くすみ対策におすすめの化粧水を紹介します。化粧水で対策可能なくすみの原因は大別して4つあり、それぞれの場合でおすすめの化粧水は異なります。本記事を参考にし、自分に合った化粧水を見つけましょう!
くすみとは、簡単にいうと肌の透明感が一時的に低下している状態のことを指します。「くすみ」という言葉自体は医学用語ではありませんが、主に下記のような肌悩みがある場合に「くすみ」という言葉が使われることが多いです。
顔色が冴えない
肌全体に透明感・ツヤがない
肌のトーンが暗い
メイクのノリが悪い
なんとなく顔が老けて見える、疲れて見える
くすみは主に下記の6タイプにわけることができます。くすみのタイプに応じて対策が異なりますので、まずは自分のくすみのタイプを知ることが大切です。
血行不良
冷えやストレス、喫煙、睡眠不足、栄養不足、運動不足などによって血流が悪くなることで肌の赤みが低下し肌がくすんで見えます。血行不良が原因で肌がくすんでいる場合は、スキンケアだけでの改善は難しく、食生活や睡眠などの生活習慣を改善することでくすみが解消することが多いです。
角質肥厚
肌のターンオーバーの乱れによって、古い角質が自然にはがれ落ちず肌の表面に溜まることで肌の透明感が低下し肌がくすんで見えます。また、肌の乾燥によってバリア機能が低下し、それを補おうと角質が厚くなることで肌がくすむこともあります。
メラニン色素の沈着
加齢や紫外線、肌の摩擦などの刺激によって、メラニン色素が沈着することで肌がくすんで見える状態のことです。シミのように一部に固まっているのではなく、メラニンが肌全体に散らばっている状態です。
肌の黄色化(糖化)
たんぱく質の変質(糖化・カルボニル化)によって肌が黄色くくすんで見える状態です。糖化とは、肌の中で余った糖がたんぱく質と結びつき、AGESという老化物質に変化してしまうことを指します。AGES自体が褐色であるため、糖化が進むと肌がくすんで見えてしまいます。カルボニル化とは、たんぱく質に過酸化脂質の分解物であるアルデビト類が結合してしまう状態のことを指します。カルボニル化により、皮膚の透明感が低下したり、黄色化してしまったりします。
皮膚表面の影
加齢や乾燥などによってできるシワや毛穴などが、皮膚表面に影をつくることで、肌全体がくすんで見える状態のことです。
ツヤの低下
皮膚表面のキメの乱れなどによって、肌表面の光の反射が乱れ、ツヤ感が低下し肌がくすんで見える状態のことです。
くすみと混同しやすい用語に「美白」があります。
美白とは、メラニンの生成を抑えてシミやそばかすを予防すること、できてしまったシミやそばかすを薄くすることという意味で使われる言葉です。
シミの元となるメラニンは、紫外線などの刺激により、色素細胞であるメラノサイト内で生成されます。メラニン自体には、紫外線から肌を守る働きがあります。しかし、紫外線の浴びすぎやターンオーバーの乱れなどにより、肌にメラニンが蓄積され、シミとなってしまうのです。
「美白」という言葉は、漠然と広い意味で「肌全体を白くする」という意味で使われることもあります。その場合は、くすみや角質、糖化、色素沈着を改善し肌のトーンアップを図るなどの意味合いで使われ、「くすみを取る」ということと意味が重複する部分があります。
上述した6つタイプに応じて、おすすめの成分は異なります。ここでは、それぞれのタイプのくすみにアプローチするためには、どのような化粧水を選ぶべきかを詳しく解説します。
角質肥厚とメラニン色素沈着タイプのくすみには、角質ケア成分がおすすめです。皮膚の表面に蓄積してしまっている古い角質やメラニンを除去したり、ターンオーバーの促進を促すことで、くすみが解消しやすくなります。角質ケア成分には、プロテアーゼやパパイン、クロスポリマー、乳酸、グリコール酸、サリチル酸、ハマメリスエキスなどがあります。角質ケア成分は、収れん化粧水や拭き取り化粧水に配合されていることが多く、これらの化粧水は通常の化粧水と比較すると保湿力が低い傾向がありますので、使用する際は他のスキンケアアイテムでしっかりと保湿をしましょう。
また、化粧水以外のアイテムで角質ケアを行うこともおすすめです。例えば、週に1〜2回程度の頻度で、酵素洗顔やスクラブなどの角質ケアアイテムを使うことで、肌全体のくすみが取れて透明感がアップすることが期待できます。上記でご紹介した角質ケア成分は、化粧品だけでなく洗顔料などにも配合されています。おすすめの角質ケアアイテムは、こちらの記事でご紹介していますので、参考にしてください。
メラニン色素沈着タイプのくすみには、美白成分が配合された化粧水がおすすめです。美白成分には様々な成分がありますが、大別すると、既にできているメラニン(シミ)の排出を促す成分と、メラニンの生成を抑える成分の2種類に分けることができます。
肌全体がメラニンによってくすんでしまっている場合は、ターンオーバーを促進してメラニンを排出する美白成分がおすすめです。例えば、ビタミンC誘導体、ナイアシンアミド、レチノイド、AHA(グリコール酸、乳酸など)、プラセンタエキスなどです。
メラニンの生成を抑え、くすみを予防するには、トラネキサム酸やカモミラET、ハイドロキノン、アルブチン、コウジ酸、ビタミンC誘導体、アゼライン酸、エラグ酸、プラセンタエキス、ニコチン酸アミドなどの美白成分がおすすめです。
くすみの中でも、シワや毛穴などによる肌表面の影や糖化・カルボニル化タイプのくすみには、エイジングケア成分がおすすめです。肌にハリや弾力を出すことで、肌表面がなめらかになり、影ができにくくなります。
エイジングケア成分には、レチノールやナイアシンアミド、ビタミンC誘導体、ペプチド、フラーレン、トコフェリルリン酸Naなどがあります。
肌の糖化に関しては、抗糖化成分、カルボニル化には抗酸化成分がおすすめです。例えば、POLA(ポーラ)のブランドである「B.A」は、肌の糖化へのアプローチをブランドコンセプトとしています。また、近年様々な抗糖化成分が注目されるようになりましたので、スキンケアで肌の黄ぐすみを改善することは可能です。抗酸化成分には、フラーレンやトコフェルリルリン酸Na、アスタキサンチン、ユビキノン、ビタミンC誘導体(リン酸アスコルビルMg、リン酸アスコルビル3Na)などがあります。
ツヤの低下タイプのくすみには、保湿力が高い化粧水がよいでしょう。乾燥により肌のキメが乱れると、光がきれいに反射されにくく、ツヤや透明感が失われてしまいます。そのため、肌をしっかりと保湿することで、肌がふっくらとしキメが整い、くすみが解消されやすくなります。
保湿成分には、セラミド類やヒアルロン酸、コラーゲン、レチノール、ナイアシンアミド、アミノ酸、グリセリン、スクワラン、ワセリンなどがあります。
また、ブランド独自の保湿成分などもありますので、どの成分にどんな働きがあるのかを確認してみましょう。
<保湿成分の特徴>
セラミド類
角質層に存在するうるおい成分で、水分を挟み込む性質を持つ。動物型・ヒト型・疑似型があり、最近はなじみがよいヒト型が人気。
ヒアルロン酸
水分を抱えこむ性質を持つ。1gで2リットル以上の水分を抱えることができる。
コラーゲン
水分を抱えこむ性質を持つ。分子が大きいため角質層まで浸透しないが、肌表面に保護膜を作り肌を保湿したり保護することができる。
レチノール
ヒアルロン酸の産生を促進し、皮膚の水分量を増やすことができる。
アミノ酸
水分をつかむ性質を持つ。単体ではうるおいのキープ力は少なめだが、分子が小さいため浸透しやすい。
グリセリン
角質層の水分を保持する。水分を外部から取り込む働きもある。
スクワラン
水分の蒸散を防ぐことに優れている。
ワセリン
ワセリン自体には保湿成分はないが、肌に塗ることで油膜を張ることができ、水分の蒸散を防いだり、外部からの刺激から肌を保護することができる。
化粧水は毎日使用するものです。そのため、使い心地の良い化粧水を選ぶことが大切です。例えば、香りやテクスチャー、ボトルの形状(ミスト式、ポンプ式など)、使用時間帯(朝用・夜用)などです。
特に香りやテクスチャーは人によって好みが大きく分かれます。化粧品特有の香りが苦手な方は、無香料タイプの化粧水を選びましょう。ただし無香料でも、原料臭を感じられる場合もあります。
使いやすさを重視したい場合は、ポンプ式やスプレー式の化粧水がおすすめです。特にスプレー式(ミスト状の化粧水)は、メイクの上から使用できるものが多いため、外出先の肌の水分補給としても使いやすいです。
ランコムは1935年にフランスで設立された、元々は香水ブランドとして始まったブランドです。1964年に化粧品大手のロレアルがランコムを買収し、日本には1978年に参入しました。世界各地に18の研究所を設けており、約3,300人の科学者が先進のスキンケアを研究し続けています。
この商品は、酵素に着目した「クラリフィック」シリーズの化粧水です。クラリフィックシリーズの製品には、酵素の働きをサポートするブナの芽エキスが配合されており、くすみの気にならない透明感のある若々しい肌へと導いてくれます。酵素は、元々肌に存在し、肌本来が持つ保湿やターンオーバーをサポートする効果があります。そんな酵素の働きをサポートするのが「ブナの芽エキス」です。ブナの芽エキスは、「植物の宝石」ともいわれる大変希少な植物です。ランコムでは、フランス産のブナの芽を丁寧に手摘みで採集しています。また、整肌成分としてエッセンスオイル(イソノナン酸イソノニル、ブドウ種子油)を配合することで、しっとりと肌を満たします。二層式の化粧水で、97%がブナの芽エキス配合のエッセンス、3%がエッセンスオイルで、潤いと浸透を実現するための最適のバランスとなっています。
二層式の化粧水になっていますので、使用前にしっかりとボトルを振ってからご使用いただきます。
同シリーズのクラリフィック ディープクレンズ ウォッシュ(洗顔料)やクラリフィック プランプ ミルキークリーム n(クリーム)などもおすすめです。
シスレーは、1976年にフランスで創設された化粧品ブランドです。植物から抽出した成分を化粧品に活用する「フィトコスメロジー」をコンセプトとし、自然のパワーをスキンケアに取り込むことで肌本来の美しさを引き出すことができる、とアロマテラピーがない時代からオーガニックに着目してきたので、オーガニック化粧品の先駆者とも言えるブランドです。
この商品は、肌を清浄しマットに整える「トロピカルシリーズ」の化粧水です。創業当時に配合されていた整肌成分トロピカルレジン(安息香、乳香、ミルラ)を、40年経った今、独自の抽出技術によりパワーアップさせることに成功しました。有用成分として収れん作用や浄化作用があるトロピカルレジン、殺菌効果や角質溶解効果のあるサリチル酸などを配合していて、古い角質や毛穴の汚れ優しく取り除き、肌表面を引き締めすっきりとした肌に導きます。
この化粧水は、洗顔後すぐに使用します。目の周りを避けて手でやさしくなじませます。
同シリーズには、クレンジングや洗顔料、美容液などがあります。
クリニークは「美しい肌は創り出すことができる」をコンセプトにした、皮膚科学から生まれたブランドです。全ての製品にアレルギーテストを実施し、パラベンや香料など肌の刺激となるものを使用していません。
この商品は、くすみや毛穴開き、乾燥、ざらつきなど様々な肌トラブルの原因となる古い角質を、肌に負担をかけることなく除去し、化粧水や美容液などの浸透力を上げることができる拭き取り化粧水です。肌質や目的に応じて6タイプが用意されています。
クラリファイング ローション1.0:全ての肌質の方(アルコールフリータイプ)
クラリファイング ローション1 :乾燥肌の方
クラリファイング ローション2 :乾燥肌〜混合肌の方
クラリファイング ローション3 :混合肌〜脂性肌の方
クラリファイング ローション4 :脂性肌の方
アクネ クラリファイング ローション:ニキビを予防する拭き取り化粧水
角質ケア成分として、ヒアルロン酸やハマメリス水、サリチル酸、アルコールが配合されています。ヒアルロン酸は肌にうるおいを与える保湿成分で、拭き取った後もつっぱらず肌を心地よく保ちます。ハマメリス水には、肌を引き締めキメを整える効果があります。サリチル酸は、角質をやわらかくほぐしなめらかな肌を保ちます。アルコールは汚れや過剰な皮脂を皮脂を取り除き、フレッシュな使用感を与えてくれます。
パラベンフリー、フタル酸エステルフリー、香料フリーで、アレルギーテスト済み*です。
* 全ての方にアレルギーが起こらないというわけではありません。
朝晩の洗顔後、目元・口元を避けて、コットンで肌を擦らず、優しくなでるように拭き取ります。
POLA(ポーラ)は、スキンケアアイテムやメイクアップアイテムなど美容関連アイテムを展開しているブランドです。トータルエイジングケアに特化した「B.A.(ビーエー)」やシワに特化した「リンクルショットシリーズ」など、20以上のブランドを展開しています。
この商品は、POLAの美白ケアシリーズ「ホワイトショット」の医薬部外品の化粧水です。2019年に日本で10年ぶりに新承認された美白有効成分のPCE-DP(デクスパンテノールW)を配合しています。PCE-DP(デクスパンテノールW)は、メラニンの蓄積を抑制する作用やターンオーバーを促進する作用があります。そのため黒ずみやシミ、そばかす、色素沈着タイプのニキビ跡にアプローチすることが可能です。
無香料、無着色でアレルギーテスト済み*です。
* 全ての方にアレルギーが起こらないというわけではありません。
同ラインのスキンケアアイテムには、美容液や乳液、クリーム、日焼け止めなどもあります。化粧水と一緒に使うことで、効率的に美白ケアが可能です。
DECENCIA(ディセンシア)は、ポーラ・オルビスグループが展開する敏感肌用ブランドです。ディセンシアはポーラ・オルビスグループの敏感肌専門ブランドです。ディセンシアの製品はアルコール、香料、紫外線吸収剤不使用で、アレルギーテストや皮膚科医の立ち合いによる実施用モニターテストを経て、それらに合格した製品のみが販売されています。
この商品は、美白*シリーズ「サエル」の医薬部外品の化粧水です。肌の乾燥がシミやくすみなどを目立たせる大きな要因であることに着目し、乾燥など外的ダメージを受けやすい敏感肌にうるおいを与えて保護するだけではなく、シミ予防ケアやくすみケアをするディセンシア独自の美白ケア「ホワイトサイクルシステム」で、明るく透明感のある肌へ導いてくれます。美白有効成分としてアルブチンが配合されています。アルブチンには、メラニンの生成を抑え、シミをできにくくする作用があります。「皮膚の漂白剤」といわれるハイドロキノンと効果を持ちながらも、作用は穏やかなので、敏感肌の方でも安心してお使いいただけます。敏感肌の症状を改善する効果があるとされる有効成分グリチルリチン酸2Kも配合されています。また、ヒト型セラミドの働きにより、肌を潤いで満たします。
* メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐこと
合成香料フリー、無着色で、アレルギーテスト済み*です。
* 全ての方にアレルギーが起こらないというわけではありません。
同シリーズには、美容液やクリーム、化粧下地などもあります。美容液には、美白有効成分のビタミンC誘導体(アスコルビン酸2-グルコシド)が、クリームには美白有効成分のアルブチンが配合されています。
ドクターシーラボは、1995年に皮膚科医によって開発されたドクターズコスメです。
この商品は、高濃度高浸透のビタミンCが配合された化粧水です。毛穴やくすみ、ハリ、キメ、乾燥など肌悩みに深く、そして早く浸透するように、ビタミンCの濃度が史上最高濃度*で配合されています。また、美容成分としてナイアシンアミドやオリーブ果実エキス、PPG-20メチルグルコースが配合されており、肌のキメを整え、すこやかな状態へと導きます。
*歴代「シーラボ Vエッセンスローション」史上
鉱物油フリー、パラベンフリー、アルコールフリー、無香料、無着色でアレルギーテスト済み*です。
*全ての方にアレルギーが起きないというわけではありません。
同シリーズには洗顔料や保湿ジェルも用意されています。
CHANEL(シャネル)は、フランスで1910年に設立されたラグジュアリーブランドです。女性用の帽子専門店が始まりでした。その後、服飾と香水へと展開し、1924年に初めてメークアップコレクションを、1927年にスキンケアラインを発表しました。
この商品は、シャネルの先進エイジングケア*ライン「ル リフト」の化粧水です。ル リフト製品には、自然由来成分のアルファルファ濃縮エキスが配合されており、肌にハリや弾力を与え、なめらかな肌へ導きます。とろみのあるやわらかなテクスチャーで素早く角質層まで浸透し、乾燥が進みバランスを失った肌のバリア機能と水分バランスを整えてくれます。ヒアルロン酸Naやグリセリン、ポリクオタニウム-51、スフィンゴモナス培養エキス、チューベロース多糖体、 BGなど様々な保湿成分が配合されており、ふっくらと跳ね返すような弾力を肌に与えることができます。
*年齢相応のお手入れ
同ラインには、美容液や乳液、クリーム、アイクリーム、ハンドクリームもあります。
この商品は、POLA最高峰のエイジングケアブランド「B.A」の化粧水です。B.Aは遺伝子が後天的に変わる仕組みである「エピゲノム」に着目したブランドです。これまで「がらくた」と考えられていた98%ものDNAの中から、血管が糖化に打ち勝つ鍵となることが分かり、細胞内に「GATA6-AS」という物質が多いと、血管内の皮細胞が糖化の影響を受けにくくなることを発見したのです。ポーラオリジナル複合保湿成分「仙人穀ロスマ」が配合されています。仙人穀ロスマは、紀元前4000年頃から栽培されているといわれているスーパーフードのセンニンコク(仙人穀)の種子エキスと、セージ葉エキスを配合した複合成分で、生命感あふれるようなハリ肌をサポートしてくれます。
微賦香でアレルギーテスト済み*です。
* 全ての方にアレルギーが起こらないというわけではありません。
同シリーズの洗顔料「B.A ディープクリアライザー」は、糖化やくすみのある角質を除去し、透明感やハリのある肌へと導いてくれます。
Waphyto(ワフィト)は、2020年に始まった日本のブランドです。フランスで体系化されたフィトテラピーと日本で確立した本草学の二つに、先進のバイオテクノロジーを融合させた独自の「植物バイオメソドロジー」で、植物本来の個性を引き出し配合した商品を提供しています。
この商品はみずみずしいテクスチャーですばやく角質層に浸透し、乾燥による毛穴やくすみ、ハリ不足が気になる肌を引き締める化粧水です。美容成分として、無農薬で育てられた国産のレモン(花)とバラを配合しており、肌を引き締め、ハリや毛穴、乾燥にアプローチしてくれます。また、植物の力を最大限に引き出す独自の抽出法によって抽出した5つの国産植物成分(桑、菊、ゴツコラ、ヨモギ、スギナ)も配合されており、桑とスギナにはうるおいやハリ、弾力を与える作用があります。さらに、高い保出力をもち肌の内側まで素早く浸透する植物性コラーゲンのフィトコラージュを配合し、肌のバリア機能をサポート、うるおいに満ちた肌へ導きます。
パラベンフリー、石油系界面活性剤フリー、エタノールフリー、フェノキシエタノールフリー、合成香料フリーで、動物由来成分不使用のヴィーガン製品です。
同ブランドの美容オイル「レジェナ フェイシャルオイル」は、ハリ不足や乾燥小じわ、肌のごわつき、ざらつきなど大人のあらゆる肌トラブルにアプローチします。
SK-Ⅱは、「すべての女性に透明感あふれるクリアな素肌を」という思いのもと誕生したスキンケアブランドです。日本酒作りの職人集団である杜氏の手肌の美しさの秘密が「発酵」と「酵母」にあることにインスピレーションを受けて独自の天然由来成分「ピテラ」が誕生しました。「ピテラ」はキメ、ハリ、しわ、エイジングケア、ツヤを整える作用を持ち、展開している全ての商品にこのピテラを配合し、肌悩みに合わせた様々なスキンケアラインナップを揃えています。
この商品は、SK−Ⅱを代表する化粧水です。SK−Ⅱの独自成分「ピテラ」が90%以上も配合されています。ピテラには、ビタミンやミネラル、アミノ酸、有機酸など50種類以上の微量栄養素を含んでおり、これらには肌本来の機能を整える効果があります。また、ピテラには、人の肌が元々持っている天然保湿因子(NMF)も含んでいるため、肌なじみが良いです。
化粧水の後は、美容液はクリームを使ってスキンケアルーティンを完成させましょう。
ETVOS(エトヴォス)は、2007年創業の日本の化粧品メーカーです。日本ではじめて国産のミネラルファンデーションを製造・開発したメーカーとして知られています。ミネラルファンデーションとヒト型セラミドを配合したスキンケアを主力商品としています。
この商品は、保湿ケアライン「モイスチャー」の化粧水です。植物性由来の保湿成分「グルコシルセラミド」が角層のすみずみまで浸透することで、肌を乾燥から守り、うるおいのある肌に導きます。保湿成分には、グルコシルセラミドの他に、うるおいを守り肌のバリア機能をサポートするPOs-Ca®(ホスホリルオリゴ糖Ca)や、角層に浸透してうるおいを守るヒアルロン酸、肌の表面のうるおいを守るリピジュア(ポリクオタニウム-51)が配合されているので、角層内と肌表面をすみずみまで保湿することができます。
界面活性剤フリー、鉱物油フリー、シリコンフリー、着色料フリー、合成香料フリー、パラベンフリー、アルコールフリーです。
パッチテスト済み*、アレルギーテスト済み*、スティンギングテスト済み*で、肌にやさしい低刺激処方です。
* 全ての方にアレルギーや肌トラブル、皮膚刺激が起こらないということではありません。
乾燥肌の方には、同ブランドの美容液「モイスチャライジングセラム」や保湿クリーム「モイスチャライジングクリーム」もおすすめです。
ニールズヤードは、1981年創業のイギリスのオーガニックブランドです。全製品において水を除く70%以上がオーガニック成分であり、かつ土壌や環境、栽培方法など厳格な規定を設けている英国ソイルアソシエーション認定の原料を使用しています。また、アメリカのUSDAによってオーガニック認定された原料も使用しています。
この商品は、ニールズヤードのスキンケアカテゴリで人気No.1のアイテムで、英国アソシエーション認定のオーガニック製品です。修復の樹木と呼ばれるフランキンセンスが配合されています。フランキンセンスには、砂漠の過酷な乾燥や強烈な紫外線でできる傷を自ら修復する力があります。保湿成分としてアロエベラエキスやペプチドが配合されており、肌のキメを整えながら潤いで満たします。不要な角質や汚れを取り除きクリアな肌に整え、後から使用する美容液やクリームの浸透率を高める効果もあります。マンダリンやベルガモット、フランキンセンスなどをブレンドした香りにはリラックス効果もあります。
無着色、無鉱物油、アルコールフリー、シリコンフリー、パラベンフリーです。
フランキンセンスシリーズには、メイク落としや美容液、保湿クリームなどの用意もあります。
生活習慣を整えることがとても大切です。
栄養バランスの取れた食事を摂る
適度な運動を習慣化する
睡眠時間を確保する・睡眠の質を上げる
ストレスを溜めない
体を冷やさない
外からのケアだけにフォーカスする方が多いですが、それ以上に大切なのは、体の内部のケア(インナーケア)です。
特に血行不良タイプのくすみは、これらの生活習慣を改善することにより解消されることが多いです。インナーケアをしっかり行うことで、肌のバリア機能が向上するため、あらゆるタイプのくすみをオフすることにも繋がります。
スキンケアだけを見直すのではなく、自分の生活習慣もしっかり見つめ直してみましょう。
シミはメラニンによるものですので、メラニンの生成を抑えたり、蓄積されたメラニンの排出を促してくれる美白成分配合の化粧水の使用をおすすめします。★★シミ対策におすすめの化粧水はこちらの記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
また、スキンケアだけでなく紫外線対策もシミを予防するのにはとても大切です。紫外線は1年中降り注ぎますので、室内外問わず毎日日焼け止めを塗りましょう。日焼け止めには「SPF」と「PA」の数値が表記されていますが、「SPF」は波長が短いB波を、「PA」は波長が長い紫外線A波を防御する指標です。A波とB波は両方常に降り注いでいますので、SPFとPA両方の指標が表示されている日焼け止めが好ましいです。
室内や散歩程度の外出であればSPF10 PA+、屋外での軽いスポーツやレジャーなどはSPF20〜30 PA++、炎天下でのレジャーやリゾート地でのマリンスポーツ、紫外線に敏感な方はSPF30〜50+ PA+++または++++のものがおすすめです。
また、日傘やサングラス、手袋、遮光カーテンなどの紫外線グッズを活用し、極力紫外線を浴びない生活を心がけることで、シミの悪化を防ぐことが可能です。
化粧水の使用方法として、コットンの使用を推奨しているブランドがあります。手で直接つけるのとどう違うのか疑問に感じてる人は多いのではないでしょうか。
手とコットンにはどちらにもメリット・デメリットがあります。肌負担を考慮すると、基本的には手で化粧水をつけるのを推奨します。しかしムラができやすかったり、目元や鼻などの細かい箇所につけづらいというデメリットがあります。
反対に、コットンを使用する方が細かい部分まで均等につけることができますが、摩擦により肌負担が大きくなるというデメリットがあります。
いずれの方法でも注意すべきことは、摩擦やパッティング(肌を叩くこと)を避けることです。赤みや色素沈着、ハリやシミなどの肌トラブルを招く恐れがあるため、肌全体に優しくなじませるのがポイントです。化粧水を「叩き入れる」のではなく「肌の上にのせる」イメージで浸透させましょう。
コットンを使用する際は、肌負担が少ないコットン(オーガニックなど)を選び、コットン全体がひたひたになるくらい化粧水をたっぷり使用し(その分コストがかかります)、過度の摩擦を避けましょう。
乾燥が気になる時や紫外線を浴びた日は「コットンパック」がおすすめ
肌が乾燥していたり、外出して紫外線をたっぷり浴びてしまった日は、いつもよりも入念なスキンケアが必要です。そこでおすすめなのが、化粧水とコットンを使用したコットンパックです。フェイスパックのような機能を果たしてくれます。
やり方はとても簡単です。コットンに化粧水をたっぷりつけ、顔全体にコットンをのせ5分程度そのまま放置するだけです。コットンを2枚に裂いて使うのもおすすめです。
ただし長時間コットンをのせたままだと、コットンが肌の水分を奪ってしまいますので、長時間のコットンパックは避けましょう。また、コットンパックの後のスキンケアもしっかりと行ってください。
保湿が重要だからといって、化粧水を規定量以上に使用していませんか?化粧水はたくさん塗る方が肌に良いというわけではありません。角質に浸透できる水分量は決まっているので、肌に塗った分全てが浸透するというわけではないからです。一時的に肌に浸透したりプルプルになっている感覚があるかもしれませんが、すぐに蒸発するため、あまり意味がありません。
反対に、使用量よりも少ない量を使用すると、十分に保湿されない可能性があります。そのため、ブランドが定めた使用量はしっかりと守りましょう。
使用量は「100円玉大」など硬貨の大きさで明記されていることが多いです。「適量」と書かれている場合は、100〜500円玉くらいの量を使用するのがよいです。
スキンケアとは、端的にいってしまえば「肌を保湿すること」です。肌の保湿は「水分を補充し、油分でカバーする」のが基本です。油分は肌の上に油膜を張り、水分が逃げるのを防ぎます。
化粧水は肌に水分を補充するものなので、化粧水だけではスキンケアは不十分ということになります。化粧水の後は、油分を多く含む乳液やクリームなど必ず使用しましょう。
テレビCMや広告などで「肌の奥まで浸透!」などの文言を見聞きしたことがある人は多いのではないでしょうか?しかし、実際には化粧品は皮膚の一番外側の部分である「角層」までしか浸透しません。人間の皮膚には、外部からの侵入物を体内に取り込まないシステムが備わっているためです。バリア機能を持つ角質をしっかりと保湿し、いい状態に保つことが極めて重要です。
基本的なステップは、化粧水→乳液の順番です。水分を補給したあとに油分で膜を張って水分を閉じ込めます。商品の中には「先行乳液」といって、化粧水の前に使用するものもあります。例えば、スキンケアブランドのアルビオンはスキンケアの最初のステップに乳液を使用します。化粧水の使用方法については、ブランドの公式サイトなどで確認を行いましょう。
日本には四季があり、それぞれも季節によって気候が大きく変わります。気候により肌の状態は左右されやすいため、できれば季節ごとに化粧水を使い分けるのがよいでしょう。
例えば、乾燥しやすい秋冬には保湿効果が高い化粧水を、皮脂分泌が多くなりやすい春夏には皮脂分泌を抑える作用もある化粧水を使用するなど、肌の状態に合わせて異なるスキンケアを取り入れてみましょう。
ただし、一度開封した化粧水はできるだけ早く使い切る方がよいので、次のシーズンに持ち越さないよう、使い切れる容量を購入するようにしましょう。
年齢によって肌の状態は変わるので、使用する化粧水も変える必要があります。例えば、皮脂の分泌量は20〜30代をピークにどんどん減ってきます。
20代で使用していた化粧水では保湿が物足りなく感じるなど肌の変化を感じたら、化粧水を含むスキンケアを見直すべきタイミングといえます。
基本的には、朝晩で使い分ける必要はありません(朝・夜専用のものでない限り)。しかし、朝のメイクの前に油分が多い化粧水を使用すると、メイクのりが悪くなってしまいます。そのため、朝は油分の少ないもの、夜は油分が多いものなど、朝晩でスキンケアアイテムを使い分けるのもありです。
スキンケアのアイテム同士の相性やなじみが良いのは同じブランドでスキンケアアイテムを揃える「ライン使い」です。
各スキンケアブランドは、基本的にライン使いすることを全体に化粧品を開発していますので、相性や効果を考慮すると、ライン使いをすることで効率的に肌のケアが可能です。
とはいえ、別のブランドのアイテムを組み合わせて使用する方が、肌の調子が良いと感じる人もいると思います。ライン使いだけがスキンケアの正解ではないので、自分の肌の状態に合わせて最適なアイテムを選ぶようにしましょう。
拭き取り化粧水とは、洗顔の代わりに、コットンに化粧水を付けて汚れを取り除いたり、古い角質を落とすものです。もともとはフランス発祥のスキンケアアイテムといわれています。フランスの水道水は硬水で、硬水に含まれるマグネシウムやカルシウムなどのミネラルにより肌が乾燥したり肌荒れの原因となるため、フランスなどのヨーロッパでは、クレンジングや洗顔などはコットンや布で拭き取るのが主流です。
日本の水質は軟水なので、わざわざ拭き取り化粧水を使う必要はありません。ただし、拭き取り化粧水で古い角質を落とし化粧水の浸透が高くなる効果があるので、スキンケアに取り入れるのはありです。使用時はコットンによる摩擦には十分注意しましょう。
かずのすけ, 白野実(2019)『美肌成分事典』主婦の友インフォス
上原恵理(2021)『医者が教える 人生が変わる美容大事典』KADOKAWA
永松麻美(2021)『正しい知識がわかる 美肌事典』高橋書店
すみしょう(2021)『最短で美肌になるために知っておきたい スキンケア大全』KADOKAWA
久光一誠(2021)『効果的な「組み合わせ」がわかる 化粧品成分事典』池田書店
川島眞, 川田暁, 神田吉弘, 世喜利彦, 能﨑章輔(2018)『美容の科学』じほう
宇山侊男, 岡部美代治, 久光一誠(2020)『化粧品成分ガイド 第7版』フレグランスジャーナル
小林智子(2022)『すっぴん肌が好きになる 肌トラブル大全』WAVE出版
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