洗顔料選びに苦労されている敏感肌の方は多いはず。本記事では敏感肌向け洗顔料の選び方とおすすめ人気商品を紹介していきます。
乾燥肌の方は、洗浄力がマイルドな洗顔料を選ぶとよいでしょう。洗浄力が強すぎると、肌に必要な皮脂まで取り除いてしまい、乾燥が持続したり悪化する場合があるためです。
洗浄力の強さは、主に洗顔料に配合されている界面活性剤の種類と量で決まります。一般的に「アルカリ性」の洗顔料は洗浄力が高く、「アミノ酸系」の洗顔料は洗浄力がマイルドといわれています。乾燥肌の方は「アミノ酸系」を選ぶようにしましょう。ただし、アミノ酸系の洗顔料は、泡立ちが弱い点や、洗い上がりの肌がヌルつきやすいというデメリットとなります。泡立てネットなどを使って泡を立てたり、洗い残しのないようすすぎを行いましょう。
洗顔料には石鹸やジェル、フォーム、泡などさまざまな種類がありますが、洗顔石鹸の洗浄力は特に高い傾向にあるので注意しましょう。その他の種類の洗浄力は、界面活性剤によって決まるので、ひとくくりにいうことはできません。
代表的な「アミノ酸系」の洗浄成分は下記で、成分表の上位にこれらいずれかの成分が配合されていることが理想です。
ラウロイルアスパラギン酸Na
ココイルグリシンNa(K)
ラウロイル(ココイル)グルタミン酸Na
ラウロイル(ココイル)メチルアラニンNa
ラウロイル(ココイル)メチルタウリンNa
ラウロイル(ココイル)サルコシンNa(TEA)
ラウロイル(ココイル)ミサルコシンNa など
肌が乾燥した状態だと、刺激の強い成分に反応し肌がピリピリしたり、かぶれるなどの肌トラブルが起きる可能性があります。したがって、特に乾燥を感じる場合は、刺激となりうる成分が配合された洗顔料は避ける方がよいでしょう。
敏感肌向けのスキンケアブランドは、低刺激成分で作られていることが多いため、洗顔料選びに迷った際はおすすめです。ただし、低刺激性の商品でも、使用されている成分によっては肌トラブルに繋がる可能性もあります。
下記は、有名な敏感肌向けのブランドの一例です。
ラロッシュポゼ(フランス)
ビオデルマ(フランス)
アベンヌ(フランス)
ディセンシア(日本)
アクセーヌ(日本)
dプログラム(日本)
アルージェ(日本)
キュレル(日本)
ミノン(日本)
NOV(日本)
また、一般の化粧品ブランドの中に、敏感肌向けのスキンケアラインが用意されていることがあります。
一般的に肌に刺激となるといわれる成分は下記の通りです。
アルコール(エタノール)
皮膚が乾燥したり刺激を感じる場合がある
香料、着色料
ごくまれにかぶれたりシミになることがある
サリチル酸
殺菌効果や角質を溶かす効果効果があるが、刺激を感じる可能性がある
グリコール酸
AHA(フルーツ酸)で最も強い作用を持ち、ビーリング効果が高い分、刺激も高い
ラウリル硫酸ナトリウム(SLS)
洗浄力が高い分、敏感肌には刺激となる可能性がある
ラウレス硫酸ナトリウム(SLES)
ラウリル硫酸を改良された成分で刺激性は改善されたものだが、刺激を感じる場合も
ラウリン酸
肌に残りやすく刺激にある可能性がある
プロテアーゼ、パパイン
主に酵素洗顔で使用される成分で、敏感肌の刺激になる可能性がある
農薬や化学肥料を使用しないで栽培した植物をオーガニック(有機栽培)植物といい、オーガニック植物を使用して作られた化粧品を一般的に「オーガニックコスメ」といいます。
オーガニックコスメは、化学合成成分の配合率が低い(もしくはゼロ)商品のことで、化学合成成分によるアレルギー反応が出にくい点が最大のメリットです。全ての化学成分が悪いというわけではありませんが、ケミカルコスメで肌トラブルがある方は、オーガニックコスメで解決する場合があります。
ハーブの成分などを配合し、肌本来の自然治癒力を高める目的で作られた商品もありますが、効果には個人差があります。
保湿成分や美容成分が配合されている洗顔料もありますが、洗顔料は洗い流してしまうため、そこまで注視しなくても構いません。保湿成分が配合されているものであれば、いくぶんか肌のつっぱりを軽減することは可能です。代表的な保湿成分には、水性成分のヒアルロン酸やセラミド、グリセリンなどや、油性成分のスクワランやワセリンなどがあります。
ラロッシュポゼは、フランスの敏感肌向けのスキンケアブランドです。
この商品は、肌表面のpHバランスを考慮した弱酸性の洗顔料です。独自成分「アミノコンプレックス」が配合されており、肌のバリア機能を守りながら洗顔ができます。アミノコンプレックスは、洗浄力がマイルドであるアミノ酸系洗浄成分のココイルグリシンNaやナイアシンアミド、セラミドNPで作られています。
この商品は、石油系成分フリー、アルコールフリー、パラベンフリー、着色材不使用、無香料の洗顔料です。
また、皮膚科医の協力のもとテスト済み*、アレルギーテスト済み**、ニキビのもとになりにくい処方***です。
*全ての方に肌トラブルが起きないというわけではありません。
**全ての方にアレルギーが起きないというわけではありません。
***全ての方にニキビのもと(コメド)ができないというわけではありません。
この洗顔料はジェル状の洗顔料で、泡立てて使用します。
ラロッシュポゼのクレンジング剤には「ミセラークレンジング ジェル」と「ミセラークレンジング ウォーター」があります。また、ポイントメイクには、ウォータープルーフ対応のアイメイクリムーバー「レスペクティッシム ポイントメイクアップリムーバー」があります。
ETVOS(エトヴォス)は、日本で初めて国産のミネラルファンデーションを製造、販売した化粧品メーカーです。ヒト型セラミドを配合したスキンケア商品にも定評があります。
この商品の特徴は、ヒト型セラミドと植物性アミノ酸系洗浄成分による「保湿洗顔」です。
植物性アミノ酸系の洗浄成分により、肌の潤いやバリア機能を守りながら、肌の汚れや不要な角質だけを落とします。保湿成分として3種類のヒト型セラミド(セラミドEOP、NP、AP)やリピジュア、グリコシルトレハロースが配合されているため、洗顔後の肌に潤いを残します。また、アーチチョーク葉エキス、ビルベリー葉エキス、ヨーグルト液、ダイズ種子エキスなどの整肌成分配合により、肌荒れを防いでキメの整った肌を保ちます。
パラベンフリー、アルコールフリー、石油系界面活性剤フリー、鉱物油フリー、シリコンフリー、着色料フリー、合成香料フリーです。パッチテストとスティンギングテスト済み*の肌にやさしい低刺激処方の洗顔です。
* 全ての方に肌トラブルや皮膚刺激が起こらないということではありません。
クリーム状の洗顔料で、泡立てて使用します。同ブランドの泡立てネットを使用すると、濃密でキメの細かい泡が作れます。
マイルドな洗浄力なので、朝の洗顔向きです。
ドランクエレファントは、2021年10月に日本に上陸したばかりのアメリカのスキンケアブランドです。
この商品は、クレンジングと洗顔の両方の機能を果たす洗顔料です。ココナッツベースの界面活性剤を含む植物性洗浄成分で、肌のバリア機能を守りながら、メイクアップ汚れや日焼け止め、不要な皮脂、大気汚染物質などを落とします。オメガ6とオメガ9を含むバージンマルラオイルやカンタロープエキスなどの抗酸化成分も配合されています。また、保湿成分としてグリセリンやイボメロン果実エキスが配合されており、洗顔後はやわらかい肌に導きます。
エッセンシャルオイルフリー、シリコンフリー、無香料で、ヴィーガン、クルエルティフリーです。
この商品は、ジェル状の洗顔料で、そのまま使用します。洗い流す前に少量の水を加えて泡立てるのがポイントです。
クレンジング機能も果たす(=洗浄力が高い)ため、夜の洗顔向きです。
同ブランドのクレンジング剤には、バームタイプの「スレイ メイクアップ メルティング バタークレンザー」があります。
ディセンシアはポーラ・オルビスグループの敏感肌専門ブランドです。ディセンシアの製品はアルコール、香料、紫外線吸収剤不使用で、アレルギーテストや皮膚科医の立ち合いによる実施用モニターテストを経て、それらに合格した製品のみが販売されています。
この商品は、敏感肌のハリ不足・キメ乱れリスクに着目したエイジングケア*シリーズ「アヤナスシリーズ」の洗顔料です。敏感肌特有の毛穴に着目した商品で、必要な潤いは残しながら毛穴目立ちの原因を取り除くセンサークリーンアップ処方となっています。高保湿成分「セラミドナノスフィア」やコラーゲンの生成をサポートする「CVアルギネート」を配合しています。その後のスキンケアを引き込みやすくするブースター機能もあります。
*年齢に応じたケア
この商品は泡立てて使用するタイプの洗顔フォームで、もっちり濃密で豊かな泡で毛穴の汚れまで優しくオフします。
無香料、無着色でアレルギーテスト済み*です。
*全ての方にアレルギーが起きないというわけではありません。
また、クレンジングには同じシリーズの「クレンジングクリームコンセントレート」がおすすめです。
アクセーヌは皮膚生理学の本質に基づき低刺激でアレルギーの原因とならず、効果の実感できる化粧品を目指したブランドです。
この商品は肌に負担をかけずにゴワゴワした余分な角質を取り除きます。配合されている天然多糖類は保湿効果が高く、角質をやわらかくする作用があるといわれています。また、ピーリング効果のあるグリコール酸の働きにより、ゴワゴワした角質を除去します。これら2つの成分により、洗い上がりの肌は潤ってやわらかく仕上がります。
この洗顔料は、アルコール(エタノール)フリー、無香料で弱酸性の低刺激処方です。泡で出てくるタイプなので、泡立てる手間が省けます。
クレンジングには、ミルクタイプの「アクセーヌミルキィクレンズアップ」がおすすめです。
SHISEIDOは資生堂の百貨店専売のブランドです。資生堂の中では、プレステージ領域と位置付けられる、高級ブランドとなっています。コンセプトは「ALIVE with Beauty」であり、創業以来、アートとサイエンスの融合で時代の美を想像し続けています。現時点全世界88の国と地域で愛されているブランドです。
この商品は、敏感肌向けスキンケアシリーズ「ジェントルフォース」の医薬部外品の洗顔料です。肌の不調をくり返す「揺らぎ敏感肌」に特化したシリーズで、シリーズ製品は全て低刺激設計であることが特徴です。肌に必要な潤いを守りながら不要な皮脂や汚れを取り除き、潤いのある美肌に導きます。有効成分としてグリチルリチン酸ジカリウムが配合されており、敏感症状が出ている肌を穏やかに整える効果があります。
パラベン(防腐剤)フリー、アルコール(エチルアルコール)フリー、無香料、無着色です。敏感肌の方の協力によるパッチテスト済み*、アレルギーテスト済み*、ニキビのもとになりにくい処方**です。
* 全ての方にアレルギーが起きないというわけではありません。
** 全ての方にニキビのもと(コメド)ができないというわけではありません。
洗顔後のスキンケアには、同じジェントルフォースシリーズの「トリートメントソフナー」(化粧水)や「モイスチャライジングエマルジョン」(乳液)がおすすめです。
AYURA(アユーラ)はさまざまなストレスを抱えた肌悩みを抱える女性たちの「負けない肌」作りを支えるブランドです。スキンケアだけでなく、入浴剤も人気で、「疲れた時こそメディテーションバス」とも評されています。
この商品は、天然由来成分を89.7%配合した洗顔料です。豊かな泡が肌を労りながらしっかりと洗浄し、次に使うスキンケアが浸透しやすい肌に導きます。モリンガエキスが毛穴の汚れをしっかりと落とし、吸着型ヒアルロン酸が潤った肌に整えます。ベルガモットやゼラニウム、スイートオレンジの天然植物由来のブレンド精油には、リラックス効果が期待できます。
アルコールフリー、鉱物油フリー、パラベン(防腐剤)フリー、無着色、合成香料無添加の低刺激設計です。
敏感肌の方の協力によるパッチテスト済み*、アレルギーテスト済み*です。
* 全ての方にアレルギーが起きないというわけではありません。
同ブランドのクレンジングには、オイルタイプの「メークオフオイル」とミルクタイプの「メークオフミルク」があります。
bareMinerals(ベアミネラル)は、クリーン・ナチュラルなミネラルファンデーションを初めて世に送り出したブランドです。クリーンな化粧品であることにこだわり、動物実験不実施、ビーガンフォーミュラを貫いています。
この商品は、敏感肌向けシリーズ「ピュアネス」の洗顔料です。厳選された15種類の成分だけで作られた敏感肌に優しい弱酸性・低刺激設計で、バリア機能を立て直し、しっとりとしなやかなヘルシースキンに導きます。ココナッツウォーターとココナッツオイルが角層内部に浸透し、しっとりとお肌を整えます。さらにウチワサボテンエキスがお肌に長時間潤いを留めます。
泡立てのための界面活性剤は配合していません。適度な厚みのジェルが肌と指の摩擦を防ぎ、マッサージするように馴染ませるだけで、汚れを浮かせて落とします。
この商品は、以下の成分は不使用で作られています。
アルコール、パラベン、グルテン、タルク、ラウリル硫酸Na、ポリエチレングリコール、合成香料
敏感肌の方の協力によるパッチテスト済み*、アレルギーテスト済み**で、ノンコメドジェニック処方***、ヴィーガン対応です。
*全ての方に肌トラブルが起きないというわけではありません。
**全ての方にアレルギーが起きないというわけではありません。
***全ての方にニキビのもと(コメド)ができないというわけではありません。
洗顔後のスキンケアには、同シリーズの「ピュアネスモイスチャライザー」(化粧水)がおすすめです。
インフィオレは、サンフランシスコ生まれのモダンオーガニックブランドです。一つ一つの化粧品に理想的な植物を配合した、個性豊かな商品を展開しています。2016年にアルビオンとの業務提携を行い、日本での展開をスタートさせました。
この商品は、天然由来成分率99%の洗顔石けんです。厳選した植物成分でできており、心地よい泡立ちによって優しく汚れを取り除き、しっとりと滑らかに洗い上げます。保湿成分としてサフラワー油、オリーブ油、ダマスクローズウォーターが配合されており、お肌をしっとりと洗い上げます。また、整肌成分としてウイキョウ果実エキスやトウキンセンカ花エキス、メリッサ葉エキスが配合されており、いきいきと健やかな肌に保つ効果が期待できます。
人工的な防腐剤フリー、合成着色料フリー、合成香料フリーです。
同ブランドのクレンジングには、バームタイプの「ブリヤンスクレンジングバーム」とミルクタイプの「スープレスクレンジングミルク」があります。
Tatcha(タッチャ)は、2021年9月に日本に上陸したばかりのアメリカのブランドです。創業者が初めて日本を訪れた際に、京都の舞妓の美容習慣に感銘を受けて作られました。
この商品は、日本人の知恵である「米ぬか洗顔」から着想した洗顔料です。米ぬか洗顔とは、日本人が米の研ぎ汁が手を柔らかくしてくれることに気づき、研ぎ汁を洗顔に使ってきたという、古くから続く日本の伝統的な美容法です。
パウダーの約3分の1は食用の米粉が使用されています。Tatchaの独自成分 HADASEI-3 ™: ハダセイ3™ *に加え、米ぬかエキスや国産アコヤ真珠由来エキス、市ルププロテイン(セリシン、加水分解シルク)が配合されており、磨き上げられたように艷やかで潤いに満ちた肌に導きます。
*あきたこまち、宇治の緑茶、沖縄産の海藻を主成分に最新の発酵技術によって引き出されたフォーミュラ
この洗顔料は、鉱物油フリー、合成香料フリー、フタル酸フリー、パラベンフリーです。動物実験は行っていません。
パウダー状の洗顔料で、泡立てて使用します。オリジナルの洗顔ブラシとお椀を使って、茶道のお点前のように泡を立てると、より濃密な泡を立てることができます。
肌質に応じて、様々な洗顔料が用意されていますので、ご自身の肌質や肌悩みに合わせた洗顔料選びが可能です。メイク落としには、同ブランドのクレンジングオイル「カメリア クレンジング オイル」がおすすめです。
First Aid Beauty(ファーストエイドビューティー)は、アメリカのスキンケアブランドです。こちらも海外では非常に人気の高いブランドです。First Aid Beautyの商品は、肌に優しいクリーンな成分のみで作られています。(合成香料やエタノールなどを含む1,300以上の成分を一切使用していません!)そのため、敏感肌の方でも安心して使用いただけます。また、100%クルエルティフリーのブランドで、PETA認証を獲得しています。
この商品だけでクレンジング+洗顔ができます。肌に負担をかけないpHバランスが取れた処方で、肌荒れなどを軽減します。植物性の抗酸化成分「FAB アンチオキシダント ブースター*」が、ダメージを受けた肌を整え、さらなる外部刺激から肌を守ります。肌を鎮静させる作用があるアロエやアラントインも配合されています。
*甘草根、ナツシロギク、ホワイトティーのエキス
この商品は、以下の成分を使用しておりません。
グルテン、ナッツ、オイル、大豆、アルコール、合成着色料、合成香料、ラノリン、ミネラルオイル、パラベン、ペトロラタム、フタル酸エステル、プロピレングリコール、硫酸塩、タルク、ホルムアルデヒド、オキシベンゾン、コールタール、ヒドロキノン、トリクロカルバン、エタノール、エチルアルコール
またこの商品は、ヴィーガン、クルエルティフリー、ナノフリー、皮膚科医テスト済み**です。
**全ての方にアレルギーが起きないというわけではありません。
上図の種類と洗浄力の強さは一般的にいわれているものです。それぞれの商品の洗浄力の強さは界面活性剤の種類と量によって決まるため、同じ種類の洗顔料の中でも洗浄力の強さには開きがあります。
固形石けんの洗浄力は、あらゆる洗顔料の中でも高い傾向があり、洗い上がりはさっぱりとした肌になるのが特徴です。
最も一般的な洗顔料はフォームタイプ(ペースト状)で、洗顔料を泡立てて使用します。洗浄力は弱〜強で、洗い上がりや泡立ちの良さなどはアイテムによって異なります。フォームタイプはほとんどの場合チューブの容器に入っています。
ジェルタイプもアイテムによってまちまちですが、洗浄力は中〜強で、フォームタイプよりやや高い傾向にあります。
泡タイプの洗顔料は、泡立てる手間が省けるため忙しい方に向いています。洗浄力は固形石けんやフィームよりもマイルドな傾向があります。ただし、刺激性の高い発泡剤が配合されている場合もあるので注意しましょう。泡タイプはポンプ式容器に入っています。
洗顔方法は、使用する洗顔料の形状によって異なりますが、基本的な洗顔方法は以下の通りです。
オーガニックコスメだから(だけが)安全、安心
オーガニックだから肌にも環境にもやさしい
と考えている人が多いですが、一概にそうとはいえません。
有機栽培された植物の中には、天敵である微生物などから身を守るために植物毒を放つものがあり、その毒性が肌荒れやかぶれなどの肌トラブルを引き起こす可能性があります。自然の成分の中にはまだ研究が進んでいないものも多く存在するのも事実です。また、有機栽培された植物だけを使用したコスメは、品質にばらつきも出ます。人によっては、オーガニックコスメで肌荒れしたり、アレルギー反応が出ることもありますので、自分に合った商品を見つけ使用することが大切です。
敏感肌を改善しようと、スキンケアをやりすぎるのはかえって逆効果になることもあります。長時間のフェイシャルスチーマーや角質ケアのやりすぎ、拭き取りなどの摩擦が生じるケアなどは、敏感症状を悪化させるばかりではなく、シミなどの肌トラブルに繋がる可能性もあります。
栄養バランスが偏った食事では保湿成分がうまく作られないため、日頃の食生活の見直しも大切です。
また、空気の乾燥(低湿度)にも注意が必要です。冷暖房を使用する夏や冬は、空気が乾燥しがちです。加湿器の使用など適度な加湿を行うことをおすすめします。
肌がヒリヒリしたり、乾燥がひどいなどの敏感症状が出ている時は、一時的に洗顔料を使わずぬるま湯のみで洗顔を行うことをおすすめします。肌のバリア機能が著しく低下していることが考えられますので、極力刺激を与えず、シンプルなスキンケアを行いましょう。肌トラブルでお悩みの方は、皮膚科などの専門医に相談することをおすすめします。
かずのすけ, 白野実(2019)『美肌成分事典』主婦の友インフォス
上原恵理(2021)『医者が教える 人生が変わる美容大事典』KADOKAWA
永松麻美(2021)『正しい知識がわかる 美肌事典』高橋書店
すみしょう(2021)『最短で美肌になるために知っておきたい スキンケア大全』KADOKAWA
久光一誠(2021)『効果的な「組み合わせ」がわかる 化粧品成分事典』池田書店
川島眞, 川田暁, 神田吉弘, 世喜利彦, 能﨑章輔(2018)『美容の科学』じほう
宇山侊男, 岡部美代治, 久光一誠(2020)『化粧品成分ガイド 第7版』フレグランスジャーナル
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