卵にくぐらせて焼くだけで簡単に作れます
ピカタは、イタリア発祥の西洋料理です。肉(通常は子牛か鶏肉)をスライスし、小麦粉をまぶしてこんがりと焼き、レモン汁とバター、ケッパーで作ったソースをかけて食べる料理です。ケッパーとは、木のつぼみを酢漬けにした食品のことを指します。
イタリア語「piccata(ピッカータ)」は「平たく叩く」という意味で、ピカタに使われるお肉の薄さを表しています。
日本では、肉や魚に塩こしょうで下味をつけてから、小麦粉をまぶし、粉チーズを混ぜた溶き卵を絡ませてソテーにしたものを指します。日本で卵が高額だった時代は洋食レストランの定番メニューでしたが、現在では家庭料理として定着しています。ちなみに発祥地イタリアでは卵は使いません。
ピカタは揚げないので作るのがとっても簡単!そして、通常のソテーよりボリューミーで食べごたえ満点!
定番は肉や魚ですが、野菜も美味しく、なすが特におすすめです。なすのピカタは、外はサクサク、中はジューシーに仕上がります。
グルテンフリーのピカタでは、小麦粉を米粉で代用します。
また、乳製品フリーにするには、粉チーズの代わりにニュートリショナルイーストを使います。ニュートリショナルイーストは、チーズやナッツのような風味があるパウダー状の酵母で、ヴィーガン料理でよく使われます。
上手に作るコツは、米粉をまんべんなくきれいにまぶすこと。そのために、米粉をまぶす前にキッチンペーパーでなすの水けをとるのが大切です。
豆乳マヨを使って作るカロリーオフの甘いタレが、ピカタによく合います。
なす
2本(約200g)米粉
大さじ1★卵
1個★ニュートリショナルイースト
大さじ1★塩
ふたつまみ♡トマトケチャップ
大さじ2♡ウスターソース
小さじ1♡豆乳マヨネーズ
小さじ1オリーブオイル
大さじ2なすはへたを切り、幅1cmの斜め切りにし、水けを取ってから、米粉をまぶす。ボウルに★を混ぜ合わせ、卵液を作る。♡を混ぜ合わせ、ソースを作る。
フライパンにオリーブオイルを中火で熱し、1のなすを卵液にくぐらせ並べ入れる。ボウルに残った卵液も回し入れ、両面2〜3分ずつ焼き、火を通す。
器に盛り、ソースを添える。
本レシピではこちらの商品を使っています。
新潟産うるち米を使用した米粉です。料理やお菓子作りなど幅広く使用できます。1kgの徳用サイズなので毎日活用できるのも◎。
ニュートリショナルイーストは、チーズやナッツのような風味があるパウダー状の酵母で、チーズの代用食材として使われます。モラセス(糖蜜)で培養した酵母が原料となっています。ビタミンBが豊富に含まれています。
アメリカやイギリスなどの自然食品店では必ずといっていいほど販売されている人気のアイテムです。