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麻・リネンのシャツ人気ブランド22選【レディース】

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麻・リネンのシャツ人気ブランド22選【レディース】

古代から存在し、非常に歴史のある素材「麻」は、通気性がよく着心地が抜群なので麻のシャツを愛用している方も多くいらっしゃいます。本記事では、麻100%のレディースシャツを販売しているブランドを紹介します。

シャツとは

襟とボタンがついた衣類

シャツとは、襟(えり)とボタンがついた衣類を指し、男性や女性、子供向けの様々なデザインやスタイルのものが販売されています。

そもそも、シャツは上着の汚れ移りを防ぐために作られた男性用の肌着でした。20世紀に入り、シャツのデザインは多様化し、ファッションの一部として重要な役割を果たすようになりました。ワークシャツ、ドレスシャツ、カジュアルシャツ、ポロシャツなど、様々なスタイルが登場しています。

ブラウスとの違いは?

ブラウスは女性用のトップスとして作られたものを指します。

大きく分けるとどちらもシャツの一種なので、シャツとブラウスは同義として使われることも多いですが、本来シャツは男性用の肌着として作られたもので、ブラウスは女性用のトップスとして作られたものを指します。

そのため、シャツはボタンが着る人から見て右側についていますが、ブラウスは一般的に左側についているという違いがあります。これは、上流階級の女性が自分で服を脱ぎ着せず、召使いに身支度をさせていたためです。他人が着せやすいように、着せる側から見て右側にボタンがついています。

現在は「シャツ=男性」といった区別はありませんが、名残としてシャツは襟がついたピシっとした生地でメンズライクのデザインのものが多いです。一方ブラウスは、柔らかい生地で襟がついてないものが多いのが特徴です。

麻とは?リネンとの違いは?

麻とは、植物の茎や葉脈からとれる繊維の総称です。

本来はアサ科アサ属の大麻のことを言いますが、現在日本では特定の植物ではなく植物の繊維の総称として使われています。

麻の種類は20種ほどあり、例えば大麻を原料に作られる「ヘンプ」や亜麻を原料に作られる「リネン」、「苧麻(ちょま)」を原料に作られる「ラミー」などがあります。ただし、現在は家庭用品品質表示法により「麻」と表示できるのはリネンとラミーのみです。

リネンやラミーを使って作られたシャツは、基本的に「麻100%」などと表示があります。

麻は古代から存在し、非常に歴史のある素材です。糸の間に空気を通しやすい構造をしているため、非常に通気性がよく肌に触れると涼しさを感じることができます。また、水分を吸収しやすく汗を吸収してくれるため、暑い季節にもぴったりです。

麻シャツレディース ブランド【3万円以内】

まずは三万円以内で購入できるレディースの麻シャツを販売しているブランドを紹介します。

L.L.Bean(エルエルビーン)

L.L.Bean(エルエルビーン)は、1912年にLeon Leonwood Bean(レオン・レオンウッド・ビーン)によって、設立されたアメリカのアウトドア用品およびアウトドアウェアのブランドです。

「アウトドアの喜びを分かち合える品質とデザインであること」を理念とし、設立当初はハンターのための防水ブーツを開発していましたが、現在では様々なアウトドアアパレルを展開しています。エルエルビーンを代表するアイテムといえばトートバッグです。氷を運ぶためのバッグとして開発されたのが、エルエルビーンのトートバッグで、トートバックの産みの親と言えます。

エルエルビーンはアウトドアは活動的な場面だけではなく、日常生活の中にも広く通ずると考え、通勤通学やリラックスして過ごす休日など生活全体に密着したユーザーライクな商品を販売しています。例えば、1937年の販売以降、高い評価を得続けているのがフランネル・シャツです。その他にも麻100%など様々なシャツが取り揃えられています。

TOMMY HILFIGER(トミーヒルフィガー)

TOMMY HILFIGER(トミーヒルフィガー)は、1985年にTommy Hilfiger(トミー・ヒルフィガー)によってアメリカのニューヨークで設立されたブランドです。

アメリカのイーストコーストのプレッピーなスタイルや、スポーツウェアからインスパイアを受けたファッションを提供し、若者文化やカジュアルファッションに大きな影響を与えてきました。

カジュアルなアメリカンスタイルと、赤・青・白のカラーパレットが特徴です。代表的な商品には、ポロシャツ、Tシャツ、ジーンズ、ジャケット、アウターウェア、ドレス、靴、バッグ、アクセサリーなどがあります。

23区(ニジュウサンク)

23区(ニジュウサンク)は、「株式会社オンワード樫山」が展開する日本のファッションブランドです。

23区のブランドコンセプトは「上質なモノをリーズナブルに」で、シンプルでベーシックながらも質の高いアイテムを展開しています。メインターゲットは30代となっていますが、20代の若年層から50代の大人世代まで幅広い女性から人気があるブランドの1つです。

シンプルなデザインなので、コーディネートしやすいですし、時代関係なく長く着ることができます。

Gymphlex(ジムフレックス)

Gymphlex(ジムフレックス)は、イギリスのファッションブランドです。

体育用のショーツを生産したことから誕生したブランドで、ブランド名の「Gymphlex」は、「体育」という意味の「GYMNASTIC」と「身体をほぐす」という意味の「FLEX」を組み合わせたものです。

ラグビーのユニホームの生産などでも有名になり、ボタンダウンシャツなどのカジュアルウェアを幅広く提供しています。

BANANA REPUBLIC(バナナリパブリック)

BANANA REPUBLIC(バナナ リパブリック)は、1978年にメル・ザイゴーとパトリシア・ザイゴーによって設立されたアメリカのファッションブランドです。

バナナリパブリックの創設者である2人は、探検家の精神をもったクリエーターでした。これまで最高級の素材や革新的な生地を求めて世界中を旅し、意義のある様々なスタイルを生み出しています。

バナナリパブリックはGAPの姉妹ブランドとしても知られていますが、イメージとしてはGAPよりももっと大人っぽく仕立てもしっかりとしており、年齢層で言えば20代後半~40代の方の大人向けのブランドであるといえます。

DANTON(ダントン)

DANTON(ダントン)は、1935年に設立されたフランスのワークウェアブランドです。ブランドの名前は、創業者の名前であるGabrielle Danton(ガブリエル・ダントン)に由来しています。

当初、作業用のカバーオールをはじめとする料理人やガーデナーのユニフォームやエプロンなどのワークウェアを中心に製造し販売していましたが、現在は、株式会社ボーイズの企画・デザイン・製造により、デイリーカジュアルウェアを提供し、男女兼用で長く愛用できると定評があります。

シンプルでありながらもトレンドを取り入れたデザインが多いのが人気の理由の一つです。

ORCIVAL(オーシバル)

ORCIVAL(オーシバル)は、1939年に誕生したフランスのファッションブランドです。

ブランド名の「ORCIVAL」は、フランスにある「オーシバル」という小さな村からとったものです。設立当初は戦時中で、シルクや綿糸の産地だったパリからリヨンへ工房を移すなど様々な苦難の中、生地と製品のどちらも製造しつづけ、品質の高さに定評があります。

現在でも高い品質は守られ続け、着る人誰もが満足できるアイテムを提供し続けています。

SHIPS(シップス)

SHIPS(シップス)は、1952年に上野アメ横にあった米軍放出品を扱う「三浦商店」をルーツとして誕生した日本初のセレクトショップです。

シップスは、伝統的な要素を現代的な形で表現した「STYLISH STANDARD」をコンセプトに時代を感じながらも、こだわりのスタイルを提案しています。

シップスで販売されている商品はとにかくシンプルなデザインが特徴で、20代〜40代の方に人気があります。高品質なので長く愛用することができるのも嬉しい点です。

NANO universe(ナノ・ユニバース)

NANO universe(ナノユニバース)は、日本を拠点に展開するファッションブランドです。

東京カジュアルをベースにイギリスやフランス、イタリアなどの伝統的なデザインを取り入れた商品が多く、おしゃれながらも価格はリーズナブル。客層は20代〜30代をターゲットにしているようです。

シーズンごとにトレンドライクな製品を販売しています。

ANTIQUA(アンティカ)

ANTIQUA(アンティカ)は、大阪の岸和田で誕生した日本のファッションブランドです。

アンティカの価格帯はトップスの場合、2000円〜5000円とプリプラブランドとして知られています。プチプラブランドの中で、アンティカはとくにモードデザインが多く、アシンメトリーなどフィルムやシルエットにこだわられたアイテムを購入することができます。

遊び心を失わない大人の女性向けのファッションを楽しみたい方におすすめです。

鎌倉シャツ

鎌倉シャツは、1993年に設立された日本のシャツブランドです。

鎌倉シャツでは「世界で活躍するビジネスパーソンをシャツで応援する」をモットーにしており、日本の卓越した裁縫技術によって世界最高レベルのシャツを提供し続けています。生地には上質な素材を使っており、身体にフィットするため着心地も抜群です。2012年には海外進出しており、日本の代表シャツブランドと言えるでしょう。

鎌倉シャツでは、ビジネスシーンでも着られるシンプルなものから、カジュアル向けのものまで幅広く取り扱っています。シンプルなデザインのものが多いのでコーディネートしやすいでしょう。

suzuki takayuki(スズキタカユキ)

suzuki takayuki(スズキタカユキ)は、映画やダンス、ミュージシャンなどの衣裳を手掛けていたスズキタカユキさんが2002年〜2003年に自身の名を冠に立ち上げた日本のファションブランドです。近年では東京オリンピックでパフォーマンスを披露した森山未來さんの衣装に使われていたことでも注目されています。

スズキタカユキは「時間の経過」をコンセプトにナチュラルな素材使いと仕立てにこだわった繊細で上質な商品が特徴です。実生活でのコーディーネートに落とし込みやすいデザインです。

価格的にはかなり高価なブランドですが、経年変化も楽しめるため長く使うことができます。

麻シャツレディース ブランド【3万円以上】

続いて、三万円以上で購入できるレディースの麻シャツを販売しているブランドを紹介します。

POLO RALPH LAUREN(ポロ・ラルフローレン)

POLO RALPH LAUREN(ポロ・ラルフローレン)は、1967年にファッションデザイナーであるRalph Lauren(ラルフ・ローレン)によって設立されたブランドRALPH LAUREN(ラルフローレン)の主軸となっているブランドラインです。ラルフローレンより、若干価格が安いのが特徴です。

ラルフ・ローレン氏が前身となるネクタイブランド「POLO(ポロ)」をスタートし、そこから発展したのが「ポロ・ラルフローレン」です。ラルフローレンシリーズの原点であるポロ・ラルフ・ローレンは東海岸のアイビーリーグのカジュアルスタイルに英国流のスタイルを融合させたコレクションで有名です。

着る人を選ばないシンプルなデザインは年齢を問わずに着ることができ、上品な印象を与えることができます。

Finamore(フィナモレ)

Finamore(フィナモレ)は、1925年に設立されたイタリアの高級シャツメーカーです。

カロリーナ・フィナモレ氏がナポリにアトリエを開き、ハンドメイドオンリーの仕立てシャツを仕立てて販売していたことがきっかけで誕生しました。現在ではフィナモレと同じくイタリアを代表するシャツメーカー、BARBA(バルバ)やLuigi Borrelli(ルイリボレッリ)などと同様に高い評価を得ています。

フィナモレのシャツはナチュラルな風合いが特徴で、アーム部分など細かい部分は熟練した職人の手によってハンドメイドです。ハンドメイドだからこそ柔らかな風合いとストレッチのような着心地に仕上がります。質の良さと落ち着いたデザインで大人の女性から人気があります。

S.ESSENTIALS(エス エッセンシャルズ)

S.ESSENTIALS(エス エッセンシャルズ)は、日本のファッションブランドです。

エス エッセンシャルズを運営しているのは、MACKINTOSH PHILOSOPHY(マッキントッシュ フィロソフィー)など展開している三陽商会です。ブランド名の「S」は「SPECIALITY」の「S」で、素材やデザイン、縫製などの専門という意味が込められています。

エス エッセンシャルズでは、着る人を思いやった品質の高さだけではなく地球環境にも配慮しており、雑貨など幅広いアイテムを展開しています。

FRANK&EILEEN(フランクアンドアイリーン)

FRANK&EILEEN(フランクアンドアイリーン)は、2009年にAudrey Mcloghlin(オードリー・マクローリン)が設立したアメリカのシャツブランドです。

高品質なイタリア製の生地を使用し、独自のシルエットとデザインを提供しています。シャツは洗練されたカジュアルウェアとして、様々なスタイルと色で提供されており、男性と女性向けのラインがあります。

特に品質にこだわりをもっており、リネンやコットン、フランネル、ポプリンなどの高品質な素材を使用しています。そのため、フランクアンドアイリーンのシャツは快適さと耐久性に優れており、着心地が非常に良いと評価されています。

INDIVIDUALIZED SHIRTS(インディビジュアライズドシャツ)

INDIVIDUALIZED SHIRTS(インディビジュアライズドシャツ)は、アメリカ合衆国に拠点を置くカスタムシャツの製造会社です。

インディビジュアルライズドシャツは、職人技術を細部まで駆使し、男性と女性向けの高品質なオーダーメイドのドレスシャツを製造することで、アメリカ国内で多くの人々に信頼され愛されています。

デザインはトレンドを追わないシンプルでナチュラルなものが多く、これも品質を第一に考えているがゆえでしょう。ビジネスシーンだけではなくカジュアルなシーンにもキレイに着こなせるシャツが多く取り揃えられています。自分で生地を選ぶなどカスタムシャツを作ることができるのも人気の理由の1つです。

麻シャツレディース ブランド【ハイブランド】

最後にレディースの麻シャツを販売しているハイブランドを紹介します。

LOEWE(ロエベ)

LOEWE(ロエベ)は、1872年にスペインで設立されたラグジュアリーブランドです。

19世紀中ごろに皮革職人のEnrique Loewe Roessberg(エンリケ・ロエベ・ロスバーグ)が皮革製品の大国であったスペインへ行き、1846年にマドリードで工房を開き革製品を手がけていたのがはじまりで、その後ブランドが設立しました。
元々皮製品を取り扱っていたことから、現在も高品質なレザー素材や独創的なデザイン、丁寧なモノ作りで世界中の人に高く評価されており、その他にもウェアやアクセサリー、フレグランス、など幅広く展開しています。

ロエべを象徴するのは「L」を4つ組み合わせたロゴです。1970年にスペインの画家ヴィンセント・ヴェラによって描かれました。ロゴはロエベを代表するバックや財布などの皮革製品以外にも、ウェアにもプリントされており、洗練された高級感を出してくれています。

Max Mara(マックスマーラ)

Max Mara(マックスマーラ)は、1951年に設立されたイタリアのファッションブランドです。

ブランド名の「Max Mara」は、設立者であるアキーレ・マラモッティ氏のあだ名であった「マックス」とファミリーネームの「マラモッティ」を組み合わせたものです。

設立当初はコートを専門とするブランドで、現在でもマックスマーラと言えばキャメル色のロングコートがメインアイテムとなっています。現在では様々なファッションアイテムを販売しており、エレガントでファッション性の高いマックスマーラのアイテムは世界中の人達から愛され続けています。

BURBERRY(バーバリー)

BURBERRY(バーバリー)は、1856年にThomas Burberry(トーマス・バーバリー)がイギリス、ロンドンで設立した高級ファッションブランドです。初めてガバナーコート(ガバディン生地のトレンチコート)を製造し、その後も高品質なアウターウェアで名声を築き上げてきました。

バーバリーは、トレンチコートをはじめ、アウターウェアやバッグ、アクセサリー、靴、アパレル、フレグランスなど、幅広いラグジュアリーアイテムを提供しています。バーバリーを象徴するデザインといえばベージュをベースに黒のチェック、隙間に白、そこに交わるように細い線のレッドが効いた「バーバリーチェック」です。
多くの製品で使用されており、トレンチコートは特に、そのユニークなデザインと高品質な素材で有名で、バーバリーを代表するアイテムの一つとなっています。

BRUNELLO CUCINELLI(ブルネロクチネリ)

BRUNELLO CUCINELLI(ブルネロクチネリ)は、1978年に創業されたイタリアのファッションブランドです。

ブルネロクチネリのアイテムは、カシミアやシルク、ウール、リネンなどの最高品質の素材が豊富に使われ、その質感と快適さが特徴です。創立当時はまだカシミアを扱っているブランドが少なかったため、一気に注目を集めました。

ブランドコンセプトは「スポーツラグジュアリー」です。カジュアルな要素とエレガントさを組み合わせたスタイルを追求した、シンプルなカットや洗練されたディテールが特徴で、着心地の良さと上品さを両立させています。

値段はリーズナブルなものではありませんが、一生ものとして持っておきたいという方が多く、セレブ達が愛用していることでも有名です。

Chloé(クロエ)

Chloé(クロエ)は1952年に誕生したフランスのラグジュアリーブランドです。設立者はギャビー・アギョン氏です。

当時の高級メゾンといえば注文されてから作るオートクチュールが主流でしたが、クロエは「ラグジュアリー・プレタポルテ」をブランドコンセプトに既製品の高級服を販売し、上流階級ではない人たちも着られる高級服として世界に広まりました。

高級な生地を使って作られたアイテムは、シルエットも美しく女性らしさと上品さを演出してくれます。