ハイブランドのピアスや、ダイヤモンドや真珠を使ったピアスは一生モノとして長く使いたいですよね。この記事では、一生モノとして使えるピアスを手掛ける人気のブランドを紹介します。
ピアスの基本知識について解説します。
耳に穴を開けて装着するアクセサリーである「ピアス」は、「穴を貫通させる」という意味の英語の動詞「pierce」が語源です。ただし、海外では「pierce」は穴を開ける行為それ自体を指し、アクセサリーそのものは「イヤリング(earrings)」と呼ばれます。日本語での「ピアス」はいわゆる和製英語となります。
日本では「イヤリング」というと、耳に穴を開けずに装着するアクセサリーを指します。そのため、日本における「イヤリング」もまた和製英語なので、外国の方と話す際には注意が必要です。なお、日本におけるイヤリングは英語では「clip-on」と言います。
ピアスは耳に開けるのが定番ですが、耳でも数か所開ける場所がある他、舌や鼻、へそなどにも穴を開けてピアスをつけることもできます。耳以外に身に着けるピアスは「ボディピアス」と呼ばれ、20世紀末頃からファッションの一環として流行しました。
ピアスは耳に穴を開ける位置でそれぞれ名前があります。
耳たぶ:イヤーロブ(EARLOBE)
耳珠(耳の穴の手前(頬側)にある三角形の軟骨):トレイガス(TRAGUS)
耳輪(耳の外周の軟骨):ヘリックス(HELIX)
ヘリックスの手前の平らな軟骨部分:アウターコンク(OUTER CONCH)
耳の穴のすぐ外側の軟骨:スナッグ(SNUG)
また、2ヶ所以上のピアスホールをひとつのピアスでつなぐことを「インダストリアル(INDUSTRIAL)」と呼びます。この中では穴を開ける際の痛みが少なく、大きなモチーフのピアスも着けられるイヤーロブが最も一般的です。
ピアスは古代エジプトの時代から身に着けられてきたアクセサリーですが、中世ヨーロッパの時代には片耳にだけ身に着けるのが主流でした。現代でもその頃に着けられていた意味合いが広く認識されており、左耳のピアスは「男らしさ・守る人」、右耳のピアスは「女らしさ・守られる人」を表しているとされています。
そのため、男性が右耳に、女性が左耳にピアスを身に着けると、同性愛者であると受け取られてしまうことがあります。
ピアスはつけ方や形状でたくさんの種類に分類されます。その中でもポピュラーなタイプを解説します。
「スタッドピアス」は、ピアスホールに通す真っすぐな軸(ポスト)と小さな留め具(キャッチ)の2つのパーツで耳に装着するピアスです。その構造から「キャッチ式ピアス」または「キャッチピアス」と呼ばれることもあります。
シンプルな作りなので着脱が簡単で、ピアスホールへの負担も少ないのが特徴です。大きさやモチーフを変えることで、雰囲気をガラッと変えることができます。小さいタイプは目立ちにくいので、オフィス用としても人気があります。
「フックピアス」は、ポストが釣り針のようなフック状になっている形状のピアスです。キャッチがないため、着脱が簡単で、スタッドピアスなどによくありがちなキャッチの紛失に悩まずに済みます。ただし、ピアスそのものが落ちてしまう可能性があります。
また、フックに装飾パーツが吊るされているためにモチーフが軽やかに揺れるので、柔らかく上品な雰囲気を演出することができます。モチーフが長く大きいものはエレガントな印象になり、小さいものは軽やかでスタイリッシュな印象になります。
「フープピアス」は、「フープ(HOOP)=輪」という名前の通り、輪っかの形状をしたピアスで、リングピアスとも呼ばれます。シンプルながら存在感があるので、耳元からスタイリッシュな華やかさが演出できます。
小さいものから大きいものまで様々なサイズがありますが、サイズにより印象が大きく変わるのが特徴です。大きめのものはエレガントさが強めでしっかりとした印象に、小さめのものは落ち着いた印象になります。
男性にも人気のある形状で、メンズブランドでの取り扱いも多いです。
「チェーンピアス」とは、名前の通りチェーン状のピアスで、長めのチェーンの先に細いバー状のパーツがついている製品が多いです。ピアスホールに通すチェーンの長さを変えることで印象を変えて楽しめます。アメリカンピアスとも呼ばれ、こちらの名称で覚えている方も多いです。
チェーンが耳元でユラユラと揺れる姿がとてもエレガントで、パーティーなどの華やかなシーン向きです。
自分用やプレゼント用でも、様々な選び方ができます。
ピアスを選ぶ際、一番大きいのは素材の違いでしょう。見た目はもちろん、素材次第で値段も大きく変わります。また、金属アレルギーがある場合にはその素材を避ける必要があります。
主に使われる素材には華やかな輝きを放つゴールド系、カジュアルな装いによく合って使いやすいものの劣化しやすいシルバー系、希少価値が高いものの変色や錆びに強いプラチナなどがあります。
ピアスのデザインは豊富で様々なデザインがありますが、モチーフの形や色合いで選ぶ方が多いです。
大きめのモチーフは存在感があり良く目立つため、身に着けた時に印象が大きく変わるので、モチーフのデザインはピアス選びでは一番大きな要素とも言えます。定番のリングやハート、星形以外にも四つ葉のクローバーや馬蹄形、動植物、幾何学模様など様々なモチーフがあります。
真珠やダイヤモンド、宝石を用いたモチーフも人気です。ポピュラーな真珠を使ったピアスは冠婚葬祭はもちろん、様々なイベントやちょっとしたお出かけにも使うことができ、とても便利です。カラフルな宝石や天然石のピアスなら、持っている服をイメージしつつ選ぶと良いでしょう。ネックレスとセットで買うのも人気です。
サイズも選ぶ際には重要なポイントになります。服装によってマッチするサイズがあるので、いろいろなサイズのピアスを持っていると便利です。
モチーフが小さければ控えめな演出となりますが、大きければ主張の強いエレガントな雰囲気になります。前者はオフィスやお出かけなどの普段使いに、後者はパーティーなどの華やかな場面で身に着けられることが多いです。
ピアスは普段使い以外にも、パーティーや冠婚葬祭などの服装規定があるような場面で身に着けることも多いので、その場に合わせたピアス選びをすることが重要です。
冠婚葬祭などのフォーマルな場面では真珠のピアスを身に着けるのが一般的ですが、比較的カジュアルなパーティーではゴージャスで大ぶりなモチーフがよく映える場合もあります。
また、ホテルのレストランなどのスマートカジュアルな装いが求められる場面ではダイヤモンドなどの主張しすぎない程度に輝くピアスがおすすめです。
ピアスをプレゼント用に選ぶ場合、当たり前ですが自分の趣味を押し付けるのではなく、渡す相手の好みや年代を考えて選んでみましょう。
普段よく会う相手ならばさりげなく服装をチェックしてみましょう。華やかなものを好む方や、シンプルなものを好む方など、人の好みは様々です。過去に一緒に撮った写真などを振り返ってみても良いでしょう。
かわいらしい服装が好みならかわいらしいモチーフのピアスを、落ち着いた服装が好みなら比較的シンプルなデザインで落ち着いた色合いのピアスが良いでしょう。
ピアスをなかなか選ぶことが出来ないときは、価格から選ぶのも手です。ピアスは膨大な種類がありますが、通販サイトなどで探す際は価格を絞るとぐっと探しやすくなります。
また、プレゼント用でも価格を考慮するのはとても大事なことです。友人などの知り合いに高価すぎるものを渡してしまうと相手が負担に感じてしまうかもしれません。過去にプレゼントを貰ったことのある相手ならば、同じ価格帯にするのがおすすめです。
信頼がおける有名ブランドから選ぶという方法もあります。ブランドによってデザインの特徴や価格帯があるので、好みのデザインや予算の限度がある場合には欲しいブランドを先に決めるとスムーズに決められます。
また、修理やクリーニングなどのアフターサービスもしっかりしているブランドであれば長く愛用することが出来ます。
自分用やプレゼント用でも、様々な選び方ができます。
ダイヤモンドのピアスを選ぶ際、ダイヤモンドのサイズによって値段はもちろん、与える印象やバランス感が変わります。比較的小柄な日本人は、華奢で小さいサイズのモチーフがよく似合いますが、ダイヤモンドが大きいと遠くから見たときのバランスが悪くなります。
また、普段使いする場合は小ぶりで邪魔になりにくいサイズがおすすめです。
一口にダイヤモンドと言っても、ダイヤモンドにはグレードがあり、「4C」と呼ばれる4点の評価基準があります。こだわる方はグレードの高いダイヤモンドジュエリーを選んでみましょう。
carat(カラット):宝石の質量(大きさや密度)を表す単位で、数字が大きいほど高価値となる
color(カラー):黄色みが少なく、無色透明なほど高価値。ただし、ブルーやピンクは希少価値が高い
cut(カット):カッティング技術を評価する基準
clarity(クラリティー):透明度を表し、傷や不純物が少なくて透明度が高いほど価値が高くなる
なお、ダイヤモンドを見ただけではグレードの判断が難しいので、製品に付属している鑑定書を確認しましょう。信頼できる鑑定書の発行機関では、GIA(ジェモロジカル・インスティテュート・オブ・アメリカ)や中央宝石研究所などが有名です。
ジュエリーを専門に扱う海外の人気ブランドを紹介します。ゴージャスなデザインで大ぶりのモチーフを持つピアスが多く、一生ものにピッタリです。
「ティファニー&カンパニー(Tiffany & Co.)」は、チャールズ・ルイス・ティファニー(Charles Lewis Tiffany)らによって1837年にアメリカ合衆国・ニューヨークで設立されました。高品質な宝飾品や銀などを使用した贈答用の製品で世界的に有名なジュエリーブランドです。
ティファニーのジュエリーはシンプルでエレガントなデザインが特徴的です。ダイヤモンド、パール、宝石などを使った幅広いジュエリーは、贈り物や特別な機会の記念品として非常に人気があります。また、「ティファニー・ブルー」と呼ばれる明るいターコイズブルーのジュエリーボックスが有名で、この色合いを用いたバッグなどのファッションアイテムも人気です。
「カルティエ(Cartier)」は、ルイ・フランソワ・カルティエ(Louis-François Cartier)によってフランス・パリで設立されたジュエリーブランドです。創業は1847年と歴史は長く、取り扱う製品は卓越した職人技術と洗練されたデザインに焦点を当てています。
カルティエのジュエリーは、クラシックで洗練されたスタイルが特徴で、カルティエの象徴的なデザインである「パンテール」(ヒョウ)のモチーフも有名です。高級ジュエリーや腕時計の分野で世界的に有名なブランドですが、香水やバッグなどのレザーグッズなども手掛けています。
また、カルティエの製品のデザインや包装に使用されている特徴的なディープレッドはブランドの独自性と品質の象徴にもなっています。
「ブルガリ(BVLGARI)」は、1884年にギリシャ系イタリア人のソティリオ・ブルガリ(Sotirio Bulgari)によってイタリア・ローマで創業された高級宝飾品ブランドです。ブルガリは高級宝飾店として開業しましたが、現在では腕時計や香水もとても有名になっています。
ブルガリの製品には、宝石の輝きと魅力、洗練されたデザイン、そして古代ローマの影響を感じさせるイタリアンエレガンスが結びついており、ラグジュアリー愛好家やファッション愛好家から高い評価を受けています。製品に用いられているヘビの頭部をあしらった意匠も有名です。
「ヴァンクリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)」は、エステル・アーペル(Estelle Arpels)とアルフレッド・ヴァンクリーフ(Alfred Van Cleef)によって、1906年にフランスのパリで設立された、ジュエリーと腕時計を扱う高級ブランドです。
手掛けるジュエリーは自然界や文化にインスパイアを受けた美しいモチーフやデザインで知られており、特にフラワーモチーフや動物モチーフが人気です。また、ジュエリーにはダイヤモンド、エメラルド、ルビー、サファイアなど、高品質で貴重な宝石が豊富に使用されています。
「ショパール(Chopard)」は、ルイ=ウリッシュ・ショパール(Louis-Ulysse Chopard)によって、1860年にスイスで創業され、現在は同国のジュネーヴに本社がある高級宝飾品と時計のブランドです。創業者から受け継いだ技術や独自の美学、高品質な素材へのこだわりが、製品に反映されています。
ショパールは、高品質の宝飾品、腕時計、香水、アクセサリーなどを手がけており、特に腕時計とジュエリーの分野で世界的な評価を受けています。ショパールの宝飾品は、上質な宝石と優れた工芸技術を組み合わせ、クラシックでありながらもモダンなスタイルの洗練されたデザインが特徴です。
「ショーメ(Chaumet)」は、マリー=エティエンヌ・ニトート・ショーメ(Marie-Étienne Nitot Chaumet)によって1780年にフランス・パリで創業された歴史あるジュエリーブランドです。ジュエリー以外にも腕時計が有名で、ティアラなどのハイジュエリーも手掛けています。
ショーメのジュエリーは優雅さを持つクラシックなデザインが特徴的で、パリの美学と宮廷文化からインスパイアを受けています。フラワーモチーフやリーフモチーフのジュエリーは、自然の美しさを表現するとともに、フランスのエレガントなスタイルを表現しています。
「ダミアーニ(Damiani)」は、エンリコ・ダミアーニ(Enrico Damiani)によって、1924年にイタリアのロンバルディア州、ヴィチェンツァで創業された高級宝飾品およびジュエリーのブランドです。
ダミアーニのジュエリーは、ダイヤモンドを使用したエレガントで洗練されたデザインが特徴的です。伝統的なイタリアンスタイルとモダンなエレガンスが見事に融合したもので、その製品には芸術的な要素が表れています。また、カラーグラデーションや様々な金の組み合わせを使用した、独自の個性も持っています。
また、ダミアーニのダイヤモンドは、高品質で美しい輝きを持っており、ダイヤモンド以外に使用される他の宝石や素材にも品質に厳格な基準を適用しています。
「ポメラート(Pomellato)」は、1967年にイタリアのミラノでピノ・ラボリーニ(Pino Rabolini)によって設立されたジュエリーブランドです。その洗練されたデザインと高品質な宝石が特徴です。
ポメラートのジュエリーは、宝石や天然石をふんだんに使ったものが多く、とてもカラフルです。特に宝石は丸みを帯びたカットが特徴で、かわいらしい見た目をしたものが多いです。また、デザインはミラノのクリエイティブな精神にインスパイアされ、モダンで型破りな美しさを体現しています。
「ブシュロン(Boucheron)」は、フレデリック・ブシュロン(Frédéric Boucheron)によって、1858年にフランスのパリで設立されたブランドで、高品質な宝飾品や腕時計、香水などを手掛けており、特にダイヤモンドを使用した装飾的な作品で知られています。
ブシュロンのデザインは、独自の美学と歴史的な影響を反映しており、自然界や文化からのインスパイアを受けた美しいモチーフが特徴です。フラワーモチーフや動物モチーフなど、ブランド独自のデザイン要素が多くの作品に見られ、洗練されたエレガンスが魅力です。
「ピアジェ(Piaget)」は、ジョルジュ・エドモンド・ピアジェ(Georges Edouard Piaget)によって、1874年にスイスのジュネーブ近郊のラ・コート=オー=フェ(La Côte-aux-Fées)で創業されたブランドです。当初は腕時計の製造に特化していましたが、後にジュエリーの製造にも進出しました。
ピアジェのジュエリーは、ダイヤモンドを使用した製品が多いですが、エレガントさとシンプルさが両立された洗練されたデザインとなっています。特に人気の「ポセション(Possession)」コレクションは、腕時計づくりのノウハウを生かした、部品の一部が回転するユニークな仕掛けを持っています。
「ジョージ・ジェンセン(Georg Jensen)」は、1904年にデンマークのコペンハーゲンでその名前を冠する創業者であるゲオルグ・ジェンセン(Georgはデンマーク語ではゲオルグと読む)によって創設されました。
元々創業者は銀細工師でシルバージュエリーが中心でしたが、現在は幅広い素材を使ったジュエリーを取り扱っています。シンプルでモダンなデザイン、高品質のシルバー素材、そして職人の手作業による細やかなデコレーションが人気で、日常の装いから特別なイベントまで幅広いシーンで愛用されています。
一生ものジュエリーとして人気なのが、高級ファッションブランドのアイテム。ピアスが人気なハイブランドを紹介します。
「シャネル(CHANEL)」は、言わずと知れたフランス発の高級ファッションブランドで、「ココ・シャネル」として知られるガブリエル・シャネル(Gabrielle Chanel)によって、1909年にフランスのパリで設立されました。その独自のデザインとエレガンスさで世界的に有名です。
シャネルはファッションアイテム、アクセサリー、香水、コスメティックスなど、幅広い製品カテゴリーを手掛けていますが、ジュエリーはゴールドとダイヤモンドを組み合わせたエレガントさの強いデザインを持つものです。また、ジュエリーでも香水で有名な「5」や、ロゴマークにも使われている「C」をかたどったものが多くあります。
「エルメス(Hermès)」は、ティエリー・エルメス(Thierry Hermès)によって、1837年にフランス・パリで設立されました。当初は馬具や乗馬用品の製造業者でしたが、その高品質な革製品で評判を築き、ファッションと宝飾品の分野にも進出して世界的なラグジュアリーブランドとして成長しました。
エルメスは、高級バッグ、レザーグッズ、アパレル、スカーフ、宝飾品、香水、ウォッチなど幅広く手掛けていますが、「バーキン(Birkin)」と「ケリー(Kelly)」と呼ばれるモデルのバッグが有名です。
ジュエリーではエルメスの「H」マークをかたどったものが人気で、シルバーやゴールド、ダイヤモンドを使ったシンプルかつエレガントなデザインが特徴的です。
「ディオール(Dior)」は、クリスチャン・ディオール(Christian Dior)によって、1946年にフランスのパリで設立された高級ファッションブランドです。ディオールは、第二次世界大戦後のファッション業界に新しい風を吹き込み、そのシンプルでエレガントなデザインスタイルで1950年代の「ニュールック」(New Look)として知られるファッションムーブメントを牽引しました。
ディオールはジュエリーも手掛けており、花や動物、太陽、星座などからインスパイアされたデザインや、「Dior」の文字をかたどったモチーフが特徴的で、シルバーやゴールド、ダイヤモンドをふんだんに使った、煌びやかさも相まって目を引くデザインのジュエリーが多いです。
「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、同名のデザイナーによって1854年にフランスのパリで設立された高級ファッションブランドです。
設立当初は高品質な旅行用トランクやバッグを製造しており、その耐久性とエレガントなデザインで一世を風靡しました。ブランドのLとV(ルイ・ヴィトンのイニシャル)が重なったロゴや、LとVに加えて星と花のマークが並んだ独特なモノグラムのデザインもよく知られています。
ジュエリーの製造も手掛けており、デザインもやはりLやV、星や花のマークがモチーフとなったペンダントが多く、煌びやかなジュエリーがとても人気です。
「サン・ローラン(SAINT LAURENT)」は、フイヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)によって1961年にフランス、パリのサン=ジャン=ド=リュズ地区に設立された高級ブランドです。サン・ローランはファッション業界に革命をもたらし、モダンな女性らしいスタイルを提供しました。
扱うアイテムはアパレルからアクセサリーまでファッション全般に亘りますが、特にタキシードジャケットが有名で、女性のファッションにも革新的な影響を与えました。デザインはシンプルでエレガントなデザインと、モダンなアートや文化、社会からの影響を融合させたもので、常にファッションの先駆けとして高く評価されています。
ジュエリーの特徴としては一般的にモダンでシックであり、エッジの効いたデザインが特徴です。サン・ローランのジュエリーは、洗練されたスタイルと高級感を持っており、ファッション愛好家にとって魅力的な選択肢となっています。
「プラダ(PRADA)」は、マリオ・プラダ(Mario Prada)によって、1913年にイタリアのミラノで設立された高級ファッションブランドです。ルイ・ヴィトン同様、手作りの皮革バッグや旅行用アクセサリーを製造・販売しており、その品質と技術力により、プラダはすぐに評判を得て、イタリア国内外で顧客の支持を受けました。現在ではレザーグッズ、ハンドバッグ、靴、アパレル、サングラス、香水など、幅広い製品を扱っています。
ジュエリーは、シルバーやゴールドを使ったシンプルかつモダンなデザインが特徴的で、象徴的なトライアングルのロゴをモチーフとしたペンダントもあります。
「ドルチェ&ガッバーナ(Dolce & Gabbana)」は、ドメニコ・ドルチェ(Domenico Dolce)とステファノ・ガッバーナ(Stefano Gabbana)によってイタリアのミラノで創業ファッションブランドです。イタリアの伝統的なファッションとシチリアのカルチャーにインスパイアを受けたエレガンスさと情熱さを持つデザインが特徴的です。
アパレル、ハンドバッグ、靴、サングラス、香水がメインですが、ジュエリーも手掛けており、デザインはシンプルなものからビビッドなものまで様々です。ブランド名の頭文字である「D」と「G」のモチーフも人気です。
「セリーヌ(CELINE)」は、セリーヌ・ヴィペンスティール(Céline Vipiana)によってフランスのパリで設立された高級ファッションブランドです。
最初は子供服専門店としてスタートしましたが、1960年代からは成人女性向けの服、バッグ、アクセサリーなども手掛けるようになり、高品質なレディースファッションブランドへと成長しました。
セリーヌが手掛ける製品はエレガントなデザインが多く、ジュエリーもゴールドを使用したきらびやかなデザインで、Cが2つ並んだモチーフのペンダントもあります。
「ボッテガ・ヴェネタ(Bottega Veneta)」は、1966年にイタリアのヴェネト地方のヴィチェンツァでミケーレ・タッデイとレンツォ・ゼンジアーロによって設立された高級ファッションブランドです。その洗練されたレザーグッズ、特に細長い革素材をメッシュ状に編み込んだ「イントレチャート」が世界的に知られています。
ボッテガ・ヴェネタが扱っているジュエリーは、シルバーやゴールド、宝石を使用した、モダンでクラシックなデザインが多く見られます。花や滴といった自然をイメージしたモチーフのついたかわいらしいジュエリーもあります。
「ヴァレンティノ(VALENTINO)は、ヴァレンティノ・ガラヴァーニ(Valentino Garavani)によって1957年にイタリア・ローマで設立された高級ファッションブランドです。現在では世界100ヵ国で展開しており、「イタリアのファッションの王様」とも呼ばれます。
手がけるファッションアイテムはエレガントさや、華やかな女性らしさが特徴的で、アクセサリーやバッグなど幅広く手掛けています。ジュエリーもゴールドやパールといったエレガントさが光る素材を使ったゴージャスなデザインです。ブランドのトレードマークである「V」マークのモチーフも人気です。
「バレンシアガ(BALENCIAGA)」は、クリストバル・バレンシアガ(Cristóbal Balenciaga)によって、1919年にスペインのサン・セバスティアンで設立された高級ファッションブランドです。その後、バレンシアガはフランスに拠点を移し、パリで国際的なファッションブランドとして成長しました。
バレンシアガの主要な製品には、アパレル、ハンドバッグ、靴、アクセサリーなどで、モダンでシンプルかつ斬新なデザインで、ストリートファッションの要素と高級感を組み合わせたスタイルが特徴的です。ジュエリーもブランドのファッションスタイルと調和するようなデザインが見られます。
「ロエベ(LOEWE)」は、1846年にエンリケ・ルオサ(Enrique Loewe Roessberg)によってスペインのマドリードで設立されました。ブランドは当初、高品質な革製品を手掛ける工房としてスタートし、現在ではスペインを代表するファッションブランドの一つとして成長しました。
ジュエリーもロエベのコレクションの一部として提供されており、革や金属などの異なる素材を使用し、独自のデザインやアート的な要素が取り入れられています。また、特徴的なLの文字を4つ組み合わせたモノグラムのモチーフも人気です。
「フェンディ(Fendi)は、アデーレとエドアルド・フェンディ(Adele and Edoardo Fendi)夫妻によって設立されたイタリア・ローマ発の高級ファッションブランドです。高品質な毛皮と革を使った製品の専門店としてスタートし、現在では幅広いファッションアイテムを手掛けています。
手掛けるアイテムはエレガントさが際立つデザインが特徴で、ジュエリーもファッションアイテムに合わせやすいきらびやかなデザインが目を引きます。また、「F」を2つ組み合わせたブランドロゴモチーフも人気です。
「グッチ(Gucci)」は、グッチオ・グッチ(Guccio Gucci)によって、1921年にイタリアのフィレンツェで設立されました。高品質な革製品、特に馬具や皮革製品を製造・販売から始まり、現在では、バッグ、靴、アパレル、サングラス、香水、時計、ジュエリーなど、取り扱う製品は幅広いラインナップとなっています。
ジュエリーのデザインにはクラシックな要素とモダンな要素が組み合わされており、ブランドの象徴である2つのGが重なったロゴがジュエリーにも取り入れられ、そのデザインはファッション愛好家にとって魅力的な選択肢となっています。
一生ものジュエリーと言えば、ダイヤです。ダイヤモンドのピアスを手掛けるブランドでも、超高級ブランドや、高品質なピアスを手掛けているブランドを紹介します。
「ハリー・ウィンストン(Harry Winston)」は、1932年にアメリカのニューヨーク市でハリー・ウィンストン(Harry Winston)によって創業された、世界的に有名な高級ジュエリーおよびダイヤモンドの専門ブランドです。
ハリーウィンストンの手掛けるジュエリーは、クラシックでエレガントなスタイルの高品質な製品が多く、特に大きなサイズのダイヤモンドを使用したジュエリーが有名です。
宝石を多数取り扱っていたことから生前創立者の顔写真は一切公開されることはなく、公開されても後ろ姿などのみであったという逸話も残っています。
「グラフ(GRAFF)」は、ローレンス・グラフ(Laurence Graff)によって1960年にイギリス・ロンドンで創業された高級ジュエリーブランドです。顧客には世界の王侯貴族からアメリカの大統領までおり、その存在は「21世紀のキング・オブ・ダイヤモンド」と称されています。
手掛けるジュエリーは、極上の大粒ダイヤモンドや、希少なカラーダイヤモンドを用いた非常に高価なアクセサリーが中心です。カスタムオーダーのオプションを提供しているため、顧客の個性や要望に合わせた特別なアイテムを制作できるのも魅力の一つです。
「ロイヤル・アッシャー(ROYAL ASSCHER)」は、ジョセフ・アイザック・アッシャー(Joseph Isaac Asscher)によって1854年にアムステルダム、オランダで設立された宝石会社です。1980年には永年にわたる功績と信頼に対してオランダの女王陛下より「ロイヤル」の称号を授けられ、世界で唯一「ロイヤル」の名を冠するブランドでもあります。
ロイヤル・アッシャーは、高品質のダイヤモンドや宝石を使用したジュエリーを製造しています。特にダイヤモンドのカット技術では独自のカット技法を持ち、ダイヤモンドの輝きと美しさを引き立てています。
「フォーエバーマーク(Forevermark)」は、ダイヤモンドの採掘や加工などを行うデビアス(De Beers)グループの一部として、2008年に設立されました。高品質なダイヤモンドを使ったジュエリーを生産しています。
フォーエバーマークの主要な製品には、ブライダルリング、ネックレス、ブレスレット、ピアスなどがあり、特にブライダルリングのコレクションは非常に人気が高く、フォーエバーマークのダイヤモンドは永遠の愛を象徴するために選ばれています。
ダイヤモンドの永遠の輝きを壮大な宇宙や星座で表現したコレクションや、流行に左右されないシンプルなデザインなどが特徴的です。
「ツツミ(TSUTSUMI)」は、1973年に埼玉県蕨市で創業したジュエリーブランドです。「ジュエリーツツミ」という名前に聞き覚えのある方も多いでしょう。ツツミのジュエリーは宝石の買い付けから製造・販売まで、すべて一貫して自社で行っており、高品質な製品を提供しています。
流行に左右されないシンプルで上品なデザインのジュエリーが多く、使いやすいものが多いです。また、傷がついてしまったものや古くなってしまったものにはクリーニングやリフォームの対応を行っており、アフターサービスも充実しています。
「ニューヨークからの贈り物」は、ニューヨークに拠点を置く「GFM & Company」が運営するジュエリーブランドで、販売しているジュエリーはブランド名の通り、すべてニューヨークから発送されています。
コストパフォーマンスの良いジュエリーが特徴で、価格は手頃ですが、独自のカット技術である「NYEC®(New York Exceptional Cut)」によって、「吸い込まれるような透明感のある奥行きある輝き」と「放たれる輝き」の美しさを両立した仕上がりとなっています。
冠婚葬祭などの場面で「一生」活躍する、真珠を使ったジュエリーを手掛けるジュエリーブランドを紹介します。
「ミキモト(Mikimoto)」は、アコヤ貝による真珠養殖を世界で初めて成功し、「真珠王」と呼ばれた御木本幸吉によって1899年3月に銀座で設立された高級ジュエリーブランドです。基本的には真珠を使用したジュエリーを扱っていますが、真珠を使わないアクセサリーも扱っています。
代表的な真珠を使ったジュエリーは、シンプルかつエレガントなデザインが特徴で、真珠の美しさが最大限に引き立つように設計されています。製品にはシルバー、ゴールド、プラチナなどの高級な素材も使用され、洗練されたデザインと伝統的な職人技術が組み合わさっています。
「タサキ(TASAKI)」は、1954年創業の兵庫県に本社を置く高級ジュエリーブランドです。ミキモトと並んで真珠を使用したジュエリーのブランドとして有名で、以前の社名である「田崎真珠」の名前をご存知の方も多いでしょう。
真珠を使ったジュエリーは、エレガントさとモダンさが光るデザインです。製品にはシルバー、ゴールド、プラチナはもちろん、様々な宝石も使われており、真珠と宝石を組み合わせたジュエリーも人気です。
「Isowa Pearl(イソワパール)」は、真珠を用いたジュエリーをメインに扱うブランドです。伊勢志摩(三重県志摩市)に拠点を置く「有限会社 磯和真珠商会」が運営しており、創業は1928年に真珠養殖場を開いたところまで遡ります。
柔らかい輝きを持つ淡水真珠を使ったアクセサリーをリーズナブルな価格で販売しており、冠婚葬祭や普段使い用の真珠ジュエリーを探している方におすすめです。真珠も定番の白から黒色真珠まで幅広く扱っており、個性的なデザインのジュエリーを見つけることもできます。
「三重県真珠加工販売協同組合(MPO)」は、三重県伊勢志摩に本拠を置く、40年の伝統を誇る真珠の加工販売会社の協同組合直販店です。「MPO」は三重県(Mie)・真珠(Pearl)・組合(Org)を表しています。
真珠業界における豊富な経験を持つプロが検品した高品質なジュエリーを生産しており、全商品に組合発行の証明書が付属しています。ジュエリーのデザインは多彩で、普段使いしやすいものから特別な日に身に着けるものまで幅広く販売しています。
「パール優美」は、1985年に三重県志摩市で株式会社パール優美が創業した真珠のジュエリーブランドです。豊富なあこや真珠、黒蝶真珠、南洋真珠のデザイン性豊かなアクセサリーを提供しています。
真珠養殖業者から直接買い付けているため、高品質な商品でありながら、コストパフォーマンスが魅力です。2017年には楽天市場の中から選ばれた約100店舗に授与される「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー」を受賞しています。ジュエリーのデザインは幅広く、普段の装いからフォーマルな場面まで対応しています。
安心・安全で高品質な国産ジュエリーブランドを紹介します。日本のブランドは手頃な価格のものが比較的多いですが、中でも一生ものとしておすすめできるブランドをピックアップしました。
「AHKAH(アーカー)」は、1997年に日本で誕生したジュエリーブランドです。現在では国内のみならず、中国やシンガポール、パリにも店舗を構えています。
シルバーやゴールドを基調とした、日本人によく似合う華奢で繊細なデザインのジュエリーが多いです。「本物の輝きを持つジュエリーをお手頃価格で作る」というコンセプトに合わせた高価すぎないジュエリーが多く、「プチジュエリーの先駆者」とも呼ばれます。
なお、ジュエリーはすべて国内で職人の手によってひとつずつ作られており、品質の高さも特徴の1つです。
「agete(アガット)」は、1990年に東京で創立されたジュエリーブランドです。「レトロでありながらモダン。クラシックでありながらファッション」をコンセプトとしており、時代に合わせつつも斬新なデザインが特徴的です。
シンプルなデザインのジュエリーもありますが、天然石を使ったジュエリーが多く、水晶やターコイズを使った神秘的なデザインが印象的です。また、様々な石や素材の持つ個性を活かすためにカットにもこだわり、独自のカット技法でもジュエリーの新しいスタイルを確立しています。
agateを展開する「A&S COMPANY」は、他にも手頃な価格の「NOJESS(ノジェス)」と、ダイヤモンドなどを扱う設定価格が高めの「BELLESIORA(ベルシオラ)」というブランドを手掛けています。
「オレフィーチェ(OREFICE)」は、東京・表参道に店舗を構えるジュエリーブランドです。鑑定士によってしっかり鑑定された宝石を使用した高品質なジュエリーを提供しています。また、購入後1年間は無料対応の保証があり、5年ごとに受けられる特別メンテナンスもあります。
手掛けるジュエリーの種類は幅広く、日常使い出来るものからブライダルリングまで様々です。宝石のカラット数の変更などのセミオーダーにも対応しており、自分の欲しいアクセサリーを購入することが出来ます。
「ESTELLE(エステール)」は、1954年、宝石研磨加工業として創業したジュエリーブランドです。日本国内を中心にベトナム、カンボジア、中国等海外を含めグループ会社全体で世界中に400以上の店舗を展開しています。
原材料の調達から販売まで全て自社で行う「製販一貫体制」によって高いクオリティと適切な価格を両立させたジュエリー製品を提供しています。シルバーを使った普段使いしやすいものから、ブライダルリングまで、様々な場面で身につけることの出来るジュエリーが揃っています。
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