バックエクステンションは脊柱起立筋を鍛える代表的な種目ですが、デメリットもあります。今回は、バックエクステンション以外の方法で脊柱起立筋を鍛える種目についてご紹介します。
バックエクステンションは英語で「back extension」で、「背中の伸展」を意味します。バックエクステンションは、いわゆる「背筋運動」と呼ばれるエクササイズです。
バックエクステンションはやり方によっては上半身を下半身に対して90度になるようにして実施し、背中が大幅に伸展します。そのため「バックエクステンション」と呼ばれています。
バックエクステンションは基本的には背中を鍛えるエクササイズではありますが、やり方によってはお尻や太ももの筋肉を鍛えることができます。
手軽にできるのにもかかわらず、エクササイズ強度も比較的高く、初心者から上級者までおすすめできる種目です。
バックエクステンションは手軽に実施できるというメリットがありますが、その一方で負荷がそこまで高くないというデメリットもあります。
バックエクステンションは、特に自宅で実施する場合にはうつ伏せの状態になって上半身の上げ下げを実施します。下半身をしっかりと固定することができれば、上半身をしっかり上げることができ、ある程度負荷を高めることが期待できますが、そもそも、自宅では下半身をしっかり固定できないことがほとんどです。
また、上半身をしっかり上げることができても、脊柱起立筋を伸展させることはできないため、結果としてエクササイズ強度がそこまで高くないという問題点が発生します。
バックエクステンションは、前述した通り手軽に実施できるものの、可動域がそこまで大きくないため脊柱起立筋の動きを意識し辛いという問題点があります。
バックエクステンションに限らず、筋トレでは筋肉の動きをしっかりと意識することでエクササイズ強度を高めることができます。一方、通常の床で実施するバックエクステンションは、可動域が狭いことから、それに伴って筋肉の動く大きさも限定的です。この動作の中で筋肉の動きを意識するのは、相当にトレーニングに熟達していないと難しく、バックエクステンションの欠点とも言えます。
バックエクステンションは、腰を起点にして上半身を上げるため、どうしても腰に負担がかかり腰を痛める場合があります。
バックエクステンションに限らず、背中を鍛える多くの種目では腰を痛める可能性があるものが多いです。このため、「腰を痛める可能性がある」というデメリットはバックエクステンション特有の問題というよりは、背中を鍛えるエクササイズの多くに共通するデメリットであると言えます。
プランクは、45〜60秒間3セット実施します。
プランクは、体幹及びトレーニングに必要な非常に基本的な筋肉をつけるために有効なエクササイズですが、トレーニング初心者や女性の方にはやや負荷の高いエクササイズです。このため、まずは30秒を3セット実施することから始め、最終的には60秒を3セット実施することを目指しましょう。
上半身から下半身までを一直線にしてキープする。
脊柱起立筋により身体が曲がらないようにすることを意識する。
上半身は三角筋を使って支えることを意識する。
ヒップリフトは、12〜15回3セット実施するようにしましょう。
ヒップリフトは、前述した通り、そこまで負荷の高いエクササイズではないため、効果を高めるためにはフォームをしっかりと守って実施する必要があります。フォームをしっかりと守るために、やや回数が少ないと感じるかもしれませんが、12〜15回3セットをしっかりと実施するようにしましょう。
トップポジションで静止する。
お尻をゆっくり下げる。
お尻を上げる際に息を吐いて、お尻を下げるときに息を吸う。
スーパーマンは、最終的には15〜18回を3セット実施しましょう。
バックエクステンションよりも負荷の高いエクササイズであるため、最初は10回3セットをしっかり実施できる様になることを目指します。10回3セットをしっかりできるようになったら、12回、15回と目指して、最終的に18回を3セット程度実施できるようになれば十分です。
手脚を床につけない。
手脚はまっすぐ前に伸ばし、やや開く。
手脚をできるだけ高く上げる。
顔を床に向ける。
ロープーリーローは、まずは10〜12回3セット実施します。
ロープーリーローは、脊柱起立筋を伸展させて負荷を与えることを期待でき、エクササイズ強度は標準的です。実際に実施する際には、まずは10〜12回3セットを実施しましょう。
しっかりと肘を引く。
脚の設定する部分はやや下目にすることで下腹部に引きつけやすくなる。
ボトムポジションで僧帽筋を伸展させることを意識する。
長座体前屈のように実施して、完全伸展させる方法もあるが、腰を痛めやすい。
ダンベルベントオーバーローは、まずは10〜12回3セット実施します。
ダンベルベントオーバーローは、比較的重量を扱うことができる種目ですが、フォームを固めるためにはまずは回数をやや少なくして実施します。そのため、まずは10〜12回3セットを実施しましょう。
背中が常に張った状態を作る。
目線は正面。
肘を引き切る。
ボトムポジションで僧帽筋の収縮感を意識できるとなお良い。
デッドリフトは、まずは6〜8回3セット実施します。
デッドリフトはかなりエクササイズ強度が高い種目であると同時に、非常に腰を怪我しやすい種目です。そのため、まずは回数を少なくして実施する必要があり、6〜8回3セットを目安に実施しましょう。
常に背中を張る。
太ももに沿って上げ下げをする。
目線は正面。
引きすぎない。
重量設定。
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