ニットと言えばワイシャツ(ビジネス用シャツ)が一般的ですが、カジュアルシャツでもニットのものがございます。着心地のよいニットのメンズシャツのビジネス用、プライベート用の両方を紹介します。
ニットシャツとは、編み込んで仕立てられた生地を使って作られたシャツのことです。
一般的にシャツを作るときに使われる生地は大別して「織物」と「編み物」に分けられます。織物は、縦糸と横糸を交差させて織った一般的な布地です。編み物はループ状の糸を引っ掛けて編み込んでいる生地で、このタイプを「ニット」と言います。
ニット=ウールなどの毛糸で編まれたマフラーなどの製品という認識がある方も多いと思いますが、ループ状の糸を引っ掛けて編み込んでいる生地を指します。そのため、綿100%のコットン糸で編み込まれた生地を使った製品やポリエステルで編み込まれていても「ニット」と言います。
ちなみに、ポロシャツも編み込んで仕立てられた生地を使って作られているため「ニット」の一種であると言えます。ポロシャツは「鹿の子編み(かのこあみ)」と呼ばれる編み方の生地で作られています。
オックスフォードシャツなどシャツには様々な種類がありますが、ニットシャツを選ぶメリットは下記の通りです。
ニットシャツのメリットは、編み込んだ生地を使うことによりストレッチ性に長けて、動きやすいという点です。動いたときに身体に合わせて収縮するのはニットならではです。その収縮性の高さからニットはスポーツウェアに使われることも多いほどです。
そのため着心地抜群で、ビジネスシーンだけではなくリラックスして過ごしたい休日にもおすすめです。
ニットは上述したように編み込まれた生地を使っているため、空気がほどよく通り抜けるため通気性抜群です。
ニットシャツの編み目はとても細かく、一見織物の生地と変わらないように見えます。しかし、しっかりと空気が通り抜ける余裕が残されているのです。そのため、夏はとても涼しく快適に過ごすことができますし、洗濯したときも乾きやすいというメリットがあります。
シャツにシワができてしまうとだらしない印象になってしまうので、アイロンがけなどのお手入れは必須です。しかし、アイロンがけがめんどくさいという方も多いのではないでしょうか。カジュアルな場面で着たい場合は、特にわざわざアイロンがけするのもな〜と思ってしまいますよね。
ニットシャツは、織物とは異なり編み込むことによって糸同士の結びつきがそれほど強くなっていないため、折り曲げたとしても元の状態に戻りやすいく、シワになりにくいのが特徴です。商品によっては更にシワになりにくいよう「形態安定加工」をしているものあり、お手入れを楽に済ませたいという方にぴったりです。
シャツは様々なデザイン・スタイルのものがあり、選び方が難しいファッションアイテムの一つですよね。パット見だけで購入してしまうと、コーディーネートが難しくなってしまったり着たときのシルエットがおかしいなど失敗してしまいます。そこで、シャツの選び方を簡単にご紹介します。
シャツと言えば上述したように襟がついているのが特徴ですよね。襟の形にも様々あり、襟の形ひとつで印象がガラッと変わります。そのため、襟の形でシャツを選ぶという方も多いです。
カジュアルに着れる襟の形の種類は、下記の通りです。
レギュラーカラーは、襟の開きが75~90度のシャツの中でも最もスタンダードな形です。
カジュアルシャツだけではなく、ビジネスシーンや冠婚葬祭などのフォーマルなシーンで着用することが多いワイシャツにも用いられている形で、清潔感を出したいときやしっかりとした雰囲気を出したい場面に適しています。フォーマルなシーンでも着れるようホワイトやブルー、ネイビーといったシンプルなデザインのものを持っておくと便利です。
ボタンダウンは、ボタンがついている襟を指します。
ボタンで襟と見頃(袖や襟をのぞいた胴部分)を留めておくことができるため、形が崩れないというメリットがあります。そのため、よりきっちりとした印象になる一方で、ボタンが装飾的な役割も果たすのでビジネススタイルほどきっちりしすぎないカジュアルダウンした着こなしに。休日のコーディネートにも使うことができます。
スタンダードカラーは、首に沿って立てた折り返しのないタイプの襟を指します。学ランの首元やチャイナドレスの首元を想像してもらうとわかりやすいかと思います。「バンドカラー」とも言われます。
スタンダードカラーといえば折り返した襟が付いたものが一般的ですが、襟全体を取り除き、帯状のバンドを襟につけたシャツこそスタンドカラーシャツと言われる襟です。
首周りがスッキリして見えるのが大きな特徴で、どんな人でも清潔感のある印象を与えることができます。また、襟の大きなコートやジャケットなどとも合わせやすいのもメリットの一つです。
オープンカラーは、襟が開いているタイプです。「開襟シャツ」とも言います。
オープンカラーシャツはネクタイを締めない前提で設定しているため、第一ボタンが低く胸元が開くようになっています。首元が詰まっているタイプのシャツと比較して締めつけ感がないのでゆっくり過ごしたい休日にぴったりですし、夏などの気温が高い季節には清涼感を出すことができます。
ちらりと見える胸元はセクシーさも演出してくれます。
シャツはサイズによって着用したときのシルエットが大きく変わり、印象がガラリと変わります。サイズ感を失敗してしまうとだらしなく見えてしまったり、スタイルが悪く見えてしまうので注意が必要です。
きっちりとした清潔感を出したい場合はぴったりめのサイズを選び、休日にゆっくり過ごしたいときなどはゆったりめに着れるサイズを選ぶと良いでしょう。近年ではビックシャツも人気のアイテムの一つです。ただし、着られる場面は限られてくるため、汎用性を意識するのであれば大きすぎないものを選ぶのがおすすめです。
また、海外のブランドの場合サイズが日本人向けになっていないことがあるので注意しましょう。ブランドによっては日本人向けにサイズを変更して販売しているので、心配な方はそちらを購入するのがおすすめです。
シャツはシンプルなものも多いですが、カジュアルシャツを選ぶ場合はデザイン性も重要ですよね。デザインによってコーディネートの雰囲気が変わるため、手持ちの洋服に合わせて買うのも良いでしょう。
シーズンによって様々なデザインの商品が販売されますし、ブランドによってもデザインの特徴は異なるので気に入ったものを選びましょう。
ニットシャツの取り扱いがあるブランドを紹介します。ビジネス向け、カジュアル両方のブランドを紹介します。
INDUSTYLE TOKYO(インダスタルトウキョウ)は、日本のニット専業メーカーである「丸和繊維工業」が展開するシャツブランドです。職人が手作りで作り上げたニットシャツを中心に販売しています。
ニットシャツはカジュアルな雰囲気に思われがちですが、インダスタイルトウキョウでは目が非常に細かいニット生地で仕立てられているのが特徴で、フォーマルな場面でも活用することができます。そして、動体裁断Ⓡを採用し、かがんだときや車を運転するときなど手を前に伸ばした姿勢を前提に作られているため、伸縮性があり、身体を動かしても抵抗感が全くありません。
さらに、様々なニットシャツのバリエーションを取り揃えています。例えばロンドンストライプシャツなどもありますが、緻密に編み込まれているためパッと見ただけでは布帛のシャツと見分けがつかないほど。ノーアイロンで手入れも楽なので、オンオフ兼用で使いたいという方に非常におすすめです。
鎌倉シャツは、1993年に設立された日本のシャツブランドです。
鎌倉シャツでは「世界で活躍するビジネスパーソンをシャツで応援する」をモットーにしており、日本の卓越した裁縫技術によって世界最高レベルのシャツを提供し続けています。生地には上質な素材を使っており、身体にフィットするため着心地も抜群です。2012年には海外進出しており、日本の代表シャツブランドと言えるでしょう。
鎌倉シャツでは、キレイめにしっかりとした印象を与えることができるカジュアルニットシャツを販売しています。生地感や着丈をビジネス向けのシャツよりもカジュアル仕様にしてあるため休日もリラックスして過ごすことができます。
Brooks Brothers(ブルックスブラザーズ)は、1818年にアメリカのニューヨークで設立されたファッションブランドです。ブルックスブラザーズの歴史は古く、ラルフ ローレンなどのアメリカを代表するファッションブランドと並ぶアメリカントラディショナルスタイルのブランドとして、高品質な素材と伝統的なスタイルに焦点を当て、上質な紳士服を提供し続けています。
ブルックスブラザーズはⅠ型スーツを初めて世に出したブランドとしても有名ですが、ボタンダウンシャツ(ポロカラーシャツ)やノンアイロンシャツを初めて商品化したのもブルックスブラザーズであると言われています。年齢層としては30代〜40代が多いのですが、クラシックでありながらもモダンなデザインは長年人気が高く、幅広い世代から評価を得ています。
ブルックスブラザーズでは、ビジネスシーンはもちろんのことカジュアルな場面でも着られる薄手のニットシャツなどが販売されています。
SUIT SELECT(スーツセレクト)は、紳士服でおなじみの「株式会社コナカ」が展開するブランドで、佐藤可士和氏がブランドコンセプトを監修しています。
ビジネスシーンだけではなく、ファッションとして楽しめるリアルスーツの販売を目指し、様々なアイテムを展開しています。低価格ながらも手入れのしやすい形態安定加工がされているので機能性も抜群です。
働き盛りの男性にとってオンオフ関係なく着れるシャツを手軽に購入できるスーツセレクトは大変人気で、低価格なので色違いでまとめて買うという方も多いです。
TAKA-Q(タカキュー)は、1950年に設立された紳士・婦人服及び関連洋品雑貨の販売を行う会社および日本のファッションブランドです。日本のアパレル業界の中でも歴史が深く老舗と言えます。
タカキューのブランドコンセプトは「団塊世代、団塊ジュニア世代の2つのコア世代の男性中心に、オンスタイル、オフスタイルにとらわれない、“サード・ワード・ローブ”の着こなしを軸とする複数のプライベートブランドの組み合わせにより、トータルコーディネイト提案するSPA専門店」です。現在では、ビジネススーツからカジュアルウェアまで、メンズ、レディース商品を幅広く取り扱っています。
質が良くデザイン性の高い商品が比較的安く購入できるため、20代〜30代の男性にコスパが良いと評判です。
AZABU THE CUSTOM SHIRT(麻布ザ・カスタムシャツ)は、パーソナルオーダースーツやシャツを取り扱う「麻布テーラー」がプロデュースしている既製品シャツを専門とするブランドです。
麻布 ザ・カスタムシャツでは、著名ブランドを手掛けている国内でも有料のシャツファクトリーで、正常技術者資格を有する職人によって仕立てられています。細部までこだわりを持ってデザインされているため、日本肌触りや着心地においても価格以上のクオリティであると高い評価を得ています。
麻布ザ・カスタムシャツも主にビジネスシーン向けのシャツを取り扱っていますが、かわいらしいチェック柄などカジュアルなシーンでも着られるシャツも取り揃えてあります。
giannetto(ジャンネット)は「カミチュリア・サンフォート社」が2008年から展開している南イタリアのシャツブランドです。
ブランドが誕生してから歴史は浅いですが、名だたるブランドに匹敵するクオリティーでその名は広まっています。ジャンネットを展開するカミチュリア・サンフォート社は1979年に創業しており、創業以来上質なシャツをハンドメイドで作ってきました。そのため、ジャンネットで販売されているシャツもイタリアンシャツの伝統技術をベースに作られています。
ジェンネットのシンプルでありながらエレガントなデザインは、ビジネスシーンからカジュアルシーンまで幅広く着ることができます。また、南イタリアの港町の陽気さを表現したコレクションなども人気です。
CIRCOLO1901(チルコロ1901)は、2009年に誕生したイタリアのファッションブランドです。テキスタイルメーカーの「S.G.L.社」に勤めていたGennaro Dargenio(ジェラルド・ダルジェーニオ)が、面白半分でスエットジャケットを作ったことがきっかけとなり、本格的にブランドとしてその名が知られるようになりました。
チルコロ1901といえば、ジャージ素材で作られたアイテムです。スエットジャケットは今でもブランドのメインアイテムともいえますが、ニットシャツなども販売されています。独自に開発されたストレッチ性が高く表面を表面を起毛させた素材を使用したニットシャツは、やや厚みのある素材で肌触りも滑らか。着心地は抜群です。カジュアルな場面はもちろんのこと、タックインすればドレスシャツのようにビジネスシーンでも着ることができます。
GUY ROVER(ギローバー)は1967年に北イタリアで設立されたシャツブランドです。
南イタリアではハンドメイドのシャツが人気があるのに対して、北イタリア生まれのギローバーはマシンを使って作った都会的で洗練されたファッション性を売りにしています。ギローバーは北イタリアの中でも最高峰の技術を持っているため、マシンメイドだからといってハンドメイドと比較して品質が落ちてしまうことはなく、品質にも定評があります。
シャツの定番の生地である「鹿の子」を初めて使ったブランドはギローバーであると言われています。ギローバーのシャツは、柔らかな素材でありながらもカジュアルすぎないためビジネスシーンでも着用可能です。また、日本人の体型に合わせたサイズで作られているため着用感も完璧です。
ハンドメイドだとどうしても高価になってしまいますが、高品質の製品を比較的安価で購入できるのもマシンメイドを採用しているギローバーならではです。
Finamore(フィナモレ)は、1925年に設立されたイタリアの高級シャツメーカーです。
カロリーナ・フィナモレ氏がナポリにアトリエを開き、ハンドメイドオンリーの仕立てシャツを仕立てて販売していたことがきっかけで誕生しました。現在ではフィナモレと同じくイタリアを代表するシャツメーカー、BARBA(バルバ)やLuigi Borrelli(ルイリボレッリ)などと同様に高い評価を得ています。
フィナモレのシャツはナチュラルな風合いが特徴で、アーム部分など細かい部分は熟練した職人の手によってハンドメイドです。ハンドメイドだからこそ柔らかな風合いとストレッチのような着心地に仕上がります。質の良さと落ち着いたデザインが30代男性にエレガントな印象を与えてくれます。
CAMICIANISTA(カミチャニスタ)は、イタリアのフィレンツェ出身のシャツ職人Leonardo Bugelli(レオナルド・ブジェッリ)がテクニカルディレクターとして参加しているシャツブランドです。
ブランド名にある「CAMICIA(カミーシャ)」は、シャツから生まれた造語で、「シャツを愛する人・シャツが似合う人」という意味が込められており、イタリアの高級シャツの基盤を元に最高峰の技法を駆使して最高品質のシャツを作り続けています。
カミチャニスタには、鹿の子生地を使用したニットシャツなどがあります。表面に凹凸のある鹿の子生地を仕様することで、快適性をアップさせています。また、カミチャニスタ定番の袖の可動域が広がる仕立てになっているので、カミチャニスタの良さがたっぷり実感できるアイテムです。
LACOSTE(ラコステ)は、フランスのテニスプレイヤーであるルRené Lacoste(ルネ・ラコステ)によって1933年に創設されたブランドです。
ルネ・ラコステの愛称が「クロコダイル」であったことから、ブランドのアイコンには緑のワニのロゴが採用されているのが特徴で、定番のポロシャツをはじめとするウェアに加え、シューズやレザーグッズ、香水など様々な商品を提供しています。
ラコステはその単純でエレガントなデザイン、高品質な素材、スポーツとカジュアルファッションの融合から、世界中で多くの愛好者を持つブランドであり、シャツもシンプルで着やすいため人気があります。
Blue Standard(ブルースタンダード)は、日本のカジュアル衣料チェーン「ジーンズメイト」が展開するオリジナルブランドです。
ブランドコンセプトは「37.5歳の新定番」で、スーツを脱いで休日を楽しめる都会的で爽やかな大人のスタイルを提供しています。ベーシックなデザインに程よくトレンドをミックスしているため、ワンランク上の大人の男性の雰囲気を演出することができます。また、価格はリーズナブルなものが多く日常使いしやすいのも高い人気を得ている理由の1つです。
ブルースタンダードのニットシャツは、内面のポリエステルが汗を吸収し、外側の綿が素早く拡散する2重構造が特徴です。吸収速乾性で、ゴルフなどのスポーツをするときにも最適です。
アバハウスは、「株式会社アバハウスインターナショナル」が展開する日本のファッションブランドです。
「ファッションを模索する人たちに」をテーマに、自由で柔軟な発想とモダニズムな世界観を合わせ持ったアイテムを提供しています。清潔感あふれるデザインに遊び心をプラスさせたデザイン性と機能性の高さに定評があります。
アバハウスでは、イタリアの老舗ファブリックメーカーALBINI(アルビニ)社の「CORCORAN」シリーズを使用したサーフニット生地で作られたニットシャツなどがあります。吸汗性に優れている他、柔らかな生地で肌触りも抜群です。
UNIQLO(ユニクロ)は、1984年に日本の山口県にて設立された日本のファッションブランドです。
ユニクロというブランド名は「UNIQUE CLOTHING WAREHOUSE(ユニーク・クロージング・ウェアハウス)」を略したもので、「他では買うことができない良いカジュアルファッションを、お客様が自由に選び買うことができる」という意味が込められています。
シンプルで洗練されたデザインで、機能性と快適さも組み合わさったカジュアルウェアを提供しています。ヒートテックやAIRism(エアリズム)などのテクノロジーに基づいたインナーウェアやジーンズ、Tシャツ、スウェット、アウターウェアなどが特に人気です。さらに、ユニクロはユニセックスのアイテムを多く取り揃えており、多くの商品は男性と女性の両方に対応しています。
ユニクロはカシミアやプレミアムリネンなどの高級素材を使った製品も多く、高品質でありながら低価格で購入することができるコスパ最強のブランドとして人気が高いです。
ニットシャツを販売しているハイブランドを紹介します。
GUCCI(グッチ)は、1921年にGuccio Gucci(グッチオ・グッチ)がイタリアのフィレンツェで設立したラグジュアリーブランドです。
グッチも当初は革製品を取り扱う専門店でした。グッチオ・グッチが当初からこだわり抜いたモットーは「最上の伝統を最上の品質で」「過去の良い物は現代に反映させて商品を作る」です。品質や使いやすさ、デザイン性にこだわった製品が多く販売されています。
グッチの代表的なシリーズが「GGキャンバス」です。第二次世界大戦で使用が困難となった皮革素材の代わりにグッチのシンボルであるダブルG(GG)を並べたキャンバス地を使い、最上の品質を反映させたもので、現代でも定番商品となっています。また、馬の腹帯からインスパイアされた「緑・赤・緑」の配列もトレードマークとなっています。
ファッションアイテムは、グッチらしい個性的なデザインのアイテムから、ロゴが目立たないベーシックなデザインまで豊富に揃えられています。
DIOR(ディオール)は、1946年にChristian Dior(クリスチャン・ディオール)がフランスのパリで設立したラグジュアリーブランドです。設立当初から高級なクチュール(オートクチュール)ファッションで知られ、ディオールのデザインは当時のファッション界に新しいスタイルとエレガンスをもたらしました。
ディオールはエレガントな女らしさを強調したデザインの製品が多いですが、2019年よりデザイナーに就任したキムジョーンズが、メンズやウィメンズ、フレグランスといったラインを全て一つに統合し、これまでのクラシックなデザインから、ポップな要素を取り入れた商品を販売しています。
NIKEやSTUSSYなどのコラボ商品も販売されており、多くの男性芸能人も愛用していることで知られています。
BALENCIAGA(バレンシアガ)は、1919年にCristóbal Balenciaga(クリスチャン・バレンシアガ)がスペインで設立された高級ファッションブランドです。現在はグッチやサンローラン、ボッテガ・ヴェネタなどのハイブランドと同じくケリング・グループの傘下にあります。
バレンシアガは、洗練されたカジュアルウェアとレディ・トゥ・ウェア、ハンドバッグ、シューズ、アクセサリーなど幅広く提供しています。特に、オーバーサイズのシルエット、斬新なデザイン、独特の素材の使用が特徴的で、ラグジュアリーストリートブランドとして人気を博しています。
高級感のあるストリートファッションを楽しみたい方におすすめです。
CELINE(セリーヌ)は、1945年にCéline Vipiana(セリーヌ・ヴィペリ)がフランスのパリで設立した高級ファッションブランドです。当初はパリの靴職人と革職人の技術を用いたオーダーメイド高級子供靴専門店としてスタートし、瞬く間に上流階級を中心に人気が高まりのちに婦人靴をはじめ、ウェアやアクセサリーへと展開し、ファッション界で名声を築いていきました。
ブランドコンセプトは「女性らしくありつつも自立しているアクティブな女性」です。そのため働く女性向けの上品でシンプルなデザインのものが多く、女性向けのブランドと認識している方も多いと思いますが、2019年にメンズラインも誕生しています。
セリーヌのメンズラインは、デザイナーのエディ・スリマンの影響を受け、ミニマルでシャープなデザインが特徴です。シンプルでクラシックなスタイルが支持されており、スリムなシルエットやモノトーンのカラーパレットが多く見られます。また、ロックスタイルの要素やエッジの効いたディテールも一部アイテムに取り入れられています。
BOTTEGA VENETA(ボッテガヴェネタ)は、1966年にイタリアで設立された高級ファッションブランドです。
ブランド名はイタリア語で「ヴェネツィアの工房」を意味し、その名の通り、高品質なクラフトマンシップと繊細な手作業で製品を制作することで知られているブランドです。
ボッテガヴェネタのファッションは、シンプルでエレガントなデザインが特徴で、特にレザーグッズがその代表的なアイテムです。ブランドは「イントレチャート」と呼ばれる特有の編み込み技術を駆使して、バッグやシューズ、アクセサリーなどを制作しています。アパレルも上質な素材と洗練されたデザインで高く評価されています。
ARMANI(アルマーニ)は、1975年にGiorgio Armani(ジョルジオ・アルマーニ)によって設立されたイタリアの高級ブランドです。
アルマーニのファッションアイテムは、ビジネスウェアからカジュアルウェア、イブニングウェアまで幅広いファッションアイテムを提供しており、男性と女性の両方を対象としています。
アルマーニの商品はシンプルで洗練されたデザインが特徴で、高品質の素材と繊細な仕上げに重点を置いているため高い評価を受けています。
KENZO(ケンゾー)は、1969年に日本人デザイナーの高田賢三氏が設立したフランスのラグジュアリーブランドです。
ケンゾーは、カジュアルでカラフル、エキゾチックな要素を取り入れたデザインで知られ、ファッション界で独自のスタイルを築いています。大胆なカラーやグラフィック、アートの影響を受けたプリント、アフリカやアジアの要素を取り入れたデザインが特徴です。ブランドのアイコンとしては、タイガーヘッドロゴや虎のプリントがあります。タイガーヘッドロゴはスウェットやTシャツ、キャップ、リュックなど様々なアイテムに起用され、一躍ブームとなりました。
メンズ商品にも花柄を取り入れるなど、華やかなデザインの商品もあるのが特徴ですが、シンプルで着やすいデザインの商品もあります。
MAISON KITSUNÉ(メゾンキツネ)は、2002年にGildas Loaëc(ギルベール・アンドレ)とMasaya Kuroki(マサヤ・クロキ)によって設立されたフランス・パリを拠点とするブランドです。
メゾンキツネは、ファッションだけでなく、音楽やアートなどの分野にわたり様々な活動を行っており、音楽レーベルとファッションブランドと幅広い角度から自分たちの感性を表現しています。ブランド名の「KITSUNÉ」は、日本語で「狐」を意味し、日仏の要素を融合させています。
メゾンキツネのファッションは、クラシックでシンプルなデザインと、アーティスティックなプリント、独自のロゴが特徴です。特狐のヘッドロゴやトライアングルロゴがブランドのアイコンとなっていて、様々なアイテムにプリントされています。
BERLUTI(ベルルッティ)は、1895年にイタリア出身のSilvano Lattanzi Berluti(ルヴァーノ・リッカルド・ベルルッティ)が設立したフランスの高級ファッションブランドです。
初期は靴職人としてスタートし、高品質なカスタムメイドの靴を提供していました。その後、ブランドは革製品やアパレルなどのファッションアイテムにも拡大しています。特にドレスシューズやビジネスバッグ、お財布などに定評があります。
ベルルッティのアパレルは、高品質の生地とユニークなデザインが特徴です。スーツ、ジャケット、シャツ、セーターなど、クラシックなメンズウェアにモダンな要素が組み合わさったアイテムが提供されています。
BAGUTTA(バグッタ)は、1975年に設立されたイタリアを代表するシャツブランドで、設立以来、高品質なシャツの製造に特化しています。
特にブランドタグやボタンの素材、サイズ、ディテールの細かい部分に至るまで徹底的にこだわって作られたエレガントなドレスシャツは定評がありますが、カジュアルなシャツまで幅広いスタイルで提供されています。カジュアルシーンで着れるシャツには、バンドカラーやシャンブレー、ブサムシャツと種類が豊富にあり、センスのある上品な雰囲気を出すことができます。
バグッタは、イタリア国内外で販売されており、高級デパートやオンラインストアを通じて入手できます。 また、ビームスなどのセレクトショップでも販売されているのでチェックしてみてください。
dunhill(ダンヒル)は、1893年にイギリスのロンドンで設立された高級ファッションおよびライフスタイルブランドです。
設立当初は馬具に関する製品を作っている会社でした。自動車の普及とともに路線を変更し、小物の製造・販売を始めました。当時販売されていたタバコパイプなどのタバコ関連商品は今でも有名です。1930年には、万年筆や化粧品とラインナップを広げ、高品質な革製品やアクセサリー、アパレル、時計、香水、書類入れ、スーツケースなど、ライフスタイルに関連する幅広い商品ラインを展開しています。
ダンヒルの現在の人気アイテムは、ネクタイや財布、バッグ、スーツなどです。また、マネークリップなどの小物類やメンズウェアの方も大人気です。エレガントで洗練されたスタイルが特徴で、そのデザインはクラシックでありながらも現代的な要素を取り入れています。値段は高めですが、ダンヒルに憧れを持つ男性は非常に多く、愛用している方も多くいらっしゃいます。
Most Popular
金属アレルギーの方におすすめのピアスブランド30選【レディース】
ファッション
つけっぱなしにおすすめのピアス人気ブランド25選【レディース】
ファッション
つけっぱなし用ネックレス人気ブランド15選。選び方も解説
ファッション
【予算3万円】ピアス人気ブランド35選。ハイブランド以外も紹介
ファッション
日本製ワイシャツブランド31選。上質な作りに定評のある商品を紹介
ファッション
日本のネックレスブランド55選。定番から知る人ぞ知るブランドまで紹介
ファッション
ピアス日本製ブランド60選。定番から知る人ぞ知るブランドまで紹介
ファッション
【メンズ】シルバーネックレス人気ブランド20選。ハイブランド以外も紹介
ファッション
一粒ダイヤのおすすめピアス30選。定番ブランドからコスパ最強ブランドまで紹介
ファッション
1万円以内のネックレス人気ブランド30選。コスパ最強の選び方とは?
ファッション