パイクプレスは比較的負荷が高く、「できない」と感じることが多々あります。今回は、パイクプレスができない原因とその対策についてご紹介します。
パイクプレスを実施する際に、体重が重すぎると、パイクプレスができないことがあります。
パイクプレスを実施する際に、肩、腕の筋肉が十分にあれば多少の体重があっても問題ありませんが、特に筋トレ初心者の場合には、体重が重すぎると身体を持ち上げることができずパイクプレスをできない原因になり得ます。
この場合には、食事制限や有酸素運動により体重を落とすことが重要です。プランクなどのやや負荷の小さいトレーニングを組み合わせながら、太りにくい身体を実現するようにしましょう。
パイクプレスを実施する際に、肩、腕の筋肉が十分でないと、パイクプレスができないことがあります。
パイクプレスは基本的には三角筋、上腕三頭筋を使って実施する種目であることから、特に筋トレ初心者で腕の筋肉が十分でない場合には上半身を上げることができず、できないことがあります。
この場合には、腕の筋肉をつけるようにします。例えば、後述するハイプランクは筋トレ初心者の方でも比較的強度を抑えながら実施できる種目であるためおすすめです。
パイクプレスを実施する際に、肘、肩を痛めていると、パイクプレスができないことがあります。
肩、肘は怪我すると、全身のほぼ全てのトレーニングを実施することが困難になるため注意が必要です。
これを防ぐためには、肩、肘に異変を感じた場合には、トレーニングの実施を控えることであり、場合によっては病院の受診も検討しましょう。
筋トレ初心者は、僧帽筋を鍛えるパイクプレスを8〜10回3セット実施します。
パイクプレスは、慣れていないと負荷の高い種目であり、特に腕立て伏せのような種目であるため初心者にとってはかなり難度の高い種目です。このため、フォームをしっかり確認するという意味で、まずは8〜10回3セット実施しましょう。
ハイプランクは、エクササイズの基本となる筋肉を鍛えることができるためです。
ハイプランクは、プランクに対して上腕三頭筋も鍛えることができる基本的な種目です。ハイプランクを30〜45秒3セットできるようになったら、パイクプレスにチャレンジしてみましょう。
ハイプランクは、まずは30秒を3セット実施します。
ハイプランクは、腕立て伏せの身体を上げた状態を維持するエクササイズであり、腕に筋肉がある方は比較的簡単に実施することができますが、それとは逆に、腕に筋肉がないと実施するのが中々難しくなります。そのため、エクササイズ強度は、人によりますが、プランクと同じくらいであり、プランクと同様に30秒を3セットをしっかりとポイントを守りながら実施するようにしましょう。
上半身から下半身までを一直線にする。
お尻をやや上げるイメージ。
目線は正面。
プランクは、ハイプランクと同様にエクササイズの基本となる筋肉を鍛えることができるためです。
プランクは、ハイプランクに対してより腹直筋周りに特化した種目ですが、副次的にパイクプレスのターゲットとなる三角筋も刺激できます。プランクを30〜45秒3セットできるようになったら、パイクプレスにチャレンジしてみましょう。
プランクは、45〜60秒間3セット実施します。
プランクは、体幹及びトレーニングに必要な非常に基本的な筋肉をつけるために有効なエクササイズですが、トレーニング初心者や女性の方にはやや負荷の高いエクササイズです。このため、まずは30秒を3セット実施することから始め、最終的には60秒を3セット実施することを目指しましょう。
上半身から下半身までを一直線にしてキープする。
脊柱起立筋により身体が曲がらないようにすることを意識する。
上半身は三角筋を使って支えることを意識する。
プランクプッシュアップは、パイクプレスの基本となる筋肉を鍛えることができるためです。
プランクプッシュアップは、プランクとプッシュアップを交互に実施する種目で、やや動的なプランクであると捉えることもできます。つまり、プランクプッシュアップは、プランクのやや負荷の高い種目であると言え、20〜30秒実施できるようになったら、パイクプレスにチャレンジしてみましょう。
プランクプッシュアップは、プランク-ハイプランク-プランクを1回とカウントして、12〜15回を3セット実施します。
プランクプッシュアップは、エクササイズに必要な最低限の腕の筋肉や体幹をつけるために、非常に有効なエクササイズです。筋トレ初心者の方はまずはプランクだけを実施し、プランクで30-45秒3セット程度できるようになったら、プランクプッシュアップを5回3セット程度から始めて最終的には10-12回を3セット実施することを目標にしましょう。
動作中に身体を一直線に保つ。
身体を大きく揺らさない。
ハイプランクの状態になるときは腕でしっかり身体を支えることを意識する。
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