本記事ではつけっぱなしにできるメンズネックレスを手掛けるブランドを紹介します。
そもそもネックレスとはどのような定義なのでしょうか。
ネックレスは英語では「necklace」と表記されますが、 「neck=首」、「lace=ひも」という意味の通り、首につけるひも状の装飾品の総称です。 貴金属のイメージが強いですが、革や麻ひもを使ったものなど、様々なバリエーションがあります。
ネックレスは装飾品の中でも古い歴史を持ち、日本でも縄文時代に使われていた首飾りが出土しています。当時の首飾りは、有名な勾玉を連ねた首飾りのほか、硬玉や動物の牙・骨、貝や石などをつなぎ合わせて作られていました。
よく聞く装飾品ではペンダントやチョーカーもネックレスに含まれます。
ペンダントは「ぶら下げる、つるす」という意味を持つラテン語の「pendere」を語源とする装飾品です。そのため、正確にはペンダントとは吊り下がった部分の飾りだけを意味し、ワンポイントのモチーフなどが付いて吊り下がった部分があるネックレスは「ペンダントネックレス」といいます。
ただし、ペンダントネックレスという呼び名が長いため、短く「ペンダント」と呼ぶことが多いです。
ネックレスは長さごとに呼び名があり、チョーカーもそのうちの1つです。
35~40㎝ほどの短いネックレスが「チョーカー」と呼ばれ、一般的な長さとされる40~45㎝は「プリンセス」、やや長めの50~60㎝は「マチネ」、長めの80㎝前後は「オペラ」、100cm以上は「ロープ」と呼ばれます。
ペンダント以外で単にネックレスと呼ぶものでは、石や真珠などが連なった「連タイプ」が多いです。
連タイプは石や真珠のサイズの違いで呼び分けられています。サイズが均一のものを「ユニフォーム」、留め具から胸元にいくにつれ、段々とサイズが大きくなるデザインを「グラデーション」と呼びます。
また、他にも胸元にモチーフが広がるように見える「ビブネックレス(シャワータイプ)」や、留め具のない長いひも状の「ラリアットネックレス」などがあります。
ネックレスに使われるチェーンにもいくつか種類があります。
いわゆる鎖のような形をした「アズキチェーン」、全てのチェーンの輪が正面を向いている「喜平チェーン」、キーホルダと同じ丸いチェーンが連なる「ボールチェーン」、四角いパーツを交互に組み合わさっている「ベネチアンチェーン」があり、見た目はもちろん、着け心地などにも差があります。
つけっぱなしにできるネックレスの特徴を解説します。
つけっぱなしにしていてもネックレスが劣化しにくく、肌にトラブルが起きにくいのは下記の金属です。
プラチナ
ゴールド
チタン
シルバー
サージカルステンレス
ちなみに、特に丈夫なのはプラチナやチタン、ステンレスで、上から順番に金属アレルギーを発症しにくいです。つけっぱなしにするなら、なるべく上記の素材の中から選ぶようにしましょう。
ただし、ネックレスの多くはいくつかの素材を組み合わせて作られていたり、メッキが使われていたりするので、使用されている副材料の金属からアレルギーを起こす可能性があります。ネックレスをつけっぱなしにするとどうしても金属アレルギーを発症するリスクが高くなるので、気になる方はこまめに外すようにしましょう。
首元は皮膚が薄く汗をかきやすい部位であり、特に夏場は汗をかいて炎症が起きやすく、金属の劣化も起こりやすいので要注意です。
つけっぱなしにしていても楽なネックレスの特徴は下記の通りです。
モチーフが小さいか、チェーンだけのタイプで軽い
チェーンが肌に擦れにくい
比較的短く、ジャラジャラと動かない
まず、重たいネックレスは長時間つけっぱなしにしていると肩が凝ってしまうこともあるので避けましょう。
また、つけっぱなしにする場合はチェーン選びが重要です。
肌に沿いやすく擦れにくいのが「スネークチェーン」ですが、やや重めで壊れにくいとはいえず、構造上修理も難しいです。「スクリューチェーン」も比較的肌馴染みが良いですが、切れやすいのが難点です。「ベネチアンチェーン」はバランスが良いですが、高級ジュエリーに使われていることが多く、値段が高い製品が多いです。どのチェーンも一長一短があるので、迷ったら見た目で選んでしまうのも良いでしょう。
つけっぱなしにできる場面について解説します。
旅行やお出かけで海やプールに入る際、つけっぱなしにできると楽ですよね。ただし、場所によってはつけっぱなしが禁止されていることもあるので、よく確認しましょう。
プールや海水浴の場合、多くの場所でつけっぱなしが禁止されています。理由は下記の通りです。
知らない間に外れてしまい、踏んで怪我をしてしまう
外れたネックレスがプールの排水溝に流れ込むと設備故障の原因となる
海の場合、長時間炎天下の中でネックレスをつけっぱなしにするとネックレスが熱せられて首を火傷する可能性がある
ネックレスを引っ張られると首が絞ってしまい、泳いでる最中に引っ張られると溺れる可能性もある
以上のことから多くの場所でつけっぱなしで泳ぐことが禁止されており、特に禁止されていない場所でも外して泳ぐことが推奨されています。
お風呂、特に温泉の場合は成分が温泉毎に異なるので一概に良し悪しが判断できませんが、ネックレスの素材によっては入浴剤や温泉の成分で金属が変色してしまう可能性があります。お風呂に入る際はできる限り外すことをおすすめします。
シルバーなどは温泉によく含まれている硫黄によって黒く変色すると、色を落とすのにかなり手間がかかり、完全に元通りにするのは難しいでしょう。ゴールドやプラチナは前述の通り、製品の中に含まれる他の金属が温泉の成分に反応することもあるため、必ずしも大丈夫とは言えません。
シャワーだけであれば変色は起きにくいですが、シャンプーの洗剤成分が変色の原因となるので、しっかり流しましょう。
なお、メッキ製品などは水分が残っているとメッキが剥げる原因になるため、しっかりと水分を拭き取りましょう。
寝ている間につけっぱなしにすると擦れてけがの原因となりやすく、寝ている間にかく汗で劣化が起きやすいので、やはり外して寝ることをおすすめします。
首元にネックレスを身に着けたまま寝ると、顔に傷が出来てしまうこともあります。また、寝ている間はたくさん汗をかいているので日中よりも劣化が進みやすく、長時間肌に密着するので肌のトラブルも起きやすいです。
自分用やプレゼント用でも、様々な選び方ができます。
ネックレスを選ぶ際、一番大きいのは素材の違いでしょう。見た目はもちろん、素材次第で値段も大きく変わります。また、金属アレルギーがある場合にはその素材を避ける必要があります。
モチーフだけでなく、チェーンの素材も印象を大きく左右します。希少価値が高いものの変色や錆びに強いプラチナや、華やかな輝きを放つゴールド系、カジュアルな装いによく合って使いやすいものの劣化しやすいシルバーなどがあります。
ネックレスのデザインは豊富で、様々なデザインがありますが、宝石や天然石の色合い、胸元のモチーフの形で選ぶという方も多いですよね。また、すでに紹介した通り、チェーンの種類もデザインの違いに大きく関係します。
天然石や宝石などのモチーフは存在感があり良く目立つため、身に着けた時に印象が大きく変わるので、ネックレス選びでは一番大きな要素とも言えます。星形や四つ葉のクローバー、馬蹄形、動植物、幾何学模様など様々なモチーフがあります。
なお、モチーフのデザインは好き嫌いがあるので、プレゼントの場合は注意が必要です。
サイズや長さも選ぶ際には重要なポイントになります。服装によってマッチするサイズ・長さがあるので、色々なサイズのネックレスを持っていると便利です。
ペンダントのサイズやチェーンの太さは印象を大きく左右します。ペンダントならモチーフが小さければ控えめな演出となりますが、大きいければ主張の強いエレガントな雰囲気になります。ネックレスはチェーンが細ければ主張しすぎない華美さがありますが、太ければ存在感のある美しさが生まれます。
また、すでに説明した通り、長さは40cm以下から100cm以上まで様々です。小さめのチョーカータイプならさっぱりとした雰囲気に、ロープタイプを二重に巻いて身につければとても華やかになります。
ネックレスは、普段使い以外にもパーティーや冠婚葬祭などの服装規定があるような場面で身に着けることも多いので、その場に合わせたネックレス選びをすることが重要です。
冠婚葬祭などのフォーマルな場面では真珠のネックレスを身に着けるのが一般的ですが、比較的カジュアルなパーティーではゴージャスで大ぶりなモチーフがよく映える場合もあります。
また、ホテルのレストランなどのスマートカジュアルな装いが求められる場面ではダイヤモンドなどの主張しすぎない程度に輝くネックレスがおすすめです。
ネックレスをプレゼント用に選ぶ場合、当たり前ですが自分の趣味を押し付けるのではなく、渡す相手の好みや年代を考えて選んでみましょう。
普段よく会う相手ならばさりげなく服装をチェックしてみましょう。華やかなものを好む方や、シンプルなものを好む方など、人の好みは様々です。過去に一緒に撮った写真などを振り返ってみても良いでしょう。
ネックレスをなかなか選ぶことが出来ないときは、価格から選ぶのも手です。ネックレスは膨大な種類がありますが、通販サイトなどで探す際は価格を絞るとぐっと探しやすくなります。
また、プレゼント用でも価格を考慮するのはとても大事なことです。友人などの知り合いに高価すぎるものを渡してしまうと相手が負担に感じてしまうかもしれません。過去にプレゼントをもらったことのある相手ならば、同じ価格帯にするのがおすすめです。
信頼がおける有名ブランドから選ぶという方法もあります。ブランドによってデザインの特徴や価格帯があるので、好みのデザインや予算の限度がある場合には欲しいブランドを先に決めるとスムーズに決められます。
また、修理やクリーニングなどのアフターサービスもしっかりしているブランドであれば長く愛用することが出来ます。
それでは、つけっぱなしにできるメンズネックレスを手掛けているブランドを紹介します。
LION HEART(ライオンハート)は、1996年に設立された日本のアクセサリーブランドで、主にメンズ向けのアクセサリーを提供しています。
比較的リーズナブルな価格帯と強さを感じるエッジの効いたデザインで若者を中心に幅広い支持を受けています。
ライオンハートは、アーティストや芸能人とのコラボレーションアイテムを多く発表し、ファッションブランドとのコラボレーションアイテムも展開しており、多彩なアクセサリーがラインナップされています。トレンドに敏感な男性からも高い支持を得ている人気ブランドの一つです。
GLUCK(グルック)は、「アクセサリーで人と人を繋ぐ」の言葉をブランドコンセプトとするアクセサリーブランドで、世界中のブランドのアクセサリーを取り扱うセレクトショップでもあります。
トレンドのコインモチーフを始めとしたデザインが多く、高級感のある落ち着いたデザインが特徴的ですが、価格は数千円台とリーズナブルで、SNSでも人気です。また、ユニセックスなデザインで男女ともに人気で、ペアで身に着けるのも人気です。
ゴールドを始め錆びにくいサージカルステンレスを用いたネックレスも豊富に手掛けているのでつけっぱなしにできるメンズネックレスをお探しの方にぴったりです。
OVER RAG(オーバーラグ)は、株式会社OVER RAGが運営するアクセサリーブランドです。
トレンドを意識したカジュアルなデザインのアクセサリーが豊富に揃っており、ゴールドカラーやファーを用いたものなどが人気で、少し大人っぽい印象をプラスできます。
ユニセックスなデザインのアイテムも多く1500円〜2000円程度の価格帯もあって、カップルで同じデザインのネックレスなどをペアで身に着けるのも人気です。
Nei/nor(ネイナ―)は、日本のアクセサリーブランドです。
「Nei/nor」というブランド名は、「無機質」を意味する「inorganic」、「どちらでもない」という意味のある「neither nor」、「性の区別がない」を意味する「genderless」を組み合わせた造語です。
ネイナーでは、ブランド名の通り男女問わず使うことができるデザインのアクセサリーを幅広く手掛けているのが特徴です。また、サージカルステンレスにPVDコーティングを施すことで18金などと同様に金属アレルギーが起こりにくく肌に優しいアクセサリーを販売しています。
MITERAVITA(ミテラヴィータ)は、日本のブランドです。
ミテラヴィータでは、サージカルステンレス(医療用)を用いたアクセサリーを中心に手掛けています。金属アレルギーの方はもちろんのこと、つけっぱなしにしたい方にもおすすめです。
素材にこだわられて作られているため、品質が高く、しっかりと流行を取り入れているのでトレンドを逃したくない方にもおすすめです。
Zanipolo Terzini (ザニポロ タルツィーニ)は、イタリアンテイストのアクセサリーを手掛けるジュエリーブランドです。
ザニポロ タルツィーニでは、スーツスタイルに合うようなデザインのアクセサリーを幅広く手掛けているブランドで、ビジネスシーンを始めオフでも使えるようなシンプルでおしゃれなアイテムに定評があります。
錆びにくいサージカルステンレスを使用している他、シンプルなデザインでつけっぱなしにしやすいネックレスが多いです。
Jewelry Studio PLUSTER(ジュエリースタジオプラスター)は、2012年に東京都で設立された株式会社ヒロエンタープライズが運営するジュエリーブランドです。オンライン通販を中心に様々なアクセサリーを販売しています。
手掛けているアクセサリーは1000~2000円のプチプラ製品から20万円以上のブライダイル製品まで様々で、予算に合わせて欲しいアクセサリーを選ぶことが出来ます。
メンズ向けアクセサリーはシンプルなデザインになっていて、日常使いしやすくなっているのも嬉しい点です。
BARZAZ(アクセサリーショップバルザス)は、2007年に京都で設立されたアクセサリーメーカー「ヴィサージュジャパン株式会社」が手掛ける公式通販サイトです。
同社のジュエリーブランド「心葉」のアイテムを中心に様々なアクセサリーを販売しており、シンプルなデザインから宝石を用いたエレガントなものまで豊富なデザインのジュエリーが揃っています。
錆びにくくつけっぱなしにできるネックレスも手軽な価格で購入できるので、人気の理由の一つです。
Terra-gratia(テラグラティア)は、日本のアクセサリーブランドです。
テラグラティアでは、「ふたりの絆をカタチに」をブランドコンセプトにペアジュエリーを幅広く展開しています。
専属のデザイナーがアイテムを手掛けているため、幅広い年齢層に合うジュエリーを取り揃えています。ペアジュエリーを数多く手掛けるブランドということもあり、男女兼用で使えるデザインも多いので、カップルでお揃いで使いたい方にもおすすめです。
close to me(クローストゥーミー)は、「いつも一緒に…」をコンセプトに、シルバーを使用したシンプルなデザインのペアアクセサリーを手掛けているブランドです。
公式サイトはありませんが、Amazonなどの通販サイトでアクセサリーを購入することが出来ます。
手掛けているアクセサリーはペアリングやペアブレスレット、ぺアネックレスで、デザインも豊富ですが、いずれも手頃な価格なのが特徴です。20代など若年層を始め落ち着いたデザインも多いので、30代といった大人世代にも人気があります。
Leger(レジエ)は、新潟県に本社を置くレジエ株式会社が運営するチタン専門のアクセサリーブランドです。
日本一の金属加工地である三条に工場を持ち、自社開発の極小溶解炉で純チタンを溶解して高品質なアクセサリーを制作しています。
デザインは普段使いしやすいシンプルなものが多く、つけっぱなしにできるネックレスをお探しの方にもおすすめなのはもちろんのこと、金属アレルギー対応のメンズネックレスをお探しの方にもおすすめです。価格も5000円程度から探すことが出来ます。
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