冬はなんといっても乾燥対策が大切です。冬は乾燥が原因で肌が敏感になってしまったり、ターンオーバーが乱れてしまったりします。そこで冬におすすめの化粧水を、人気アイテムから海外ブランドまで幅広く紹介します。
冬は、気温や湿度の低下、暖房の使用により肌が乾燥しやすい季節です。また、マフラーなどによる肌と衣類の摩擦でも、肌の乾燥が進みやすくなります。そのため、冬は、高保湿成分配合の化粧水の使用をおすすめします。
肌が乾燥すると、水分やもちろん油分も不足しがちです。乾燥によって目元や口元に小じわが生じることもあります。肌をしっかり保湿することで、様々な肌トラブルを防ぐことが可能です。
保湿成分には、セラミド類やヒアルロン酸、コラーゲン、レチノール、ナイアシンアミド、アミノ酸、グリセリン、スクワラン、ワセリンなどがあります。
また、ブランド独自の保湿成分などもありますので、どの成分にどんな働きがあるのかを確認してみましょう。
<保湿成分の特徴>
セラミド類
角質層に存在するうるおい成分で、水分を挟み込む性質を持つ。動物型・ヒト型・疑似型があり、最近はなじみがよいヒト型が人気。
ヒアルロン酸
水分を抱えこむ性質を持つ。1gで2リットル以上の水分を抱えることができる。
コラーゲン
水分を抱えこむ性質を持つ。分子が大きいため角質層まで浸透しないが、肌表面に保護膜を作り肌を保湿したり保護することができる。
レチノール
ヒアルロン酸の産生を促進し、皮膚の水分量を増やすことができる。
アミノ酸
水分をつかむ性質を持つ。単体ではうるおいのキープ力は少なめだが、分子が小さいため浸透しやすい。
グリセリン
角質層の水分を保持する。水分を外部から取り込む働きもある。
スクワラン
水分の蒸散を防ぐことに優れている。
ワセリン
ワセリン自体には保湿成分はないが、肌に塗ることで油膜を張ることができ、水分の蒸散を防いだり、外部からの刺激から肌を保護することができる。
肌が乾燥すると、バリア機能が低下して、肌が敏感になります。かゆみや赤みなどの敏感肌症状が出やすく、普段のスキンケアが肌にしみたり、敏感肌症状を悪化させてしまうこともあります。
そのため、冬に使う化粧水は、低刺激成分で作られたものを使用するのがよいです。例えば、肌への刺激となりやすいアルコールなどの成分が配合されていない化粧水などです。他にも、肌へ刺激となりやすいといわれる成分には、サリチル酸やグリコール酸、酵素(プロテアーゼ、パパイン)、香料、着色料などがあります。
化粧水選びに迷った時は、敏感肌向けのスキンケアブランドや、オーガニックブランドがおすすめです。これらのブランドは、低刺激成分のみで作られていることが多く、バリア機能が低下している肌でも安心して使用することができます。ただし、使用されている成分によっては、肌トラブルが生じる可能性もありますので、敏感肌やオーガニックブランドだからと過信せず、自分の肌に合った化粧水を選びましょう。
肌が乾燥すると、肌のターンオーバーが乱れやすくなります。ターンオーバーが正常だと、皮膚の表面にある古い角質は自然と剥がれ落ちますが、ターンオーバーが乱れると、古い角質が蓄積し、肌がごわつきやすくなります。また、冬の寒さで血行が悪くなり、くまやくすみが目立ちやすくなります。
これらの肌トラブルを解消してくれるのが、角質ケア成分です。皮膚の表面に蓄積してしまっている古い角質やメラニンを除去したり、ターンオーバーの促進を促すことで、肌のごわつきやくま、くすみなどの肌トラブルが解消しやすくなります。
角質ケア成分には、プロテアーゼやパパイン(酵素)、クロスポリマー、乳酸、グリコール酸、サリチル酸、ハマメリスエキスなどがあります。ただし、上述したとおり、肌の乾燥から敏感症状が出ている場合は、角質ケア成分が刺激となる場合もありますので、使用量を少なくしたり、使用頻度を減らすなど、自分の肌の状況をみながら調整を行いましょう。
冬は肌をしっかりと保湿したいので、とろみのあるテクスチャーの化粧水がおすすめです。さっぱりとした使用感の化粧水には、清涼感を出すためにアルコールなどが多く配合されていることがあります。アルコールは肌の乾燥をさらに悪化させてしまいますので、冬はなるべく避ける方がよいでしょう。
また、化粧水は毎日使用するものですので、使い心地のよい香りのものを選ぶことがおすすめです。季節によって香りを使い分けるのもいいかもしれません。化粧品の香りが苦手な方は、「無香料」「微賦香(香りが穏やか)」と書かれた化粧水がよいです。ただし、「無香料」の化粧水でも、原料の香りがするものもありますので、不安な方はテスターやサンプルで香りを確認してから購入しましょう。
アクセーヌは、1970年代に頻発した化粧品アレルギーを2度と繰り返さないために、皮膚科専門医とともに共同研究され生まれました。肌への負担が少ない商品が多いことから、皮膚科でも紹介されています。
この商品は、潤いの持続性に特化したシリーズ「モイストバランス」の保湿化粧水です。セラミド類似成分であるラウロイルグルタミン酸ジ(コレステリル/オクチルドデシル)が配合されており、肌のバリア機能を高めます。また、業界最小レベルの超微細ナノカプセル化する新技術が採用されています。ナノ化することで、角質細胞の隅々にまで潤いを届けることができます。また、角質細胞の表面を一時的に水になじみやすい状態へ変化させ水分補給をする「セルバウンス技術」により、肌に透明感とハリを引き出します。
アルコール(エタノール)フリー、無香料、無着色で、ノンコメドジェニックテスト済み*です。
*全ての方に肌トラブルが起こらない、ニキビのもと(コメド)ができないというわけではありません。
化粧水の後は、同シリーズの「モイストバランス ジェル」で肌を保護することで、保湿効果が高まります。
est(エスト)は、2000年10月に、花王の皮ふ科学に基づくソフィーナ最高の商品とカウンセリングで、お客様ひとりひとりにとって最良の美しさを共に目指すブランドとして誕生しました。その後20年の時を経た現在もなお、徹底的なソフィーナの美容研究の知見を注ぎ込んだプロダクトと、一人ひとりの肌と向き合い寄り添い続ける「Growing Partner」のカウンセリングを大切にしたブランドです。
この商品の特徴は、独自の高持続ケラチン保水処方により、過酷な乾燥環境でも潤いを続かせることができる貯水化粧水であることです。エジプトの砂漠の塩湖でも自らの水分を逃さない極限環境生物(Halomonas elongata)が生み出す成分「エクトイン」の高い保湿力に着目し、独自の保水研究によってうまれたエスト独自成分「ATPスピラル」(ヒバマタエキス、月下香培養エッセンス(チューベロース多糖体)、グリセリン)との融合で、角層細胞のケラチン繊維に水分を束縛するように抱えこませ潤いを持続させることができます。また、ユーカリエキスとショウキョウエキスが、保湿成分として配合されています。
アレルギーテスト済み*、肌が敏感な方の協力によるパッチテスト済み*です。
* 全ての方にアレルギーや皮膚刺激が起こらないというわけではありません。
化粧水の前に美容液「エスト セラム ワン」で肌をやわらかくし、化粧水の後は乳液で油分を補給しましょう。
ETVOS(エトヴォス)は、2007年創業の日本の化粧品メーカーです。日本ではじめて国産のミネラルファンデーションを製造・開発したメーカーとして知られています。ミネラルファンデーションとヒト型セラミドを配合したスキンケアを主力商品としています。
この商品は、保湿ケアライン「モイスチャー」の化粧水です。植物性由来の保湿成分「グルコシルセラミド」が角層のすみずみまで浸透することで、肌を乾燥から守り、うるおいのある肌に導きます。保湿成分には、グルコシルセラミドの他に、うるおいを守り肌のバリア機能をサポートするPOs-Ca®(ホスホリルオリゴ糖Ca)や、角層に浸透してうるおいを守るヒアルロン酸、肌の表面のうるおいを守るリピジュア(ポリクオタニウム-51)が配合されているので、角層内と肌表面をすみずみまで保湿することができます。
界面活性剤フリー、鉱物油フリー、シリコンフリー、着色料フリー、合成香料フリー、パラベンフリー、アルコールフリーです。
パッチテスト済み*、アレルギーテスト済み*、スティンギングテスト済み*で、肌にやさしい低刺激処方です。
* 全ての方にアレルギーや肌トラブル、皮膚刺激が起こらないということではありません。
乾燥肌の方には、同ブランドの美容液「モイスチャライジングセラム」や保湿クリーム「モイスチャライジングクリーム」もおすすめです。
アルビオンは株式会社アルビオンが運営しているスキンケアブランドです。先進の技術革新と本物志向で生み出された高品質な化粧品を提供しています。株式会社アルビオンは、アルビオン以外にもスキンケアブランドであるイグニスや、PAUL & JOE BEAUTE(ポール&ジョー ボーテ)などの運営も行っています。
この商品は、アルビオンの秋冬中心のスキンケアシリーズの一つで、スターターシリーズとして人気が高い「エクサージュ」の化粧水です。肌あたりがやわらかくマイルドなテクスチャーで、乾燥しがちな肌を角層のすみずみまでうるおし、キメの整ったなめらかな肌へ導くことができます。グリセリン、BG、グルコースなどの保湿成分を配合しています。
アルビオンは、化粧水の前に先行乳液を使用します。したがって、この化粧水もアルビオンの乳液を使った後に、コットンでパッティングをしながら顔になじませていきます。化粧水の後は美容液や乳液、クリームでスキンケアルーティンを完成させます。
乾燥肌や普通肌の方はこの化粧水がおすすめですが、脂性肌の方には「モイストフル ローションⅠ」があります。化粧水前に使用する先行乳液には「モイスト アドバンス ミルクI〜Ⅲ」がおすすめです。脂性肌の方はⅠ、普通肌はⅡ、乾燥肌にはⅢ
ニールズヤードは、1981年創業のイギリスのオーガニックブランドです。全製品において水を除く70%以上がオーガニック成分であり、かつ土壌や環境、栽培方法など厳格な規定を設けている英国ソイルアソシエーション認定の原料を使用しています。また、アメリカのUSDAによってオーガニック認定された原料も使用しています。
この商品は、ニールズヤードのスキンケアカテゴリで人気No.1のアイテムで、英国アソシエーション認定のオーガニック製品です。修復の樹木と呼ばれるフランキンセンスが配合されています。フランキンセンスには、砂漠の過酷な乾燥や強烈な紫外線でできる傷を自ら修復する力があります。保湿成分としてアロエベラエキスやペプチドが配合されており、肌のキメを整えながら潤いで満たします。不要な角質や汚れを取り除きクリアな肌に整え、後から使用する美容液やクリームの浸透率を高める効果もあります。マンダリンやベルガモット、フランキンセンスなどをブレンドした香りにはリラックス効果もあります。
鉱物油フリー、アルコールフリー、シリコンフリー、パラベンフリー、無着色です。
なお、フランキンセンスシリーズでは、メイク落としや美容液、保湿クリームなどの用意もあります。
イヴ・サンローラン・ボーテは、フランスのファッションデザイナーであるイヴ・サンローランの「私の創った服を着る女性に顔を与えたい」という思いから誕生したブランドです。
この商品は、エイジングケアシリーズ「ピュアショット」の化粧水です。とろみのある感触でみずみずしい潤いを与え、肌を守ることが期待できます。イブ・サンローラン・ボーテのスキンケアアイテムで売上1位になったこともある人気の商品です。肌を穏やかに整えるオレンジブロッサムエキスや保湿成分のトコフェノール(ビタミンE)、ナイアシンアミド(ビタミンB3)を配合しており、乾燥した肌を守りながら、キメの整ったしなやかな感触の肌へ導いてくれます。
過度な乾燥には、同シリーズの「ピュアショット エッセンス ローション」がおすすめです。こちらの化粧水には、モロッコ産のアルガンオイルが配合されているため、よりしっとりとした肌に整います。また、化粧水の後は、同シリーズの美容液やクリームでスキンケアルーティンを完成させましょう。
クレ・ド・ポー・ボーテは、独自の最新肌サイエンス研究から生まれた資生堂の最高級ブランドです。肌を構成する最小単位の「細胞」に半世紀にわたり着目し、細胞を生み出し、育み、満たすアプローチを採用しています。
この商品は、モイストタイプの化粧水(医薬部外品)で、濃密なうるおいで肌を満たして肌あれや乾燥を防ぎ、美しく透明感のある健やかな肌へ導くことができます。有効成分としてトラネキサム酸とグリチルリチン酸ジカリウムが配合されています。トラネキサム酸には、肌荒れ改善や美白効果が、グリチルリチン酸ジカリウムには消炎作用があり、肌荒れやニキビの予防・ケアが期待できます。保湿・整肌成分として独自成分スキンイルミネイター*を配合しており、乾燥などの環境ダメージから肌を守るとともに、うるおい溢れた肌へと導きます。しっかり保湿をすることで、乾燥による小じわや毛穴の目立ちを防ぎます。
*加水分解シルク、加水分解コンキオリン、テアニン、トウキエキス、シソエキス、グリシン、グリセリン、PEG/PPG-14/7ジメチルエーテル、トレハロース
アレルギーテスト済み**で、ニキビのもとになりにくい処方***です。
**全ての方にアレルギーが起こらないというわけではありません。
***全ての方にニキビができないというわけではありません。
さっぱりとした使用感がお好みの方には、クリアタイプの「ローションイドロC n」がおすすめです。化粧水の前に同ブランドの美容液「ル・セラム」を使用するとより効果的です。
ヘレナ ルビンスタインは、1902年にマダム・ヘレナルビンスタインによって創業されたコスメブランドです。今でこそ乾燥肌や脂性肌などの肌質に合わせたスキンケアは「当たり前」になっていますが、ヘレナルビンスタインは、当時美容界で初めて肌質に合わせたスキンケアの提唱を行ったブランドです。
この商品は、プロディジー CEL グロウシリーズの化粧水です。肌に素早く浸透し、しなやかで弾力のある肌に導きます。ヘレナ ルビンスタインは、過酷な環境でも生き続ける植物エーデルワイスの自己再生力に着目し、独自の成分「スプレム・エーデルワイス」を開発しました。高度3,000mで紫外線や低酸素、低気圧、激しい気温変化の中強く生き続けるエーデルワイスの始原細胞に、肌を保護するエーデルワイスエキスと油分を補うエーデルワイスリピッドエキスを組み合わせた整肌成分です。また、オイル・インヒュージョンテクノロジーを採用し、相反する性質で両立させることが難しい水分と油分の絶妙な融合により、うるおいの持続が期待できます。
同シリーズのスキンケアアイテムには乳液やクリーム、美容液、日焼け止めなどがあります。
THREE(スリー)は株式会社ACROが運営する日本のブランドです。心・体・肌のバランスに重きを置くホリスティックケアをコンセプトとし、美しさを総合的に引き出すことを目指してします。自然の恵みを活用し、環境に配慮した商品作りを行っています。
この商品は、香りによってオン・オフを切り替える、「アクティブ(活動)」と「カーム(静穏)」のリズムに着目したシリーズ「BALANCING SQ(バランシング エスキュー)」のミスト状化粧水です。朝のスキンケアや日中の集中したい時に使用することで、ハッカなどの爽やかな香りが心を「オン」のモードへと導きます。BALANCING SQラインの共通成分であるチャ花エキスが配合されています。チャ花エキスは、佐賀県の有機農園で栽培された茶の花から抽出したエキスです。オーガニック認証である「COSMOS認証」を取得しており、肌を穏やかな状態へと導きます。また、ハッカ水とタツナミソウエキス(スクテラリアアルピナ花/葉/茎エキス)など、リフレッシュ感を与える植物の恵みで肌を引き締め、透明感とハリのある肌へ導きます。その他、フランキンセンス油やベルガモット果実油、ゼラニウム油などの精油、ビターオレンジ花水やリンゴ果実水などのボタニカルウォーターも配合されています。
パラベンフリー、合成香料フリー、合成着色料フリーで、遺伝子組み換え原料は使用していません。また、自然環境への配慮と生態系の維持の観点から、動物実験は行っておりません。
心を「オフ」のモードへと導く「THREE バランシング SQミスト C」は、仕事中や就寝前など、リフレッシュしたいときにおすすめです。
PAUL & JOE BEAUTE(ポールアンドジョーボーテ)は、フランスのファッションブランド「PAUL & JOE」のコスメティックラインです。かわいいパッケージには定評があり、お部屋に置いておくだけで気分が上がるようなブランドです。
この商品は、イタリア南部の樹齢100年以上のオリーブの実から抽出した上質なオイルを配合した化粧水です。とろみのあるまろやかなテクスチャーで、年代を問わず角層全体をうるおいとハリで満たすことが期待できます。オリーブオイルには、皮膚から水分蒸散を抑えてうるおいを保ち、皮膚を柔らかくするエモリエント作用があるといわれています。使用されているオリーブオイルは、最高品質にこだわって収穫後24時間以内に搾油されたもののみを使用しています。その他保湿成分として、4種のヒアルロン酸(ヒアルロン酸Na、加水分解ヒアルロン酸、酵母培養液、ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム)とローヤルゼリー(ローヤリゼリーエキス)を配合しています。
秋冬のスキンケアアイテムとして、同ブランドのクレンジングクリームやオイルもおすすめです。アイクリームや美容液などスペシャルケアアイテムも揃っています。
オモロヴィッツァは、2006年にハンガリーの貴族によって設立されたラグジュアリースキンケアブランドです。ハンガリーの首都であるブダペストは、温泉都市として有名です。ブダペストの温泉水には、エイジングケア*に適した成分が配合されたミネラルがバランスよく含まれています。
*年齢に合わせたお手入れのこと
この商品は化粧水、美容液、保湿クリーム、下地の機能を備えた 1 本 4 役のオールインワンアイテムです。瞬時に輝く肌に導くのと同時に肌のバリア機能を高め、外的刺激から肌を守ることができます。特許取得済みの独自のミネラル浸透技術「ヒーリングコンセントレート™」を備えたハンガリーの温泉水を配合しています。ハンガリーの温泉水には肌にハリを与え、しなやかで若々しい肌に導く効果があります。さらに乾燥などのダメージから肌を守るトマト幹細胞やビタミンEを豊富に含む小麦胚芽油、ターンオーバーを促進や水分保持力を高めるローズヒップオイル、肌にうるおいを与え、バリアを強化するスイートアーモンドオイルなどの美容オイルを混ぜ合わせた2層式のモイスチャーミストになっています。
同ブランドには、美容液や乳液、クリームなどのアイテムが豊富に揃っています。肌悩みに応じてアイテムが選びやすいブランドです。
紫外線は1年中降り注いでいます。冬は夏ほど紫外線は強くはありませんが、紫外線対策は欠かせません。天候や室内外問わず、冬でもしっかりと日焼け止めを塗って、乾燥やシミなどの肌トラブルを防ぎましょう。
日焼け止めには「SPF」と「PA」の数値が表記されていますが、「SPF」は波長が短いB波を、「PA」は波長が長い紫外線A波を防御する指標です。A波とB波は両方常に降り注いでいますので、SPFとPA両方の指標が表示されている日焼け止めが好ましいです。
室内や散歩程度の外出であればSPF10 PA+、屋外での軽いスポーツやレジャーなどはSPF20〜30 PA++、炎天下でのレジャーやリゾート地でのマリンスポーツ、紫外線に敏感な方はSPF30〜50+ PA+++または++++のものがおすすめです。
また、日傘やサングラス、手袋、遮光カーテンなどの紫外線グッズを活用し、極力紫外線を浴びない生活を心がけることで、シミの悪化を防ぐことが可能です。
スキンケアを化粧水だけで終わらせていませんか?化粧水は主に肌に水分を補給するものです。水分はどんどん蒸発してしまいますので、化粧水だけのスキンケアでは、肌の乾燥はどんどん進んでいってしまいます。
これは冬だけに限ったことではないですが、化粧水の後は乳液もしくはクリーム(両方使用することもあります)で、油分の膜を張り、水分の蒸発を防ぎましょう。
乳液とクリームの主な違いですが、
乳液は水分ベースに油性成分を混ぜたもので、クリームよりも保湿力は穏やか
乳液よりも油性成分の配合が多く、保湿力が高い
などがあります。「冬は乾燥がひどいからクリーム一択!」と思う人もいるかもしれませんが、脂性肌やニキビ肌の方が使用すると、毛穴詰まりやニキビなどの肌トラブルを悪化させてしまう場合もあります。そのため、冬でも脂性肌や毛穴、ニキビなどの肌トラブルでお悩みの方は乳液を使用するか、クリームは皮脂量が少ない部位だけに使用するなどの工夫を行いましょう。
肌の保湿に特化した美容液を使用するのがおすすめです。美容液には、化粧水や乳液よりも美容の有効成分が多く配合されているものが多く、より集中したケアを行うことが可能です。
美容液は他のスキンケアアイテムとは違い、肌悩みに応じて選ぶのがおすすめです。保湿を行いたい場合は、ヒアルロン酸やコラーゲン、セラミドなどの保湿成分が高配合された美容液を選ぶとよいでしょう。
ただし、敏感症状が出ている場合は、有効成分が高配合された美容液が刺激となることもありますので、美容液は使用せず化粧水や乳液などでしっかりと保湿を行うことをおすすめします。
冬の乾燥対策は、スキンケアだけでなく日頃の生活環境を見直すことも重要です。クレンジングや洗顔時は、熱いお湯ではなくぬるま湯を使うことで、皮脂の取りすぎが防げます(冬だけに限らずぬるま湯でのクレンジング、洗顔は1年中心がけましょう)。
日本の冬に暖房は欠かせませんが、直接温風が当たらないように調節したり、加湿器を使用し湿度の低下を防ぐことで、深刻な乾燥は避けることができるでしょう。
また、しっかりとお湯に浸かって体を温めたり、運動で血流をよくすることも大切です。
かずのすけ, 白野実(2019)『美肌成分事典』主婦の友インフォス
上原恵理(2021)『医者が教える 人生が変わる美容大事典』KADOKAWA
永松麻美(2021)『正しい知識がわかる 美肌事典』高橋書店
すみしょう(2021)『最短で美肌になるために知っておきたい スキンケア大全』KADOKAWA
久光一誠(2021)『効果的な「組み合わせ」がわかる 化粧品成分事典』池田書店
川島眞, 川田暁, 神田吉弘, 世喜利彦, 能﨑章輔(2018)『美容の科学』じほう
宇山侊男, 岡部美代治, 久光一誠(2020)『化粧品成分ガイド 第7版』フレグランスジャーナル
小林智子(2022)『すっぴん肌が好きになる 肌トラブル大全』WAVE出版
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