し、目を閉じて顔全体にスプレーして、手のひらで軽くなじませます。メイクの上からでも使用可能です。また、ボディケアとしてもお使いいただけます。(「ミスト」という商品名になっていますが、ミスト状で出にくい場合があります。)

ニキビケアには、同ブランドの部分用集中ケア美容液「スポッツジェル」や、酵素洗顔「パウダーウォッシュ」もおすすめです。

*ISO16128-1で定義された自然成分、自然由来成分、鉱物由来成分のみを使用。
自然原料:植物や鉱物などから得て科学的処理など施していない原料のこと。
自然由来原料:植物や動物などから取り出した特定の物質や自然原料を科学的処理または生物学的処理をして得た原料のこと。半分以上が自然由来物質で構成されるもの。
鉱物由来原料:地球上に自然に存在する無機物質と同じものを化学合成によって得る原料で、自然鉱物原料と同じ化学組成を持っているもの。

ニキビに関するQ&A

ニキビにはどんな種類がある?

ニキビは主に、思春期ニキビと大人ニキビに分けることができます。

思春期ニキビは、10代(中・高校生)にできるニキビを指します。ホルモンバランスの変化が思春期ニキビの主な原因で、皮脂腺が多いTゾーンに出やすいのが特徴です。症状としては、白ニキビ・黒ニキビ・赤ニキビ・黄ニキビ・ニキビ痕などがあります。

大人ニキビは、20〜40代に多いニキビを指します。ホルモンバランスの変化や不規則な生活習慣、ターンオーバーの乱れにより毛穴が詰まりやすくなり、大人ニキビの原因になります。思春期ニキビとは違い、乾燥したり、角質が肥厚しやすいUゾーン(顎、口周り、頬)に出やすいのが特徴です。症状としては、白ニキビや赤ニキビなどです。

思春期ニキビと大人ニキビから派生して、ニキビが出る状態が何十年も続くニキビのことを慢性化(重症化)ニキビと呼ぶこともあります。思春期〜40代と年齢問わず、ニキビが出る場所もTゾーンやUゾーンなど様々です。白ニキビや赤ニキビ、ニキビ痕など様々な症状が出やすいです。

ニキビが慢性化してしまう一つの原因に、思春期ニキビや大人ニキビのケアが不適切だったことが考えられます。例えば、洗浄力が低かったり、炎症が起きやすい成分配合の洗顔料を使い続けていると、ニキビが治まるどころか悪化しやすいです。慢性化ニキビに対しては、ただちにスキンケアの見直しが必要となります。長期化また重症化するほど治りにくくなるため、皮膚科などの専門医に相談し、適切な治療を行ってもらうようにしましょう。

なぜニキビ跡(痕)ができる?

ニキビを無理やり潰すなどの行為により、真皮にまで炎症が広がってしまうことで、ニキビ痕が残ってしまいます。ニキビ痕とは、一般的にニキビの炎症が落ち着いた痕に残る赤みや色素沈着、クレーター(凹凸)のことを指します。真皮へのダメージが大きいほど、改善は難しくなります。スキンケアだけでは改善が難しい場合もあり、その場合は皮膚科などでニキビ痕の治療が必要となります。

凹凸(クレーター)タイプのニキビ痕は、凹んでいるタイプの「陥凹性瘢痕(はんこん)」と膨らんでいるタイプの「肥厚性瘢痕」に分けられます。

人間には外傷を負った際に、損傷した肌を作り直す創傷治癒(そうしょうちゆ)という働きが備わっています。新しい肌をつくる過程で、必ず少し多めに肌を作り直します。この「多め」に作られる働きが過度に働くと肥厚性瘢痕が、「多め」に作られた肌が収縮しすぎると陥凹性瘢痕になってしまうのです。

創傷治癒の働きを活用するのが、レーザー治療などです。肌にわざと穴を開けて創傷治癒を起こすことで、凹凸をならす治療法です。

いつも同じ場所にニキビができるのはなぜ?

ニキビができやすい場所は、皮脂の分泌量が多い部位(=皮脂腺が多い部位)です。例えば、おでこや鼻、あごなどには、皮脂腺が多く存在しているため、よくニキビが出やすいのです。

また、大人ニキビに関しては、角質肥厚が起きやすいUライン(フェイスライン)や、乾燥しやすい頬にもよくニキビができます。古い角質が肌に残ったままで毛穴が塞がれてしまったり、乾燥によりバリア機能が低下するためです。

また、髪の毛がよくあたるおでこやフェイスライン、無意識に手で触れたりする箇所にもニキビはできやすいです。

生理前にニキビができやすいのはなぜ?

これには女性ホルモンが関係しています。

生理前に分泌される「プロゲステロン」というホルモンに、皮脂の分泌を促したり、角質を厚くするなどの作用があるためです。

生理前は、角質ケアや肌負担が少ない敏感肌用のスキンケアアイテムなどを取り入れることで、生理前のニキビとうまく付き合うことができるでしょう。

ストレスを感じると、男性ホルモンの分泌量が増えます(女性でも男性ホルモンを分泌します)。男性ホルモンは、皮脂の分泌量を増やしてしまう作用があるので、特に生理前はストレスを溜めないように過ごすことも大切です。

ニキビ改善のために心がけるべきことは?

スキンケアを含めて、ニキビ改善のために日常生活で心がけるべきことをお伝えします。

  • ニキビは触らない・潰さない!(細菌の付着によりニキビが悪化する可能性が)

  • スキンケアはやりすぎない(必要な皮脂まで奪ってしまったり、摩擦により刺激が加わる)

  • 紫外線対策を徹底する(日焼け止めは必ず塗る。ブルーライトも要注意)

  • 顔周りを清潔に保つ(細菌の付着でニキビの炎症が悪化する)

  • 栄養バランスの取れた食生活を(インナーケアも大切!)

  • 質の高い睡眠を取る(修復ホルモンの分泌が活発に)

  • ストレスを溜めない(ストレスは大敵)

化粧水に関するQ&A

化粧水の正しい使い方

ほとんどの化粧水が、洗顔後に使用するように設計されています。洗顔後の肌は乾燥しやすいので、洗顔後すぐに使用しましょう。

化粧水の使用方法として、コットンの使用を推奨しているブランドがあります。手で直接つけるのとどう違うのか疑問に感じてる人は多いのではないでしょうか。

手とコットンにはどちらにもメリット・デメリットがあります。肌負担を考慮すると、基本的には手で化粧水をつけるのを推奨します。しかしムラができやすかったり、目元や鼻などの細かい箇所につけづらいというデメリットがあります。

反対に、コットンを使用する方が細かい部分まで均等につけることができますが、摩擦により肌負担が大きくなるというデメリットがあります。

いずれの方法でも注意すべきことは、摩擦やパッティング(肌を叩くこと)を避けることです。赤みや色素沈着、ハリやシミなどの肌トラブルを招く恐れがあるため、肌全体に優しくなじませるのがポイントです。化粧水を「叩き入れる」のではなく「肌の上にのせる」イメージで浸透させましょう。

コットンを使用する際は、肌負担が少ないコットン(オーガニックなど)を選び、コットン全体がひたひたになるくらい化粧水をたっぷり使用し(その分コストがかかります)、過度の摩擦を避けましょう。

化粧水はたっぷり使う方が肌に良い?

保湿が重要だからといって、化粧水を規定量以上に使用していませんか?化粧水はたくさん塗る方が肌に良いというわけではありません。角質に浸透できる水分量は決まっているので、肌に塗った分全てが浸透するというわけではないからです。一時的に肌に浸透したりプルプルになっている感覚があるかもしれませんが、すぐに蒸発するため、あまり意味がありません。

反対に、使用量よりも少ない量を使用すると、十分に保湿されない可能性があります。そのため、ブランドが定めた使用量はしっかりと守りましょう。

使用量は「100円玉大」など硬貨の大きさで明記されていることが多いです。「適量」と書かれている場合は、100〜500円玉くらいの量を使用するのがよいです。

スキンケアは化粧水だけでもOK?

スキンケアとは、端的にいってしまえば「肌を保湿すること」です。肌の保湿は「水分を補充し、油分でカバーする」のが基本です。油分は肌の上に油膜を張り、水分が逃げるのを防ぎます。

化粧水は肌に水分を補充するものなので、化粧水だけではスキンケアは不十分ということになります。化粧水の後は、油分を多く含む乳液やクリームなど必ず使用しましょう。

化粧品はライン使いする方がよい?

スキンケアのアイテム同士の相性やなじみが良いのは同じブランドでスキンケアアイテムを揃える「ライン使い」です。

各スキンケアブランドは、基本的にライン使いすることを全体に化粧品を開発していますので、相性や効果を考慮すると、ライン使いをすることで効率的に肌のケアが可能です。

とはいえ、別のブランドのアイテムを組み合わせて使用する方が、肌の調子が良いと感じる人もいると思います。ライン使いだけがスキンケアの正解ではないので、自分の肌の状態に合わせて最適なアイテムを選ぶようにしましょう。

化粧水は肌の奥まで浸透するって本当?

テレビCMや広告などで「肌の奥まで浸透!」などの文言を見聞きしたことがある人は多いのではないでしょうか?しかし、実際には化粧品は皮膚の一番外側の部分である「角層」までしか浸透しません。人間の皮膚には、外部からの侵入物を体内に取り込まないシステムが備わっているためです。バリア機能を持つ角質をしっかりと保湿し、いい状態に保つことが極めて重要です。

化粧水と乳液はどちらを先に使う?

基本的なステップは、化粧水→乳液の順番です。水分を補給したあとに油分で膜を張って水分を閉じ込めます。商品の中には「先行乳液」といって、化粧水の前に使用するものもあります。例えば、スキンケアブランドのアルビオンはスキンケアの最初のステップに乳液を使用します。化粧水の使用方法については、ブランドの公式サイトなどで確認を行いましょう。

化粧水は季節によって変えるべき?

日本には四季があり、それぞれも季節によって気候が大きく変わります。気候により肌の状態は左右されやすいため、できれば季節ごとに化粧水を使い分けるのがよいでしょう。

例えば、乾燥しやすい秋冬には保湿効果が高い化粧水を、皮脂分泌が多くなりやすい春夏には皮脂分泌を抑える作用もある化粧水を使用するなど、肌の状態に合わせて異なるスキンケアを取り入れてみましょう。

ただし、一度開封した化粧水はできるだけ早く使い切る方がよいので、次のシーズンに持ち越さないよう、使い切れる容量を購入するようにしましょう。

化粧水は年齢によって変えるべき?

年齢によって肌の状態は変わるので、使用する化粧水も変える必要があります。例えば、皮脂の分泌量は20〜30代をピークにどんどん減ってきます。

20代で使用していた化粧水では保湿が物足りなく感じるなど肌の変化を感じたら、化粧水を含むスキンケアを見直すべきタイミングといえます。

化粧水は朝と晩で使い分けるべき?

基本的には、朝晩で使い分ける必要はありません(朝・夜専用のものでない限り)。しかし、朝のメイクの前に油分が多い化粧水を使用すると、メイクのりが悪くなってしまいます。そのため、朝は油分の少ないもの、夜は油分が多いものなど、朝晩でスキンケアアイテムを使い分けるのもありです。

化粧品はライン使いする方がよい?

スキンケアのアイテム同士の相性やなじみが良いのは同じブランドでスキンケアアイテムを揃える「ライン使い」です。

各スキンケアブランドは、基本的にライン使いすることを全体に化粧品を開発していますので、相性や効果を考慮すると、ライン使いをすることで効率的に肌のケアが可能です。

とはいえ、別のブランドのアイテムを組み合わせて使用する方が、肌の調子が良いと感じる人もいると思います。ライン使いだけがスキンケアの正解ではないので、自分の肌の状態に合わせて最適なアイテムを選ぶようにしましょう。

拭き取り化粧水ってどうなの?

拭き取り化粧水とは、洗顔の代わりに、コットンに化粧水を付けて汚れを取り除いたり、古い角質を落とすものです。もともとはフランス発祥のスキンケアアイテムといわれています。フランスの水道水は硬水で、硬水に含まれるマグネシウムやカルシウムなどのミネラルにより肌が乾燥したり肌荒れの原因となるため、フランスなどのヨーロッパでは、クレンジングや洗顔などはコットンや布で拭き取るのが主流です。

日本の水質は軟水なので、わざわざ拭き取り化粧水を使う必要はありません。ただし、拭き取り化粧水で古い角質を落とし化粧水の浸透が高くなる効果があるので、スキンケアに取り入れるのはありです。使用時はコットンによる摩擦には十分注意しましょう。

参考文献

  • かずのすけ, 白野実(2019)『美肌成分事典』主婦の友インフォス

  • 上原恵理(2021)『医者が教える 人生が変わる美容大事典』KADOKAWA

  • 永松麻美(2021)『正しい知識がわかる 美肌事典』高橋書店

  • すみしょう(2021)『最短で美肌になるために知っておきたい スキンケア大全』KADOKAWA

  • 久光一誠(2021)『効果的な「組み合わせ」がわかる 化粧品成分事典』池田書店

  • 川島眞, 川田暁, 神田吉弘, 世喜利彦, 能﨑章輔(2018)『美容の科学』じほう

  • 宇山侊男, 岡部美代治, 久光一誠(2020)『化粧品成分ガイド 第7版』フレグランスジャーナル

  • 小林智子(2022)『すっぴん肌が好きになる 肌トラブル大全』WAVE出版