米粉で作るグルテンフリーのチキン南蛮のレシピ

チキン南蛮は小麦粉と溶き卵を漬けて揚げ、黒酢や醤油などで作る甘酢に漬けて食べる日本料理です。グルテンの摂取を控えてる方は小麦粉を米粉に代用することでグルテンフリーのチキン南蛮を作ることができます。また、醤油も小麦粉を使用していないものを使うのが安心です。

チキン南蛮について

チキン南蛮とは？

チキン南蛮は日本の郷土料理の一つです。宮崎県延岡市が発祥地といわれています。鶏肉（胸肉またはもも肉）に小麦粉と溶き卵を絡め油で揚げ、甘酢に浸して作ります。タルタルソースをかけて完成とされることが多いですが、チキン南蛮発祥の店ではタルタルソースはかけずに提供されています。

チキン南蛮の名前の由来には諸説ありますが、主な説としては南蛮貿易の影響説が挙げられます。「南蛮」とは、戦国時代に来日したポルトガル人や、その文化を指す言葉でした。ポルトガル人がもたらした食文化の一つに「南蛮漬け（唐辛子入りの甘酢に食材を漬けた料理）」があり、これに鶏肉を用いて料理されたため「チキン南蛮」と呼ばれるようになったと言われています。

チキン南蛮をグルテンフリーで作る方法

通常のチキン南蛮では鶏肉に小麦粉を振りますが、小麦粉を米粉で代用することで、グルテンフリーのチキン南蛮を作ることができます。

米粉は小麦粉のようにグルテンを生成しないため、サクッと揚げることができます。また、米粉は油の吸収率が低いので、時間が経ってもベチョっとなりにくいのも特徴です。

また、チキン南蛮のタレでは醤油を使用しますが、一般的な醤油では小麦が使用されていることが多いです。醤油は発酵食品に分類され、発酵の過程で炒った小麦が使用されます。発酵する過程でグルテンが分解されるという見解もありますが、心配な方はグルテンフリーの醤油を選ぶようにしましょう。

チキン南蛮を美味しく作るコツ

チキン南蛮を美味しく作るポイントをいくつか紹介します。

鶏肉はしっかりと下処理を行うことが大切です。脂や筋が残っていると臭みが出たり食感が悪くなってしまうためです。下処理を行ったら、火の通りが均一になるように鶏肉の厚さを均等にしましょう。使用する鶏肉ですが、胸肉だとさっぱりとした仕上がりに、もも肉だとジューシーな食感に仕上がります。

鶏肉を揚げる際は、皮目を下にして揚げ始めましょう。鶏肉に火が通ったら、熱いうちにタレを絡めることで味が染み込みやすくなります。

タルタルソースをかけて食べる際は、食べる直前にかけることでサクサクとした食感を楽しむことができます。市販のタルタルソースでもOKですが、自宅でも簡単に作ることができます。作り方は後ほどご紹介します。