現在、フライパンの中では最もポピュラーとなっているアルミニウム製のフライパン。 この記事では、軽くて機能性に優れているアルミニウムの特徴や、おすすめフライパンを紹介します。
アルミニウムはなんと言ってもその軽さが特徴です。フライパンは500g〜1kg程度の製品が多くなっていますが、アルミニウム製のフライパンで軽いものは500gを下回る製品も。
軽い分柔らかいアルミニウムは変形しやすいのが弱点でしたが、近年ではステンレス等の丈夫な金属と組み合わせた合金製が増えており、その弱点も克服されています。
また、熱伝導率が良く、短い時間で食材に火を通すことができるので、時短調理にも繋がります。その反面、保温性は高くないのですが、ステンレスと組み合わせた合金製は、ステンレスの持つ高い保温性も有しています。
市場に流通しているアルミニウム製のフライパンのほとんどは、フッ素樹脂やセラミックなどのフライパン内側に食材が「くっつきにくくする」コーティングが施されています。
この加工によって油なし、または少量の油でヘルシーな調理が出来ます。
また、食材がくっつかず、焦げ付くこともないので料理での失敗も少なくなり、お手入れでも洗剤でするっと汚れを落とすことができ、とても簡単です。
近年アルミニウムの価格高騰が叫ばれてはいますが、それでもアルミニウムは他の金属よりも比較的安価で、手頃な価格の製品が多くなっています。
価格の高いアルミニウム製のフライパンは様々な技術が詰まった製品なので、より便利に、より長く使うことのできる製品が多いですよ。
アルミニウムは柔らかい金属のため、衝撃や熱によって変形しやすくなっています。
強度を高めていない製品によっては、落として側面が凹んでしまったり、一番熱の伝わるフライパン中央が盛り上がってフライパンの内側が平らではなくなることがあります。
また、表面のコーティングも使っているうちに劣化が進み、食材がくっついて焦げ付くようになります。使用頻度にはよりますが、寿命は1-2年程度と言われています。
アルミニウムは熱伝導率に優れ、食材に素早く火を通すことができますが、保温性には劣るため、煮物や予熱調理等は苦手としています。
熱伝導率・保温性共に優れ、鉄分も補給できる鉄製や、保温性に優れ無水調理も可能なステンレス製、細やかな温度調整の可能な銅製と比べると料理の出来は劣ってしまうかもしれません。
アルミニウムのフライパンには様々な種類がありますが、形状やサイズ、素材、コーティングなどを基準にして、自分の料理スタイルに合った製品を選ぶと良いですよ。
フライパンの形状は、底面の面積が広い浅型と、側面に高さのある深型に分けられます。
浅型は底面の面積が広く、深型と比べると軽いので振る動作に適していることから、ムラなく具材に熱を通すことができ、炒め物向きです。
深型は側面の高さがあるので、煮物やスープ等の汁物料理はもちろん、揚げ物も作ることができます。側面の高さは炒め物を作る時に具材が飛び散りにくいというメリットもあります。ただし、浅型に比べるとやや重めです。
よく商品の説明に書かれている「24cm」などのフライパンのサイズは、フライパン本体の直径のサイズを指しています。
小さいものでは14cm、大きいものでは30cm以上と幅広いサイズがありますが、選ぶ際には作りたい料理の人数分で選ぶと良いでしょう。
目玉焼き等の軽い料理用なら14〜20cm、2〜3人分の料理なら22〜26cm、4人以上や、作り置き用なら28cm以上のサイズがおすすめです。
大きいフライパンなら一度にたくさんの料理を作ることができますが、大きければ大きいほど良いということではありません。大きいほどに重く、温まるのに時間がかかるようになりますし、大きいフライパンで少量の料理を作る場合、食材の乗っていない部分が過剰に温まってしまい、その部分では食材が焦げ付きやすくなってしまったり、フライパンの劣化が起きてしまいます。作る料理に合ったサイズのフライパンを選ぶことが肝要です。
フライパンはだいたい500g〜1.5kgくらいの製品が多くなっています。1kg以上になると女性にとっては重たいと感じるような重さと言われ、食材が入ると更に重くなるので、調理の際に持ち上げて振るうのが大変になります。
フライパンは底が厚いほど保温性が高まり、フライパン内の温度差「熱ムラ」も生じにくくなるので、クオリティの高い料理に仕上げることができる一方、底が厚いほどフライパンも重たくなります。また、くっつきにくくするためのコーティングもフライパンの重さになるため、高性能なフライパンほど重たいフライパンが多くなっています。
素材ではアルミニウム・チタンが軽く、鉄・ステンレス・銅が重たくなっています。軽くて扱いやすいフライパンを探している方は、チタン製のフライパンは流通量が少なく値段も高いので、アルミニウム製のフライパンがおすすめですよ。
アルミニウムのフライパン製法はアルミニウムの板金をそのまま加工するもの以外に、アルミニウムを一度溶かして型に入れて鋳造する「アルミダイキャスト」があります。「アルミダイキャスト」のフライパンはコストがかかる分やや高価な製品が多いですが、板金加工のものより強度が高く、保温性に優れています。
アルミニウムのフライパンは「フッ素樹脂加工」または「セラミック加工」のコーティングが施されている製品がほとんどです。それぞれの特徴を紹介します。
「フッ素樹脂加工」は、現在最も流通量が多く、ほとんどのフライパンで使用されているコーティングです(よく聞く「テフロン」もフッ素樹脂加工のうちのひとつです)。
コーティングの中では廉価であるものの、耐久性は低く、熱や摩擦に強くないため、金属製のフライを使っての調理や、金属たわしでのこすり洗いは基本的にNGです。耐久温度も240-260℃までとされており、調理は中火以下が推奨されています。
ちなみに、使用後の熱いうちに水で冷ました時のジューっという音はフッ素樹脂の悲鳴とも言われています。お手入れはフライパンが冷めてから行いましょう。
フッ素樹脂加工の危険性ですが、フライパンから剥がれたフッ素樹脂加工が料理に混ざってしまった場合でも体内では吸収されずそのまま排出されると言われています。
また、フッ素樹脂加工をフライパンに接着させる補助剤の「PFOA」は体内に蓄積され、ガンの発生や、未熟児、奇形児、免疫力低下などを引き起こす可能性があるとされていましたが、現在ではほとんどのメーカーがPFOAを使用しない「PFOAフリー」の製品を生産しています。
また、有毒ガスも空焚きに気をつければ発生することはありませんが、心配な方はセラミックやホーロー加工のフライパンや、鉄・ステンレス等のコーティングがされていないフライパンを選ぶと良いでしょう。
なお、フッ素樹脂加工も年々進化していて、耐久性を高めるためにフッ素樹脂に大理石を混ぜた「マーブルコート」、チタンを混ぜた「チタンコート」、人工ダイヤモンドを混ぜた「ダイヤモンドコート」などの加工も流通しています。これらの加工がされた製品は金属ヘラの使用も可能となっています。
フッ素樹脂加工の基本的な寿命は1-2年と言われています。使い方によっては1年も持たなかったり、数年持ったりする場合もあります。
「セラミック加工」は、フッ素樹脂加工の有毒性や耐久性の低さから生み出された加工で、陶磁器と同じ素材をフライパンの表面にコーティングする加工です。
セラミックは有害物質を含まない安全な素材で、硬くて耐久性も高く、耐熱性も400℃と、フッ素樹脂加工よりも安全性・耐久性で優れたコーティングです。また、熱伝導率がよく、遠赤外線効果で料理をこんがりと仕上げ、中まで火が通りやすくなる効果も期待できますよ。
見た目は白く、料理の具合が確認しやすいほか、ツルツルとした見た目で可愛らしくおしゃれなデザインの製品が多くなっていますよ。
ただし、フッ素樹脂加工と比べると高価な製品が多く、陶器由来の素材なので衝撃に弱く、丁寧に扱う必要があります。金属製のヘラの使用も避けたほうが良いでしょう。また、使用の際は少量の油を使わないと食材がくっついてしまうので、油を使わずに調理をしたい方には不向きです。
頑丈とはいえ、長期間使用すれば劣化は避けられず、だんだんと焦げ付くようになってくるでしょう。フッ素樹脂加工と同様に中火以下での使用で長持ちさせることができると言われていますが、こちらも寿命は1-2年と言われています。
フライパンの取っ手は現在、下記の素材があります。
・樹脂製・・・丈夫かつ滑りにくく、持ちやすい
・木製・・・持ちやすく、見た目がお洒落なものの、劣化しやすい
・金属製・・・頑丈だが調理中に熱くなりやすく、重量がある
フライパンによっては取っ手に角度が付いていることでフライパンが持ちやすく、振るいやすくなっている製品もあります。
取っ手の接続部分の金具(リベット)がフライパンの内側に出ていない製品はお手入れが簡単で、接続部分の劣化の心配なく使うことができます。また、T-Falの製品をはじめとして、取り外すことのできる取っ手は調理後に取っ手を外してそのまま食卓に出すことができるほか、収納やお手入れの際にとても便利です。
基本的に電気抵抗を持つ鉄、ステンレスのフライパンはIHコンロで使用できますが、それ以外の素材(アルミニウム、銅、チタン)は基本的にIHコンロでは使えず、底面にステンレス製のIHディスクが搭載されているなど、IHコンロで調理できるように加工されているものだけがIHコンロで使用できます。普段IHコンロを使っている方は、購入前にIH対応の商品かしっかり確認しましょう。
近年普及率の上がっている食洗機は家事の時短になり、とても便利ですが、アルミニウム製のフライパンは基本的に不向きとされています。
理由として、アルミニウムは熱やアルカリ性に弱いため、変形・変色してしまうおそれがあります。また、フライパンのコーティングも、フッ素樹脂はアルカリ性に弱く、セラミックやホーローのコーティングも洗剤に含まれる研磨剤によって傷が付き、劣化してしまいます。
食洗機対応のコーティングフライパンもありますが、コーティングの劣化を防ぐため、中性で研磨剤が入っていない洗剤を選ぶようにしましょう。
CMの「取っ手が取れる〜」のキャッチフレーズで有名な「T-fal」は1954年創業のフランスの会社で、製品の多くはフランス産です。世界で初めてこびりつきにくいフッ素樹脂加工のコーティングフライパンを発売した会社でもあります。
「IHルージュ・アンリミテッド マルチパン 26cm」は、取っ手が取れないタイプですが、その分価格も約4,500円と、どうしても買い替えが必要になるフッ素樹脂加工のフライパンの中では抜群のコスパとなっています。
フライパンの内側には、フッ素樹脂加工の中で最も頑丈とされるチタンを配合した6層のコーティング「チタン・アンリミテッドコーティング」が施され、T-fal史上最大のくっつきにくさになっており、基本的にフッ素樹脂加工のフライパンでは使用NGとされる金属ヘラも使うことができます。また、フライパンの中央にある赤いサーモスのお知らせマークはフライパンの温度に合わせて色が変わり、料理に最適な温度を教えてくれますよ。
深さ7.6cmの深型の形状は炒めもの以外にも幅広く活躍してくれます。フチには注ぎ口がついているので、スープなどをこぼさずに移し替える事ができるほか、広い注ぎ口と細い注ぎ口のがついているので用途によって使い分けることができます。
底面のステンレスのIHディスクはIH対応の効果以外にも、フライパン本体の変形を防ぐ効果があります。また、他社製品よりも大きめになっているので、フライパン全体に熱を均等に伝え、アルミニウムの弱点である保温性を補う効果も持ちます。
気になる点として、フライパン内側のフッ素樹脂加工は非常に高い強度ですが、その強度と深型の形状、大きめのIHディスクのために重さ約1.2kgと、かなり重たくなっています。また、強度が高いコーティングとはいえ、くっつきにくさも数年のうちに劣化してしまうでしょう。
◯良い点
コスパ良し(約4,500円)
熱伝導率が高い
焦げ付きにくくお手入れ簡単
調理のタイミングがわかるサーモス付き
多用途な深型
✕気になる点
やや重め(約1.2kg)
コーティングに寿命あり
魔法瓶の水筒などで有名な「THERMOS(サーモス)」は、外国のブランドと思われがちですが、実は日本企業のブランドです。「THERMOS」の商標は20世紀のはじめにドイツで誕生しましたが、現在では日本の企業が商標を所有し、「THERMOS」のブランドを世界に展開しています。水筒以外にも自社開発の技術を活かしたフライパンや鍋などのクックウェアも手掛けています。
「プラズマ超硬質コート フライパン 24cm」は、アルミニウム合金製のコーティングフライパンです。サーモスが手掛けるフライパンでは最上位モデルで、抜群の使いやすさ・耐久性となっており、人気の高いフライパンです。
アルミニウム合金製のフライパン本体は、アルミニウムならではの軽さと熱伝導率の高さを持ちます。また、底面のステンレス製のIHディスクはIHコンロでの使用が可能になるほか、底面の変形を防ぎ、保温性UPに一役買っています。
フライパン内側にはフッ素樹脂のコーティングが施されているので調理の際に食材が焦げ付きにくく、お手入れの際も汚れもするりと落ちるのが特徴です。フライパン本体とコーティングの密着性が高められており、THERMOS独自技術で、アルミニウムの10倍の硬さの「プラズマコート」がフッ素樹脂のコーティングを守るので、とても頑丈で、加工が長持ちします。
重さは24cmで約700gと平均より少し重めですが、コーティングが頑丈であることを踏まえると、かなり重さは抑えられています。取っ手も樹脂製で持ちやすく頑丈です。価格も約3,000円で、手頃な価格になっています。
気になる点として、頑丈とはいえ、コーティングは数年のうちに劣化してしまうので、買い替えが必要になります。フライパンは消耗品と割り切って使える方、料理の頻度がそこまで高くない方におすすめです。
◯良い点
価格が手頃(約3,000円)
熱伝導率が高い
焦げ付きにくく、お手入れ簡単
コーティングが長持ち
✕気になる点
コーティングに寿命あり
「北陸アルミニウム」は富山県に本社を置く企業で、フライパンなどのキッチンウェアの他にも建材などを扱っています。フライパンはすべて国内の工場で生産されており、日本企業の技術力と安全性の高さが実感できます。
「センレンキャスト 24cm」は、450gと非常に軽いですが、アルミニウムにマグネシウムを組み合わせたフライパン本体はとても丈夫で、アルミニウム製ならではの熱伝導率の高さでフライパンがすぐに温まるはもちろん、底が4.5mmと厚めになっているので保温性が高く、熱ムラが生じにくくなっています。
フライパン内側の底面の波型加工(リップルウェーブ)は熱伝導率を高める効果があるなど、料理をおいしく仕上げてくれる様々な機能があります。
フライパン内側のコーティングにはフッ素樹脂加工の中でもよく知られているテフロン加工が施されています。このセンレンキャストにはテフロンを開発したデュポン社の手掛けるコーティングでは最高級グレードの「テフロン™プラチナプラス」が採用されているので、焦げ付きにくさがより長持ちします。取っ手も木製なので熱くなりにくく、握りやすいほか、温かみのある雰囲気がおしゃれですよ。
値段も3,000円以下と、高い機能性の割に低価格なのもポイントです。
気になる点として、コーティングが数年のうちに劣化してしまうため、数年以内に買い替えが必要になるでしょう。本体がとても軽いので、フライパンに食材を入れないと五徳の上で安定しにくいので気を付けましょう。また、木製の取っ手は強火での使用などによって火が当たることで焦げて劣化してしまうことがあるで要注意です。
◯良い点
熱伝導率が高い
焦げ付きにくく、お手入れが簡単
とても軽い(450g)
木製の取っ手がおしゃれ
値段が手頃(約3,000円)
✕気になる点
コーティングに寿命あり
軽さ故に具材が少ないと五徳で安定しないことも
木製の取っ手の劣化に注意
IH対応の「センレンキャスト閃」もあります。
アサヒ軽金属は大阪に本社を置く圧力鍋やフライパンを扱う会社です。創業は1944年で、70年以上の歴史を持ちます。フライパンや圧力鍋が有名で、製品は使いやすさを重視した高い機能性を持ちます。
「オールパンゼロクリア 26cm」は、鋳造アルミニウム製のコーティングフライパンです。フライパン本体は「多孔質アルミ」という独特の製法によって製造されています。これによってフライパンの温度がより均一に温まるため、具材にムラなく火を通すことができるほか、高い保温性も有しています。
形状も深さ7.7cmの深型でガラス製の蓋も付属しているので、炒めもの以外にも揚げ物、煮物など様々な料理に用いることができます。
フライパンの内側は独自のフッ素樹脂加工で、より焦げつかず傷つきにくくなっており、外側はセラミックホーロー加工で優れた硬度と耐熱性を持ちます。コーティングには寿命があり、数年のうちに劣化して食材が焦げ付きやすくなってきますが、アサヒ軽金属には「おなべの病院」という有料のリペアサービスがあり、フライパンが傷ついたり、内側のフッ素樹脂加工が剥がれてきたら修理してもらうことが可能で、1つのフライパンを長く使い続けることができます。
樹脂製の取っ手は着脱可能で、オーブンに入れたり食卓に出すこともできるほか、収納・お手入れの際にとても便利ですよ。
気になる点として、深型の本体や、フライパンの内側・外側のコーティング等、使いやすいように様々な加工がされているため、26cmで1.1kgとやや重めになっています。外側のセラミックヒーロー加工は衝撃に弱く、落としたりぶつけた際にひびが入ってしまうことがあるので取り扱いに注意が必要です。また、値段も約20,000円とかなり高価な製品です。高品質なフライパンを探していて、手軽に美味しく料理を仕上げたいという方におすすめです。
◯良い点
熱伝導率・保温性が高い
焦げ付きにくく、お手入れ簡単
便利な深型
修理サービス付き
取っ手が着脱可能
✕気になる点
やや重め(1.1kg)
コーティングに寿命あり
非常に高価(約20,000円)
外側のコーティングが衝撃に弱い
「GREENPAN」はベルギーの会社で、「Thermolon™(サーモロン)」というセラミックのノンスティック加工を発明した、セラミック加工フライパンの先駆けです。白やパステルカラーのフライパン本体や木製の取っ手など、北欧風のデザインでおしゃれなフライパンが多いのも特徴です。
「ウッドビー フライパン 26cm」は、アルミニウム製のフライパン本体にセラミックのコーティングが施されたフライパンです。白いカラーリングの北欧風のデザインが特徴で、GREENPANの代名詞ともいえるフライパンです。
アルミニウム製のフライパン本体は熱伝導率が高く、フライパンが温まりやすくなっています。フライパンの底面には「Magneto™(マグニート)」という加工が施されているのでIHコンロでも使えるほか、熱伝導率を高め、フライパン底面の変形も起きにくくなっています。ステンレス製のIHディスクが搭載されていないので、重さ880gと同じサイズのセラミックフライパンよりもやや軽めになっています。
セラミックのコーティングによって料理の際に食材がくっつきにくいので焦げ付く心配がなく、調理後のお手入れも簡単です。コーティングにはダイヤモンド粒子が混ぜ込まれているので、熱伝導率が更に高められており、耐久性もアップしていますよ。コーティングはフライパンの外側にも施されているので、外側の汚れも落ちやすくなっています。
木目調の樹脂製の取っ手はおしゃれでとても握りやすく、取っ手とフライパンのつなぎ目部分の金属(リベット)が埋め込まれているので腐食が起きにくく、お手入れも簡単です。
気になる点として、セラミック加工にも寿命があるので、数年のうちに劣化が進み焦げ付きやすくなります。衝撃にも弱いので取り扱いには注意が必要です。また、フライパン本体が白いので汚れが残ってしまうと目立ちやすいでしょう。価格は約8,000円とやや高めですが、フッ素樹脂の安全性が気になる方で、ストレスフリーに料理をしたい方へお勧めのフライパンです。
◯良い点
熱伝導率が高い
お手入れ簡単
北欧風のおしゃれなデザイン
✕気になる点
やや高価(約8,000円)
セラミック加工なので寿命あり
衝撃に弱い
白いので汚れが目立つ
「vita craft(ビタクラフト)」は、1939年アメリカ創業ですが、現在は本社が日本にあり、日本企業ならではの技術を生かした高品質の製品を生産しているクックウェアメーカーです。ステンレス製の鍋やフライパンが有名で、水を使わずに野菜を茹でることで栄養を逃さない「無水調理」提唱の先駆けで、健康調理器具としても世界中で高い評価を得ています。
「ライト フライパン26㎝ ピンク」は、一般的なアルミ合金製のフライパンと異なり、ステンレスは使われていないアルミニウムのみで作られたフライパンですが、アルミニウムを型に流し込む「アルミダイキャスト」により熱伝導率・保温性ともに優れ、比較的頑丈です。
フライパンの内側と外側の両側にセラミック加工が施されており、内側は食材がくっつきにくいので焦げ付きにくく、料理で失敗しにくくお手入れが簡単で、外側は汚れを落としやすいのが特徴です。セラミック加工には遠赤外線効果があり、料理をこんがりと仕上げ、中まで火が通りやすくなる効果も期待できますよ。
重さは650gと、セラミック加工のフライパンで有名なGREENPANや京セラの同じサイズのフライパンが大体800g台なので、とても軽く、扱いやすいのもポイントです。
フライパン全体の白と底面のピンクのカラーリングがとてもかわいらしく、グリーンの色違いもありますよ。樹脂製の取っ手も持ちやすく、頑丈です。
気になる点として、セラミック加工にも寿命があるので、数年のうちに劣化が進み焦げ付きやすくなります。セラミックは陶器の素材なので、衝撃にも要注意です。また、フライパン本体が白いので汚れが残ってしまうと目立ちやすいでしょう。
◯良い点
熱伝導率が高い
軽い(650g)
焦げ付きにくく、お手入れが簡単
遠赤外線効果
かわいらしいデザイン
✕気になる点
やや高価(約8,000円)
コーティングに寿命あり
衝撃に弱い
白いので汚れが目立つ
「FIKA」は、韓国の「Neoflam」という会社が手がけているフライパンのブランドで、韓国で最も注目されているブランドと言われています。白やパステルカラーのフライパンや鍋などをはじめとして、さまざまなキッチンウェアを手がけています。
「フライパン26cm」は、アルミダイキャスト製のフライパン本体にセラミックのコーティングが施されたフライパンです。白いセラミック加工とナチュラルカラーの木製の取っ手がどこか懐かしく、温かみのあるデザインとなっています。取っ手の接続部分の金具(リベット)がフライパンの内側に出ていないので、お手入れもしやすくなっています。
アルミダイキャストは溶かしたアルミニウムを型に流し込んで製造する方法で、通常のアルミニウムよりも頑丈で、保温性が高くなっています。セラミックのコーティングはフッ素樹脂加工よりも安全性が高く、調理の際には焦げ付きにくく、調理後のお手入れもとても簡単です。また、遠赤外線効果によって食材に熱が伝わりやすく、料理がおいしく仕上がる効果も期待できますよ。深さ7.5cmの深型になっているので、炒め物以外にも煮物やスープを作ることもできますよ。重さは880gと平均的な重さです。
気になる点としては、約8,000円とやや高価です。セラミック加工にも寿命があるので、数年のうちに劣化が進み焦げ付きやすくなります。衝撃にも弱いので要注意です。また、フライパン本体が白いので汚れが残ってしまうと目立ちやすいでしょう。木製の取っ手はコンロの火が当たってしまうと焦げてしまうので要注意です。
◯良い点
熱伝導率が高い
くっつきにくく、お手入れ簡単
北欧風のおしゃれなデザイン
✕気になる点
やや高価(約8,000円)
コーティングに寿命あり
衝撃に弱い
白いので汚れが目立つ
木製取っ手が焦げる可能性あり
「CAROTE(カローテ)」は、1992年創業のアメリカ発のクックウェアメーカーです。フッ素樹脂加工の中でも耐久性の高い、スイス産の花こう岩(御影石)を用いた「マーブルコート」のコーティングが特徴的で、取っ手は木目調の製品が多く、マーブルコートのつぶつぶとした見た目も相まってかわいらしいデザインの製品が多くなっています。
「COSYシリーズ フライパン 24cm 蓋セット」は、フッ素樹脂加工のフライパンでは珍しい見た目が白いフライパンです。木目調の樹脂製の取っ手もアクセントとなっていて、シンプルでおしゃれなデザインになっています。価格も3,000円以下で非常にコスパの良いフライパンです。
フライパン本体はアルミダイキャスト製で、熱伝導率が高く、食材に素早く火を通すことができ、通常のアルミニウム製のフライパンにはない高い保温性を持ちます。底面のステンレス製のIHディスクはIHコンロでの使用を可能にするほか、アルミニウム製のフライパンに起きがちな中央部分の変形を防ぎ、保温効果も期待できます。フライパン内側のマーブルコートは5層のコーティングで高い耐久性となっています。
重さは740gとフライパンの中では平均的な重さで、深さ6cmと深型の形状かつ、中身を確認しやすい強化ガラス製の蓋がセットになっているので、炒め物以外にも煮物や揚げ物など、様々な料理に使うことができますよ。注ぎ口があるのでスープも移しやすくなっています。
気になる点として、マーブルコートは比較的頑丈ですが、やはり数年のうちに劣化してしまうでしょう。また、フライパン本体が白いので汚れが残ってしまうと目立ちやすいでしょう。
◯良い点
低価格(約3,000円)
軽い(約600g)
熱伝導率が高い
焦げ付きにくい、お手入れ簡単
安全性が高い
✕気になる点
コーティングに寿命あり
白いので汚れが目立つ
「SENSARTE」は、アメリカ発のクックウェアメーカーです。社名は「SENSE(センス)+ART(アート)」という意味で、「すべての食事は生活の芸術である」というモットーに基づき、高機能でおしゃれなクックウェアを生産しています。
「スターライトシリーズ フライパン30cm 蓋つき」は、アルミダイキャスト製のフライパンです。深さ8cmの深型なので様々な用途で使うことができます。蓋つきなので煮込み料理も作ることができ、とても便利ですよ。性能の高さから海外のフライパン比較サイトでも高評価を得ています。
アルミニウムを一度溶かしてから成型するアルミダイキャストのフライパンは、熱伝導率が高く、食材に素早く火を通すことができ、通常のアルミニウム製のフライパンにはない高い保温性を持ちます。底面にはステンレス製のIHディスクが搭載されているので、IHコンロでの使用を可能にするほか、アルミニウム製のフライパンに起きがちな中央部分の変形を防ぎ、保温効果も期待できますよ。
フライパンはフッ素樹脂のコーティングを含む5層構造になっています。素材にはスイス産の花こう岩が使用されており、コーティングは頑丈でくっつきにくさが長持ちします。また、フライパン内側の凸凹になっている表面は「ブラスト加工」という特殊加工によるもので、フライパンへの油なじみが良く、食材がくっつきにくくなっています。コーティングをより長持ちさせる効果も嬉しいところ。
木目調になっている樹脂製の取っ手はおしゃれで持ちやすく、とても頑丈で、黒いフライパン本体と合わせて高級感のあるデザインが特徴的です。フライパンの先端にもサブハンドルが付いているので、大きくて重たいフライパンですが、持ち上げやすくなっています。価格も約5,500円と、とてもコスパの良い製品です。
気になる点として、高機能さゆえに30cmで重さ2.4kgとかなり重めになっています。また、コーティングは比較的頑丈ですが、数年のうちに劣化して使いにくくなってしまうでしょう。
◯良い点
コスパ良し(約5,500円)
熱伝導率が高く、保温性に優れる
焦げ付きにくく、お手入れ簡単
多用途な深型
✕気になる点
コーティングに寿命あり
かなり重い(2.4kg)
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